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アニメ版 ONE PIECE
第861話
「ケーキ沈没!? サンジ&ベッジ逃亡戦」 



【原作の対応話数】
88巻 第887話~第888話


もくじ
あらすじ
原作からの変更点
感想
登場した技
声の出演


【あらすじ】
 
妻・シフォンを救うため、カカオ島の包囲網へと殴り込みをかけたベッジ。その心意気に応えるべく、サンジはケーキを乗せた荷台を脚一本で蹴り上げ、ベッジのノストラ・カステロ号へと受け渡す。船の前方へと立ち塞がるオーブンを轢き潰し、ベッジ達はカカオ島の南東より出航を果たすのだった。

 家族の再会を喜び合うベッジ達。しかし怒り心頭のオーブンは、自身の“ネツネツの実”の能力により海を沸騰させ、船を沈めてしまおうとしていた。このまま高熱による攻撃を受け続ければ、船は勿論ビッグ・マムを止める為のケーキすらも駄目になってしまう。窮地を迎えるサンジ達。だがその時、オーブンの背後に、1つの人影が迫っていた。
 シフォンの父である男、パウンド。彼は娘に危害を加えようとするオーブンの頭を、棍棒で殴りつけた。義父の行動に怒ったオーブンは、薙刀を手に、パウンドへと斬りかかる。これにより、シフォンを乗せたカステロ号への攻撃は中断され、ベッジらは危機を脱するのだった。

 命を賭して、娘の危機を救ったパウンド。26年前、娘達が生まれると同時に、彼はビッグ・マムの夫の立場から追いやられ、以降シフォンやローラに会う事すらも出来ずにいた。愛する娘が今、夫や子供と共に幸せに過ごしている事を確認したパウンド。迫るオーブンの刃を前に、彼はネクタイを締め直すと、自身の名さえも知らぬ娘に向け、結婚の祝福を送るのだった。


【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介


・覇気を回復させたルフィが、鏡世界のカタクリのもとに帰還するシーンが追加。
 カタクリは10分が経過し、一度はルフィが仲間のもとへ逃げたものと判断するが、その後見聞色によりルフィが再び現れる事を予見した。
 復活した覇気を用いて攻めかかるルフィに対し、カタクリは勝てない戦いを再び挑むルフィの行動に疑問を抱いている。

・ケーキを乗せた荷台が着地する衝撃に備え、シフォンやWCI31のコック達が身をかがめる描写が追加。
 なおこの際、プリンは目をハートにして気絶したままであり、シフォンに抱えられた状態となっている。

・荷台を引いていたアシカは、原作では着地の際にロープが勝手に千切れて脱走していたが、アニメでは着地後にベッジが銃でロープを撃ち抜き、逃がしてやる形となった。

・サンジの雄姿を目の当たりにして気絶していたプリンが、ベッジから「チョコの家を多少踏み潰すぞ?」と出航に当たっての確認を取られた際、意識を取り戻す描写が追加。

・ノストラ・カステロ号がチョコの家を破壊しながら南東の海を目指す際、サンジが「もったいねェな」と呟くシーンが追加。
 これに対し、プリンは「あとで私が直しておくわ」と答えている。

・上記のセリフを受け、ベッジが「家は新しく作れる。家族もな……」との言葉をシフォンに向けるシーンが追加。
 これに対し、シフォンは「そうね。壊れないに越した事はないけど……今はここが私の家。新しい家族もこんなに増えたしね」と、ファイアタンク海賊団の皆に対して発している。

・オーブンの“熱海温泉ねっかいじごく”を受けた際の「生クリームも溶けてしまうぞ!!」という、カステロ号に乗る誰かのセリフがシフォンのものとなり、「生クリームも溶けてしまうわ!!」に変更された。

・原作ではオーブンの攻撃を受けている最中も笑っていたペッツだが、アニメでは元々泣いていたところ、パウンドが現れると同時に笑い始めるように変更された。

・パウンドがオーブンの攻撃を妨害しに行く際、道を塞ぐビッグ・マム海賊団の部下2人を棍棒で殴り飛ばすシーンが追加。

・パウンドがオーブンを殴った際の、ノストラ・カステロ号に乗る誰かの「誰なんだあいつ」というセリフがヴィトのものとなり、「誰レロ あいつ」に変更された。

・殴られたオーブンが怒りを露わにした際の、パウンドの「海に…落ちなかったのね…」というセリフが「ず…ずいぶん頑丈なのね…」に変更された。

・シフォンやローラが生まれた際の、パウンドの回想が加筆。
 娘の誕生を心待ちにしつつ、部屋の前をそわそわと往復する様子が描かれている。

・生まれた娘達を抱えたビッグ・マムのもとをパウンドが訪れる描写が加筆。
 この際、ビッグ・マムが「ローラとシフォン…双子だ」と発言しており、命名は生誕とほぼ同時に、夫の立ち合いのないままに行われている様である。

・娘の誕生と同時に、ビッグ・マムから「用済み」と宣告されたパウンドが、妻であるビッグ・マム本人の手によって城から蹴り出される描写が追加。

・ビッグ・マムがシフォンに対する暴行を加える回想シーンが加筆。
 シフォンが流血するほどに殴りつけた挙句、「何で双子なんて産んじまったんだろうねェ!」と怒鳴りつけ、婚姻を蹴って海へと逃げたローラ同様の「出来損ない」なのだろう、と罵倒した。
 その後「おれの役に立たない子供は 家族じゃないよ!」とまで発言し、更に殴りつけている。

・サニー号の背後にビッグ・マムが現れた際、ジンベエの「ここは逃げるのが得策か…」というセリフが追加。
 (原作では、ジンベエが「逃げてばかりじゃつまらん!!」と言っていた次の登場シーンではすぐに「止まったら終いじゃ!!」と応戦を放棄したセリフを発しており、違和感のあるシーンとなっていた。)

・ルフィとカタクリの戦闘シーンが加筆。
 連続する拳同士のぶつかり合いの末、カタクリは拳をモチ状態とし、ルフィの腕を絡め取って壁面へと投げ飛ばしている。
 これに対し、ルフィがギア3を用いて対抗。しかしカタクリは能力により身体を変形させ、これを回避した。


【感想】
>カタクリ「10分はたったな…」

 出てくる度に思ってしまうのだけど、この人ルフィが戻って来なかったらどうするつもりやねん。
 ルフィがこのまま仲間達と逃げ出す前提で考えてたっぽいけど、その場合カタクリはもう外の世界に手出し不能……どころか、最悪一生鏡世界に閉じ込められたままにすらなりかねないよね。

 このまま人質としてブリュレがナワバリ外まで連れていかれて、最悪殺されでもした場合の鏡世界って、どうなるんだろうな……。
 能力によって生み出された世界なら、能力者の死亡と同時に崩壊が始まるのかしら。その場合、中のカタクリは鏡の外へと放り出されるのか、下手すりゃ世界の崩壊に巻き込まれてぺしゃっといってしまうのか……。
 完全に予測不能の状況だろうに、怖くないのかしら、カタクリさん。

 内心めっちゃ焦って心臓ばっくばくなのに、なんとか平静を装ってるのかしら。正真正銘誰も見ていない場所なのに、ご苦労な話である。
 ブリュレを連れたルフィが帰って来てくれた時は、きっと人知れず安堵していた事だろう。


 ちなみに、ルフィとカタクリの登場する鏡世界内のシーンは、今話の冒頭とラストにそれぞれ差し込まれている。
 放送時間にして約20分ほどの間が空くために結構長い事戦っていた様に見えるが、カタクリはルフィが鏡世界へ戻ってきた時点で、ラストシーン近辺でのルフィとの攻防をすでに予見していた。
 つまりこの両シーンの間に経過した時間はせいぜい十秒~数十秒程度のもので、サンジ達がカカオ島からの脱出を図るエピソードと、ほぼ同時進行で行われていたんだろう。



>ケーキの受け渡し

 サンジによって脚一本で持ち上げられた、ケーキの荷台。
 もうちょっと優しく船へ受け渡されるものかと思っていたら、結構強めに放り投げられていた。
 形、崩れまくりそうだ。というかどっかへ飛んでっちゃいそうだ。空を飛びそうなほどふわふわなケーキなんだから。

 着地の衝撃でベチャっといっちゃうんじゃね? と心配していたアシカも、まあ取り合えず無事でした。生き物のこと詳しくないけど、ネコみたいに上手い事受け身取れるもんなのかな?
 原作ではあのままどっかに行っちゃってたが、アニメではベッジに逃がしてもらう形に。良かったね、アシカ。

 「ご苦労」とか言ってアシカに銃を向けた時は、「お前は用済みだ」的な意味で銃撃されるもんかとヒヤヒヤした。絵面的に似合いすぎるんだもの、ベッジさん。
 
 

>サンジ「もったいねェな」

 南東の海岸へと向かうため、ノストラ・カステロ号がチョコの家を踏み潰した際の言葉。それに対し、プリンは「あとで直しておく」、と。

 これに続くベッジの言葉も含め、プリン達はチョコの家を「建造物」として扱ってるからこその返答なんだろう。
 けど、おそらくサンジが「もったいない」と発言したのは、「せっかく立派な家なのに」という意味ではなく、「チョコという食材をダメにしてしまう事」に対する感情からだろう。
 チョコを作って建てられた家には素材を足せば修繕が効いても、潰されてダメになってしまったチョコそのものはもう直す事はできない。この辺り、一流の腕を持つ料理人同士ながら、考え方の違いが現れている気がして面白い。

 プリンはいくら幼少期には虐げられていたとはいえ、トットランドで暮らす上で食料に困る様な事はなかったんだろう。パティシエとして、作り上げたチョコ菓子への誇りは持っていても、食材そのものを極力大切に扱う、という思想は、サンジに比べれば強くないんだと思う。
 というかまあ、なんの必要があるのか建造物すらも食べ物を使って作る国に住んでいて、「食料を大事に」なんて発想、なかなか生まれないだろうし。



>熱海温泉

 あたみおんせん。
 ウソ、ねっかいじごく。

 ジャンプ連載時、この技が登場した時には「腕を海に浸けてるけど能力使えるの?」という指摘をちょいちょい見たので補足しておくと、別に悪魔の実の能力者でも「腕が水に浸かった程度」なら、能力の発動に問題はない。

 以前には青キジなんかも、海に手を浸けた状態から“氷河時代”を放ち、海を一瞬で氷漬けにしていた。
 海が能力者の力を奪うのは「身体の半身が水に浸かった時」であり、手を浸けたくらいでは能力への影響もほとんどないし、「海に対して能力を使用する事」も可能なのだ。
 映画なんかだと、この辺の設定が曖昧になってる事も多いけどね。


 よってこの技の使用も、能力の制約上問題はないのだが、このタイミングで使用したのは流石に悪手。
 ケーキをダメにしてしまえば、ビッグ・マムの食いわずらいも止められなくなり、国は崩壊する。ベッジ達を始末する事を優先した結果そこまで頭が回らなくなってしまったのか、モブのコックにすら突っ込まれる始末。オーブンさんよ……。

 好意的に解釈するのであればベッジの手に渡った時点で、もうケーキが「食いわずらいを止める」という目的のために使用される事はなくなった、と判断した可能性もある。
 ベッジはビッグ・マム暗殺を謀った敵であり、言うまでもなくオーブン達からすれば危険人物。そんな暗殺未遂犯にケーキが渡されてしまった時点で、もうあのケーキはあってないようなもの。
 最悪、毒や爆発物などを混入され、ビッグ・マム暗殺の計画に利用される可能性すらある。サンジ達の思惑を知らないオーブンからすれば、そう判断してもおかしくはないだろう。

 こうなってしまった以上、ケーキの存在はもはやオーブン達にとってプラスにはならない。そう考えると、単純にケーキを奪還するのが難しい現状、「ケーキを駄目にしてでもベッジを仕留めるべき」という考えに至るのも、一概に判断ミスとは言えないかもしれない。


 ……いや、それはそれで、材料や時間の都合上ケーキを作り直す事は難しいだろうし、国は結局滅ぶわな……。
 それにベッジ撃破を最優先に考えるなら、パウンドの妨害なんぞ無視して攻撃を続けるべきだったしな……。オーブンさん、怒りに我を忘れて、みすみすベッジを逃がしてしまったしな……。
 やっぱ単純に、頭が沸騰すると正常な判断が出来なくなるタイプなだけかもしれん。



>オーブン「義理の息子殺す気かよ」

 シフォンを救うため、棍棒によってオーブンを殴りつけたパウンド。
 原作では「海に…落ちなかったのね…」と、あわよくば殴った衝撃でオーブンが海へ転落する事を目論んでいた事が分かる。
 純粋な力比べではどうにもならなくても、オーブンが能力者である以上は海へ落ちてしまえば終いなのだから、賢い判断だ。無理だったけど。

 対してアニメではパウンドのセリフが変更され、「ずいぶん頑丈なのね…」というセリフになっている。
 これはつまり、アニメでのパウンドは「オーブン相手でも全力で殴れば少しは応えるだろう」という判断のもと、攻撃を繰り出したんだと思う。こちらの場合では、そこに「海へ落とす」という意志は入っていなかった様だ。

 この様に、原作とアニメでパウンドが繰り出した攻撃には、それぞれ多少の考え方の違いが存在するのだが、これに対するオーブンのセリフは「義理の息子殺す気かよ」という共通のものになっていた。
 この言葉は要するに、「下手をすれば死んでいた」可能性を感じたからこその言葉であり、それゆえに激しい怒りを見せていたんだろう。

 原作での方は分かる。下手すりゃ海に突き落とされていたんだから、そうなれば第3者の助けでも入らない限り死亡は濃厚。
 しかしアニメの方でのパウンドは、ただ全力でブン殴っただけ。これに対しても同様の「殺す気か」というセリフを喋っている辺り、パウンド全力の殴打は、以外にもオーブンに対しまったくの無力ではなかったんじゃないか、とも思える。

 おそらくロクに鍛えてもいない素人殺法とはいえ、パウンドのガタイの良さを考えれば、単純な腕力だけであればそれなりのモノを持っていてもおかしくはない。
 事実、アニメでのパウンドは、ビッグ・マム海賊団の手下2人を一撃で吹き飛ばしたりもしている。モブとはいえ、腐っても四皇の部下。これらを容易くぶっ飛ばせるほどなのだから、常人よりは遥かに優れた力を有していてもおかしくはなさそうだ。


 とはいえ、純粋にパウンドがオーブンを殴りつけただけで、マトモなダメージが通るとは思い難い。
 にも関わらず、オーブンは「殺す気かよ」とまでの言葉を発し、ベッジらを追撃するのも忘れパウンドの誅殺に意識を向けてしまった。 
 これはオーブン自身に蓄積されたダメージが、地味に厳しい状況となっていた事の影響もあるんじゃないだろうか。

 考えてみれば、この時点でのオーブンはサンジに蹴り飛ばされ、ベッジの爆撃を受け、ノストラ・カステロ号に轢き潰され……と、少なくないダメージを負っているハズ。
 そこに加え、パウンドの殴打。普段ならば容易く耐えられる程度のダメージであっても、今のオーブンにはそれなりの痛手となってしまった。それだけに、「こんな雑魚の攻撃で」という怒りが余計に湧いてきてしまったのかもしれない。

 オーブンは海へと逃げるベッジをあえて追わず、ケーキを巻き込みかねない遠方からの攻撃に留めていた。これも実は休息を取らないまま船に追いつく事が出来ても、純粋な接近戦で彼らを仕留めきれるほどの万全な状況ではなかったせいなのかもしれない。
 正体を掴めてこそいないが、目に見えない速さで自分を蹴り飛ばした謎の人物の存在も、頭にはあるだろうし。

 ここから約束の1時までの約4~5時間、オーブンはカカオ島に滞在し続ける事になるが、その間を利用して何とか体力を回復していた状態だったんじゃないかな。



>シフォンの過去

 虐待描写が生々しくて見てらんないんスけど。
 「生傷が絶えなかった」とは言っていたけれど、ここまでボッコボコにやられてたのね……。

 「おれの役にたたない子供は家族じゃない」ってのも、またすごい言葉だ。元は忌み嫌っていたプリンに、三つ目族の覚醒という利用価値を見出した瞬間に掌を返していた辺りからも、この思想がビッグ・マムの中に強く根付いているのが分かる。
 子供を道具や戦力としか見ていない、って意味じゃ、ジャッジをも超えるかもしれない。 

 この身勝手と言うか、「子供達は自分のために存在する」という無茶な思想が、パウンドのそれと良い対比になっている。
 パウンドの場合は、本当に真逆。娘への愛情を変わらず持ち続けながらも、会う事すら許されなかった。それでいて「愛してやれなかった」事に言い訳ひとつせず、命をもって彼女を救い出したワケだ。
 
 結局、シフォンは彼が何者なのかを知る事はなかった。これ自体は切ない事でもあるが、それがまた物語に、そしてパウンドの人物像に深みを持たせてくれる。
 見返りどころか、感謝してもらう事すらできない救出劇。パウンドはそれを躊躇いなく実行できる、無償の愛情をもった父親なのだ。

 いやほんと、初登場時はこんな味のある人物になると誰が思ったよ。地面に埋まったままアップルジュースを所望してた、混じりっけナシの変態だったのに。
 人の印象って、変わるもんだ。


【登場した技】 
熱海温泉ねっかいじごく
使用者:オーブン

 海面へと浸けた両腕から“ネツネツの実”の能力による高熱を発し、海を魚が煮える程の温度にまで沸騰させる技。
 カカオ島を脱したノストラ・カステロ号への攻撃として使用。その高熱により、カステロ号のパドルを破壊する程の威力を見せたが、同時にビッグ・マムを止めるためのケーキさえも駄目にしかねない状態となってしまった。
 しかし途中、パウンドの妨害を受けたため、攻撃は中断。結果、ベッジ達へのトドメを刺すには至らなかった。


ギア3
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン

 覇気を回復し、鏡世界へと戻ったルフィがカタクリに対して使用。
 巨大化させた拳に武装色を纏わせ攻撃を繰り出したが、能力により身体をモチへと変形させたカタクリはこれを回避している。
 またこの際、ルフィの拳は“ゴムゴムの象銃”使用時の様な球体型にはなっておらず、通常の“ギア3”発動時の巨大化した拳にそのまま武装色を纏わせた形となっている。


【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー

ビッグ・マム・・・小山茉美
ベッジ・・・・・・龍田直樹
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
キャロット・・・・伊藤かな恵
プリン・・・・・・桑島法子
パウンド・・・・・菊池正美
カタクリ・・・・・杉田智和
オーブン・・・・・木村雅史
ヴィト・・・・・・岸尾だいすけ
シフォン・・・・・久川綾
ペッツ・・・・・・鈴木真仁
ババロア・・・・・竹内良太

アシカ・・・・・・川原慶久
WCI31・・・・・・岡本寛志 荒井聡太
         新井良平 千葉俊哉
         坂井易直 宮園拓夢
         石橋桃
兵士・・・・・・・深川和征 五味洸一
         小野将夢
ナレーション・・・大場真人