2018年9月4日に発売されたVIVRE CARD。
 いつの間にか発売から2か月以上も経過していたんで今更感はあるが、スターターセットに封入されたカードそれぞれについて、軽く感想を交えつつ触れていきます。

 関連記事:→製作発表時の感想
      →発売後のレビュー

 当然ながらネタバレ注意。未購入者の閲覧は非推奨となっとります。
 ここで触れている項目は一部のみなんで、気になった人は自分で買って楽しんでみてください。 



 スターターに封入されたカードは32枚。
 内1枚はバインダー内の扉絵となるカードなので、実質の収録数は31枚となってます。

 2年後の麦わらの一味9名に加え、第1話からバギー編までに登場したキャラクターを中心に収録。

 以下、各カードについて軽く気になった事や突っ込んでおきたい事など。



〇0001 モンキー・D・ルフィ
 
>プロフィール
 基本、今回収録のカード内に書かれた情報は、このスターターセットと同時発売だった第90巻時点での情報となっている。 
 ゆえにルフィとサンジの懸賞金に関しては、ホールケーキアイランド編終了後の金額に更新済み。
 改めて見ると、15億って金額のインパクトは凄い。劇中で明かされている懸賞金額の中では、四皇最高幹部のジャックやカタクリを抑えてトップに躍り出たワケだしなぁ。義兄サボの倍以上、エースの約3倍の金額ですよ奥さん。


>エッセンス
>【火拳銃レッドホーク
 ギア2+武装色で、高熱の拳を超加速で着火!!
 「超加速で」って事は、やっぱアレは空気との摩擦熱を利用した発火現象なのね。
 通常の“ゴムゴムのJET銃弾”に比べ速度がアップしている事は勿論だが、武装色の覇気で腕を覆う事で、発火によって生じる自身へのダメージを防御する意味もあるのかしら。

 公式にこういう解説がなされたという事は、海賊無双の必殺技とかで用いられていた「腕を後方に伸ばすと同時に着火する」タイプの演出は設定的にミスって事になるのね。
 まあ、元々あの演出は不自然ではあったしなぁ。ホーディ戦でも、伸ばした腕を引き戻す際に発火してるしね。



〇0002 ロロノア・ゾロ

>笑い方
 ゾロの「笑い方」の項目にて選ばれたシーンは、魚人島編でチョッパーの「ルフィの役に立つ怪物になりてェ」という言葉を受けた際に「そうか…」と返したコマ。
 ……笑ってるっていうのかココ

 確かにゾロ、大きく笑ったりするシーンは少ないかもしれないけどねぇ。ドレスローザでサボを見送るシーンとか、明確に笑ってるシーンもあるんだけどなー。
 よりゾロらしい笑い方のシーンで言うなら、モネ戦の「ナメられたもんだな雪女」のコマとかの方が、まだ笑ってる気もする。

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(ONE PIECE79巻 第794話、69巻 第687話より引用)

  

>エッセンス
>【武装色】
 修行中、禁酒の末に体得した覇気!!

 合ってる!!
 確かに合ってるけど禁酒の効果すげぇ!!


 禁酒してたのは事実だけど、まるで禁酒のおかげで覇気会得したみたいな書き方!
 今日から始める禁酒で、あなたも覇気使いに!


>巨大化し、さらに武装色をまとったピーカを真っ二つに。

 “一大・三千・大千・世界”のコマを用いた、ピーカとの決戦の紹介。
 確かにピーカの巨大化はすさまじかったけど、巨大化した上に武装色まで纏ってたんだとしたら凄すぎるよ!
 「巨大化したピーカ」と「武装色を纏ったピーカ」、それぞれ別だから。その書き方だと、ピーカの本体が真っ二つにされたっていうグロい文面になっちゃうから。あの人、きっと今もインペルダウンで生きてるから。殺さないであげて。


>ヒストリー
 この略歴欄でも、賞金稼ぎになった時期が「???」になってるんですが、実際のとこ何歳くらいの頃に賞金稼ぎになったんでしょうね。

 バロックワークス社の勧誘を受けたのが、2年前時点の更に「数年前」。これを3年くらい前と考えると、16歳の時には、それなりに名の通った賞金稼ぎとなっていた事になる。
 つまり逆算していくと、15歳ぐらいの頃にはすでに海へ出ていたと考えて良さそうな感じなのかな。

 いうてまだ子供やないか……。
 航海術も持たない少年が1人、生きる為にお尋ね者を潰して回ってたのか……。本人は軽く喋ってたけど、やってるのがゾロじゃなかったら物凄く凄惨なストーリーに見えるな……。



〇0003 ナミ

>プロフィール
 麦わらの一味のプロフィール欄には、ルフィ達がバルトロメオに描いてやったサイン……別名「神の雫」が掲載されている。
 これは本編では描かれなかったナミ達に関しても同様で、ワンピースタワーにて限定配布された333巻に掲載されたもの。つまり、一般販売された商品でコレが見れるのは、VIVRE CARDが初って事になるのかな(たぶん)。

 またナミとロビンに関しては他のキャラクター達とは違い、SBSに掲載されたスリーサイズも一緒に載せられている。
 他の女性キャラクターにはその記載はないので、たぶん既にSBSで決定されたハンコックを含む3名のみの特別記載なんだろう。
 まあ正直、そんな設定を全キャラに割り振っていくのもアレだと思うんで、個人的にはそれで丁度いいと思う。

>出身:“東の海”ココヤシ村
 「出身地」という言葉には、二つの意味が存在する。
 ひとつは、「その人が生まれた場所」の意味合い。たぶん、一般的にはこっちの意味で使われる事の方が多いと思う。
 しかし場合によっては、「その人が育った場所」の意味で、出身地という言葉が使われる事もある。

 そしてこの場合、まずナミの生まれ故郷はココヤシ村ではない。ベルメールに拾われたのはどこかの戦場(別ブースターにて地名も判明済み)であり、それがココヤシ村でない事は確かだ。
 赤子の頃にベルメールによってココヤシ村へと連れて来られたナミは、少なくとも10歳までは村で平和に暮らしていた。よってこの場合、ナミの出身地を「ココヤシ村」と記載するなら、その定義は「生まれた場所」ではなく「育った場所」として用いられている様に思える。

 ……が、似た様な境遇を持つフランキーに関しては、ちょっと様子が違っている。
 彼の場合、物心つく前に生まれ故郷である南の海から偉大なる航路へ入り、その後10歳の頃に両親に捨てられる形でウォーターセブンへと行き着いた。

 明確な場所こそ分からないものの、ナミと同様に出身地という言葉を「育った場所」と定義するなら、それは南の海では絶対にない。10歳までを過ごした「偉大なる航路の海上」、もしくはそれ以降を生きた「ウォーターセブン」と記載するのが適当なハズだ。
 が、本書においてフランキーの出身地は「南の海」と書かれている。つまり、フランキーに関しては出身地の定義が「生まれた場所」として記載されているのだ。

 同一の書籍の中で、出身地の定義が異なっているというのはかなりの混乱を招く。
 この場合、ナミの出身地を「東の海」とだけ記載し、明確な場所はボカしておく、もしくは尾田さん監修のもと、本来の生まれ故郷を明かしてしまう……というのが適切だったんじゃないかな、という気もする。

 しかし情報量の事を考えると、ココヤシ村というワードはきちんと書いておいた方が良いとも思うし……難しいところだな……。
 出身地と出生地、2つの記載が出来れば良いんだが、スペースも厳しいしなぁ。

 ……まさか「ナミがココヤシ村の生まれだと勘違いしていた」とか、そういう事ではないと願う。
  

>エッセンス
>ルフィと仲間を守る力を得るため、2年間の研鑽に励んだナミは、さらに美しく成長。

 力を求めたら美しくなっちゃった!!
 ちゃんと強くもなってるから! クラッカー戦とか、頑張ってたから! 天候の化学の威力、もうちょっと信用してあげて!



〇0004 ウソップ

>ヒストリー
 ウソップ海賊団の結成は、第40話にて5年前、つまり今から7年前に結成されたと語られているが、この略歴欄では何故か「???」となっている。

 正直ナミの項目で書いた様な「出身地」の定義なんてのはどうでもいい範囲だが、原作内で書かれている事実まで曖昧にされたらデータブックの意味がないでしょーが
 この設定はウソップ海賊団を語る上で絶対に外せない「解散シーン」にて語られたもの。ウソップ海賊団にまつわる情報をまとめる上では、もっとも確認しやすい場所で書かれているのに……。

 かと思えば、10月発売弾のたまねぎ、にんじん、ピーマンのカードでは、同じ「ウソップ海賊団結成」の年表が7年前としっかり明記されていたりもする。
 発売時期がひと月ずつ空く事でミスの修正ができるのは良い事だが、初めからもう少し確認しておいてくれ


 なお、この新世界ウソップのヒストリーは、8項目中5項目が「結成」「解散」「加入」「脱退」「合流」と、勢力への入脱退を示すものとなっている。
 どれもウソップにとってターニングポイントとなる大事な事件だが、こう改めて年表にしてみると中々にせわしない人生を送ってるなぁ。


>登場エピソード
 なぜだかレヴェリー編に登場した事になっている。
 第909話での登場が、レヴェリー編にカウントされたのか? とも思ったんだが、同じ話数に登場しているゾロやフランキーに関しては未登場扱いになっているんで、どうやら違うみたいだ。

 正味この辺り、どうも90巻の製作と同時進行で作っていたためか、こまごまとした紛れが色々と起こってるっぽい。



〇0005 サンジ

>笑い方
 手配書の元画像にもなったあのコマが採用されててこっちまで笑った。
 確かに笑ってるわ。これ以上ないほど幸せそうに笑ってるわ。
 「笑い方ってそういう事だっけ?」と思わないでもないが、サンジが幸せそうなので良いと思います。


>プロフィール
 出身地に関しては、こちらも「バラティエ」ではなく「北の海」とのみ書かれていた。
 「ジェルマ王国」じゃなかったのは……なんか意味があるんだろうか。

 アレか。忌々しい過去をサンジに思い出させないための、制作陣のやさしさだなきっと。名前欄にも、「ヴィンスモーク」の文字は書かれなかったしね。
 まあ、所属の欄には「元ヴィンスモーク家」と思いっきり書かれてるんだけどね。仕方ないね。「元」だから怒りを収めてね。



>神の雫
 自分は結局333巻を入手しなかったので、彼らのサイン画像はこれで初めて見る事になった。
 サンジ、サインにキスマークとか入れてるんだね。レディが頼んだならともかく、バルトロメオが直にこのサインを手に入れる事は不可能っぽいな……と思ったけど、そも、サンジが野郎にサインを書いてやる姿が想像つかなかった。

 

〇0006 トニートニー・チョッパー

>エッセンス
>2強化ポイントの複合
 あ、腕力強化と飛力強化、消えたんじゃなくて複合されてたの?

 そういや新世界編での角強化、角だけでなく両腕の筋力もアップしてて、腕力強化の面影があったな……。
 じゃあ“刻蹄”系の技とか、使おうと思えば使えるんだろか。ハートオブゴールドじゃ、何故か新世界編なのに腕力強化が登場したりもしてたけど。


 腕力強化は角強化に複合されたとして、飛力強化はどこに入ったんだろう。
 跳躍力だけで言うなら、柔力強化に複合されたと見るのが妥当かな。見た目のスタイリッシュさ、正反対だけど。


>ヒストリー
>司法の島の戦いを経て、50ベリーの賞金首に!!
>ドレスローザの騒動後、懸賞金が100ベリーに!!
 しょっぱい金額がめちゃくちゃ大々的に!

 大事件みたいに書かれてる裏で、チョッパー君はたぶん泣いていると思う。
 き、金額が全てじゃないから! 世に名前が知られる事が大事だから! ね!涙を拭こうね!



〇0007 ニコ・ロビン

>エッセンス
>冒険者を“ラフテル”へ導く“ロード歴史の本文”を解読できる稀有な存在。
>その為、世界政府や海賊王を目指す海の猛者達に危険視され狙われている。
 日本語というのは難しいもので、このVIVRE CARD内の文章にもちょこちょこと「言葉のアヤ」みたいな表現が含まれているが、中でもコレはかなりの誤解を生む文章となっている。

 まず、ロビンを危険視するのは政府であって、別に海の猛者達は彼女を「危険視」しているワケではないだろう。
 というか、現時点では別に「狙われている」かも怪しい。ネコマムシが言っていたのは「今ポーネグリフを集めている者達が、いざ解読に踏み入った時」という未来の話であり、今のところ、政府以外でロビンを狙う勢力、というのは具体的に公にはなっていない。
 革命軍は彼女を欲していたが、それも別に「危険だから狙っていた」わけではなく、むしろ革命のための希望として肯定的な見方をしていたはずだ。

 そして「世界政府に危険視され~」とあるが、政府が危険視している理由は「ラフテルへと導く石を読めるから」ではない。「空白の100年の謎を解き明かされる事」を恐れたからこそ危険視され、「古代兵器を復活させられる」からこそ政府に狙われたわけで、ラフテルへの到達は直接的な理由ではなかったハズ。
 ついでに言うと、ネコマムシが不安視していた「いずれロビンを狙うかもしれない大物達」も、ラフテルではなく空白の100年に興味を持つ勢力を想定していた様だった。

 直近で登場した重要な用語である「ロード歴史の本文」をなんとか入れたかったのは分かるが、これはちょっと無理やり……というか、間違った解釈になってしまっている様な気がする。
 「ラフテルへの到達」と「空白の100年の謎を知る事」は決して無関係ではないだろうが、現時点ではダイレクトに繋げていい事柄というワケではないだろうし。


>体の一部を視界の範囲内に咲かせる能力を持つ。
 いや、視界の範囲外にも咲かせられるのでは。
 アラバスタでの国王軍を突き飛ばした十六輪咲きとか、モロに城門の外に咲かせてたし。

 「目視した敵の体に手を生やし、」ともあるが、空島でヤマの身体を放り投げた後に“クラッチ”をかけた際なんかは、すでにヤマは崖から落下し、目視不能な状態だったハズ。
 そもそも、本当に「目に見える範囲にしか咲かせられない」なら、目を咲かせて死角を見渡すオッホスフルールの存在意義とか、皆無になっちゃうし。


>登場エピソード
 ウソップの方にもあったミスと同系列だが、こちらはレヴェリーだけでなくホールケーキアイランド編にまで登場していた事になっている
 レヴェリーだけなら製作時期の都合によるミスと考えられるが、こっちは理由が謎。ロード歴史の本文の写しをめぐったシーンがあったから、ロビンも一緒に来てると勘違いしちゃったのかな。



〇0008 フランキー

>プロフィール
 所属の欄に、あえて「サイボーグ」の項目が書かれていて笑った。
 ここ、チョッパーなら「トナカイ」、シュシュなら「犬」といった風に、人間以外の生き物にはその種族を記載する欄でもあるのよね。

 よって所属に「サイボーグ」と書かれたフランキーはもはや人として接する事はできない存在となったワケだね。つまり変態って事だね。ご本人もきっと喜ぶだろう。


>エッセンス
 >髪型自在
 全てというワケではないが、新世界に入ってからコロコロと変わる髪型の一部が紹介されている。
 ゲームなんかでもコマンドによって切り替えられたりするタイトルもあるが、アレ、何気に楽しいのよね。
 個人的には、ピンクとやり合った時の大砲じみたヘアスタイルがお気に入り。
 
 
 >説明文
 2年の修業期間中に、バルジモアにてベガパンクの英知を身体に宿し、大幅な強化が成された事について書かれている。
 まあベガパンクだけでも良いっちゃ良いんだけど、ワポメタルの名前が一度も出て来ていないのがちょっと残念。
 確かに知識や技術に関してはベガパンクのおかげかもしれないけど、人類の先を行き過ぎた夢を実現させたのはワポメタルのおかげだからなぁ。



〇0009 ブルック

>口調
 「パンツ見せて貰ってもよろしいですか?」といういつものセクハラが「口調」扱いに。
 この項目、単なる喋り方とかだけじゃなく、口癖や決まり文句なんかも含んでるんかな?

 この敬語調の喋り方を指して「口調」と言ってるのかもしれないが、謎の風評被害を生みそうな表現だ。これじゃブルックが、いっつもセクハラばっかしてるエロジジイみたいじゃないか!いや、いっつもしてたわ!何も問題なかったわ!

 ちなみにこの項目、第602話でナミとの再会一発目にセクハラかまして蹴っ飛ばされるコマが使われてるんですが、次の「一人称」の項目では蹴っ飛ばされた後の「大スターが痙攣してるぞ」のコマが使用されており、謎の連続性がある。


>エッセンス
>「飛ぶ斬撃」もマスターした。
 あまり目立たないかもしれないが、第466話でリューマが使用した“夜明歌オーバードクー・ドロア”が間合い外の壁を穿った事に対し、「私がやってもあんな事にはならない」と言っていたブルック。
 新世界へ突入した第659話、胴体のみとなった錦えもんとの戦いにて同じ技を使用した際は、突きの衝撃が後方へと突き抜けているんですよね。
 2年間の修行にて、ブルックが黄泉の冷気をマスターしただけでなく、剣士としてもきちんと成長していた事が分かる瞬間でした。

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(ONE PIECE67巻 第659話より引用)


>手長族に攫われた彼は、見世物として世界中を旅し音楽性を拡大。

 世界的大スターが見世物扱い。

 でもそうか……2年前の時点では「腕の関節がひとつしかない、動く白骨死体」として見世物になってたものな……。

 当時は見世物だったが、利害の一致から協力して国外営業を始めたものかと勝手に思っていたけど、サンクリン達が裏世界の営業として勝手に始めたものだったのか。
 で、それが殊の外にヒットしちゃったもんで、正式にアーティストとしてデビューさせたと。
 めちゃくちゃどうでも良いところかもしれないけど、なんか、盲点だった。





〇0001 モンキー・D・ルフィ(age17)


 上に挙げた麦わらの一味のカードは、基本的には「新世界編時点」でのプロフィールや解説を纏めたもの。
 2年前以前の情報は、この様に別途単独のカードとして紹介される形になっている。ナンバーこそ共有となっているが、その内容はまったく異なったものとなっているぞ。


>所属
 新世界編のバージョンでは「最悪の世代」の所属が記載されていたルフィだが、2年前のものでは「超新星」となっている。
 これは「最悪の世代」という呼び名が定着したのが、ここ2年間での出来事であるためだろう。ティーチを含むか否かで、定義の方も微妙に異なっているし。
 ゾロに関しても、2年前編のカードでは同様の処置となっている。

 超新星と言えば、ルフィ達とは世代こそ違うがバルトロメオやカリブーなんかも含まれると思うが、この所属は彼らにも適用されるのかな?
 彼らの場合、「超新星」には「スーパールーキー」のルビが振られることが多かったので、厳密には違う扱いなのかもしれんけど。



〇0002 ロロノア・ゾロ(age19)

>笑い方
 新世界編のゾロに関しては上に挙げた感じだったが、こちらではまともに「ははは」と声を上げて笑うシーンが使われている。(採用されたコマは第21話で、オレンジの町の人々に対してルフィがあっさりと「海賊だ」と自白してしまった際のもの)

 なんだかこうして2つの「笑い方」を比べて見ると、ゾロが2年間で急速に表情を失ってしまった人みたいだ。
 いやまあ、原作最初期の頃のゾロは今に比べ、少年っぽいリアクションをすることが多かったのは事実なんだけどね。



〇0014 ゴール・D・ロジャー

>身長
 ONE PIECE世界においては小柄な方というか、一般的な体格をしていた息子エースに比べ、ロジャーは274cmと意外とデカかった。

 でも白ひげの死に際の回想シーンとかを見ると、確かにそのぐらいの体格は持っていそうな感じだった。白ひげのあの巨体と比べても、そこまで小さくは見えないものな。
 やっぱ処刑台で座り込んでるシーンがよく映される分、実際よりも小さめな印象がついてたのかな。


>CV
 本書の発売時点で、すでにロジャー役の後任は津嘉山氏に決定していたが、残念ながら間に合わず。故大塚周夫氏の名前のみが挙げられる形となっていた。
 まあ、製作時期と発売日のズレが発生するのは当然なので、こればっかりは仕方がない。ロジャーに関してはまだまだ明かされていない情報も今後出てくるだろうし、カードの更新が行われた際には津嘉山氏の名前も追記されるんだろう。


>登場エピソード
 ロジャーは物語の開始以前、厳密には第1話冒頭の処刑シーンにてこの世を去っているが、その後も回想シーンなどでちょくちょく登場している。
 が、今回の登場エピソード欄では、チェックが入っているのは「東の海編」のみ。どうやらカウントの対象になったのは、冒頭の処刑シーンだけだったらしい。

 当初、これは「回想シーンでの登場はカウント対象外なのでは?」と思っていたし、前のレビューでもそんな事を書いた気がする。が、11月発売分のカードをちらちらと眺めていると、若干その説も怪しくなってきた気もする。

 正味この辺の基準、新弾が出るごとにちょっとずつ変わって来てる感じもあるんだよな……。
 ネタバレってほどでもない程度に喋っちゃうけど、2年前ナミのカード、2年前ルフィやゾロとはプロフィールの記載内容がかなり違ってたし。
 
 ポジティブに考えるなら、「商品展開が始まった初期の頃はガバってた記述内容が、新弾が出るにつれ精査されていった」と捉えるべきか。
 それはポジティブなのか?とか以前に、本当に精査されてるのかで言えば疑問符が浮かぶところもあるが。



〇0017 シャンクス

>覇気
 何気に、原作本編では(たぶん)使った形跡のなかった「見聞色の覇気」が、使用可能であると判明。
 まあ、そりゃそうよね。四皇なんだから。

 第1話でヒグマにルフィを連れ去られた時なんかは、「うろたえた反応を見せながら、実際は見聞色でルフィの行く先や無事を探っていたんでは?」と個人的に思ってるんで、分かり切った事とはいえ使用可能が明言されたのはひとつの収穫でした。

 
>登場エピソード
 こちらはロビン等の例とは真逆で、「本当は世界会議編に登場しているのに未登場扱い」となっているミスが。
 
 最初は「五老星と謁見したのがシャンクスであると確定させないためかな?」と思ったんだが、ルフィの手配書を見るシーンに登場しているのはどう見たってシャンクスなんで、その説は少し苦しかった。

 まあ本来、世界会議編の進行と同時期に製作していた都合上、「出てるのに出てない扱いになった」のは納得がいくのよね。VIVRE CARDを作ってる頃は、シャンクスが登場するかハッキリしてなかったって事なんだから。

 でも「出てないのに出てる扱いになった」というロビン達のパターンに関しては、よく考えたら「予定段階の情報を適当に載せてしまった」って事だから、製作上での周知がただただ杜撰だったって話になっちゃうよね。

 いやまあ書籍が出来る過程なんぞ部外者には分からない話だし、色んな事情が重なって生まれてしまったミスなのかもしれないが、それにしたって……ねぇ。


>エッセンス
>もし「海賊王」を、「この海で最も自由な者」と定義するなら、シャンクスこそ、その座に最も近い存在と言えるだろう。
 この手のムック本とか考察本にありがちな、何の根拠もない死ぬほどテキトーな解説、正直大好きです。
 信憑性の欠片もないが、漠然としすぎていて否定できるほどでもない絶妙なテキトーっぷり。「言われてみれば、そうっちゃそうか?」と一瞬騙されそうな記述、大好物だ。

 まあ五老星と謁見していた時のシャンクスは自由さの欠片もなさそうだったけど、この辺については詳細も分からない箇所だし、仕方ないね。


>【グリフォン】
 (中略)鷲獅子の優美さを誇る。

 優美……なの?

 俺には普通のサーベルにしか見えないけど、見る人が見れば優美なのかもしれん。
 おれは美的感覚はさっぱりわからん!


>ヒストリー
 この年表によれば、シャンクスが四皇の一角となったのは13年前以前、つまりフーシャ村でルフィと出会うよりも前の話であるという事になっている。

 うーん、確かに明言のされてないところではあるんだけど、四皇の一角がふらっと東の海の田舎にまで訪れてたら、大事件なんじゃないか……?
 東の海の人らは平和ボケしてるんで、シャンクスの顔を知らなくても不思議じゃないんだけど、海軍本部が動き出す事態になってもおかしくなさそうだ。
 シャンクスが片腕を落とした際には「誰もが驚いた」と白ひげは語っていたが、最弱の海で四皇の一角が大きな負傷を負ったとなれば、そりゃあ驚くわな。

 どこまで信用していいのか微妙な情報だが、よくよく思えば片腕を失って戦闘力が落ちた後に四皇となったというのは、確かに不自然とも言えるかもしれない。
 元から四皇に名を連ねていたため、片腕を失った後もそのまま四皇に据え置かれた、という方が自然……なのか? いやでもどうなんだろな……?



〇0018 ラッキー・ルウ

>年齢:35歳

 若…っ!
 
 ベックマン、ヤソップを含む3幹部の中では唯一、シャンクスよりも年下という年齢。こんなに若かったのか……。
 って事は、12年前である第1話時点では23歳だったのか。大学卒業してすぐくらいの年じゃないか。
 ヤソップやベックマンは当時から結構老けた印象もあるが、ルウに関してはそこまで変わってなかった(若干太ったくらい?)感じがするのも、元が若いからだったのね。


 赤髪海賊団結成後すぐに仲間になった最古参メンバーらしいが、第0話によれば22年前の時点で、シャンクスはヤソップの評判を聞きシロップ村を訪れていた。(一応、ヤソップのヒストリー欄では当該シーンの年代は「???」となっている。)
 仮にあの時点で赤髪海賊団が結成されていた、もしくは結成のために仲間を集めようとしていたとすれば、ルウは13歳の幼さでシャンクスの仲間に入っていたという事になる。

 実際の結成時期はもう少し先なのかもしれないが、何にせよ相当若くして海賊になっていた事は間違いなさそう。
 ……ただ船長であるシャンクス自身も、27年前のエッド・ウォーの海戦にロジャー海賊団の見習いとして参戦した時にはなんと12歳

 それを考えると、ルウもまた当時のシャンクスに近い、海賊見習いの様な立場でシャンクスについて行こうとしたのかもしれない。そこから約10年をかけ、一味の幹部という役割にまで上り詰めたと考えると、ロマンのある話にもなってくる。
 いつも肉ばかり食っている陽気なムードメイカーは、実は幼少よりストイックに経験を積み重ねた努力人だったのだ。いや知らんけど。


>ヒストリー

 ルフィにゴムゴムの実を食べられた時期が2年前という事になっている。

 そっかー、アレ2年前だったかー。ルフィ、成長期にもほどがあるなー。こりゃもうコビーの比じゃないなー。サルデスの親戚かもしれんなー。

 はい、誤植ですね。次いきましょう。



〇0019 ヤソップ

>異名:“追撃者チェイサー
 元はウォーターセブンにて明かされる予定だった異名で、予定ではガープとウソップが会話をするシーンで語られるハズだったらしい。
 この没ネームは今回のVIVRE CARDにも掲載されている他、以前に発売された『ONE PIECE GREEN』でも載せられていた。

 まああくまでも没ネームに書かれた異名なので、本編でこの名が再利用されるのかは不明。
 でも「追撃者」って、若干ヤソップっぽく……というか狙撃手っぽくないかも。「弾丸が敵を追尾していくかの様な射撃精度」って事なんだろうが、パッと見のイメージではヤソップ自身が敵を追撃し、数撃ちゃ当たるの精神でめちゃくちゃ撃ちまくってる様な印象を受けてしまった。
 一撃必中より、手数で勝負してる感じの。

 まあ若干弱っちそうに見えるのは、十中八九追撃のメイナードと似た異名なせいですね。風評被害である。


>好物:旬の魚
 何気にウソップと同じ好物。

 ヤソップがどのぐらいの時期に村を発ったのかは微妙だが、少なくともウソップが物心つくまではシロップ村に住んでいたハズ。
 それを考えると、ウソップが旬の魚を好くようになったのはヤソップの影響である可能性が高いのかな。幼少期に父と共に食べていたのも勿論だが、ヤソップがいつ村に帰って来てもいいように、彼の好物を食卓に並べる事が多かったのかもしれない。



〇0020 ベン・ベックマン

>覇気
 現状、作中で覇気を使用した直接的なシーンがないためか、他のキャラクター同様この欄は空白となっている。
 ただベックマンの場合、武装色に関しては使用可能と見ても良い気がする。頂上戦争で銃を向けてボルサリーノをけん制していたが、仮に覇気が使えないなら、自然系能力者を相手には脅しにすらならないハズだし。

 不確定な事は書かないスタンスなのかもしれないが、シャンクスの見聞色なんかも劇中で使ったシーンはなかったと思うし、ベックマンも武装色は解禁しちゃっても良かった気がする。まあこれは書籍の方針だと思うんで、ミスとは違うけど。


>エッセンス
>シャンクスを「太陽」とするなら、(中略)ベックマンは「月」。
 明るく人を惹きつける素質を持つ船長と、冷静に必要な場所で気を引き締める副船長。この構図は、ロジャー、赤髪、そして麦わらの一味と、地味に共通していそうな点でもあるのよね。(ゾロが副船長、ってのは、便宜的なものだけれど)

 幼少のルフィは「ロジャーと同じ言葉」を発し、かつシャンクスには「おれのガキの頃にそっくりだ」と言わしめた。麦わら帽子を受け継いで来たと思われる彼らには、性格的にも似通った要素を持つんだろう。
 そして共通した『太陽』の様な性格を持つ彼らには、それぞれ自分の欠点を補佐してくれる、表裏一体の『月』の様な相棒の存在が必要。それがレイリーであり、ゾロであり、ベックマンだったんだろう。

 ……その論でいくと、ゾロはレイリーやベックマンと同じポジションに立たなきゃいけないのか……中々にハードルが高いな……。
 いやメンタル的な部分はともかく、IQの方がね? 
 思考力や冷静さはまだしも、ゾロさん頭脳的にはアホの子やしな……。ベックマンとは30近い年齢差があるが、29年後のゾロが、ベックマンに近しい知性を手に入れていたらちょっと面白いな。



 ここまでで、スターター収録分の内容としては半分。いい加減長くなりすぎたんで、後半に続きます。
 ってか、このペースで突っ込みやら難癖やらを続けてたらキリがないんで、後半はちょっと抑えめにするかも。

スターター1(後半)→まだ