第864話
「遂に激突 四皇VS 麦わらの一味」
【原作の対応話数】
89巻 第890話
もくじ
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想
・登場した技
・声の出演
【あらすじ】
鏡世界における、ルフィとカタクリの激闘は続く。ルフィはカタクリの様に、未来を視れるほどの見聞色を会得しようと試みるも、実現には至れていなかった。そんなルフィを、カタクリはモチモチの実の能力と未来視を活かした大技、“無双モチ刃弾”で攻め立てる。覇気を纏ったモチの弾丸の乱射を、何とか凌ぎ切ろうとするルフィ。その奮戦や強さ自体はカタクリも認めるものであったが、やはり力量の溝は、未だ完全には埋められずにいた。自身の勝利を揺るぎないものと確信するカタクリの拳が、ルフィの眼前へと迫る。
一方、遂にサニー号へと乗り込んできたビッグ・マム。燃える頭髪を振り乱した異形の姿となったビッグ・マムは、ある筈のないウェディングケーキを求めてサニー号を破壊していく。圧倒的な怪力と炎により、サニー号に甚大な被害をもたらすビッグ・マム。だが一味もまた、その様をただ眺めているだけではなかった。
チョッパーは自らの身体を盾に仲間を守り、ジンベエは魚人空手の奥義により、ビッグ・マムの巨体を船の外へと吹き飛ばす事に成功する。更にビッグ・マムを乗せた雷雲・ゼウスを、ブルックはその高速の剣によって両断。ナミの天候の科学との連携により、ゼウスに強制的な放電を起こさせ、ビッグ・マムに一矢報いる大戦果を挙げるのだった。
鏡世界における、ルフィとカタクリの激闘は続く。ルフィはカタクリの様に、未来を視れるほどの見聞色を会得しようと試みるも、実現には至れていなかった。そんなルフィを、カタクリはモチモチの実の能力と未来視を活かした大技、“無双モチ刃弾”で攻め立てる。覇気を纏ったモチの弾丸の乱射を、何とか凌ぎ切ろうとするルフィ。その奮戦や強さ自体はカタクリも認めるものであったが、やはり力量の溝は、未だ完全には埋められずにいた。自身の勝利を揺るぎないものと確信するカタクリの拳が、ルフィの眼前へと迫る。
一方、遂にサニー号へと乗り込んできたビッグ・マム。燃える頭髪を振り乱した異形の姿となったビッグ・マムは、ある筈のないウェディングケーキを求めてサニー号を破壊していく。圧倒的な怪力と炎により、サニー号に甚大な被害をもたらすビッグ・マム。だが一味もまた、その様をただ眺めているだけではなかった。
チョッパーは自らの身体を盾に仲間を守り、ジンベエは魚人空手の奥義により、ビッグ・マムの巨体を船の外へと吹き飛ばす事に成功する。更にビッグ・マムを乗せた雷雲・ゼウスを、ブルックはその高速の剣によって両断。ナミの天候の科学との連携により、ゼウスに強制的な放電を起こさせ、ビッグ・マムに一矢報いる大戦果を挙げるのだった。
【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、ルフィとカタクリの戦闘シーン追加。カタクリのアニメオリジナル技も多数登場している。
技および戦闘の詳細は【登場した技】の項目にて。
・ビッグ・マムの頭部へと燃え移ったシーンを除き省略される事の多かったプロメテウスの顔部分が、合体後も確認できる様に変更。
・ペロスペローの嘘をビッグ・マムが覚えていた事が発覚した際、ダイフクとスムージーのセリフ追加。
ダイフク「兄貴の目論見は外れた様だな」
スムージー「甘かったな、ペロス兄」
・ジンベエが一瞬とはいえ“皇帝剣 ”の攻撃を受け止めた事に対し、ペロスペローだけでなくダイフクも驚愕の反応を見せるように変更。
・ジンベエが“破々刃”を受けた際の流血描写が、アニメでは省略。
・“毛皮強化”によってビッグ・マムの攻撃を防いだチョッパーが、そのまま掴み上げられるシーン追加。
変身形態を目の当たりにしたビッグ・マムは、改めて彼やブルックを自身の珍獣コレクションに加えたいという旨の発言をしている。
・サニー号に炎が燃え移った事で、ペロスペローが「このまま船が沈めば、嘘の件は誤魔化せるのでは」と考えるシーン追加。
またダイフクにも「船を失えば麦わらの一味は壊滅も同然だろう」というセリフ追加。
・ラスト近辺にて、ルフィとカタクリの戦闘シーン追加。
“無双モチ刃弾”の攻撃と渡り合ったルフィに対し、カタクリは「その格闘センスは認めてやる」とした上で、「どう足掻こうと、お前はおれに勝てない」とも述べている。
・上記シーンののち、“九頭モチ”の攻撃を繰り出そうとするカタクリに対し、ルフィが「おれの未来はおれが決める」と叫ぶセリフ追加。
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、ルフィとカタクリの戦闘シーン追加。カタクリのアニメオリジナル技も多数登場している。
技および戦闘の詳細は【登場した技】の項目にて。
・ビッグ・マムの頭部へと燃え移ったシーンを除き省略される事の多かったプロメテウスの顔部分が、合体後も確認できる様に変更。
・ペロスペローの嘘をビッグ・マムが覚えていた事が発覚した際、ダイフクとスムージーのセリフ追加。
ダイフク「兄貴の目論見は外れた様だな」
スムージー「甘かったな、ペロス兄」
・ジンベエが一瞬とはいえ“
・ジンベエが“破々刃”を受けた際の流血描写が、アニメでは省略。
・“毛皮強化”によってビッグ・マムの攻撃を防いだチョッパーが、そのまま掴み上げられるシーン追加。
変身形態を目の当たりにしたビッグ・マムは、改めて彼やブルックを自身の珍獣コレクションに加えたいという旨の発言をしている。
・サニー号に炎が燃え移った事で、ペロスペローが「このまま船が沈めば、嘘の件は誤魔化せるのでは」と考えるシーン追加。
またダイフクにも「船を失えば麦わらの一味は壊滅も同然だろう」というセリフ追加。
・ラスト近辺にて、ルフィとカタクリの戦闘シーン追加。
“無双モチ刃弾”の攻撃と渡り合ったルフィに対し、カタクリは「その格闘センスは認めてやる」とした上で、「どう足掻こうと、お前はおれに勝てない」とも述べている。
・上記シーンののち、“九頭モチ”の攻撃を繰り出そうとするカタクリに対し、ルフィが「おれの未来はおれが決める」と叫ぶセリフ追加。
【感想】
■カタクリ、新技オンパレード
毎週おなじみの、冒頭とラストに挿入されるルフィVSカタクリのオリジナルシーンだが、今回はルフィが大苦戦するいつものエピソードが延々と繰り返されるだけではなく、カタクリのアニメオリジナル技が数多く追加されていた。
中々にユニークなものが多く、それらの詳細については登場技の項目を見て貰うとして、やっぱりその中でも異彩を放っていたのは“無双モチ刃弾”ですかね。
なんと言っても自分の腕そのものを、能力によってガトリング銃に変えてしまうという発想。通常の“モチ刃弾”は、エースの“火銃”に近い「変化させた身体を拳銃に例えて射出する狙撃技」でしかないが、こっちはモロにガトリング銃ですからね。発想の方向性、どっちかと言うとMr.3とかに近いんじゃないかこの人。
「あんなに細部までこだわった造形にする必要あるの?」と問われれば別に必要はないんだろうが、“加々身モチ”やモチの社の造形からも分かる様に、カタクリ兄さんは非常にコダワリの強いお人なので仕方がない。
……社の扉同様、こちらも銃を構えた時の「チャキッ」という音まで鳴っているのは、もはや理屈の説明もつかないけど。
ただし見た目の派手さに比べ、ルフィに対してはそこまでの有効打とはならなかった印象。
見聞色との併用による高い命中率を誇った通常の“モチ刃弾”に比べると、無双版はガトリングの弾数に頼った技という感じに。数撃ちゃ当たるを地で行く様な技なので、あんまりカタクリ自身の戦闘技術が活きる技ではないかもしれない。
元々“モチ刃弾”自体、“力餅”等の必殺技に比べると流石に威力は控えめ(通常時のルフィの武装色でも何とか弾ける程度)な技なので、フィニッシュを決めるための攻撃と言うよりは、手数で相手を翻弄し、動きをけん制する為の技っていう印象ですかね。ルフィも「集中するヒマもねェ」と愚痴っている様に、あれだけの連射性能と精密射撃が組み合わされば、相手は受け切るだけで精一杯だろうし。
実際、“無双モチ刃弾”を用いた乱射攻撃も、締めの一撃は背後を取っての打撃技だった。弾丸の乱射を受け切れず、倒れてしまう程度の相手ならそれでも良し。受け切る事が出来る強者が相手なら、それを囮とした格闘術に持ち込める……という二段構えの戦術なのかな。
……しかしアレだな、ここまで無双無双と言われると、カタクリ兄さんにもぜひ海賊無双に参戦して欲しかったな。
今からでも、新作出ませんかね。未だに待ってますよ。
■ペロスペロー
ビッグ・マムからの粛清を恐れて、一喜一憂が激しいペロス兄。コミカルなお人だ。
しかし自爆に巻き込まれて片腕吹っ飛ばされたばっかりだってのに、今度は実の母から寿命を奪い取られる心配までしなきゃならんとは。敵とはいえ、流石にちょっと可哀想だ。自分で撒いた種とはいえ、国を想っての行動であった事は事実だしなぁ。
そして慌てふためくペロス兄を眺めながら、呆れた様な視線を向けるダイフク&スムージー姐さんの弟妹達。
呑気っすなぁ……。
ペロスペロ―は一時しのぎとはいえ、自分の命を賭けてマムの攻撃対象を麦わらの一味に向ける事に成功したワケだけど、君ら今のところ何の役にも立ってないよ?
大丈夫なん? 後詰として配備されたスム姐はまだしも、ダイフクなんて今しがた包囲網を完全に潰されるという失態を演じたばっかりだと言うのに。
■皇帝剣
ナポレオンの構造、これどうなってるんだろう。
帽子が刀に変形するのは、内部に仕込み刀としての仕掛けが存在するんだとしても、刀身が伸び縮みするのはそれだけでは説明がつかない。ナポレオンはれっきとした固形物であるハズなので、不定形の気体であるゼウスやプロメテウスの身体が増幅する場合とはワケが違う。
この形状変化の謎、もしかしたら、ゲッコー・モリアの“カゲカゲの実”の能力の1つである“影革命”に近いものなのかな。
影革命は、他人の影のなかに能力者自身の影を潜り込ませる事によって、影の形を変動させる事で強制的に本体の形状を操作するという技でした。これにより、モリアは本来ならば身体の伸縮能力など持っていないハズのオーズの肉体に、ゴム人間同様の伸縮を強引に発生させていた。
ソルソルの実の場合でも、これに似た様な事が出来るんじゃないか。つまりビッグ・マムは、手にしたナポレオンに追加のソウルを流し入れる事で、そのソウルの量に応じてナポレオンの体積に変化を生じさせているんじゃないだろうか。
ONE PIECE世界には数多の珍獣が住んでいるため、別段気に留めていなかったが、よく考えたらウサギのホーミーズであるランドルフなどは、明らかに身体の大きさが通常のウサギとは逸脱していた。ソルソルの実によって生み出されたホーミーズには、与えられたソウルの量によって物理的な大きさが変動する性質があるのかもしれない。
■VSビッグ・マム
遂に船へと乗り込んできてしまったビッグ・マムを退けるため、奮戦する麦わらの一味。
身を挺して突破口を開いてくれたキャロットに代わり、次は我らの番、とでも言うかの様に、各々の持ち味をいかんなく発揮した戦闘を見せてくれた感じ。
特に四皇・ビッグ・マムを相手に、純粋なパワー勝負で引けを取らない活躍を見せたジンベエは流石としか言いようがない。
梅花皮の防御、武頼貫の攻撃だけでなく、海流一本背負いによる消火活動と、「あなた逆に何が出来ないの?」と突っ込みたくなるほどの万能選手っぷりを見せつけてくれている。
ビッグ・マムは空腹のせいか、万全時よりもパワーは落ち気味だった様にも思えるが、それを差し引いてもタイマンの肉弾戦においてある程度渡り合えたという戦果は十分すぎるもの。炎と斬撃、どちらの攻撃も大きなダメージへと繋がってはいなかった辺り、ジンベエ自身の元々の武装色の強さが窺える。
四皇の本格登場以降、相対的には何かと落ち気味だった「元七武海」というブランドの強さを、久々に再確認させてくれた感じがします。
残るナミ、チョッパー、ブルックも、純粋な戦闘能力としてはジンベエに敵わないものの、攻防に渡る連携プレーにより、ビッグ・マムに一泡吹かせる事に成功。強敵相手の多対一の戦闘は、技の工夫や連携が光るから良いね。
ブルックは元から速度を重視した剣の使い手だが、相手に隙を作らせる話術も含め、卓越された老練の戦闘術により、ビッグ・マムを相手に見事な不意打を成功。サラッとやってのけているけれど、凄まじい事だ。
自分達の力量を鑑みて、真正面からブツかるのではなくゼウスを利用した間接攻撃に転じる柔軟性も流石。こっちは、ナミが立案した策かな。アラバスタ以降、長らく自分よりも遥かに格上の相手と戦ってきただけあって、「勝てない様な強敵にどう挑んでいくか」という思考力には磨きがかかっている感じがする。
■カタクリ、新技オンパレード
毎週おなじみの、冒頭とラストに挿入されるルフィVSカタクリのオリジナルシーンだが、今回はルフィが大苦戦するいつものエピソードが延々と繰り返されるだけではなく、カタクリのアニメオリジナル技が数多く追加されていた。
中々にユニークなものが多く、それらの詳細については登場技の項目を見て貰うとして、やっぱりその中でも異彩を放っていたのは“無双モチ刃弾”ですかね。
なんと言っても自分の腕そのものを、能力によってガトリング銃に変えてしまうという発想。通常の“モチ刃弾”は、エースの“火銃”に近い「変化させた身体を拳銃に例えて射出する狙撃技」でしかないが、こっちはモロにガトリング銃ですからね。発想の方向性、どっちかと言うとMr.3とかに近いんじゃないかこの人。
「あんなに細部までこだわった造形にする必要あるの?」と問われれば別に必要はないんだろうが、“加々身モチ”やモチの社の造形からも分かる様に、カタクリ兄さんは非常にコダワリの強いお人なので仕方がない。
……社の扉同様、こちらも銃を構えた時の「チャキッ」という音まで鳴っているのは、もはや理屈の説明もつかないけど。
ただし見た目の派手さに比べ、ルフィに対してはそこまでの有効打とはならなかった印象。
見聞色との併用による高い命中率を誇った通常の“モチ刃弾”に比べると、無双版はガトリングの弾数に頼った技という感じに。数撃ちゃ当たるを地で行く様な技なので、あんまりカタクリ自身の戦闘技術が活きる技ではないかもしれない。
元々“モチ刃弾”自体、“力餅”等の必殺技に比べると流石に威力は控えめ(通常時のルフィの武装色でも何とか弾ける程度)な技なので、フィニッシュを決めるための攻撃と言うよりは、手数で相手を翻弄し、動きをけん制する為の技っていう印象ですかね。ルフィも「集中するヒマもねェ」と愚痴っている様に、あれだけの連射性能と精密射撃が組み合わされば、相手は受け切るだけで精一杯だろうし。
実際、“無双モチ刃弾”を用いた乱射攻撃も、締めの一撃は背後を取っての打撃技だった。弾丸の乱射を受け切れず、倒れてしまう程度の相手ならそれでも良し。受け切る事が出来る強者が相手なら、それを囮とした格闘術に持ち込める……という二段構えの戦術なのかな。
……しかしアレだな、ここまで無双無双と言われると、カタクリ兄さんにもぜひ海賊無双に参戦して欲しかったな。
今からでも、新作出ませんかね。未だに待ってますよ。
■ペロスペロー
ビッグ・マムからの粛清を恐れて、一喜一憂が激しいペロス兄。コミカルなお人だ。
しかし自爆に巻き込まれて片腕吹っ飛ばされたばっかりだってのに、今度は実の母から寿命を奪い取られる心配までしなきゃならんとは。敵とはいえ、流石にちょっと可哀想だ。自分で撒いた種とはいえ、国を想っての行動であった事は事実だしなぁ。
そして慌てふためくペロス兄を眺めながら、呆れた様な視線を向けるダイフク&スムージー姐さんの弟妹達。
呑気っすなぁ……。
ペロスペロ―は一時しのぎとはいえ、自分の命を賭けてマムの攻撃対象を麦わらの一味に向ける事に成功したワケだけど、君ら今のところ何の役にも立ってないよ?
大丈夫なん? 後詰として配備されたスム姐はまだしも、ダイフクなんて今しがた包囲網を完全に潰されるという失態を演じたばっかりだと言うのに。
■
ナポレオンの構造、これどうなってるんだろう。
帽子が刀に変形するのは、内部に仕込み刀としての仕掛けが存在するんだとしても、刀身が伸び縮みするのはそれだけでは説明がつかない。ナポレオンはれっきとした固形物であるハズなので、不定形の気体であるゼウスやプロメテウスの身体が増幅する場合とはワケが違う。
この形状変化の謎、もしかしたら、ゲッコー・モリアの“カゲカゲの実”の能力の1つである“影革命”に近いものなのかな。
影革命は、他人の影のなかに能力者自身の影を潜り込ませる事によって、影の形を変動させる事で強制的に本体の形状を操作するという技でした。これにより、モリアは本来ならば身体の伸縮能力など持っていないハズのオーズの肉体に、ゴム人間同様の伸縮を強引に発生させていた。
ソルソルの実の場合でも、これに似た様な事が出来るんじゃないか。つまりビッグ・マムは、手にしたナポレオンに追加のソウルを流し入れる事で、そのソウルの量に応じてナポレオンの体積に変化を生じさせているんじゃないだろうか。
ONE PIECE世界には数多の珍獣が住んでいるため、別段気に留めていなかったが、よく考えたらウサギのホーミーズであるランドルフなどは、明らかに身体の大きさが通常のウサギとは逸脱していた。ソルソルの実によって生み出されたホーミーズには、与えられたソウルの量によって物理的な大きさが変動する性質があるのかもしれない。
■VSビッグ・マム
遂に船へと乗り込んできてしまったビッグ・マムを退けるため、奮戦する麦わらの一味。
身を挺して突破口を開いてくれたキャロットに代わり、次は我らの番、とでも言うかの様に、各々の持ち味をいかんなく発揮した戦闘を見せてくれた感じ。
特に四皇・ビッグ・マムを相手に、純粋なパワー勝負で引けを取らない活躍を見せたジンベエは流石としか言いようがない。
梅花皮の防御、武頼貫の攻撃だけでなく、海流一本背負いによる消火活動と、「あなた逆に何が出来ないの?」と突っ込みたくなるほどの万能選手っぷりを見せつけてくれている。
ビッグ・マムは空腹のせいか、万全時よりもパワーは落ち気味だった様にも思えるが、それを差し引いてもタイマンの肉弾戦においてある程度渡り合えたという戦果は十分すぎるもの。炎と斬撃、どちらの攻撃も大きなダメージへと繋がってはいなかった辺り、ジンベエ自身の元々の武装色の強さが窺える。
四皇の本格登場以降、相対的には何かと落ち気味だった「元七武海」というブランドの強さを、久々に再確認させてくれた感じがします。
残るナミ、チョッパー、ブルックも、純粋な戦闘能力としてはジンベエに敵わないものの、攻防に渡る連携プレーにより、ビッグ・マムに一泡吹かせる事に成功。強敵相手の多対一の戦闘は、技の工夫や連携が光るから良いね。
ブルックは元から速度を重視した剣の使い手だが、相手に隙を作らせる話術も含め、卓越された老練の戦闘術により、ビッグ・マムを相手に見事な不意打を成功。サラッとやってのけているけれど、凄まじい事だ。
自分達の力量を鑑みて、真正面からブツかるのではなくゼウスを利用した間接攻撃に転じる柔軟性も流石。こっちは、ナミが立案した策かな。アラバスタ以降、長らく自分よりも遥かに格上の相手と戦ってきただけあって、「勝てない様な強敵にどう挑んでいくか」という思考力には磨きがかかっている感じがする。
【登場した技】
・拍手 モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
ルフィとの戦闘にて、カタクリが使用。漢字表記はTV字幕より。
展開した2つの“無双ドーナツ”から巨大なモチの腕を生み出し、平手の間に敵を挟み込んで押し潰す技。
ルフィは目をつぶり、カタクリの様に見聞色を研ぎ澄まし未来を視る事でこれを回避しようとしたが、実現には至らなかった。
しかし覇気を纏っていない攻撃であったため、ゴム人間のルフィに有効な攻撃とはなっておらず、“ゴムゴムの風船”によって防御された。
・無双拍手モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
通常の“拍手モチ”に、武装色の覇気を纏わせた強化技。
ルフィとの戦闘にて、カタクリが使用。ゴム人間の特性により“柏手モチ”の打撃を無効化したルフィに対し、覇気を纏った強烈な圧迫技を3連続で喰らわせた。
さらに4発目の攻撃によってトドメを刺そうとするも、ルフィは“ゴムゴムの風船”によってこれを回避している。
・ゴムゴムの風船
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。身体を膨らませる事で、“拍手モチ”の攻撃を防いだ。この際、本来ならルフィは見聞色の未来視によって攻撃を回避しようとしていた様で、技を防いだ後は「まだ視えねェ」と口にしていた。
更に覇気を纏った“無双拍手モチ”が放たれた際にも改めて使用し、体内に溜めた息を思いっきり吐きだす事で宙を舞い、攻撃を回避している。
・モチ刃弾
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
モチと化した手を拳銃の形に構え、武装色を纏わせた人差し指の先端部を銃弾の様に射出する技。更に見聞色の未来視と組み合わせる事で、敵の移動方向を的確に見抜き、正確無比な狙撃を行う事が可能となっている。
ルフィとの戦闘にて使用。武装色の防御によって辛うじて弾かれるも、連続攻撃によってルフィから見聞色へ集中する余裕を奪っている。
そしてルフィが自身の背後へ回り込もうとする事を先読みし、ルフィの顔面へと弾丸を射出。直撃を喰らわせたかに見えたが、ルフィは間一髪のところで額部分に武装色を纏わせており、致命傷とはならなかった。
・無双モチ刃弾
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
モチモチの実の能力により、武装色を纏った腕をガトリング銃の様な形状へと変化させ、射出口部分から大量の“モチ刃弾”を撃ち出す事で攻撃する技。
これに対し、ルフィは武装色を纏った拳の乱打によって弾丸を凌ぎ切るが、その隙に背後へと回り込んだカタクリの蹴りを叩き込まれてしまった。
・皇帝剣
使用者:ビッグ・マム
大剣の姿へと移ったナポレオンに、プロメテウスの炎を纏わせる事で生み出される燃える巨剣。また、剣の刀身はビッグ・マムの意志によって自在に伸縮させる事が可能となっている。
ジンベエとの戦闘時に使用された他、ケーキを探す為、これによってサニー号を両断しようとも目論んでいた。
・梅花皮
使用者:ジンベエ
武装色を纏った両腕を身体の前で十字に構え、相手の攻撃を受け止める防御技。
ビッグ・マムの“皇帝剣”による攻撃を受けるために使用。一時的にだが攻撃を受け止め、ペロスペローやダイフクを驚愕させたが次第に力負けし、海へと弾き飛ばされてしまった。
・破々刃
使用者:ビッグ・マム
“皇帝剣”を全力で振り下ろし、相手を焼き斬る技。
ジンベエに対して使用。“梅花皮”の防御と互角に押し合ったのちに押し切り、ジンベエをサニー号から海上へと吹き飛ばした。
・毛皮強化
使用者:チョッパー
ビッグ・マムの攻撃から、ナミを守る為に使用。その防御力により、ビッグ・マムの平手を受け切った。
・海流一本背負い
使用者:ジンベエ
ビッグ・マムによってサニー号から弾き出されたジンベエが、海中から使用。
サニー号目掛けて大量の水を投擲する事で、船に移った火を消すと共にビッグ・マムの髪に宿ったプロメテウスへの攻撃を行った。
・魚人空手「奥義」 武頼貫
使用者:ジンベエ
ビッグ・マムに対して使用。ビッグ・マムの腹部へと渾身の拳を叩き込み、船上からビッグ・マムを追い出す事に成功した。
・鼻唄三丁魂 の矢筈斬り
使用者:ブルック
ビッグ・マムとの戦闘にて使用。「パンツ見せて貰ってもよろしいでしょうか」というお決まりの文句によってビッグ・マムの不意を突き、高速の剣技によって彼女が足場とするゼウスを真っ二つに斬り裂いた。
・正電荷ブラックボール
使用者:ナミ
ビッグ・マムとの戦闘にて使用。
ブルックとの連携により、身体を裂かれたゼウスの周辺へとブラックボールを漂わせる事で、ゼウスの体内に溜まった電気を強制的に放電させ、上に乗るビッグ・マムに雷を浴びせた。
またアニメでは、放電の前にゼウスの周辺に雷の輪の様なものが発生する演出が加えられている。
・ゴムゴムの鷹 銃乱打
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
※技名を言わずに使用されたため、未確定
カタクリの“無双モチ刃弾”に対抗するため、ルフィが使用。
無数に浴びせられる弾丸に対し、武装色を纏った拳の乱打を叩き込む事で、攻撃を凌ぎ切った。
・無双ドーナツ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
“柏手モチ”使用のために発動した他、終盤では9つのドーナツを同時展開し、“九頭モチ”へと派生させている。
・九頭モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
ルフィとの戦闘にて、9つの“無双ドーナツ”から同時に使用。9つの拳を同時に放ったところまでで、第864話は終了となっている。
・
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
ルフィとの戦闘にて、カタクリが使用。漢字表記はTV字幕より。
展開した2つの“無双ドーナツ”から巨大なモチの腕を生み出し、平手の間に敵を挟み込んで押し潰す技。
ルフィは目をつぶり、カタクリの様に見聞色を研ぎ澄まし未来を視る事でこれを回避しようとしたが、実現には至らなかった。
しかし覇気を纏っていない攻撃であったため、ゴム人間のルフィに有効な攻撃とはなっておらず、“ゴムゴムの風船”によって防御された。
・無双拍手モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
通常の“拍手モチ”に、武装色の覇気を纏わせた強化技。
ルフィとの戦闘にて、カタクリが使用。ゴム人間の特性により“柏手モチ”の打撃を無効化したルフィに対し、覇気を纏った強烈な圧迫技を3連続で喰らわせた。
さらに4発目の攻撃によってトドメを刺そうとするも、ルフィは“ゴムゴムの風船”によってこれを回避している。
・ゴムゴムの風船
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
カタクリとの戦闘にて使用。身体を膨らませる事で、“拍手モチ”の攻撃を防いだ。この際、本来ならルフィは見聞色の未来視によって攻撃を回避しようとしていた様で、技を防いだ後は「まだ視えねェ」と口にしていた。
更に覇気を纏った“無双拍手モチ”が放たれた際にも改めて使用し、体内に溜めた息を思いっきり吐きだす事で宙を舞い、攻撃を回避している。
・モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
モチと化した手を拳銃の形に構え、武装色を纏わせた人差し指の先端部を銃弾の様に射出する技。更に見聞色の未来視と組み合わせる事で、敵の移動方向を的確に見抜き、正確無比な狙撃を行う事が可能となっている。
ルフィとの戦闘にて使用。武装色の防御によって辛うじて弾かれるも、連続攻撃によってルフィから見聞色へ集中する余裕を奪っている。
そしてルフィが自身の背後へ回り込もうとする事を先読みし、ルフィの顔面へと弾丸を射出。直撃を喰らわせたかに見えたが、ルフィは間一髪のところで額部分に武装色を纏わせており、致命傷とはならなかった。
・無双モチ刃弾
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
モチモチの実の能力により、武装色を纏った腕をガトリング銃の様な形状へと変化させ、射出口部分から大量の“モチ刃弾”を撃ち出す事で攻撃する技。
これに対し、ルフィは武装色を纏った拳の乱打によって弾丸を凌ぎ切るが、その隙に背後へと回り込んだカタクリの蹴りを叩き込まれてしまった。
・
使用者:ビッグ・マム
大剣の姿へと移ったナポレオンに、プロメテウスの炎を纏わせる事で生み出される燃える巨剣。また、剣の刀身はビッグ・マムの意志によって自在に伸縮させる事が可能となっている。
ジンベエとの戦闘時に使用された他、ケーキを探す為、これによってサニー号を両断しようとも目論んでいた。
・
使用者:ジンベエ
武装色を纏った両腕を身体の前で十字に構え、相手の攻撃を受け止める防御技。
ビッグ・マムの“皇帝剣”による攻撃を受けるために使用。一時的にだが攻撃を受け止め、ペロスペローやダイフクを驚愕させたが次第に力負けし、海へと弾き飛ばされてしまった。
・
使用者:ビッグ・マム
“皇帝剣”を全力で振り下ろし、相手を焼き斬る技。
ジンベエに対して使用。“梅花皮”の防御と互角に押し合ったのちに押し切り、ジンベエをサニー号から海上へと吹き飛ばした。
・
使用者:チョッパー
ビッグ・マムの攻撃から、ナミを守る為に使用。その防御力により、ビッグ・マムの平手を受け切った。
・海流一本背負い
使用者:ジンベエ
ビッグ・マムによってサニー号から弾き出されたジンベエが、海中から使用。
サニー号目掛けて大量の水を投擲する事で、船に移った火を消すと共にビッグ・マムの髪に宿ったプロメテウスへの攻撃を行った。
・魚人空手「奥義」 武頼貫
使用者:ジンベエ
ビッグ・マムに対して使用。ビッグ・マムの腹部へと渾身の拳を叩き込み、船上からビッグ・マムを追い出す事に成功した。
・鼻唄三丁
使用者:ブルック
ビッグ・マムとの戦闘にて使用。「パンツ見せて貰ってもよろしいでしょうか」というお決まりの文句によってビッグ・マムの不意を突き、高速の剣技によって彼女が足場とするゼウスを真っ二つに斬り裂いた。
・正電荷ブラックボール
使用者:ナミ
ビッグ・マムとの戦闘にて使用。
ブルックとの連携により、身体を裂かれたゼウスの周辺へとブラックボールを漂わせる事で、ゼウスの体内に溜まった電気を強制的に放電させ、上に乗るビッグ・マムに雷を浴びせた。
またアニメでは、放電の前にゼウスの周辺に雷の輪の様なものが発生する演出が加えられている。
・ゴムゴムの
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン
※技名を言わずに使用されたため、未確定
カタクリの“無双モチ刃弾”に対抗するため、ルフィが使用。
無数に浴びせられる弾丸に対し、武装色を纏った拳の乱打を叩き込む事で、攻撃を凌ぎ切った。
・無双ドーナツ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
“柏手モチ”使用のために発動した他、終盤では9つのドーナツを同時展開し、“九頭モチ”へと派生させている。
・九頭モチ
使用者:カタクリ
※アニメオリジナルシーン
※アニメオリジナル技
ルフィとの戦闘にて、9つの“無双ドーナツ”から同時に使用。9つの拳を同時に放ったところまでで、第864話は終了となっている。
【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ゼウス/ナポレオン/
プロメテウス・・・水島裕
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
カタクリ・・・・・杉田智和
ペロスペロー・・・内田夕夜
スムージー・・・・勝生真沙子
ダイフク・・・・・咲野俊介
ナレーション・・・大場真人
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ゼウス/ナポレオン/
プロメテウス・・・水島裕
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
カタクリ・・・・・杉田智和
ペロスペロー・・・内田夕夜
スムージー・・・・勝生真沙子
ダイフク・・・・・咲野俊介
ナレーション・・・大場真人