ビッグ・マム海賊団の将星・カタクリの使用する技のうち、TVアニメ版にのみ登場したオリジナル技の紹介でございます。
 一緒にその技に対する個人的な解釈や感想も添えてありますが、どうでも良い人はスルーしといてください。

 

鳥モチ
九頭モチ
拍手モチ
無双拍手モチ
モチ刃弾
無双モチ刃弾
栗餅
ナグリ餅




とりモチ■
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第858話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 「モチモチの実」の能力を利用した技のひとつ。掌から生み出した紐状のモチを使い、相手を縛り付ける事で動きを封じる技。

 TVアニメ第858話の、ルフィとの戦いにて初登場。食事シーンを見られた事で失っていた冷静さを取り戻したタイミングで使用され、ギア4へと変身したルフィを絡め取り、そのまま地面へと叩き付けた。
 その後もルフィは絡みついたモチから脱出する事ができず、追撃する様に繰り出した“雨垂れモチ”の直撃を喰らいかけている。だがこの際、モチによる拘束が足にまでは及んでいなかったため、ルフィは空中へと飛ぶ事でこれを回避。そして“鳥モチ”自体も、ギア4のパワーによって引きちぎられた。


【感想】
 一時的とはいえ、覇気も纏わないモチを絡めつけるだけで“ギア4”のルフィの動きを封じられるのだから、その拘束力はかなりのもの。と言うか、異常にコスパが良い。通常時のルフィ相手に使われていたら、脱出も一苦労だったんじゃないかな、これ。

 性能自体はそう悪くなさそうだが、パワータイプの技が多いカタクリとしては地味な方の技で、ルフィ戦全体を見ても使用されたのはたったの1回のみ。その1回も、折角ルフィの身体を縛り付けたのに足に対しては全くの無拘束だったため、結局のところ戦局を動かすほどの影響を与える事はなかった。

 足への拘束が一切及んでいなかったのは……鳥モチ自体の性能がどうこう以前に、意外とカタクリさんの投げ縄の才能が足りてなかったのかもしれんな。以降全然使われなかったのも、「あ、これあんま使うと無駄な恥かくかもな」とカタクリさんが日和った結果なのかもしれない。いや知らないけど。


九頭くずモチ■
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第863話・・・カタクリ→ルフィ
第864話・・・カタクリ→ルフィ
第866話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 「モチモチの実」の能力により、空中に9つの“無双ドーナツ”を同時に展開し、9発の“力餅”を連続して放つ技。

 TVアニメ第863話にて初登場。優位な状況の中で更にルフィを追い詰めるべくして使用され、ルフィの回避した先に次なる拳を叩き込むなどの連撃を繰り出し、痛手を与えた。
 この際、“無双ドーナツ”から放たれた腕がただ真っすぐに伸びるだけでなく、途中で一度折れ曲がりルフィを追跡する様な動きも見せていた。またこの攻撃を受けた後、ルフィはあえて目を閉じる事で見聞色の開花を目論んでいる。

 TVアニメ第864話~865話においては、回を跨ぐ形で登場。“モチ刃弾”“無双モチ刃弾”によって追い詰めたルフィへの追撃として使用した。自身の周囲に円を描く様に出現させた無双ドーナツから9つの拳を同時に繰り出し、その内数発を直撃させたが、致命傷には至らずルフィはすぐに反撃に移っている。

 TVアニメ第866話においては、未来視を会得し始めたルフィに対する攻撃として登場。この際片腕に“土竜”を構えた状態で“無双ドーナツ”を展開したため、ルフィは“九頭モチ”“モチ突き”のどちらで来るかを予想しようとしたが、未来視が完璧でなかった為、読み切る事は出来なかった。結果、カタクリは両方の技をほぼ同時に繰り出し、“モチ突き”を回避した先へとこの技を叩き込む事で、合計5発放ったパンチの内3発を直撃させた。
 更にその後、ルフィは目を閉じて感覚を研ぎ澄ませる事でカタクリの未来視へと近づこうとするが、カタクリはその隙さえも逃さず、更に6発のパンチを叩き込んでいる。


【感想】
 「九頭モチって奴か!」と、ルフィに名前を憶えられた珍しい技の1つ。カタクリのオリジナル技の中ではトップの使用回数を誇る事もあり、それだけ印象深かったんだろう。技の見た目としては、原作第891話で7発の“力餅”を同時に叩き込んでいるシーンが近いかな。

 性能の方はシンプルに、“力餅”の連続発射版といったところ。“力餅”自体が強力な技なのだから、それを連続して放つこの技はさぞ強力なのだろう……と見せかけて、アニメ中の描写を見ていると、その威力にはどうも疑問が残る。
 第864話では、わざわざお話を跨いだ「引き」のシーンとして繰り出される鳴り物入りの登場を果たしたにも関わらず、ドテッ腹に拳を叩き込んでおいて大したダメージを与えていないというガッカリっぷりだった。単発の“力餅”はバウンドマンの防御力にすら打ち勝ったと言うのに……。

 とは言っても、この技自体が“力餅”の連打版なのだから、これは“九頭モチ”の威力がどうというより、力餅の弱点と呼べるところでもあるんだろう。恐らく“力餅”は、連続使用に不向きな技なんだと思う。
 普通、拳を何発も連続で繰り出せば、1発1発の威力は下がってしまうもの。無双ドーナツから繰り出す拳とはいえ、結局はカタクリ自身が意識を集中させ、繰り出さなければいけないのだから、基本的な力の使い方としては普通のパンチとそう変わるものではないだろう。戦闘の達人たるカタクリの事、2,3発程度の連打ならば威力の低下を招かずとも、9発も連続で放つとなれば流石に100%の力を維持して殴る事は難しかったんじゃないだろうか。バウンドマンの防御を貫くあの威力は、少ない打数に渾身の力を込めたからこそ実現したものだったのだ。

 つまり“力餅”が「一撃で大ダメージを狙う技」だとすれば、“九頭モチ”は「相手が回避を行う事を前提に、手数を増やす事で小ダメージを確実に入れていく」事を目的とした技なんじゃないだろうか。ルフィという相手は、カタクリの豊富な戦闘経験の中でも稀有な回避能力を持っていた。攻撃を避けられる事にストレスを感じていたカタクリは発想を変え、威力よりも手数を重視し、着実に相手を削っていけるこの“九頭モチ”という技を選択したんじゃないかと思う。



拍手かしわモチ■
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第864話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 「モチモチの実」の能力により展開した2つの“無双ドーナツ”からモチの腕を生み出し、相手を掌の間に挟み込む事で叩き潰す技。
 生み出された腕はカタクリ本来の腕よりも遥かに巨大なものとなっており、技を受けたルフィの身体の数倍もの大きさとなっていた。
 この技を放つ際に生み出された腕に覇気を纏わせた、“無双拍手モチ”という強化技も存在している。

 TVアニメ第864話にて初登場。あえて目を閉じる事で見聞色の未来視能力を開花させようとするルフィに対して使用された。ルフィが逃れようとする方向へと的確に技を放ち、巨大な2つの平手でルフィを押し潰したが、覇気を纏っていない攻撃であったため、ゴムゴムの実の能力で身体を膨らませたルフィにダメージを与える事はなかった。


【感想】
 これは何か効果があるのか……? 勢いよく叩き付けているとはいえ、所詮はモチだしな……。相手がゴム人間だから効きませんでした、みたいな感じになってたけど、ぶっちゃけ生身の人間相手でも大した打撃にはならんのじゃないか。“加々身モチ”と同じ様に、本来は「叩き潰す」というよりは「押し潰して窒息させる」事を目的とした技なんだろうか。
 ぶっちゃけこちらは前座というか、手を抜いた方の技なので、本番は武装色を纏った“無双拍手モチ”の方ね。



無双むそう拍手かしわモチ■
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第864話・・・カタクリ→ルフィ
第865話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 “拍手モチ”によって生み出した巨大な腕に武装色の覇気を纏わせ、相手を叩き潰す強化版の技。

 TVアニメ第864話にて初登場。“拍手モチ”がルフィに通用しなかったため、こちらの技に切り替えて使用された。
 武装色の覇気を纏った事で、打撃を無効化するルフィに対しても通用する様になり、3度に渡ってルフィを掌の間に押し潰し、ダメージを与えた。
 その後地面へと落ちたルフィに対し更なる追撃を繰り出した際には、ルフィはこの技に対抗するべく“ゴムゴムの風船”によって身体を膨張させる。カタクリはそのまま膨らんだ身体を叩き割ろうと技を繰り出すが、ルフィは攻撃をそのまま受け止めるのではなく、吸い込んだ息を大きく吐き出す事で宙を舞い、攻撃を回避した。

 TVアニメ第865話においても使用されたが、技の内容を見切ったルフィは武装色を纏った片腕をギア3により膨張させた状態でつっかえさせる事で、身体への直撃を防いだ。しかしカタクリはルフィを挟み込んだまま腕を真下へと降下させ、地面へと叩き付けている。


【感想】
 武装硬化版拍手モチ。「拍手」と書いて「かしわ」と読む変則的な読み方に注意。
 読んで字のごとく、掌と掌の間に敵を挟み込むという直当て猫ダマシの様な技だが、“無双ドーナツ”から生成したクソでかい腕を使っているため、見た目のインパクトは中々。まあ、若干ネタ技っぽくもあるけど。
 
 押し潰す事が目的の技という事で、“力餅”などを放つ時に比べても作り出す腕のサイズがかなり大きい。これだけ大きければ威力の方にも期待が持てそうなものだが、ギア3+武装色の防御で受け切られてしまっている。これは咄嗟のアイデアで攻撃を防いだルフィの機転や覇気の強さを褒めてあげるべきかもしれないが、やはり“力餅”に比べると、その破壊力は低めになっている印象を受ける。まあ、挟むのとブン殴るのとじゃ、込められる力も違うしね。致し方ない。

 通常の打撃技に比べて勝っている点としては、攻撃を喰らわせた時点で相手は両掌の中に収まっているハズなので、事実上の捕獲状態となっている事かな。一度喰らわせてしまえば、後はそのまま窒息を待つなり、マスターハンドよろしく何度も握りつぶしてやるなり、更なる攻撃手段として様々なものが思いつく。まあ、劇中ではあまり有効に使われる事はなかったのだけれども。



■モチ刃弾はだん
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第864話・・・カタクリ→ルフィ
第866話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 「モチモチの実」の能力によりモチ状態とした手首を拳銃に見立て、武装色の覇気を纏わせた人差し指の先を銃弾の様に射出する技。撃ち込んだ部分は能力によりすぐに復活するため、弾丸の再装填なども不要となっている。
 更に弾を放つ際、カタクリが得意とする見聞色の覇気の未来視により敵の回避方向を先読みする事で、正確無比の命中精度を誇る銃撃を繰り出す事が可能である。

 TVアニメ第864話にて、ルフィとの戦闘時に初登場。見聞色の未来視により、ルフィの回避方向を先読みする形で2発放たれた。これらはルフィが手足や額に武装色の覇気を纏う事で攻撃を受けたために防がれたものの、ルフィを上回る武装色により防御の上から身体を仰け反らせる威力を見せた。
 またこの際、ルフィは神経を研ぎ澄まし、見聞色の未来視を成功させようと目論んでいたが、この“モチ刃弾”の連射を受けた事で集中を途切れさせてしまっていた。

 TVアニメ第866話においては、ルフィが「低確率で自分と同じ未来を見ている」事を理解したカタクリが、ルフィへの攻撃として使用。
 空中からのカカト落としを回避したルフィの足元を狙い、2発発砲しルフィを転倒させた。


【感想】
 50手前のオッサンが掌を拳銃の形に構えている図はエラくシュールだが、モチモチの実の能力に加え強力な武装色、そして未来を予知する程の見聞色というカタクリが持つ強みをフルに活かした贅沢な技でもある。
 能力によって変化させた自身の身体を銃弾として発射する、といえば、エースの使う“火銃ヒガン”が思い当たる。あちらは「炎の銃弾を連射する」という普通のピストルでは実現不可能な特徴を持っていたが、こちらは「モチ」という個体に武装色を纏わせて発射しているので、よりピストルに近い攻撃方法になっている感じ。

 なら普通にピストル使うのと変わらんやん、という気がしないでもないが、武器を介して攻撃を行うより、自身の肉体そのものを弾丸とした方がターゲットへの狙いは精密なモノになるんだろう。せっかく達人級の見聞色による精密狙撃が可能なのに、肝心の狙いがブレてしまっては元も子もないからね。

 とはいえ、武装色を纏ったおかげで普通の弾丸よりは高い威力を叩き出している様だが、流石にルフィの武装色の防御を完全に破れる程のものではなかった。おそらくダメージそのものへの期待値よりも、精密な射撃で足止めを行い、相手の集中力やメンタルに揺さぶりをかける「崩し」の技なんだろう。この技を何度も受けた事により、思った様な行動が取れないイラつきから無茶な攻撃に出てきた相手を、“モチ突き”などの必殺級の威力を誇る技で仕留める、というのが、本来の使い方なのかもしれない。

 一応はコレの強化版にあたる“無双モチ刃弾”も存在しているが、派手を通り越して何やらよう分からん領域にまで達したあちらよりも、地味ながら一発一発を確実に当てていく通常のモチ刃弾の方が好みだという人も少なくないんじゃないだろうか。これを書いてる私自身がそうです。



無双むそうモチ刃弾はだん
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第864話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 「モチモチの実」の能力と武装色の覇気により、黒色のガトリング銃の形状へと変化させた腕から無数のモチの弾丸を乱射する技。乱射技に切り替えた事で、通常の“モチ刃弾”に比べ一発一発の精度は落ちるものの、それを物ともしない程の弾数によって敵を追い詰める。

 TVアニメ第864話にて、“モチ刃弾”の攻撃を全て受け切ったルフィに対して使用。これに対し、ルフィは放たれる弾丸それぞれを“ゴムゴムの銃乱打”の様なパンチの連打で跳ね返そうとしたが、カタクリはそれを圧倒的な弾数によって徐々に押し切っている。そしてルフィの身体に無数の弾丸を喰らわせ吹き飛ばした挙句、背後へと回り込む事で蹴りを直に叩き込んだ。


【感想】
 数多く存在するカタクリの技の中でも、見た目のインパクトだけならば随一と言えるだろう。アニメのオリジナル技全般で見ても、そのトンデモ具合は上位に位置するかもしれない。「モチモチの実」という能力名から、腕をガトリングに変えてモチの弾丸を乱射するという技を思い浮かべられる人間が何人いるだろうか。考えたやつアホだな。良い意味で。

 弾数自体が圧倒的に違うので、相手に与える総ダメージ量においては“モチ刃弾”よりも遥かに上だろう。とはいえ、元々のモチ刃弾が威力を重視した技ではないと思われるので、それが正しい進化の方向なのかと言えば微妙。実際ルフィ戦にて使われた時も、銃弾を直に受けまくっているにも関わらず、それによるダメージ自体はそこまで受けていない印象だった。この技を放った後の締めの一撃として、背後を取っての蹴り技を加えていた辺り、カタクリ自身もこの“無双モチ刃弾”だけでルフィを倒し切れると思っていたワケではなさそう。雨の様に降り注ぐ銃弾で相手の身動きを封じ、それによって生じた隙を突いた接近戦でトドメを刺す、というのが理想の展開なのかもしれない。これ、モチ刃弾の時にも同じこと言ったな。

 どの道足止めを目的としているなら、ひたすら何も考えずに連射すれば良いだけの無双モチ刃弾の方が実用的ではある。が、何となくカタクリらしくはない。数撃ちゃ当たるの手数に頼った作戦では、得意の見聞色もほとんど活きないし……。

 この技で一番注目すべき点は、やはりあの謎のコダワリを持ったガトリング銃の造形だろう。ぶっちゃけ銃弾にさえ武装色を纏えば良いハズなのに、ガトリング部分にまで硬化を施しているのも「黒く塗装された方がガトリング銃の再現度が高い」と思ったからじゃないかな。
 実用性だけで言えばここまでキッチリと形状を変える必要もなさそうなのに、そうしてしまうのはやはりカタクリさんの溢れる造形へのコダワリからなのだ。その鋼の意思は、メリエンダのために作り出した社の形状にも表れている。姿さえ見られなければ良いのだから、マイクラ初心者の如き豆腐ハウスでも問題はなさそうなのに、彼はきちんとした引き戸型のギミックまで社に搭載してしまっていた。“加々身モチ”を放つ際には、わざわざ頂点に載せるミカンまでモチで作り出していた。モチを使った造形物を作る際のコダワリの深さこそが、トットランドの粉大臣としての彼のプライドが現れた箇所なのだ。ごめん、適当言った。



くりもち
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第869話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 “無双ドーナツ”を用いた“モチモチの実”の技の1つ。
 無数のトゲを持つ形状へと変化させた“無双ドーナツ”に武装色の覇気を纏わせ、敵に向けてトゲを連続で射出する事で攻撃する技。射出したトゲはすぐに補充されるため、遠距離から弾数の制限なく相手を攻撃する事が可能となっている。

 TVアニメ第869話にて初登場。
 ルフィを同格として認めた後のバトルにて使用し、ルフィに無数のトゲを射出して攻撃した。だが未来視を徐々に物にしていたルフィには見破られ、全て回避されている。


【感想】
 「格下とは思わねェ」という熱い展開の後に使用されたおふざけ技。未来視を会得したルフィには簡単に避けられてしまった上、カタクリ自身もルフィの見聞色を試すために使用した感があったので、扱いはぞんざい。可哀想に。

 無双ドーナツから無数のトゲキャノンが放たれる様は中々に物騒で、ルフィが見聞色を覚醒させる前に使用していれば、ヘタすりゃトドメの一撃にさえなれていたんじゃないかと思わせる面妖な見た目をしている。やっぱ、拍手モチとかやってる場合じゃなかったよ、カタクリさん。

 同じ間接攻撃系の技である“モチ刃弾”などとの違いとして、「この一撃でガッツリ相手にダメージを与えてやる」という意志が垣間見える点が挙げられる。こんなゴツいトゲキャノン、刺さればひとたまりもないだろうし、普通に主力として使っていけそうな面構えだ。複数のドーナツを展開して四方からトゲキャノンを浴びせたり、もっと巨大な無双ドーナツを生成して相手を円の中に囲ってしまうなど、応用も効きそうだ。出番はほとんど無かったけれど、意外と強い技なんじゃないか? 命中率の低さは難点として挙げられるかもしれないが、それも“無双栗餅”とか言って手数を増やしてやれば解決する事だしな……。



■ナグリもち
使用者:シャーロット・カタクリ

【登場シーン】
・TVアニメ
第870話・・・カタクリ→ルフィ


【紹介】
 “かくモチ”によって角張った形状へと変形させ武装色を纏った両腕から、パンチの連打を繰り出す技。パンチには通常のリーチで放たれるものと、モチモチの実の能力で腕を伸ばしながら放たれるものが入り混じっている。完全なアニメオリジナル技ではなく、原作第895話に登場した攻撃シーンにアニメで名前がついたものとなっている。

 TVアニメ第870話において、スネイクマンへと変身したルフィとの戦闘にて初登場。
 ルフィが言いたい事の全てを吐き出しながら放った“ゴムゴムのJET大蛇砲カルヴァリン”の連打に対抗する形で使用され、互いにノーガードの拳の連打同士を打ち合わせた。


【感想】
 “ゴムゴムの鷹銃乱打”のカタクリバージョンと言った感じの技。
 シンプルな拳の乱打なので、上に挙げたトンデモ技たちに比べれば地味さは否めないが、実用性の面ではトップクラスだろう。“無双ドーナツ”等の展開を必要としない分手軽に出せる上、あのカタクリが武装色を纏い繰り出すパンチの連撃なのだから、1発でもモロに受けてしまえば体勢を崩され、そのまま無数のパンチを叩き込まれてしまいそうだ。「拳の乱打」と聞くとどうしても1発ごとの威力が低下していそうな印象が付きまとうが、拳を打ち合わせたルフィの痛がり様を見るに、威力自体もやっぱり高めなんだろう。

 ……けど、やっぱ地味だな!! 原作の無名技に無理やり名前をつけただけなので仕方ない所はあるが、長い戦いの最終局面の段階で初登場した技としては、ちょっと物足りないかも。まあ使い勝手は良いだろうから、ゲームなんかにカタクリが登場した時には採用してあげて欲しい技でもある。Aボタン連打で繰り出せる通常技なんかには丁度いいんじゃないかな。