第855話
「死闘決着!? カタクリ怒りの覚醒」
【原作の対応話数】
88巻 第882話~第883話
もくじ
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想
・登場した技
・声の出演
【あらすじ】
カタクリの土竜を用いた連続攻撃から、辛くも逃れ続けるルフィ。覇気を纏った攻撃も通用せず、未来視により避ける方向も読まれてしまい、ルフィは徐々に追い詰められていた。
更にカタクリは、覚醒したモチモチの実の能力により、周囲の地面や壁をもモチと化し、ルフィの身動きを封じる作戦に出る。頼みのギア4さえも発動を読まれ、覚醒した能力の前に使用すらも阻まれてしまう。
やがて戦闘が長引き、“おやつの時間 ”に遅れる事にイラ立ったカタクリは、ルフィを窒息死させるべく、周囲の壁や天井をモチと化し押し潰す事で、勝負に決着をつけるのだった。
ホールケーキアイランドではモンドールやニワトリ伯爵が、来るはずのナワバリウミウシからの位置情報が伝わらない事に違和感を抱いていた。
宿敵ペドロが、命を賭して守った一味。ニワトリ伯爵はこの場に来て、麦わらの一味の危険度を再認識する。格下の海賊と甘く見積もろうとするモンドールに、今一度気を引き締め、艦隊の配備を見直す事を説いた。
ジェルマ王国へと踏み込んだヌストルテ達は、今もジェルマ66との激戦を繰り広げていた。各々の奥義を用い、ジェルマとの決着に終止符を打とうとするヌストルテ達。だが、最後に勝利を収めたのはジェルマ66だった。
ヌストルテらの率いる1万の兵を打ち倒し、未だ余裕の表情を見せるジェルマ66。ニジはヌストルテの声色を用いてモンドールに連絡を取ると、麦わらの一味の所在を聞き出す。彼らの生存を確認すると、イチジは何処かの目的地へと艦を出す様、命ずるのだった。
カタクリの土竜を用いた連続攻撃から、辛くも逃れ続けるルフィ。覇気を纏った攻撃も通用せず、未来視により避ける方向も読まれてしまい、ルフィは徐々に追い詰められていた。
更にカタクリは、覚醒したモチモチの実の能力により、周囲の地面や壁をもモチと化し、ルフィの身動きを封じる作戦に出る。頼みのギア4さえも発動を読まれ、覚醒した能力の前に使用すらも阻まれてしまう。
やがて戦闘が長引き、“
ホールケーキアイランドではモンドールやニワトリ伯爵が、来るはずのナワバリウミウシからの位置情報が伝わらない事に違和感を抱いていた。
宿敵ペドロが、命を賭して守った一味。ニワトリ伯爵はこの場に来て、麦わらの一味の危険度を再認識する。格下の海賊と甘く見積もろうとするモンドールに、今一度気を引き締め、艦隊の配備を見直す事を説いた。
ジェルマ王国へと踏み込んだヌストルテ達は、今もジェルマ66との激戦を繰り広げていた。各々の奥義を用い、ジェルマとの決着に終止符を打とうとするヌストルテ達。だが、最後に勝利を収めたのはジェルマ66だった。
ヌストルテらの率いる1万の兵を打ち倒し、未だ余裕の表情を見せるジェルマ66。ニジはヌストルテの声色を用いてモンドールに連絡を取ると、麦わらの一味の所在を聞き出す。彼らの生存を確認すると、イチジは何処かの目的地へと艦を出す様、命ずるのだった。
【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・前回ラストで使用されたカタクリの“モチ突き”を、ルフィが伸ばした足で壁を蹴る事で回避している。
その後、再度放たれた“モチ突き”に対し、ルフィは“鷹 ツイン銃 ”で対抗。武装硬化された左腕でカタクリの土竜を止め、右腕で攻撃を仕掛けるが、これはカタクリの手に受け止められている。
・カタクリが掴んだルフィの腕を振り回し、身体を壁面へと叩き付けている。更に土竜による追撃を繰り出すが、ルフィは土竜の刃と刃の間に身体を滑り込ませる事で回避した。
・カタクリが見聞色により、ルフィの動きを読む描写が加筆。
だが結果として、ルフィにはゴムの弾力を利用し身体を縮ませる事で回避されてしまっている。
・その他、ルフィと土竜を用いたカタクリが戦闘を行うシーンが多数追加。
・ルフィが“ゴムゴムの灰熊 コークスクリュー銃 ”というオリジナル技にて、カタクリの両腕を使用した“モチ突き”と激突するシーンが追加。
だが最後には押し負け、吹き飛ばされてしまった。
・ルフィの「避けた方に確実に攻撃が来る」というセリフが、「逃げた方に~」に変更。
またその直前に、「覇気を使っても当たらねェ、覇気を使わなくても当たらねェ」というセリフが追加。
・カタクリの「ストレスだ」というセリフの後、原作ではすぐに“流れモチ”を使用していたが、アニメでは伸ばした腕で土竜による攻撃を繰り出すシーンが追加。(土竜に回転は加えておらず、“モチ突き”とは異なる。)
ルフィはこれを回避し、土竜を奪おうと試みるが失敗している。
・カタクリが頭上で土竜を振り回し、ルフィを挑発する描写が追加。
・カタクリの“モチ突き”を回避したルフィが、“ゴムゴムの鷲 バズーカ”で応戦するシーンが追加。
しかし攻撃した際の腕を、モチと化したカタクリの右腕に巻き取られ、身動きを封じられてしまった。
そのまま地面に押さえつけられ、土竜にて貫かれそうになるが、伸ばした両足でカタクリの背後から土竜の柄を掴む事で危機を凌いでいる。
その後、拳で地面を叩き割り体勢を崩す事で、捕らわれた状態から脱出した。
・カタクリが覚醒したモチモチの実の技を使用した際、ドフラミンゴとの戦闘シーンの回想が追加。
ドフラミンゴが「覚醒」という概念の解説を行うシーンや、実際に周囲の建物や地面を糸に変えたシーンが使われている。
・ルフィが壁にかけられた鏡を掴み、モチへと変わった地面から離れようとするシーンが追加。しかし空中にまで押し寄せるモチに捕らえられている。
またこの際、カタクリはこの技を「コシと粘りでお前を捕らえて離さん」と解説している。
・“流れモチ”によってルフィを捕らえたカタクリが、「このまま斬り刻むか、モチの中に埋めて窒息させるか、お前ならどう死にたい?」と問いかけるセリフが追加。
これに対し、ルフィは「おれは死なねェ!」と返している。
・モンドールのセリフの内、「石を投げればウミウシに当たる程の~~航行するなど不可能」という部分が削除。
・号泣するペコムズに対する、ニワトリ伯爵の「痛み入る」というセリフが、「痛み入~る」と語尾を伸ばす言い方に変更。
・ニワトリ伯爵によるペドロの回想が、原作ではホールケーキ城にてブルックの囮としてタマゴ男爵と戦った時のものだったが、アニメでは5年前に自身の目を抉ったシーンおよび死の間際のシーンとなっている。
後者はニワトリ伯爵が目にしていないシーンであるため、ニワトリ伯爵自身の回想ではなく演出上の回想であると思われる。
・モンドールのもとに、カスタードからの通信が入るシーンが削除。
・原作では名前のみの登場だったカスタードが正式に登場した他、シャーロット家の第6女である事が明らかとなった。
また原作ではベッジ達の船を見失っていたカスタードの艦隊が、アニメではベッジの後方にまで迫っている。
・ベッジとカスタードの海戦シーンが追加。
カスタードの艦隊からの砲撃に対し、ベッジがノストラ・カステロ号の急速旋回機能を用い、主砲によるカスタードへの反撃を繰り出している。これにより、20番および25番のタルト軍艦に被害をもたらした。
その隙を突き、ベッジ達は艦隊の射程圏内からの離脱を果たしている。
・ジェルマ王国での、イチジとドスマルシェ、ニジとヌストルテの戦闘シーンがそれぞれ追加。
・ドスマルシェは“ドスマル奥義”なる技でイチジに対抗。またヌストルテに関しても、“竜巻デコレーション”という技を披露している。(使用技の欄を参照)
・ニジがヌストルテの声色を用いてモンドールに電伝虫をかける際、ヌストルテの喉元を掴んだ左腕が七色の流動的な光を放っている様子が追加。
科学力により相手の声色を盗む仕組みと関係があるものと思われる。
・ニジとモンドールの通信が終了した際、レイジュが「ルフィ君達、無事な様ね」と言うセリフが追加。
またイチジが「艦を出せ」と言った際には、レイジュ、ニジ、ヨンジが「了解」と応えるセリフが追加。
・ルフィとカタクリの戦闘を、3人のパティシエが険しい顔で見守る描写が加筆。またこの際、彼らが持つ時計は3時30分を指している。
(その後、“加々身モチ”でルフィを潰した後にカタクリが自身の時計を見るシーンでは、3時40分を指している)
・カタクリが“加々身モチ”を使用した際、頂点に乗せるミカン型のモチを作り出す際に「仕上げだ」というセリフが追加。
・「やがて楽になる」というカタクリのセリフの後に、「さらばだ、麦わら」というセリフが追加。
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・前回ラストで使用されたカタクリの“モチ突き”を、ルフィが伸ばした足で壁を蹴る事で回避している。
その後、再度放たれた“モチ突き”に対し、ルフィは“
・カタクリが掴んだルフィの腕を振り回し、身体を壁面へと叩き付けている。更に土竜による追撃を繰り出すが、ルフィは土竜の刃と刃の間に身体を滑り込ませる事で回避した。
・カタクリが見聞色により、ルフィの動きを読む描写が加筆。
だが結果として、ルフィにはゴムの弾力を利用し身体を縮ませる事で回避されてしまっている。
・その他、ルフィと土竜を用いたカタクリが戦闘を行うシーンが多数追加。
・ルフィが“ゴムゴムの
だが最後には押し負け、吹き飛ばされてしまった。
・ルフィの「避けた方に確実に攻撃が来る」というセリフが、「逃げた方に~」に変更。
またその直前に、「覇気を使っても当たらねェ、覇気を使わなくても当たらねェ」というセリフが追加。
・カタクリの「ストレスだ」というセリフの後、原作ではすぐに“流れモチ”を使用していたが、アニメでは伸ばした腕で土竜による攻撃を繰り出すシーンが追加。(土竜に回転は加えておらず、“モチ突き”とは異なる。)
ルフィはこれを回避し、土竜を奪おうと試みるが失敗している。
・カタクリが頭上で土竜を振り回し、ルフィを挑発する描写が追加。
・カタクリの“モチ突き”を回避したルフィが、“ゴムゴムの
しかし攻撃した際の腕を、モチと化したカタクリの右腕に巻き取られ、身動きを封じられてしまった。
そのまま地面に押さえつけられ、土竜にて貫かれそうになるが、伸ばした両足でカタクリの背後から土竜の柄を掴む事で危機を凌いでいる。
その後、拳で地面を叩き割り体勢を崩す事で、捕らわれた状態から脱出した。
・カタクリが覚醒したモチモチの実の技を使用した際、ドフラミンゴとの戦闘シーンの回想が追加。
ドフラミンゴが「覚醒」という概念の解説を行うシーンや、実際に周囲の建物や地面を糸に変えたシーンが使われている。
・ルフィが壁にかけられた鏡を掴み、モチへと変わった地面から離れようとするシーンが追加。しかし空中にまで押し寄せるモチに捕らえられている。
またこの際、カタクリはこの技を「コシと粘りでお前を捕らえて離さん」と解説している。
・“流れモチ”によってルフィを捕らえたカタクリが、「このまま斬り刻むか、モチの中に埋めて窒息させるか、お前ならどう死にたい?」と問いかけるセリフが追加。
これに対し、ルフィは「おれは死なねェ!」と返している。
・モンドールのセリフの内、「石を投げればウミウシに当たる程の~~航行するなど不可能」という部分が削除。
・号泣するペコムズに対する、ニワトリ伯爵の「痛み入る」というセリフが、「痛み入~る」と語尾を伸ばす言い方に変更。
・ニワトリ伯爵によるペドロの回想が、原作ではホールケーキ城にてブルックの囮としてタマゴ男爵と戦った時のものだったが、アニメでは5年前に自身の目を抉ったシーンおよび死の間際のシーンとなっている。
後者はニワトリ伯爵が目にしていないシーンであるため、ニワトリ伯爵自身の回想ではなく演出上の回想であると思われる。
・モンドールのもとに、カスタードからの通信が入るシーンが削除。
・原作では名前のみの登場だったカスタードが正式に登場した他、シャーロット家の第6女である事が明らかとなった。
また原作ではベッジ達の船を見失っていたカスタードの艦隊が、アニメではベッジの後方にまで迫っている。
・ベッジとカスタードの海戦シーンが追加。
カスタードの艦隊からの砲撃に対し、ベッジがノストラ・カステロ号の急速旋回機能を用い、主砲によるカスタードへの反撃を繰り出している。これにより、20番および25番のタルト軍艦に被害をもたらした。
その隙を突き、ベッジ達は艦隊の射程圏内からの離脱を果たしている。
・ジェルマ王国での、イチジとドスマルシェ、ニジとヌストルテの戦闘シーンがそれぞれ追加。
・ドスマルシェは“ドスマル奥義”なる技でイチジに対抗。またヌストルテに関しても、“竜巻デコレーション”という技を披露している。(使用技の欄を参照)
・ニジがヌストルテの声色を用いてモンドールに電伝虫をかける際、ヌストルテの喉元を掴んだ左腕が七色の流動的な光を放っている様子が追加。
科学力により相手の声色を盗む仕組みと関係があるものと思われる。
・ニジとモンドールの通信が終了した際、レイジュが「ルフィ君達、無事な様ね」と言うセリフが追加。
またイチジが「艦を出せ」と言った際には、レイジュ、ニジ、ヨンジが「了解」と応えるセリフが追加。
・ルフィとカタクリの戦闘を、3人のパティシエが険しい顔で見守る描写が加筆。またこの際、彼らが持つ時計は3時30分を指している。
(その後、“加々身モチ”でルフィを潰した後にカタクリが自身の時計を見るシーンでは、3時40分を指している)
・カタクリが“加々身モチ”を使用した際、頂点に乗せるミカン型のモチを作り出す際に「仕上げだ」というセリフが追加。
・「やがて楽になる」というカタクリのセリフの後に、「さらばだ、麦わら」というセリフが追加。
【感想】
>ゴムゴムの鷹ツイン銃
ギア2+武装硬化状態で、2本の腕から当時に拳を繰り出す……というアニメオリジナルの技。
普通に考えて、両の腕から同時に攻撃を繰り出せば、ひとつひとつの攻撃の威力は落ちるもの。にもかかわらず、この鷹ツイン銃は片腕で“モチ突き”と互角にぶつかり合い、もう片方の腕でカタクリ本体を狙うという妙に器用な事をやってのけている。
込められる力がある程度分散するであろうこの攻撃方法で、モチ突きを止めるというのは凄い事だ。しかしその割には、一見本命と思われるカタクリ本体への攻撃は、いとも容易く止められてしまった。
つまりこの攻撃は、本来「モチ突きを止める事」にまず重点を置いた、防御用に放たれた攻撃なんだろう。
おそらくカタクリを狙った右腕の攻撃は、あくまでもオマケに過ぎない。
ここまで一発も有効打を与えられていないルフィにとって、どんな弱い攻撃でもまず一発を「当てる」事が重要だった。その為、相手にとって隙の生まれやすい「攻撃の直後」というタイミングを確実に狙える攻め方を選んだのだ。
しかしこの「ゴムゴムの鷹ツイン銃」というネーミングには少し違和感があるかもしれない。
これはどう見ても「ゴムゴムのツインJET銃」を、武装色硬化状態で放った技。こちらの技名に沿って名づけるなら、「ゴムゴムのツイン鷹銃」と名付けるのが適当な気もする。
原作では、何気にギア2を伴わない「ゴムゴムのツイン銃」という技名は登場していない(アニメオリジナルでの登場はある)。
故にゴムゴムのツインJET銃は、「ツイン銃にギア2をプラスした技」ではなく、「JET銃を2発同時に打つ技」という解釈で命名されている為、「ツイン」の文字が先に来るネーミングになっているんだと思う。
そこへ行くと、「ゴムゴムの鷹銃」という技は現時点では存在しないため、こちらの場合では「ツイン銃をギア2+武装硬化で強化した技」という解釈で名前が付けられているので、「ツイン銃」の名がひと塊となっているんだろう。
まあ、些事っすね。
>当たらない土竜
斬撃というのは強力なもので、一発でも当たれば即座に致命傷に繋がってしまうという、バトル展開において少々扱いにくい攻撃方法でもある。
そのため「殴る蹴るの攻撃はガンガン当たるのに、武器を使った攻撃は当たらない」という事は話の展開上、往々にして発生し、今回もその例に漏れず土竜の攻撃は中々ルフィを捉えてくれない。
未来を読めるという程の見聞色の持ち主にしては、少々攻撃を外しすぎなカタクリ。自身にとっても、これは初めての経験だったらしく、メリエンダの時間が押している事も含めストレスを感じ始めている様だ。
通常の見聞色の覇気は、「相手の現在の思考」を読み取る力がある。カタクリの場合、それを更に鍛え抜いた事で「相手の未来の思考や反応」までをも読む事が出来るようになっている。
つまり通常、「攻撃を繰り出す」→「それに対し、相手が思考を行う」→「見聞色でその思考を読み取る」という順序を踏むのに対し、
カタクリは「自分の攻撃に対する相手の対応を読み取る」→「攻撃を繰り出す」という逆の順序で攻撃を繰り出す事が可能という事になる。
ベッジが以前に言った様に「未来を変える権利」は、誰にでも平等にあるもの。先を読んだ攻撃を繰り出されたからと言って、その攻撃にしっかりと対応できれば、回避自体は不可能な事ではない。
しかし対応の選択肢を確実にひとつ潰せるのは大きな強みだし、最終的に取った対抗・回避の策すらも事前に見通せるワケだから、普通の見聞色の使い手に比べ、そのアドバンテージは遥かに大きいと言える。
にもかかわらず、カタクリの攻撃をルフィがここまで躱し続けられるのは、彼の超人的な反射能力とゴムの弾性によるものが大きい。普通なら骨格の都合上、どう足掻いても取れない様な回避行動も、関節や骨肉すべてがゴムで出来たルフィには無関係なのだ。
ルフィは以前、空島において「ゴムゴムのボー」という、全身の力を抜き無意識のままに反射神経だけで攻撃を避け続けるという奇策により、エネルの“マントラ”を破った事がある。
これには「反撃に出られない」という大きな欠点があったが、見聞色に対する有用な対抗策のひとつである事も事実。カタクリの未来視が見聞色の延長上にある以上、無意識の行動までをも読み取る事は不可能なハズだ。
今のルフィは無意識とまではならずとも、先読みされた攻撃の更に先を行く回避行動を即座に取れる程に、反射神経が研ぎ澄まされているんだろう。それこそ、無意識化の動きに近いほどの反応速度を、意識的に叩き出せるほどに。
それでも土竜以外の蹴りなどの攻撃を喰らってしまっているのは、ルフィが土竜による攻撃に神経を集中させているからだろう。土竜を奪おうとするシーンからも、ルフィがこれを危険視しているのは見て取れる。
故に土竜による攻撃は回避できても、集中の外にある脚による攻撃には、完全な対応が取れないんだと思う。
ちなみに、「壁面に叩き付けられたルフィが、壁から落下した事で運よく攻撃を回避する」シーンがあるが、あれはルフィの意識とは無関係の動きなので、カタクリの見聞色がいかに優秀なものであろうと関係はない。
アレはただ単純に、「カタクリが攻撃を失敗した」だけのお話である。それ以上でも以下でもない。
頑張れカタクリ。
>ゴムゴムの灰熊 コークスクリュー銃
コークスクリューて。言い切ったなおい。
言うまでもなく、これはいわゆるコークスクリュー・ブローをモチーフとした技である“ゴムゴムの回転弾”を応用した技。
螺旋を描いた腕の挙動は、どちらかと言えばコルク抜きを意味するコークスクリューの方に近いのかな。
一見単なる「“灰熊銃”+“回転弾”」の合わせ技の様に見えるが、よく見れば両の腕は互いに絡み合い、ひとつの巨大な拳となって相手に襲い掛かっている。
こうする事によって、ギア3により巨大な鉄球の様になった拳を重りとし、遠心力で更なる回転とパワーを生み出しているんだろう。ギア3を用いた技の中でも、単発の威力としては最高クラスの力を持つ技なのかもしれない。
が、そのハデさとは裏腹に、劇中ではイマイチ活躍はできなかった。やはりカタクリに技を模倣され、コークスクリューを応用した強力な“モチ突き”に跳ね返されてしまっている。
先読み+同系統の能力っていう組み合わせの脅威は、この辺にもあると思うのよね。結局、こちらが強力な技を放とうとする事は、そのまま相手に技を与えてしまう事になるワケだし。
>カタクリ「コシと粘りでお前を捕らえて離さん」
いやまあ、そういう攻撃だから仕方ないんだけど、ド真顔で「コシと粘り」とか言われると面白くってしょうがない。
>ニワトリ伯爵とモンドール
モンドールに敵を舐めてかからぬ様に諭すニワトリ伯爵は、流石の老練さ。
宝物の間にブルックが侵入した際、スムージー姐さんが慌てふためいてた時にも、彼はぽんこつな彼女に冷静に指示を出していた。
非常時にあって的確に相手を見定め、判断を下せる思慮の深さは、やはり熟練の老戦士ならではの長所だろう。
対してモンドールは、この時点ではどこか麦わらの一味を甘く見ていた。
しかし、怒りの軍団としてルフィやナミと戦った際には、クラッカーを下した直後でありながらチェス戎兵を薙ぎ倒して行くルフィの戦闘力を高く評価もしており、決して彼らを「弱者」と見ているワケではない事も伺える。
にもかかわらず、こう言った勢力同士の戦いにおいて油断した対応を取ってしまったのは、モンドールが個人個人の武力より、兵力や作戦といった組織力を重視するタイプだからだろう。
それぞれが一騎当千の力量を持つジェルマ66を相手に、ヌストルテ3兄弟という微妙なランクの将しか派遣しなかったのも、1万という圧倒的な兵力を前に寡兵のジェルマが敵うはずがないとタカをくくっていたからだとおもわれる。
一般的な、1人の兵力を1人分の戦力と数えられる戦場なら、これは正しい。全軍の指揮を預かる参謀的な役割としても、適した考え方だとは思う。
が、残念ながら1人の圧倒的な猛者が万の兵を破る事が当然の様に起こるバトル漫画の世界においては、少々世界観に合わない思考回路であると言わざるを得ない。
それでも、国の中枢に身を置きながら、電伝虫の通信だけで全軍の位置を的確に把握、指揮をこなせる才は、十分すぎる程に貴重なもの。冷静な判断力を持つニワトリ伯爵とのコンビは、ある意味良い組み合わせなのかもしれない。
悪魔の実の能力の強力さも含め、登場する時期さえ違えばもっと活躍できたかもしれない……と思うと、何気に惜しい男である。
>シャーロット家第6女 カスタード
原作において名前のみ登場していたシャーロット・カスタードが、アニメでは姿に加え第6女であると判明。
こちらがそのカスタードさん。
腰には剣を差しているので、どうやら剣術使いみたいね。
……第6女!? ブリュレより年上!?
見えねぇ……アマンドさん(3女)もびっくりだったけど、こっちはもっと見えねぇ……。
正味どう見ても、スムージー姐さんより年下に見える。若作りが凄まじい。
原作ではナワバリウミウシのサボタージュによりベッジを見失ってしまった彼女だが、アニメでは少しだけだが、彼らとの海戦シーンが描かれた。
と言っても砲撃の指示を出す程度で、彼女自身の戦闘描写は見られず。どちらかと言えば、抜群の機動力を持つベッジのノストラ・カステロ号の見せ場という雰囲気の方が強いかな。
ヌストルテ達はアニメで大きく個性をつけられたが、カスタードさんには今後の出番はあるんでしょうかね。個人的には、もうちょっと活躍が見たい人物でもある。
どことなく、スムージー姐さんと同じ臭いがするのよね。勇ましくもどっか抜けてるというか。
>ヌストルテ&ドスマルシェ
前回バスカルテが披露した火炎放射に次いで、残る2人も奥の手となる技を披露。
しかし2人して、なんともネタっぽい。
原作じゃほとんど出番の無かった3人だが、アニメでは基本こういう路線なのね。
ドスマル奥義に竜巻デコレーションと、技の名前こそアレだがその原理は中々に謎。
悪魔の実の能力者なんだろうか。今度出る「ONE PIECE magazine vol.4」ではシャーロット家の設定画が載るらしいので、そこで明かして欲しいところだ。
ドスマル奥義は2本の刀の柄を組み合わせた両刃の剣を回転させ、投擲する事で自在に操るという謎の奥義。
ただブーメランの様に返ってくるだけならまだしも、これは完全に空中で自在に操っているので、何かの能力やトリックでない限り説明がつかない。
回転し円盤状になった発行する剣を掌の上で操る感じは、クリリンの気円斬っぽい。
そしてその後、どんな原理かリング状になり、相手を締め付け爆発する感じはゴテンクスのギャラクティカドーナツっぽい。
うん、何かとドラゴンボールっぽいな、この奥義。やっぱ、操ってるのも気の力なのか?
ヌストルテの竜巻デコレーションは、今までも含み針などを放っていた帽子のワッペン部分から放つ巨大な竜巻。
こっちはこっちで理屈が分からないが、「ヌストルテ特製」と銘打っているからには、単なるホーミーズなどではなくヌストルテ自身の能力なんだろう。
どちらも見せ場こそ貰えたものの、結局ジェルマに大きなダメージを与える事はなく、敗れてしまった。
前回ヨンジ相手に火炎放射を放ったバスカルテも、いつの間にか敗北しレイジュのイスとされていた。
そういやレイジュ、途中から全く姿を見なかったが……サボってたのか? それとも、苦戦するヨンジの手助けに入ったんだろうか。
またアニメでは、ニジが他人の声をコピーする際、相手の首元を掴んだ腕が発光する様な演出が追加されていた。
おそらくこれが、ヌストルテの声を真似る事のできた理由なんだろう。グローブかスーツに、そういう化学道具みたいなものが仕込まれてるのかな。
当然、その時の声はヌストルテと同じ中井和哉さんなのだが、心なしかヌストルテの時とニジの時では喋り方が異なっている気がする。そりゃまあ普通に考えて、声色は真似られても、喋り方まで即興で完コピするのは難しいだろうしなぁ。
あえて喋り方を変えているのだとしたら、細かい部分まで意識して芝居をしているのだなぁと思うところだ。
>加々身モチ
デコレーションに随分とこだわった、カタクリシェフ渾身の一品。
わざわざ「仕上げ」と称して、ミカン部分のモチをポトリと降らせているのは笑った。
相手を窒息させる形での勝利は、カタクリ自身にとっても不本意なものであった様にも見える。何より相手の死を見届けられない勝ち方であるゆえ、脱出される可能性もある不確実なものだ。
しかし、カタクリには時間が無かった。だって、メリエンダがあるから。
どうでも良いが、加々身モチの使用前、パティシエ達が持っている時計には「3時30分」の時刻が示されている。
ルフィを押し潰した後のカタクリが持つ時計では40分を指している為、加々身モチを使った一瞬の間に、約10分の時が流れているという事になる。
いくらなんでも、時間経ちすぎや……。
というワケで、次回は禁断のメリエンダ。
カタクリの秘密が、遂に明かされる。
>ゴムゴムの鷹ツイン銃
ギア2+武装硬化状態で、2本の腕から当時に拳を繰り出す……というアニメオリジナルの技。
普通に考えて、両の腕から同時に攻撃を繰り出せば、ひとつひとつの攻撃の威力は落ちるもの。にもかかわらず、この鷹ツイン銃は片腕で“モチ突き”と互角にぶつかり合い、もう片方の腕でカタクリ本体を狙うという妙に器用な事をやってのけている。
込められる力がある程度分散するであろうこの攻撃方法で、モチ突きを止めるというのは凄い事だ。しかしその割には、一見本命と思われるカタクリ本体への攻撃は、いとも容易く止められてしまった。
つまりこの攻撃は、本来「モチ突きを止める事」にまず重点を置いた、防御用に放たれた攻撃なんだろう。
おそらくカタクリを狙った右腕の攻撃は、あくまでもオマケに過ぎない。
ここまで一発も有効打を与えられていないルフィにとって、どんな弱い攻撃でもまず一発を「当てる」事が重要だった。その為、相手にとって隙の生まれやすい「攻撃の直後」というタイミングを確実に狙える攻め方を選んだのだ。
しかしこの「ゴムゴムの鷹ツイン銃」というネーミングには少し違和感があるかもしれない。
これはどう見ても「ゴムゴムのツインJET銃」を、武装色硬化状態で放った技。こちらの技名に沿って名づけるなら、「ゴムゴムのツイン鷹銃」と名付けるのが適当な気もする。
原作では、何気にギア2を伴わない「ゴムゴムのツイン銃」という技名は登場していない(アニメオリジナルでの登場はある)。
故にゴムゴムのツインJET銃は、「ツイン銃にギア2をプラスした技」ではなく、「JET銃を2発同時に打つ技」という解釈で命名されている為、「ツイン」の文字が先に来るネーミングになっているんだと思う。
そこへ行くと、「ゴムゴムの鷹銃」という技は現時点では存在しないため、こちらの場合では「ツイン銃をギア2+武装硬化で強化した技」という解釈で名前が付けられているので、「ツイン銃」の名がひと塊となっているんだろう。
まあ、些事っすね。
>当たらない土竜
斬撃というのは強力なもので、一発でも当たれば即座に致命傷に繋がってしまうという、バトル展開において少々扱いにくい攻撃方法でもある。
そのため「殴る蹴るの攻撃はガンガン当たるのに、武器を使った攻撃は当たらない」という事は話の展開上、往々にして発生し、今回もその例に漏れず土竜の攻撃は中々ルフィを捉えてくれない。
未来を読めるという程の見聞色の持ち主にしては、少々攻撃を外しすぎなカタクリ。自身にとっても、これは初めての経験だったらしく、メリエンダの時間が押している事も含めストレスを感じ始めている様だ。
通常の見聞色の覇気は、「相手の現在の思考」を読み取る力がある。カタクリの場合、それを更に鍛え抜いた事で「相手の未来の思考や反応」までをも読む事が出来るようになっている。
つまり通常、「攻撃を繰り出す」→「それに対し、相手が思考を行う」→「見聞色でその思考を読み取る」という順序を踏むのに対し、
カタクリは「自分の攻撃に対する相手の対応を読み取る」→「攻撃を繰り出す」という逆の順序で攻撃を繰り出す事が可能という事になる。
ベッジが以前に言った様に「未来を変える権利」は、誰にでも平等にあるもの。先を読んだ攻撃を繰り出されたからと言って、その攻撃にしっかりと対応できれば、回避自体は不可能な事ではない。
しかし対応の選択肢を確実にひとつ潰せるのは大きな強みだし、最終的に取った対抗・回避の策すらも事前に見通せるワケだから、普通の見聞色の使い手に比べ、そのアドバンテージは遥かに大きいと言える。
にもかかわらず、カタクリの攻撃をルフィがここまで躱し続けられるのは、彼の超人的な反射能力とゴムの弾性によるものが大きい。普通なら骨格の都合上、どう足掻いても取れない様な回避行動も、関節や骨肉すべてがゴムで出来たルフィには無関係なのだ。
ルフィは以前、空島において「ゴムゴムのボー」という、全身の力を抜き無意識のままに反射神経だけで攻撃を避け続けるという奇策により、エネルの“マントラ”を破った事がある。
これには「反撃に出られない」という大きな欠点があったが、見聞色に対する有用な対抗策のひとつである事も事実。カタクリの未来視が見聞色の延長上にある以上、無意識の行動までをも読み取る事は不可能なハズだ。
今のルフィは無意識とまではならずとも、先読みされた攻撃の更に先を行く回避行動を即座に取れる程に、反射神経が研ぎ澄まされているんだろう。それこそ、無意識化の動きに近いほどの反応速度を、意識的に叩き出せるほどに。
それでも土竜以外の蹴りなどの攻撃を喰らってしまっているのは、ルフィが土竜による攻撃に神経を集中させているからだろう。土竜を奪おうとするシーンからも、ルフィがこれを危険視しているのは見て取れる。
故に土竜による攻撃は回避できても、集中の外にある脚による攻撃には、完全な対応が取れないんだと思う。
ちなみに、「壁面に叩き付けられたルフィが、壁から落下した事で運よく攻撃を回避する」シーンがあるが、あれはルフィの意識とは無関係の動きなので、カタクリの見聞色がいかに優秀なものであろうと関係はない。
アレはただ単純に、「カタクリが攻撃を失敗した」だけのお話である。それ以上でも以下でもない。
頑張れカタクリ。
>ゴムゴムの
コークスクリューて。言い切ったなおい。
言うまでもなく、これはいわゆるコークスクリュー・ブローをモチーフとした技である“ゴムゴムの回転弾”を応用した技。
螺旋を描いた腕の挙動は、どちらかと言えばコルク抜きを意味するコークスクリューの方に近いのかな。
一見単なる「“灰熊銃”+“回転弾”」の合わせ技の様に見えるが、よく見れば両の腕は互いに絡み合い、ひとつの巨大な拳となって相手に襲い掛かっている。
こうする事によって、ギア3により巨大な鉄球の様になった拳を重りとし、遠心力で更なる回転とパワーを生み出しているんだろう。ギア3を用いた技の中でも、単発の威力としては最高クラスの力を持つ技なのかもしれない。
が、そのハデさとは裏腹に、劇中ではイマイチ活躍はできなかった。やはりカタクリに技を模倣され、コークスクリューを応用した強力な“モチ突き”に跳ね返されてしまっている。
先読み+同系統の能力っていう組み合わせの脅威は、この辺にもあると思うのよね。結局、こちらが強力な技を放とうとする事は、そのまま相手に技を与えてしまう事になるワケだし。
>カタクリ「コシと粘りでお前を捕らえて離さん」
いやまあ、そういう攻撃だから仕方ないんだけど、ド真顔で「コシと粘り」とか言われると面白くってしょうがない。
>ニワトリ伯爵とモンドール
モンドールに敵を舐めてかからぬ様に諭すニワトリ伯爵は、流石の老練さ。
宝物の間にブルックが侵入した際、スムージー姐さんが慌てふためいてた時にも、彼はぽんこつな彼女に冷静に指示を出していた。
非常時にあって的確に相手を見定め、判断を下せる思慮の深さは、やはり熟練の老戦士ならではの長所だろう。
対してモンドールは、この時点ではどこか麦わらの一味を甘く見ていた。
しかし、怒りの軍団としてルフィやナミと戦った際には、クラッカーを下した直後でありながらチェス戎兵を薙ぎ倒して行くルフィの戦闘力を高く評価もしており、決して彼らを「弱者」と見ているワケではない事も伺える。
にもかかわらず、こう言った勢力同士の戦いにおいて油断した対応を取ってしまったのは、モンドールが個人個人の武力より、兵力や作戦といった組織力を重視するタイプだからだろう。
それぞれが一騎当千の力量を持つジェルマ66を相手に、ヌストルテ3兄弟という微妙なランクの将しか派遣しなかったのも、1万という圧倒的な兵力を前に寡兵のジェルマが敵うはずがないとタカをくくっていたからだとおもわれる。
一般的な、1人の兵力を1人分の戦力と数えられる戦場なら、これは正しい。全軍の指揮を預かる参謀的な役割としても、適した考え方だとは思う。
が、残念ながら1人の圧倒的な猛者が万の兵を破る事が当然の様に起こるバトル漫画の世界においては、少々世界観に合わない思考回路であると言わざるを得ない。
それでも、国の中枢に身を置きながら、電伝虫の通信だけで全軍の位置を的確に把握、指揮をこなせる才は、十分すぎる程に貴重なもの。冷静な判断力を持つニワトリ伯爵とのコンビは、ある意味良い組み合わせなのかもしれない。
悪魔の実の能力の強力さも含め、登場する時期さえ違えばもっと活躍できたかもしれない……と思うと、何気に惜しい男である。
>シャーロット家第6女 カスタード
原作において名前のみ登場していたシャーロット・カスタードが、アニメでは姿に加え第6女であると判明。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
アニメONE PIECE 第855話より引用
アニメONE PIECE 第855話より引用
こちらがそのカスタードさん。
腰には剣を差しているので、どうやら剣術使いみたいね。
……第6女!? ブリュレより年上!?
見えねぇ……アマンドさん(3女)もびっくりだったけど、こっちはもっと見えねぇ……。
正味どう見ても、スムージー姐さんより年下に見える。若作りが凄まじい。
原作ではナワバリウミウシのサボタージュによりベッジを見失ってしまった彼女だが、アニメでは少しだけだが、彼らとの海戦シーンが描かれた。
と言っても砲撃の指示を出す程度で、彼女自身の戦闘描写は見られず。どちらかと言えば、抜群の機動力を持つベッジのノストラ・カステロ号の見せ場という雰囲気の方が強いかな。
ヌストルテ達はアニメで大きく個性をつけられたが、カスタードさんには今後の出番はあるんでしょうかね。個人的には、もうちょっと活躍が見たい人物でもある。
どことなく、スムージー姐さんと同じ臭いがするのよね。勇ましくもどっか抜けてるというか。
>ヌストルテ&ドスマルシェ
前回バスカルテが披露した火炎放射に次いで、残る2人も奥の手となる技を披露。
しかし2人して、なんともネタっぽい。
原作じゃほとんど出番の無かった3人だが、アニメでは基本こういう路線なのね。
ドスマル奥義に竜巻デコレーションと、技の名前こそアレだがその原理は中々に謎。
悪魔の実の能力者なんだろうか。今度出る「ONE PIECE magazine vol.4」ではシャーロット家の設定画が載るらしいので、そこで明かして欲しいところだ。
ドスマル奥義は2本の刀の柄を組み合わせた両刃の剣を回転させ、投擲する事で自在に操るという謎の奥義。
ただブーメランの様に返ってくるだけならまだしも、これは完全に空中で自在に操っているので、何かの能力やトリックでない限り説明がつかない。
回転し円盤状になった発行する剣を掌の上で操る感じは、クリリンの気円斬っぽい。
そしてその後、どんな原理かリング状になり、相手を締め付け爆発する感じはゴテンクスのギャラクティカドーナツっぽい。
うん、何かとドラゴンボールっぽいな、この奥義。やっぱ、操ってるのも気の力なのか?
ヌストルテの竜巻デコレーションは、今までも含み針などを放っていた帽子のワッペン部分から放つ巨大な竜巻。
こっちはこっちで理屈が分からないが、「ヌストルテ特製」と銘打っているからには、単なるホーミーズなどではなくヌストルテ自身の能力なんだろう。
どちらも見せ場こそ貰えたものの、結局ジェルマに大きなダメージを与える事はなく、敗れてしまった。
前回ヨンジ相手に火炎放射を放ったバスカルテも、いつの間にか敗北しレイジュのイスとされていた。
そういやレイジュ、途中から全く姿を見なかったが……サボってたのか? それとも、苦戦するヨンジの手助けに入ったんだろうか。
またアニメでは、ニジが他人の声をコピーする際、相手の首元を掴んだ腕が発光する様な演出が追加されていた。
おそらくこれが、ヌストルテの声を真似る事のできた理由なんだろう。グローブかスーツに、そういう化学道具みたいなものが仕込まれてるのかな。
当然、その時の声はヌストルテと同じ中井和哉さんなのだが、心なしかヌストルテの時とニジの時では喋り方が異なっている気がする。そりゃまあ普通に考えて、声色は真似られても、喋り方まで即興で完コピするのは難しいだろうしなぁ。
あえて喋り方を変えているのだとしたら、細かい部分まで意識して芝居をしているのだなぁと思うところだ。
>加々身モチ
デコレーションに随分とこだわった、カタクリシェフ渾身の一品。
わざわざ「仕上げ」と称して、ミカン部分のモチをポトリと降らせているのは笑った。
相手を窒息させる形での勝利は、カタクリ自身にとっても不本意なものであった様にも見える。何より相手の死を見届けられない勝ち方であるゆえ、脱出される可能性もある不確実なものだ。
しかし、カタクリには時間が無かった。だって、メリエンダがあるから。
どうでも良いが、加々身モチの使用前、パティシエ達が持っている時計には「3時30分」の時刻が示されている。
ルフィを押し潰した後のカタクリが持つ時計では40分を指している為、加々身モチを使った一瞬の間に、約10分の時が流れているという事になる。
いくらなんでも、時間経ちすぎや……。
というワケで、次回は禁断のメリエンダ。
カタクリの秘密が、遂に明かされる。
【登場した技】
・モチ突き
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーンを含む
前回ラストからの繋がりで使用。
空中のルフィ目掛けて放ったが、ルフィは伸ばした足で壁を蹴る事でこれを回避している。
更に追撃する形でもう一発放ったが、これはルフィの“ゴムゴムの鷹ツイン銃”と相殺した。
また空中へ跳んだルフィを壁面へと蹴り飛ばした後にも使用したが、ルフィが壁から落下した事で攻撃は当たらなかった。
その後も、見聞色で未来を読みながら幾度となく技を繰り出しているが、不規則な動きで回避を行うルフィに攻撃を当てる事は出来ていない。
ルフィの“ゴムゴムの灰熊コークスクリュー銃”に対抗する際は、カタクリも両腕をモチ状にし、絡め合わせながら回転させる事で使用。ルフィの技と衝突し、ぶつかり合いの末にルフィを吹き飛ばした。
更に追撃として顔面狙いで使用するも、これはルフィが首を伸ばし、頭部の位置を変更したため当たらずに終わった。
・ゴムゴムの鷹 ツイン銃
使用者:ルフィ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
武装硬化された両腕から放つ“ゴムゴムの銃”。
カタクリに対して使用。武装色を纏った両腕によるパンチを同時に放ち、左腕で“モチ突き”を止め、右腕でカタクリへの攻撃を繰り出した。
しかし、右腕での攻撃はカタクリの手によって受け止められ、そのまま壁面へ叩き付けられてしまった。
・ゴムゴムのJET槍
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリに対して使用。
しかし攻撃は回避され、足蹴りによる反撃を喰らった。
・ゴムゴムの灰熊 コークスクリュー銃
使用者:ルフィ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
武装色とギア3を併用し、巨大化させた両腕に“ゴムゴムの回転弾 ”の様な回転を加えて放つ技。
通常の“灰熊銃”の時とは違い、攻撃の途中で両腕を絡め合わせる事で、ひとつの回転する巨大な鉄球の様な外観となっている。
カタクリとの戦闘にて使用。
ルフィ同様、両腕を絡め回転させながら放たれた“モチ突き”と衝突。互角にぶつかり合ったが、最後には押し負け、後方へと弾き飛ばされてしまった。
・ゴムゴムの鷲 バズーカ
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが攻撃を繰り出した際、腕をカタクリのモチ状態とした腕に巻き取られ、身動きを封じられてしまった。
・流れモチ
使用者:カタクリ
覚醒したモチモチの実の技。
地面や周囲の環境をモチへと変え、相手の身体を包み込む事で身動きを封じる。
ルフィとの戦闘にてカタクリが使用し、ルフィの身体を押さえ込んだ。更にルフィがギア4を発動しようとした際には、モチによる殴打を繰り返した上でこれを捕らえ、封じている。
・ドスマル奥義
使用者:ドスマルシェ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
ドスマルシェが使用する技。
二振りの刀の柄の部分を組み合わせ、両刃の薙刀の様にして振り回し扱う奥義。更に回転させた刀を投擲し、空中にて自在に操る事も可能。
イチジとの戦闘にて使用。
原理は不明だが、投擲した刀は光を帯びた輪の様にイチジの周囲を囲い、そのまま締め付ける様にして攻撃を行っている。
派手な土煙を起こし、一見イチジを倒したかに見えたが、実際にはほとんどダメージを与えられていなかった様子。
・ヌストルテ特製竜巻デコレーション
使用者:ヌストルテ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
ヌストルテが被る帽子に付けられた顔の部分が、大きく吸い込んだ息を吐きだす事で発生する竜巻により、相手を攻撃する技。
ニジとの戦闘にて、“奥の手”と称し使用。
竜巻にニジを巻き込み、更に含み針にて追撃を行った。
この直後、モンドールのもとにヌストルテからの通信が入っており彼らが勝利したかに思えたが、実際にはニジがヌストルテの声色を用いて行った通信であり、結果として彼らはジェルマ66に大敗を喫している。
・筋肉風船
使用者:ルフィ
ギア4へと変身する為に使用するが、カタクリの覚醒したモチの攻撃に阻まれてしまった。
・加々身 モチ
使用者:カタクリ
覚醒したモチモチの実の技。
周囲の壁や天井から3つの巨大なモチを作り出し、相手の上に重ねて乗せる事で押し潰す技。
最後に頂点部にミカンの形をしたモチを乗せる事で、仕上げとなる。
“おやつの時間 ”を40分も過ぎた事にイラ立ったカタクリが、戦闘を早期決着させる為に使用。ルフィを押し潰し、自身はメリエンダのために去って行った。
・モチ突き
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーンを含む
前回ラストからの繋がりで使用。
空中のルフィ目掛けて放ったが、ルフィは伸ばした足で壁を蹴る事でこれを回避している。
更に追撃する形でもう一発放ったが、これはルフィの“ゴムゴムの鷹ツイン銃”と相殺した。
また空中へ跳んだルフィを壁面へと蹴り飛ばした後にも使用したが、ルフィが壁から落下した事で攻撃は当たらなかった。
その後も、見聞色で未来を読みながら幾度となく技を繰り出しているが、不規則な動きで回避を行うルフィに攻撃を当てる事は出来ていない。
ルフィの“ゴムゴムの灰熊コークスクリュー銃”に対抗する際は、カタクリも両腕をモチ状にし、絡め合わせながら回転させる事で使用。ルフィの技と衝突し、ぶつかり合いの末にルフィを吹き飛ばした。
更に追撃として顔面狙いで使用するも、これはルフィが首を伸ばし、頭部の位置を変更したため当たらずに終わった。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
武装硬化された両腕から放つ“ゴムゴムの銃”。
カタクリに対して使用。武装色を纏った両腕によるパンチを同時に放ち、左腕で“モチ突き”を止め、右腕でカタクリへの攻撃を繰り出した。
しかし、右腕での攻撃はカタクリの手によって受け止められ、そのまま壁面へ叩き付けられてしまった。
・ゴムゴムのJET
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリに対して使用。
しかし攻撃は回避され、足蹴りによる反撃を喰らった。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
武装色とギア3を併用し、巨大化させた両腕に“ゴムゴムの
通常の“灰熊銃”の時とは違い、攻撃の途中で両腕を絡め合わせる事で、ひとつの回転する巨大な鉄球の様な外観となっている。
カタクリとの戦闘にて使用。
ルフィ同様、両腕を絡め回転させながら放たれた“モチ突き”と衝突。互角にぶつかり合ったが、最後には押し負け、後方へと弾き飛ばされてしまった。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。
だが攻撃を繰り出した際、腕をカタクリのモチ状態とした腕に巻き取られ、身動きを封じられてしまった。
・流れモチ
使用者:カタクリ
覚醒したモチモチの実の技。
地面や周囲の環境をモチへと変え、相手の身体を包み込む事で身動きを封じる。
ルフィとの戦闘にてカタクリが使用し、ルフィの身体を押さえ込んだ。更にルフィがギア4を発動しようとした際には、モチによる殴打を繰り返した上でこれを捕らえ、封じている。
・ドスマル奥義
使用者:ドスマルシェ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
ドスマルシェが使用する技。
二振りの刀の柄の部分を組み合わせ、両刃の薙刀の様にして振り回し扱う奥義。更に回転させた刀を投擲し、空中にて自在に操る事も可能。
イチジとの戦闘にて使用。
原理は不明だが、投擲した刀は光を帯びた輪の様にイチジの周囲を囲い、そのまま締め付ける様にして攻撃を行っている。
派手な土煙を起こし、一見イチジを倒したかに見えたが、実際にはほとんどダメージを与えられていなかった様子。
・ヌストルテ特製竜巻デコレーション
使用者:ヌストルテ
※アニメオリジナル技
※アニメオリジナルシーン
ヌストルテが被る帽子に付けられた顔の部分が、大きく吸い込んだ息を吐きだす事で発生する竜巻により、相手を攻撃する技。
ニジとの戦闘にて、“奥の手”と称し使用。
竜巻にニジを巻き込み、更に含み針にて追撃を行った。
この直後、モンドールのもとにヌストルテからの通信が入っており彼らが勝利したかに思えたが、実際にはニジがヌストルテの声色を用いて行った通信であり、結果として彼らはジェルマ66に大敗を喫している。
・筋肉風船
使用者:ルフィ
ギア4へと変身する為に使用するが、カタクリの覚醒したモチの攻撃に阻まれてしまった。
・
使用者:カタクリ
覚醒したモチモチの実の技。
周囲の壁や天井から3つの巨大なモチを作り出し、相手の上に重ねて乗せる事で押し潰す技。
最後に頂点部にミカンの形をしたモチを乗せる事で、仕上げとなる。
“
【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
カタクリ・・・・・杉田智和
ベッジ・・・・・・龍田直樹
ペコムズ・・・・・飛田展男
レイジュ・・・・・根谷美智子
イチジ・・・・・・杉山紀彰
ニジ・・・・・・・宮内敦士
ヨンジ・・・・・・津田健次郎
ニワトリ伯爵・・・麦人
モンドール・・・・伊丸岡篤
ヴィト・・・・・・岸尾だいすけ
カスタード・・・・鹿野優似
ドスマルシェ・・・粗忽屋東品川店(山口勝平)
ヌストルテ・・・・粗忽屋西神戸店(中井和哉)
船員・・・・・・・新井良平
砲弾ホーミーズ・・坂井易直 戸松拳也
ナレーション・・・大場真人
ルフィ・・・・・・田中真弓
カタクリ・・・・・杉田智和
ベッジ・・・・・・龍田直樹
ペコムズ・・・・・飛田展男
レイジュ・・・・・根谷美智子
イチジ・・・・・・杉山紀彰
ニジ・・・・・・・宮内敦士
ヨンジ・・・・・・津田健次郎
ニワトリ伯爵・・・麦人
モンドール・・・・伊丸岡篤
ヴィト・・・・・・岸尾だいすけ
カスタード・・・・鹿野優似
ドスマルシェ・・・粗忽屋東品川店(山口勝平)
ヌストルテ・・・・粗忽屋西神戸店(中井和哉)
船員・・・・・・・新井良平
砲弾ホーミーズ・・坂井易直 戸松拳也
ナレーション・・・大場真人