先日放送された第868話のアニメでは、アニメ版「ONE PIECE」史上初らしい副音声を交えた放送という取り組みがなされていました。
というワケで、ここでは副音声で御三方が喋ってらっしゃった内容を紹介しつつ、そこに適当な感想を乗っけていく形でまとめておこうかと。こういうのって、発売されるDVDとかにも残らないだろうし。
副音声として出演なさっていたのは、ルフィ役を務める声優の田中真弓さん、ウソップ役の山口勝平さん、そしてV6の三宅健さん。三宅さんは主題歌の「Super Powers」もV6として歌っている他、今回・次回の本編にも、チョイ役として声優参加されていると。
DVDやBDに「DR画質(最高画質)」で録画をしている人は、副音声も一緒に撮れているみたいなんで今からでも聞いてみてね。
ただし、副音声に切り替えるとアニメ本編の音が非常にちっちゃくなるという副作用が起こってとても見づらいため、ウチでは初見で見る人は副音声無しで、2周目以降の時に副音声に切り替えるという楽しみ方を推奨します。
また副音声企画は次回の放送(2019年1月20日分)でも実施される様なので、興味ある人は次回の録画に気を付けてみて下さいね。
アニメ本編の感想及び原作からの変更点などはこちら
→【あらすじ・変更点・感想】第868話「男の覚悟 カタクリ命がけ大勝負」【アニメONE PIECE】
左側のタイムラインに関しては、9時30分を放送開始として録画の再生時間を元にしたものなので、あくまでザックリとしたものです。実際には数秒の誤差があるとお考え下さい。
09:30:00 番組開始。同時に副音声も開始。
山口さんがMC的な役回りで企画説明を進める中、
「うん!」「うん!」と元気の良い田中さん。
この青字のところは、私が適当に添えてるだけのコメントでございます。
別に大したことを書くつもりもないので、
いらんって人は適当に受け流しといてください。
09:30:39 各メンバーの自己紹介。
田中さん、進行を続ける山口さんに「静かにしてよ!歌聞いてんだから!」とキレる。
この時点ですでに自由過ぎる。流石我らが船長。
09:31:11 山口さん、実はONE PIECEではオーディオコメンタリーなども
あまりやっていない事に触れる。
山口さん「ONE PIECEなんか色々やってる様でやってない」
副音声よりも先にVチューバーをやろうとするアニメ、そうそうないと思う。
09:31:40 田中さん、「(オンエアを)見ながら聞くってさ、ウザくないの?」
と企画の根幹を否定するツッコミをぶっこむ。
俺も思ったけど言ったらアカン! みんな録画して見てるからきっと!
本編視聴済みだから!
09:32:19 副音声の中で語る内容の予定を喋る山口さんの横で、
田中さんが唐突に「カッコイイー!」と三宅さんに対し奇声をあげる。
田中さん「今ね、触っちゃったw」
三宅さん「触ってもらいました今、左肩を」
09:33:55 CM明け。この時点でウチの録画では本編側の音量がほとんど0になる。
副音声ってそうなの!? 本編の音ナシ!? ウチの録画が悪いだけ?
正直副音声、コレのために聞き方を調べた身なんで、
他の番組だとどうなのかとか分かんないんですよね。
09:34:00 主題歌についてのお話。
山口さん、「アニメの映像に自分達の曲が流れる」という事への気分を三宅さんに
尋ねる。
三宅さん「オープニングのアニメに自分達の楽曲が合うかどうかは気になった」
「オンエアを見て、戦闘シーンに楽曲がぴったり合っていて良かった」
09:34:54 「Super Powers」はONE PIECEの主題歌になるという事ありきで、
その世界観をキーワードに作られたとの事。
「懸命に生きる事 冒険と呼ぼうか」「ライバルとの絆」なんかは、
ONE PIECEやWCI編の内容を踏襲した印象が強いですね。
まあ絆ってフレーズ、ONE PIECEじゃ地味にあんま聞かない気はするけど、
雰囲気は合ってるので些事だろう。
09:35:20 三宅さんはONE PIECEが元々好きらしい。
その上で、「楽曲にご自身の意見とかも入ったりするんですか?」と尋ねる山口さん。
三宅さん、「今までアニメも見てたんで、こっちの方がONE PIECEに
合うんじゃないか?という意見はスタッフさんに伝えたりはした」との事。
09:35:46 「Super Power」は、何曲か候補があった中から
メンバーのアンケートを元にして選ばれた楽曲との事。
09:36:25 三宅さん、ONE PIECEは単行本とアニメでは
「一番最初にどっちも見てて、単行本も買いつつアニメも見てた」
どのぐらいの頻度で見ているのかまでは分からないけれど、
原作とアニメを両方見てくれてたのは地味に嬉しい。コアなファンでも、
アニメは完全スルーって人も少なくないからなぁONE PIECE。
09:36:50 山口さん、連載開始当初の三宅さんの年齢の質問をぶっこむ。
三宅さんに「年の話っすか?」と突っ込まれひと笑い。
三宅さん「22、3とかだったと思います」
ジャニーズベテラン勢の高齢化が激しい。
なお三宅さんは79年生まれなんで、実際にはもう少し年少だった模様。
09:37:06 当時の話の流れで、三宅さんがFolder5が主題歌をやっていた頃の事に触れる。
三宅さん「僕の中ではあれがONE PIECEのイメージだった」
「それに勝る様なものを作らなきゃ、という意気込みが凄くあった」
Believe、未だに好きな主題歌ベスト3に入るかもしれない。
09:37:32 三宅さん、Super Powersについて「今のONE PIECEに合っていると思う」。
山口さん、「ONE PIECEも話が進むにつれて、
重いテーマが話になって来たりする部分が多くなり、合致する楽曲の雰囲気が
当時とは異なってきたかもしれない」と語る。
これに関しては、ひとつ前の主題歌だった「Hope」なんかが顕著かな。
サンジ奪還やシケモク等に合わせた切ない雰囲気にはベストだったけど、
あれを東の海編とか偉大なる航路突入直後に流しても全然空気が違うものね。
09:38:28 今回のエピソードである第868話について。
カタクリとの戦いについて「ずいぶん長く戦ってる」と山口さん。
田中さんも「ほんと長い」とキッパリ。あまりに長いため、
尾田さんからも「大丈夫ですか喉?あんなに叫んで」と言われたと話す。
田中さん「おいおいおいおい(作ったの)お前だろ!」
他人事みたいに言う尾田さんに笑う。まあ、カタクリ戦はアニメでの
追加シーンがかなり多いので、確かに原作者に罪はないかもしれん。
09:39:26 当時ジャンプで本編を読んでいた山口さん、「カタクリに勝てる要素がないじゃん」
「どうやって勝つんだろう」と思ったと語る。
田中さん、ドラゴンボールを例に挙げ、より強い敵が次々に登場する事について語る。
ドフラミンゴを倒した時、「それ以上のキャラクター作ってくのも大変だろうと
思ったら、後から後から凄いのが出て来ちゃう」
09:40:30 山口さん、三宅さんが好きなキャラクターについて振る。
三宅さん、悩んだ結果「シャンクスかな」と回答。
「渋いとこ行きますね! 髪の毛の感じからしてサンジかな、と」と山口さん。
三宅さん「サンジもスケベで好き」
本人の髪型から好きなキャラを絞り込もうとする謎発想に吹き出すわたくし。
09:41:12 三宅さん、シャンクスを好きな理由として、片腕を失うエピソードを挙げる。
山口さん、尾田さんの画風の変化もありシャンクスがどんどん男らしく
なっていった事や、ロジャーとはまた違うところでONE PIECEという作品の象徴
の様な存在である事を語る。
ONE PIECEの象徴ってのは確かにそうかもしれない。世界観としての
「時代の象徴」がロジャーや白ひげ、「作品の象徴」がルフィやシャンクスって感じ。
09:41:53 三宅さん、スーパー歌舞伎版が凄く良かったと話す。山口さんに
「ご自身が演じるとしたら?」と振られ、「やりたいのはルフィ」と回答。
山口さん、三宅さんは「どのキャラでもいけそうな感じ」。
歌舞伎見てないわたし、さっそく三宅さんにファン度合いでの溝を空けられる。
09:42:57 田中さん、以前ルフィと悟空が衣装を交換したコラボフィギュアが出た時の話を
持ち出し、両者の体つきの違いに驚いたと話す。
山口さん「ルフィはアスリートタイプ、悟空は格闘技タイプの筋肉なのかも」と話す。
アマゾンから引っ張ってきてみたけど、これの事かな?
確かに悟空の道着を着て見ると、ルフィのひょろっこさが目立つ。腕や胸周り
なんかが顕著ね。いやまあ、戦闘民族と比べるのもアレかもしれないけど。
09:44:04 山口さん「田中さんがスーパー歌舞伎に出るとしたら?」
田中さん「ニョン婆」
似合いすぎている。
09:44:17 山口さんがスーパー歌舞伎に出るなら?という話の流れで、
田中さん「イワンコフ」という無茶を放り込む。
更に「(実写でも)ウソップ出来ちゃうんだよこの人」と言う田中さんに対し、
「ウソップで行きませんよ、ウソップ意外とカッコイイんすよ?」と山口さん。
「スタイリッシュな体形してますからね」と三宅さん。
2年後現在とか、腹筋割れてるもんなあの人。東の海に帰ったら、大概の事は腕力で
捻じ伏せられる程度の力はあると思う。性格的にやらんだろうけど。
09:44:44 山口さん、尾田さんからウソップは「バンダナ取るとカッコイイから」と、
少しカッコ悪くするためにバンダナを巻いていると言われたエピソードを話す。
アフロが正義な価値観のお方やから……。
09:48:48 CM明け。後半戦開始。
山口さん、ウソップの魅力をたんまりと語ってやろうと目論むも、
スタッフさんから止められる。
09:49:10 山口さん、「スーパー歌舞伎で演じるとしたら」の質問に、
最終的に「ガイモンさん」と回答。初期の頃の好きなエピソードであると話す。
アニメだとエピソードの順序が入れ替わってたから、
珍獣島のお話の時にはもうウソップ加入済みだったのよね。
09:49:32 三宅さんが本編に登場しているというお話へ。
洋画の吹き替えは経験済みだという三宅さん、絵の完成していない部分の
アフレコ時に、赤い点滅や口のパクパクで喋っている場所を示す技術に
「僕が洋画のアフレコをやった時よりも進化している」とコメント。
近眼も老眼もヒドイという田中さん、実際の口パクよりも、
赤く示されている方が喋っている箇所が分かりやすい場合もあると話す。
09:51:13 ラフの状態の絵で演技をしている事に驚いたと話す三宅さん。
感情や完成後の絵を想像しながら声を吹き込んでいると思うと凄いと話す。
田中さん、「勝平が凄いのは、どこでパンチが来た、足が来たとかやられてますとかを、
絵がまだ出来てないのに完璧に教えてくれる」と語る。
山口さん、「そういうのも慣れ」。
09:52:07 三宅さん、アフレコの現場を見て、「あんなに長いシーンをカットせずに
撮っていると知らなかった」と話す。
09:52:30 話している内に、三宅さんが声を当てたキャラクターのシーンが近づく。
同時にスムージー姐さんの鬼畜の所業がお茶の間にお届けされる。
09:52:37 三宅さん「V6KMって書いてある」と笑い。
同時に干からびていくシーンでひと盛り上がり。
アフレコの時は絵が出来てなかったらしいし、V6KMもこの時に初めて知ったんかな?
09:52:50 この時も絵はほとんど真っ白だったという話に。
初アフレコの人は、洋画などと違い無音の絵に向かって収録するので
戸惑う人が多いと話す田中さん。
三宅さん「声優さんは凄いなと思いますね。
死ぬ役だけだったけれどそれだけでも難しかった」
09:53:25 田中さん、死ぬ役は難しいと話す。
「断末魔の叫びを、いきなりそれだけ演じるという方が難しい」という話に、
山口さんも賛同。
09:53:53 「もっとやりたいという気持ちはあるけれど、何の基礎もないので中々手が出ない」
という三宅さんに対し、「今年ワンピ、映画ありますよ」とそそのかす
山口さんと田中さん。
三宅さん、「機会があったら出たいですね」と半笑い。
ONE PIECEの映画、最近は毎回メインキャラからモブまで、ゲスト声優入って
ますからね。今回の縁もあるし、V6から参加してくれても面白いかも。
09:54:24 山口さん、「通常アニメでは3~4本のマイクを立てて入れ替わりながら撮っていく。
ああいうのはアフレコのスタジオならではかもしれない」と話す。
09:54:45 海外では1人ずつ個別に収録したり、画面にセリフが出て来たりするという話に。
三宅さん、「台本を見ながら映像も見て、っていうのが凄くて、
どこに目ついてるんだろう?」と話しひと笑い。
田中さん「それは若くないと出来ない事で、視力が落ちたり老眼が入ると難しくなる。
勝平が凄いと思うのは動体視力。遠くと近くの焦点を合わせるのが速い」
山口さん「三宅さん達もダンスとかやってるから、習得は早いと思う。
音がない分、自分の中のリズム感みたいなので計ったりする事がある」
理にかなった事を言っているのに、ユースケ・サンタマリアのダンス万能説が
脳裏をよぎり変な笑いが出てしまう私であった。
09:55:51 アフレコ時に出ているタイムに焦らされたという話をする三宅さん。
山口さん「昔はタイムの表示がなく、自分の中のリズムでタイミングを取っていた。
そういう意味では、タイムを見なくても大丈夫だと思う」
田中さん「タイムを見る、という動作は、役じゃなく自分になってしまう。
タイムを見ながらやるのは、私は絶対良くないと思う」
開始早々フリーダムだった田中さん、アフレコ談義に入った途端マジの経験則や
アドバイスを送る方向にシフトしている辺り、流石である。
ベテランプロの目つきが変わった瞬間。
09:56:53 番組の締めへと向かうMC山口さん。
三宅さん、オープニング曲のCDリリース情報を告知。
1月16日に発売という事で、これを書いている時点ではすでに発売済みですね。
通常版の方だと、初回特典として麦わらの一味とコラボしたジャケットもついてくるそうで。
09:57:22 田中さん、CDの発売日が、自分の誕生日の次の日だとぶっこむ。
64歳の誕生日らしい。「見えないですね」と三宅さん。
数日遅れですが、田中さんお誕生日おめでとうございます。
……って64!? もうそんなお年だったのか……。そんなに老け込んだ感じもなくて、
50代くらいかと思ってた。話口調が明るいのもあるかもしれないけど、若いなぁ。
09:58:04 次回予告開始。同時に副音声終了。
と言うわけで、以上第868話の副音声でした。お疲れ様でした。
いや濃ゆい。
声優メインの副音声なだけあって、アフレコをメインに色んなお話が聞けたんじゃないかと。
ただその反面、今回は本編内容とはあまり関係のないお話が多かったので、やはり普通の音声で本編を見た後に見るのが適切かなと。せっかくの本編を、ほとんど絵だけの状態で先に見ちゃうのは勿体ないからね。
次回もこんな感じで纏めようとは思ってます。
録画して見る人は、副音声が撮れる設定に直しておくのを忘れずにね。
第869話分はこちら
→【ONE PIECE】アニメ第869話 副音声トークまとめ・感想