第851話
「10億の男 最強の3将星カタクリ」
【原作の対応話数】
87巻 第879話
もくじ
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想
・登場した技
・声の出演
【あらすじ】
風来 バーストの使用を成功させ、絶体絶命の窮地を脱したサニー号。だが一同は、ペドロを失った事に対する悲しみに消沈していた。私がもっと強ければ、と自らを責めるブルック。だがそんな彼らに、「心を乱すな」と、ジンベエは冷静に言い放つ。
無情とも思える彼の言葉に、怒りを露わにするブルック。だがジンベエの真意は、ペドロの覚悟に報いる事にあった。四皇のナワバリにおいて、緊張の糸を緩める事は死へと直結する。命を賭けて彼らを脱出させたペドロと、最強の将星を自ら引き受けたルフィ。一か八かの彼らの想いを無駄にしない為にも、今は進む時だ、と。
ジンベエの檄を受け、再び奮起した麦わらの一味。だがその背後からは、既に敵の艦隊が迫りつつあった。更にその中には、海の上を身ひとつで進む、ビッグ・マムの姿が。ペドロの自爆を受けてなお生き残ったペロスペローは、能力によって生み出したアメウミウシにより、ビッグ・マムの進む道を作り出していたのだ。
一方、カタクリを連れ鏡世界 へと飛び込んだルフィは、鏡を叩き割る事で退路を断ち、敵がサニー号へと侵入する経路を封じる。
カタクリを倒すべく、隙を与えぬ連続攻撃を繰り出すルフィ。だがその攻撃は、強力な見聞色により未来を見通すカタクリには通じず、全て避けきられてしまう。更にルフィ渾身の鷹銃乱打 さえも、モチモチの能力により数十に増やした腕により受け切られ、反撃を受けてしまう。
類似した能力を持ちながら、ルフィに出来ない事を可能にするカタクリは、能力においても速さにおいても圧倒的な格の違いを見せつけていく。
そんなカタクリに対し、ルフィはギア3を用いた「力」による攻撃を試みようとするのだった。
無情とも思える彼の言葉に、怒りを露わにするブルック。だがジンベエの真意は、ペドロの覚悟に報いる事にあった。四皇のナワバリにおいて、緊張の糸を緩める事は死へと直結する。命を賭けて彼らを脱出させたペドロと、最強の将星を自ら引き受けたルフィ。一か八かの彼らの想いを無駄にしない為にも、今は進む時だ、と。
ジンベエの檄を受け、再び奮起した麦わらの一味。だがその背後からは、既に敵の艦隊が迫りつつあった。更にその中には、海の上を身ひとつで進む、ビッグ・マムの姿が。ペドロの自爆を受けてなお生き残ったペロスペローは、能力によって生み出したアメウミウシにより、ビッグ・マムの進む道を作り出していたのだ。
一方、カタクリを連れ
カタクリを倒すべく、隙を与えぬ連続攻撃を繰り出すルフィ。だがその攻撃は、強力な見聞色により未来を見通すカタクリには通じず、全て避けきられてしまう。更にルフィ渾身の
類似した能力を持ちながら、ルフィに出来ない事を可能にするカタクリは、能力においても速さにおいても圧倒的な格の違いを見せつけていく。
そんなカタクリに対し、ルフィはギア3を用いた「力」による攻撃を試みようとするのだった。
【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、戦闘に入る前のルフィとカタクリの会話が追加。
カタクリを倒すと息巻くルフィを嘲笑う部下達を制しながら、カタクリがルフィの危険度を語るシーンが描かれた。またその上で、あくまでも自身にとってルフィが格下である事も語られている。
・鏡世界 突入直後の、ルフィとカタクリの戦闘シーンが追加。
様々な技を連続で繰り出しカタクリを襲うルフィだったが、「本気でよけようと思えば、永遠によけられる」とのカタクリの言葉通り、全ての攻撃を容易に受け流されてしまった。
・クー・ド・バーストによって飛んだサニー号が着水する際のシーンが追加。
・サニー号からいなくなったルフィを、チョッパーが探そうとするシーンが追加。またルフィが鏡世界へと突入した瞬間をキャロットのみが目撃しており、それをチョッパーに伝えている。
・ペドロの姿が見えない事に、ブルックが気づくシーンが追加。当初は彼が別行動に移ったものと勘違いしたブルックとチョッパーだったが、キャロットの反応により只ならぬ自体を察知。その後、ナミから事の顛末が伝えられている。
・ペドロの死を知ったブルックが、原作に比べより強く感情を露わにする様に変更。
ペドロと共に潜入作戦を行った際の事を回想しながら、自身がペロスペローに敗れサニー号を守り切れなかった事で、ペドロがその身を犠牲とした要因の一つとなってしまった事を悔やみ、拳を地に叩き付けながら涙を流した。
・ジンベエの檄を受けたブルックが、感情に任せて彼を罵ってしまった事を謝罪するセリフが追加。
・カタクリが“ゴムゴムの鷹銃乱打”を受けた際、周囲の部下達が「カタクリが押されている」と不安がる様に変更。
しかし実際にはカタクリに攻撃は全く届いていなかったため、すぐに態度を変えて得意気にカタクリの強さを称え始めている。
・カタクリに張り合う様に、ルフィが速度重視の攻防を挑むシーンが加筆。
周囲の部下達が目で追う事ができない程の戦いを繰り広げたが、カタクリを上回る事は出来なかった。
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、戦闘に入る前のルフィとカタクリの会話が追加。
カタクリを倒すと息巻くルフィを嘲笑う部下達を制しながら、カタクリがルフィの危険度を語るシーンが描かれた。またその上で、あくまでも自身にとってルフィが格下である事も語られている。
・
様々な技を連続で繰り出しカタクリを襲うルフィだったが、「本気でよけようと思えば、永遠によけられる」とのカタクリの言葉通り、全ての攻撃を容易に受け流されてしまった。
・クー・ド・バーストによって飛んだサニー号が着水する際のシーンが追加。
・サニー号からいなくなったルフィを、チョッパーが探そうとするシーンが追加。またルフィが鏡世界へと突入した瞬間をキャロットのみが目撃しており、それをチョッパーに伝えている。
・ペドロの姿が見えない事に、ブルックが気づくシーンが追加。当初は彼が別行動に移ったものと勘違いしたブルックとチョッパーだったが、キャロットの反応により只ならぬ自体を察知。その後、ナミから事の顛末が伝えられている。
・ペドロの死を知ったブルックが、原作に比べより強く感情を露わにする様に変更。
ペドロと共に潜入作戦を行った際の事を回想しながら、自身がペロスペローに敗れサニー号を守り切れなかった事で、ペドロがその身を犠牲とした要因の一つとなってしまった事を悔やみ、拳を地に叩き付けながら涙を流した。
・ジンベエの檄を受けたブルックが、感情に任せて彼を罵ってしまった事を謝罪するセリフが追加。
・カタクリが“ゴムゴムの鷹銃乱打”を受けた際、周囲の部下達が「カタクリが押されている」と不安がる様に変更。
しかし実際にはカタクリに攻撃は全く届いていなかったため、すぐに態度を変えて得意気にカタクリの強さを称え始めている。
・カタクリに張り合う様に、ルフィが速度重視の攻防を挑むシーンが加筆。
周囲の部下達が目で追う事ができない程の戦いを繰り広げたが、カタクリを上回る事は出来なかった。
【感想】
諸々の事情で、何だかんだと2週遅れの更新になってしまいました。
今週は原作もアニメもお休みなんで、出来ればさっさと追いつきたいところ。
と言っても、徐々に原作で既に感想を書いた話数に追いついて来ているので、正直オリジナルシーン以外に関しては触れる事も少なくなって来るのかもしれない。
>ルフィVSカタクリ
原作では鏡世界への突入→サニー号のシーン→カタクリとの戦闘シーンという流れになっていたため、突入直後のやり取りや戦闘の導入などは描かれていなかった。今回、アニメにおいてはその辺りが補完されている。
ルフィの危険度を冷静に認識しながらも、実力においては自身より遥かに「格下」であると断言するカタクリ。
この「格下」ってワードを出して来たところが、後の展開に繋がるワケですね。
猛攻をしかけるルフィに対し、全力で潰しにかかる事なく「避け」に徹しようとするのも、まだまだこの段階では、ルフィの実力や成長性をナメてかかっている感じもする。
戦闘シーンにおいては、鏡世界内での戦闘らしく、鏡に映った彼らの姿を描く事で戦闘を描写する演出なんかも使われている。特に“JETツイン銃”を使った時の、回避を行うカタクリの姿を映した鏡が攻撃の余波で割れるシーンなんかはちょっとお気に入り。
しかしこのオリジナルの戦闘描写、やっている事が全体的にドラゴンボールっぽい。
空中戦がえらく多いというか「君ら“月歩”でも使ってるの?」と思いたくなる程、空中での動きが妙に機敏だ。
空中で互いの攻撃を相殺させ、消えた様な速度で移動した次の瞬間にはまた拳を衝突させ……といった攻撃の応酬は、まさにDBのゲーム版とかでよく見るソレ。
「超」が終わってスタッフでも流れ込んで来たのか? いや、カッコいいから良いんですけどね。
>ペドロの死
ペドロが辿った末路を聞いたブルックとチョッパーが涙を流すシーン。特にブルックに顕著ですが、原作では「悲しみ」の感情が主だったのに比べ、アニメでは「怒り」の方が強く表れていた様に思える。
と言っても、ペドロが命を捨てるきっかけとなったペロスペローに対してではなく、船を守り切る事が出来なかった己の弱さに怒りを見せる辺りがブルックらしい。
普段が飄々とした存在なだけに、こう強く感情を露わにするシーンは中々にぐっと来るものがある。劇中で見せた感情の強さでいえば、ラブーンの事をルフィ達から聞いた時の次くらいにはなるんじゃないだろうか。
WCIでも共に行動し、一度は自らの囮役をも引き受けてくれた男。ブルックの生きた90年の月日から比べれば微々たる時間だが、彼にとってペドロは立派な「戦友」と呼べる人物だったのだと思う。
何より、ブルックは一度、共に過ごした仲間達が全滅するという経験を積んでいる。彼にとって仲間の死というのは、本来ならば何に代えても味わいたくない想いなのだ。
加えて、悲しみに呑まれる一味に檄を飛ばすジンベエの姿も熱い。ブルック同様、代理とはいえ一船の船長を務めた男。しかしその年季に関しては彼の方が一枚上手だったのか、他者を「守る」立場としての覚悟の強さゆえか。
とにかく、彼は冷静に、「今何をすべきか」を見据えていた。
タイガーを失った経験から、死んでいった人物が何を望んで逝ったのか、というのを強く意識していたのかもしれない。
また少々余談というか蛇足な話になるかもしれないが、視聴者や読者としても、このペドロの死を悲しむ一味の感情を共にしていた人が多いとは思う。
しかし、これはあくまでも麦わらの一味の視点に立った時のもの。これをビッグ・マム海賊団の視点に立ってみると、その印象はガラリと変わる。
5年前、ペドロはビッグ・マム海賊団のナワバリに侵入し、敗北した。これは“歴史の本文”の写しを手に入れるためのものであり、ペドロやゼポが仕掛けた戦いだった。言ってしまえば、この時のペドロ達はただの略奪者なのだ。
海賊に、それも四皇の一角にケンカを売った以上、本来ならばペドロに情けをかけてやる義理はない。この時点で、ペドロは殺されて当たり前の相手だった。それを、ペコムズの嘆願やペドロの心意気を買ったビッグ・マムは、全ての寿命を奪わずに彼を開放した。いうなれば、ペドロはビッグ・マムに対する借りすらもあったといえる。
にもかかわらず、ペドロは今回、再度ビッグ・マムのナワバリを訪れ、大立ち回りを演じた。挙句に自爆攻撃により、大戦力である長男を仕留めかけたのだ。ペロスペローの立場からしてみたら、「5年前の恩を忘れやがって」と思いたくもなる話だろう。
無論、キャロットにとってそんな事情は関係なく、ペロスペローはペドロの死のきっかけとなった忌まわしい存在。その生存に怒りや悲しみを覚えるのも自然な事だ。
そしてこれは、海賊の戦い。仮に過去、情けをかけられた相手とはいえ、今更ペドロに行動を躊躇する義理などない。彼が目的のために命を賭し、ビッグ・マム海賊団に改めて損害を与えた事も、責められる様な事ではない。
ただ、視聴者の皆は忘れないであげてね。ペロスペローさん、実はそこまで悪い事してないよ、って。
ブルック達にも、何回も見逃すチャンス与えてたし。
>チョコレート大臣・ローラ
今はビッグ・マムのもとを抜け出して求婚の旅に出たローラですが、元はWCIのチョコレート大臣だったそうで。
「菓子作りが得意」とか、現実の婚活じゃアピールになりそうだけど、ワンピースの世界ではそうはいかなかった様だ。
……いや、あの子の場合、謎の押しの強さが原因だな。
WCIの34の島々にそれぞれ配置された大臣達がどんな仕事をするのかよく分からないけど、大臣不在の状態でも島の統治は成立するのね。戦闘員とは言い難いシフォンも大臣職を務めている辺り、戦闘力が重要な役職でもなさそうだし。
建物まで食べ物で出来てるくらいだし、その生成の管理も大臣の仕事なんだろうけど。プリンはカカオ島の建物に使われるチョコを作ってたみたいだし、名前は継がずとも実質的な役割は彼女が担ってる感じなのかな。
……というか、チョコレート大臣の襲名にチョコ作りの腕が必要なら、他の大臣達も皆そろって料理上手なのか? カタクリとかも?
あの人、ハクリキタウンの粉大臣って役職だけど、小麦粉を練った菓子作りが得意なのかな……。やっぱアレかな、得意料理。アレだよなきっと。
>ルフィVSカタクリ Part2
ルフィの“鷹銃乱打”に対し、モチの能力によって生み出した無数の腕で応戦するカタクリ。
ごめん、正直、妖怪か何かに見える。千と千尋の神隠しに出て来た、釜爺みたいだ。
見た目はシュールだが、理にかなった攻撃方法なのは確か。手数で上回り、拳の速度も勝っているのだから、同じ連打技を繰り出す限りルフィが敵う道理はない。
その上カタクリには次に相手が繰り出す技が事前に分かるのだから、常にレベルの高い同じ技を充てて行く事が出来てしまう。もはや反則級ですね。
しかしまあ、覇気入りの乱打をあそこまで受け続けて立ち上がれるルフィもスゴい。
原作においても読者から「ちょっとタフすぎでは」なんて声も聞こえていたが、アニメではカタクリすらもそのタフさに言及していた。
まあ、心を折らないのがルフィの強みでもあるからね。諦めない限り、何度でも立ち上がれるってもんです。
速度においても手数においても、全く敵わないカタクリ。そんな強敵を相手に、次は「ギア」を変え力で勝負……といったところで今回は締めに。
次回分はすでに放送済みのタイミングだけど、出来れば853話の放送前に更新したいところ。
諸々の事情で、何だかんだと2週遅れの更新になってしまいました。
今週は原作もアニメもお休みなんで、出来ればさっさと追いつきたいところ。
と言っても、徐々に原作で既に感想を書いた話数に追いついて来ているので、正直オリジナルシーン以外に関しては触れる事も少なくなって来るのかもしれない。
>ルフィVSカタクリ
原作では鏡世界への突入→サニー号のシーン→カタクリとの戦闘シーンという流れになっていたため、突入直後のやり取りや戦闘の導入などは描かれていなかった。今回、アニメにおいてはその辺りが補完されている。
ルフィの危険度を冷静に認識しながらも、実力においては自身より遥かに「格下」であると断言するカタクリ。
この「格下」ってワードを出して来たところが、後の展開に繋がるワケですね。
猛攻をしかけるルフィに対し、全力で潰しにかかる事なく「避け」に徹しようとするのも、まだまだこの段階では、ルフィの実力や成長性をナメてかかっている感じもする。
戦闘シーンにおいては、鏡世界内での戦闘らしく、鏡に映った彼らの姿を描く事で戦闘を描写する演出なんかも使われている。特に“JETツイン銃”を使った時の、回避を行うカタクリの姿を映した鏡が攻撃の余波で割れるシーンなんかはちょっとお気に入り。
しかしこのオリジナルの戦闘描写、やっている事が全体的にドラゴンボールっぽい。
空中戦がえらく多いというか「君ら“月歩”でも使ってるの?」と思いたくなる程、空中での動きが妙に機敏だ。
空中で互いの攻撃を相殺させ、消えた様な速度で移動した次の瞬間にはまた拳を衝突させ……といった攻撃の応酬は、まさにDBのゲーム版とかでよく見るソレ。
「超」が終わってスタッフでも流れ込んで来たのか? いや、カッコいいから良いんですけどね。
>ペドロの死
ペドロが辿った末路を聞いたブルックとチョッパーが涙を流すシーン。特にブルックに顕著ですが、原作では「悲しみ」の感情が主だったのに比べ、アニメでは「怒り」の方が強く表れていた様に思える。
と言っても、ペドロが命を捨てるきっかけとなったペロスペローに対してではなく、船を守り切る事が出来なかった己の弱さに怒りを見せる辺りがブルックらしい。
普段が飄々とした存在なだけに、こう強く感情を露わにするシーンは中々にぐっと来るものがある。劇中で見せた感情の強さでいえば、ラブーンの事をルフィ達から聞いた時の次くらいにはなるんじゃないだろうか。
WCIでも共に行動し、一度は自らの囮役をも引き受けてくれた男。ブルックの生きた90年の月日から比べれば微々たる時間だが、彼にとってペドロは立派な「戦友」と呼べる人物だったのだと思う。
何より、ブルックは一度、共に過ごした仲間達が全滅するという経験を積んでいる。彼にとって仲間の死というのは、本来ならば何に代えても味わいたくない想いなのだ。
加えて、悲しみに呑まれる一味に檄を飛ばすジンベエの姿も熱い。ブルック同様、代理とはいえ一船の船長を務めた男。しかしその年季に関しては彼の方が一枚上手だったのか、他者を「守る」立場としての覚悟の強さゆえか。
とにかく、彼は冷静に、「今何をすべきか」を見据えていた。
タイガーを失った経験から、死んでいった人物が何を望んで逝ったのか、というのを強く意識していたのかもしれない。
また少々余談というか蛇足な話になるかもしれないが、視聴者や読者としても、このペドロの死を悲しむ一味の感情を共にしていた人が多いとは思う。
しかし、これはあくまでも麦わらの一味の視点に立った時のもの。これをビッグ・マム海賊団の視点に立ってみると、その印象はガラリと変わる。
5年前、ペドロはビッグ・マム海賊団のナワバリに侵入し、敗北した。これは“歴史の本文”の写しを手に入れるためのものであり、ペドロやゼポが仕掛けた戦いだった。言ってしまえば、この時のペドロ達はただの略奪者なのだ。
海賊に、それも四皇の一角にケンカを売った以上、本来ならばペドロに情けをかけてやる義理はない。この時点で、ペドロは殺されて当たり前の相手だった。それを、ペコムズの嘆願やペドロの心意気を買ったビッグ・マムは、全ての寿命を奪わずに彼を開放した。いうなれば、ペドロはビッグ・マムに対する借りすらもあったといえる。
にもかかわらず、ペドロは今回、再度ビッグ・マムのナワバリを訪れ、大立ち回りを演じた。挙句に自爆攻撃により、大戦力である長男を仕留めかけたのだ。ペロスペローの立場からしてみたら、「5年前の恩を忘れやがって」と思いたくもなる話だろう。
無論、キャロットにとってそんな事情は関係なく、ペロスペローはペドロの死のきっかけとなった忌まわしい存在。その生存に怒りや悲しみを覚えるのも自然な事だ。
そしてこれは、海賊の戦い。仮に過去、情けをかけられた相手とはいえ、今更ペドロに行動を躊躇する義理などない。彼が目的のために命を賭し、ビッグ・マム海賊団に改めて損害を与えた事も、責められる様な事ではない。
ただ、視聴者の皆は忘れないであげてね。ペロスペローさん、実はそこまで悪い事してないよ、って。
ブルック達にも、何回も見逃すチャンス与えてたし。
>チョコレート大臣・ローラ
今はビッグ・マムのもとを抜け出して求婚の旅に出たローラですが、元はWCIのチョコレート大臣だったそうで。
「菓子作りが得意」とか、現実の婚活じゃアピールになりそうだけど、ワンピースの世界ではそうはいかなかった様だ。
……いや、あの子の場合、謎の押しの強さが原因だな。
WCIの34の島々にそれぞれ配置された大臣達がどんな仕事をするのかよく分からないけど、大臣不在の状態でも島の統治は成立するのね。戦闘員とは言い難いシフォンも大臣職を務めている辺り、戦闘力が重要な役職でもなさそうだし。
建物まで食べ物で出来てるくらいだし、その生成の管理も大臣の仕事なんだろうけど。プリンはカカオ島の建物に使われるチョコを作ってたみたいだし、名前は継がずとも実質的な役割は彼女が担ってる感じなのかな。
……というか、チョコレート大臣の襲名にチョコ作りの腕が必要なら、他の大臣達も皆そろって料理上手なのか? カタクリとかも?
あの人、ハクリキタウンの粉大臣って役職だけど、小麦粉を練った菓子作りが得意なのかな……。やっぱアレかな、得意料理。アレだよなきっと。
>ルフィVSカタクリ Part2
ルフィの“鷹銃乱打”に対し、モチの能力によって生み出した無数の腕で応戦するカタクリ。
ごめん、正直、妖怪か何かに見える。千と千尋の神隠しに出て来た、釜爺みたいだ。
見た目はシュールだが、理にかなった攻撃方法なのは確か。手数で上回り、拳の速度も勝っているのだから、同じ連打技を繰り出す限りルフィが敵う道理はない。
その上カタクリには次に相手が繰り出す技が事前に分かるのだから、常にレベルの高い同じ技を充てて行く事が出来てしまう。もはや反則級ですね。
しかしまあ、覇気入りの乱打をあそこまで受け続けて立ち上がれるルフィもスゴい。
原作においても読者から「ちょっとタフすぎでは」なんて声も聞こえていたが、アニメではカタクリすらもそのタフさに言及していた。
まあ、心を折らないのがルフィの強みでもあるからね。諦めない限り、何度でも立ち上がれるってもんです。
速度においても手数においても、全く敵わないカタクリ。そんな強敵を相手に、次は「ギア」を変え力で勝負……といったところで今回は締めに。
次回分はすでに放送済みのタイミングだけど、出来れば853話の放送前に更新したいところ。
【登場した技】
・ゴムゴムのJET銃
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが、モチの能力によって技を模倣したカタクリの拳によって阻まれた。
・ゴムゴムのJETツイン銃
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
その拳圧によって鏡世界 内の鏡を叩き割ったが、カタクリには容易く回避された。
・ゴムゴムの鷹 ライフル
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
武装色を纏った拳によって攻撃を放ったが、回避されている。
・ゴムゴムの鷲 バズーカ
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが他の技同様、避ける事に専念したカタクリに攻撃を当てる事は出来なかった。
・ゴムゴムの鷹斧
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
カタクリとの戦闘にて使用した、武装色とギア2を併用した“ゴムゴムの斧”。
背後からの奇襲を狙ったが、カタクリの見聞色の覇気によって回避された。
・ゴムゴムの鷹銃乱打
使用者:ルフィ
カタクリとの戦闘にて使用。
“ゴムゴムの鷹斧”使用時に巻き上がった土煙に隠れる様にして、不意を突く形で使用された。
しかし未来を予見するカタクリには策が見抜かれており、モチモチの能力によって生み出した無数の腕により技を模倣され、反撃を喰らってしまった。
技の使用及び反撃を受けるシーンは原作においても存在しているが、“ゴムゴムの鷹斧”を併用した策に関してはアニメのオリジナル要素となっている。
・アメウミウシ
使用者:ペロスペロー
ペロスペローが能力によって生み出した、海を動くウミウシ型のキャンディ。
これによってビッグ・マムが歩く足場を作り出し、遠方へと逃げたサニー号の追跡を可能にした。
・ゴムゴムの鷹 スタンプ
使用者:ルフィ
カタクリとの戦闘にて使用。
カタクリの速度に張り合う様にして放たれたが、やはりカタクリに攻撃を当てる事は出来なかった。
・ゴムゴムのJET
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが、モチの能力によって技を模倣したカタクリの拳によって阻まれた。
・ゴムゴムのJETツイン
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
その拳圧によって
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
武装色を纏った拳によって攻撃を放ったが、回避されている。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが他の技同様、避ける事に専念したカタクリに攻撃を当てる事は出来なかった。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
カタクリとの戦闘にて使用した、武装色とギア2を併用した“ゴムゴムの斧”。
背後からの奇襲を狙ったが、カタクリの見聞色の覇気によって回避された。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
カタクリとの戦闘にて使用。
“ゴムゴムの鷹斧”使用時に巻き上がった土煙に隠れる様にして、不意を突く形で使用された。
しかし未来を予見するカタクリには策が見抜かれており、モチモチの能力によって生み出した無数の腕により技を模倣され、反撃を喰らってしまった。
技の使用及び反撃を受けるシーンは原作においても存在しているが、“ゴムゴムの鷹斧”を併用した策に関してはアニメのオリジナル要素となっている。
・アメウミウシ
使用者:ペロスペロー
ペロスペローが能力によって生み出した、海を動くウミウシ型のキャンディ。
これによってビッグ・マムが歩く足場を作り出し、遠方へと逃げたサニー号の追跡を可能にした。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
カタクリとの戦闘にて使用。
カタクリの速度に張り合う様にして放たれたが、やはりカタクリに攻撃を当てる事は出来なかった。
【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ゼウス
ナポレオン・・・・水島裕
プロメテウス
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
プリン・・・・・・沢城みゆき
キャロット・・・・伊藤かな恵
シフォン・・・・・久川綾
カタクリ・・・・・杉田智和
ペロスペロー・・・内田夕夜
パウンド・・・・・菊池正美
部下・・・・・・・川原慶久 新井良平
荒井聡太 千葉俊哉
坂井易直 戸松拳也
宮園拓夢
ナレーション・・・大場真人
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ゼウス
ナポレオン・・・・水島裕
プロメテウス
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
プリン・・・・・・沢城みゆき
キャロット・・・・伊藤かな恵
シフォン・・・・・久川綾
カタクリ・・・・・杉田智和
ペロスペロー・・・内田夕夜
パウンド・・・・・菊池正美
部下・・・・・・・川原慶久 新井良平
荒井聡太 千葉俊哉
坂井易直 戸松拳也
宮園拓夢
ナレーション・・・大場真人