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 ワンダースワンソフト「めざせ海賊王」プレイ日記第8回目です。
 おそらく物語も大詰め。偉大なる航路へと船を進めるべく、東の海最後の町ローグタウンへと向かいます。





■第6章 ローグタウン編■


6THステージ
『伝せつははじまった』
アーロンパークをふきとばしココヤシむらとナミを開ほうした一行は
『はじまりと終わりのまち』にたちよる・・・


 というわけで、次にルフィ達が向かうのはローグタウン
 公式サイトの文面を見る限り、このゲームは東の海編を再現したゲーム。東の海の冒険を締めくくるこのエピソードが、このゲームのラストステージとなるんだろう。
 最後の最後がスモーカー戦という「決着のつかない戦い」というのも微妙な気はするが、それはのちのち。


 海賊王ゴールド・ロジャーが生まれ、そして処刑された町。
 そんな場所に興味を持ったルフィは、ローグタウンへ向け船を進めていく。

 そういや、何気にローグタウンがある島の名前って明かされていない様な。ゲッコー諸島とかコノミ諸島とか、ファンブックで命名された島も多いのにね。
 ウォーターセブンみたいに、島一つに町一つだから分けて名づける必要がなかったんだろうか。

 ローグタウンへ到着した一行は、それぞれの要件を済ませるために別行動を取る。
 一方で町には、自らの頭が監獄へ連行された腹いせに、一人の女にカラむ海賊の姿もあった。

 たしぎ曹長の登場シーンでございます。
 そして絡んでる海賊、「ノーーっ!」という特徴的な語尾は原作に登場したコゼそのままなのですが、外見は残念ながらアルビダの手下の使いまわし。当たり前だけど。

 刀を抜き、海賊達を軽くあしらうたしぎ。そんな彼女の顔を見たゾロは、その容姿が彼の幼馴染、くいなにそっくりである事に驚くのだった。

 ゲーム中じゃ、今までくいなの回想なんて影も形もなかったけどね。そっくりさんの方が先に出て来てしまった。本人よりもモノマネタレントの方が先にブレイクしてしまった様な微妙な雰囲気に。


 しかしまあ、セリフとちょっとしたSEだけで物語が進む都合上仕方なくはあるのだけれど……

海賊「死んであの化け物に 伝えてくれよ!!」
海賊「おれたちァあいつのせいで
   グランドラインへ入るゆめも たたれちまったんだっつーノーっ!!」

 ズバン!!!

たしぎ「あ…とと いたっ」
たしぎ「あ…あれ…?」
ゾロ「おい これか?」
たしぎ「あ ご…ごめんなさい あ…ありがとうございますっ」
ゾロ「!!」

 という、原作の一言一句をそのまま再現したセリフであるが故に、これだけじゃ何が起きてるかサッパリ分からないわね。

 原作の知識を捨てて読むと、むしろたしぎが斬られた様にしか見えない
 絵やムービーが使えないんだから、伝わる様にセリフも弄った方がええんちゃうかな、やっぱ。



 ゾロがたしぎと出会った頃、ルフィは海賊王が死んだという処刑台を訪れていた。
 海賊王が死の間際に見た景色に、興奮を隠せないルフィ。その時、ローグタウンへと近づいて来る、一隻の船が存在した。

 船に乗るのはあのバギー
 第2章にてぶっ飛ばした赤っ鼻のアンチキショーが、満を持しての再登場である。

 小さなバギーの大冒険も、ルフィへの復讐を望む執念も何一つ語らず、サクッとルフィの公開処刑を開始しようとするバギー。なんて話の早いヤツだ。

 かなりの駆け足ながら、「おれは海賊王になる男だ」のくだりまでをセリフのみで消化。こっちはこっちで、セリフだけだと状況が丸っきり分からん。

 が、ここからはモージカバジが待つ島へと移動し、戦闘を行うという流れになるのだが、その戦闘にルフィは参加できない
 という事で、処刑寸前のルフィがバギーによって捕まっている、という状況に違いはないようだ。

 そして、モージやカバジに「手下の方をやれ」と命じたバギーのセリフ、および船長が処刑されそうだってのに、わざわざ自分からモージ達の島へ向かうゾロ達の謎の律義さからするに、モージ達を倒す事で初めてルフィを救う事ができるという事なんだろう。

 そんなんしてる内に絶対処刑終わっちゃうやん、とか突っ込んではいけない。なぜならコレはそういうゲームだから。

 ……にしても、こういう切迫した状況なのにBGMが普段と同じのほほんとした音楽なので、緊張感は皆無。ルフィの緊張感のなさを表した音楽だと思っておこう。




 モージのいる島へと向かうと、そこにはルフィ達の船を燃やそうとするモージの姿が。
 「船がそこにあるならゾロ達はこの島までどうやって移動して来たんだ」という疑問が浮かぶが、ぐっと突っ込みをこらえる。

 バトルに勝利すると、モージさんの「おれを倒してももうおそい、お前らの船長はとっくに処刑されてるはず」などというプレイヤーの気持ちを代弁した様な言葉に焦るウソップ。
 ルフィの居場所が分からないという事で、次はカバジの島を目指し、処刑が行われる場所を聞き出す事に。なんという悠長な

 しかし、そういや第2章でも、バギーの居場所を聞き出すためにカバジと戦ったなぁ。
 このゲームだと、カバジは情報マン的な扱いなんか? まあ仮にも参謀長だし、モージよりは情報持ってそうな感じはあるか。


 その後、モージに言われた通りカバジのいる島へと直行。

 ゾロに敗北したあの日から、カバジは再会の日を楽しみにしていたという。
 このゲーム、テキストは基本的に原作のセリフをそのまま使用しているので、こういうオリジナル会話は何気に貴重。
 しかも、カバジに少なからず「剣士」としての側面を見れる会話なので、個人的にはかなりグッド。
 「それじゃあ久しぶりに…見せてもらおうか 三刀流を!!」というセリフが中々に格好いい。
 まあ力量的にも、ゾロには眼中にも入れられてないんだけどね。

 バトルの方は1ターン目に先行を取られ、カバジの必殺技“一輪刺し”によってナミのHPが風前の灯火となる窮地を迎えるが、返しの攻撃でなんとか3人すべての攻撃をヒットさせ、辛くも勝利。
 本当にやるかやられるかのバランスだな……。

 ところで今回のバトル、こちらが並べたカードの数字は「5」「4」「5」と、かなり高い数字のカードを出していた。
 カードに書かれた数字の最大値は「5」なので、今回出したカードの合計値は限りなく最大に近いものである。

 ……にも関わらず、今回もまた先行の権利は相手側に奪われてしまった。
 これ、ひょっとすると、システム上は「合計値の高い方が先行」という事になっているが、実際の仕様としてはこちらの合計値を参照した上で、確率で先攻後攻が決まってるのか……?

 相手が出したカードの数字は見る事ができないので、どのぐらい大きな数字を使ってきてるのか分からないのよね。
 対人戦とCPU戦では処理の仕様が違うのとか、当時のゲームでは良くある事だし。



 というわけで、カバジ戦に勝利。
 「まだ とどかんのか…」と悔しがるカバジだが、どうやら彼はルフィの居場所を知らんらしい。
 幹部でも知らないって、一体どこで処刑してんだ……?

 アルビダにでも聞いてみろ、とのカバジの言をもとに、今度はアルビダのいる島へと向かう一行。
 普通に出て来るのか、アルビダ。ルフィとアルビダの再会シーンがなかったから、てっきりハブられたもんかと。
 しかしルフィを欠いた今アルビダに会ったところで、お互いに「誰だコイツ」って話になりそうだ。


 ……と思いながら向かった島だが、そこにはアルビダだけでなく、バギーの姿もあった。
 ルフィを仕留めようとするバギーを制し、ルフィに声をかけるアルビダ。
 スベスベの実を食べて生まれ変わったというアルビダは、ルフィが自分の男に相応しいか試すと言いながら、戦闘を仕掛けてくるのだった。

 …ていうか、ルフィここにおるんかい
 さっきカバジに盥回しにされたのは何だったのか、とか、「試してやる」と言われてもパーティにルフィ入れられないよ今、とか、気になる所は山積みである。

 
 アルビダとのバトルには、特に苦戦もなく勝利。やっぱ苦戦具合は、「相手の必殺技が出るかどうか」に依存してくるなぁ。

 どうもこちらのキャラの成長率が、ステージを越す毎の敵ステータスの上昇を上回りがちな本作において、通常攻撃で喰らうダメージなんて微々たるモノなのよね。
 それに対し必殺技はステータスに関係なく、技ごとに決まったダメージを与えるという仕様の様で。
 HPの伸びがそこまで大きくないキャラに関しては、一撃で瀕死に追い込まれてしまう事があり、結果苦戦しがちになる感じ。

 と言っても、相手が必殺技を撃つかどうかは完全に運なので、こっちに出来る事は「なるべく先行を奪い、相手にターンを寄越さずに倒す」というぐらいなのだけど。
 まあその先行を奪えるかどうかにも、上で言った様にかなり運が絡んでくるのだけれど。


 あ、ちなみに、せっかくアルビダが相手という事で「サンジは女性キャラクターに攻撃できるのか」を試してみたところ、普通に攻撃できました
 まあ変に原作再現しても、使い勝手が悪くなるだけだしね。

 バトルを終え、「さすがアタシのみこんだ だけのことはあるよ」とご満悦のアルビダ姐さん。
 まあ、ルフィ出てないんですけどね。
 
 ゾロ達の妨害を受けたバギーは、ルフィを連れ別の島へと移動してしまった。
 されるがままだな、ルフィ。

 ちなみにこの時に現れる島、配置が微妙に嫌らしく、ここまでの航海にロックパネルを使用していた場合、最悪航路が繋がらず辿りつけなくなるという詰みパターンが発生しかねないので、注意。
 アーロン編の反省を活かし、極力ロックパネルを置かない様にしていてよかった。

 
 島へと辿り着く頃には、どうやらバギーによる処刑は執行寸前。
 長々とあっちこっち行き来していたバギーだが、殺るとなったら行動は早いようで、ゾロ達が到着する頃には原作通り、ルフィの首へと刀を振り下ろす瞬間だった。

 「わりい おれ死んだ」のセリフと共に1枚絵が表示されるのは原作通り。
 ……なのだが、相変わらず「状況を把握しやすい様な工夫」を放棄した演出のおかげで、


ルフィ「わりい おれ死んだ」
ゾロ「バ…」
サンジ「バカなこというんじゃねェ!!!」 

 バリバリバリバリ ドドォーン!!!

アルビダ「……」
ルフィ「なははは やっぱ生きてた もうけっ」
バギー「く…クソゴムがァ! 公開しょけいなどと言わず
    ハデに殺してやるわぁ!」


 ……と、何でルフィが助かったのかすらよく分からない流れでバトルに突入する事に。

 しかもあの擬音のところ、セリフ横に表示される顔グラフィックのとこにはバギーの顔が表示されてたからね。
 一瞬、バギーの言語機能がトチ狂ったのかと本気で思った。焦った。



 バギーを倒すと、リッパー中佐……と同じ顔をした海兵さんが「大佐」と呼ばれる人物に声をかけるシーンが挟まれる。
 スモーカー大佐、初登場である。アイスはぶつけられなかった

 ロジャーと同じ様に、死刑台で笑った海賊・ルフィに注目したスモーカーさん。
 彼は自分の部下であるたしぎに、ルフィ達を絶対にこの町から逃がさない様に指示するのだった。

 ……まあ、このゲームのシステム上、町どころかとっくに別の島に移動してるし、逃がさないどころかこっちからわざわざたしぎの所へ出向かなきゃいけないんですけどね。


 思ったよりもバトルの多い章になっていたので、今回はここまで。
 次回、ローグタウン編完結へ。これにてゲームクリアとなるのか?


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