第875話
「魅惑の味 幸せのサンジのケーキ」
【原作の対応話数】
89巻 第900話
もくじ
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想・妄想
・登場した技
・声の出演
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想・妄想
・登場した技
・声の出演
【あらすじ】
タイヨウの海賊団の到来により、辛くも危機を乗り越えた麦わらの一味。一方でふんわり島では、遂にビッグ・マムがウェンディングケーキを食べる瞬間が訪れていた。ケーキには毒が仕込まれている。そう信じて疑わないペロスペロー達だったが、ケーキを食べたビッグ・マムの反応は、彼らの想像とは相反するものだった。ビッグ・マムはケーキの美味さの虜となり、涙を流しながら食らいついたのだった。仕込まれた毒が効かなかったものと認識したペロスペローは、すぐさま電伝虫を取る。ビッグ・マムの食いわずらい騒動は、プリンの活躍により収束を迎えた。その報告に沸き立つ国民達だが、その中で1人、当事者であるプリンだけが浮かない表情を浮かべるのだった。
その頃、カカオ島でジェルマ66との戦闘を繰り広げていたオーブンが、鏡世界を経由して海上の船へと移動していた。カタクリを倒したルフィへの怒りが収まらないオーブン。彼は麦わらの一味を抹殺するべく、自身の能力で海面を沸騰させる事で、タイヨウの海賊団による援護を不可能にしてしまう。更にビッグ・マム海賊団の巨大船、クイーン・ママ・シャンテ号も到来し、絶体絶命を迎えるサニー号。彼らの必至の前進も空しく、シャンテ号の主砲からの砲撃がサニー号を襲った。
海上に残されたのは、一隻の船の残骸。そして海面には、麦わらを被った髑髏の旗印が浮かんでいた。
タイヨウの海賊団の到来により、辛くも危機を乗り越えた麦わらの一味。一方でふんわり島では、遂にビッグ・マムがウェンディングケーキを食べる瞬間が訪れていた。ケーキには毒が仕込まれている。そう信じて疑わないペロスペロー達だったが、ケーキを食べたビッグ・マムの反応は、彼らの想像とは相反するものだった。ビッグ・マムはケーキの美味さの虜となり、涙を流しながら食らいついたのだった。仕込まれた毒が効かなかったものと認識したペロスペローは、すぐさま電伝虫を取る。ビッグ・マムの食いわずらい騒動は、プリンの活躍により収束を迎えた。その報告に沸き立つ国民達だが、その中で1人、当事者であるプリンだけが浮かない表情を浮かべるのだった。
その頃、カカオ島でジェルマ66との戦闘を繰り広げていたオーブンが、鏡世界を経由して海上の船へと移動していた。カタクリを倒したルフィへの怒りが収まらないオーブン。彼は麦わらの一味を抹殺するべく、自身の能力で海面を沸騰させる事で、タイヨウの海賊団による援護を不可能にしてしまう。更にビッグ・マム海賊団の巨大船、クイーン・ママ・シャンテ号も到来し、絶体絶命を迎えるサニー号。彼らの必至の前進も空しく、シャンテ号の主砲からの砲撃がサニー号を襲った。
海上に残されたのは、一隻の船の残骸。そして海面には、麦わらを被った髑髏の旗印が浮かんでいた。
【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・ケーキを目の前にした事で、ビッグ・マムの頭部の炎が消え、プロメテウスが元の姿へと戻るシーンが追加。
同時に、原作では割愛されていたナポレオンが“皇帝剣 ”から元の帽子へと戻り、ビッグ・マムの頭に被さる描写が追加。
・ビッグ・マムがケーキへと迫る中、危険を顧みずにその様を見届けようとするシフォンを、ベッジが強制的に退散させるシーン追加。
シフォンを抱えたベッジが“キャッスルタンク”により撤退するのは原作通り。
・ビッグ・マムがケーキへと迫る中、ペロスペローやババロア、また電伝虫越しのモンドールやニワトリ伯爵がその顛末を見守る描写追加。
・ケーキを食べたビッグ・マムがその美味さに倒れた際、毒にやられたものと勘違いしたモンドールが怒りを燃やす描写追加。
またババロアが、船の救護班にビッグ・マムを救出する様指示を出すシーン追加。その際、ビッグ・マムの様子がおかしい事に気付いたペロスペローに制止されている。
・ケーキの美味さに喜ぶビッグ・マムを見たシフォンの、「黒足、あんたが見たがってた顔よ!」というセリフ追加。
・ビッグ・マムの「最高だよこの甘さ♪ どこかで知ってる!!何の味!?」というセリフが、ミュージカル調のリズムに乗せたものとなった。
・ビッグ・マムの食いわずらいが止まった際、シフォンが自分の願いを聞き入れてくれたベッジに礼を言うシーン追加。
・プリンの「違う……私じゃない………!!」というモノローグの後、「本当に皆を救ったのは……とても強くて……とてもとても優しい……私の大切な思い出の人……」と続けるセリフ追加。
・原作ではいつの間にか船上へ戻っていたジンベエだが、アニメでは海中でのアラディンとの会話シーンが追加。
「海峡のジンベエの新たな航路は、タイヨウの海賊団が作る!」というアラディンの言葉に、ジンベエが頷いている。
・ワダツミが海上の敵船を叩き飛ばすシーンや、砲撃を受けるシーンが追加。
またアラディン達が、海中から武器で敵船の船底を貫き、沈めるシーン追加。
・麦わらの一味を逃がすまいと向かってくるダイフクの魔人に、アラディンが“海流一本背負い”で攻撃するシーン追加。これによって弾き飛ばされた魔人の薙刀が、ダイフクの乗るスムージーの船の甲板へと突き刺さっている。
・サニー号を狙って放たれる砲弾を、赤色の肌をした魚人が拳や脚で次々に跳ね返しているシーンが追加。
・道を作ってくれたアラディン達に、ルフィが礼を言うシーン追加。
またアラディンも、「ジンベエをよろしく頼むぞ! 麦わら!」と返している。
・スナックがジェルマ66の城へと砲撃を仕掛けるシーンおよび、ニジとレザンが剣で打ち合い、ニジが勝利するシーン追加。
・カカオ島の軍勢を食い止めようとするイチジ達4人に対し、10つ子が“ゴチャゴチャの実”の能力により合体し戦いを挑むシーン追加。
これに対し、ジェルマはニジ、ヨンジ、レイジュのそれぞれの攻撃により動きを封じた上で、イチジの“火花フィガー”を腹部に叩き込む事で打ち破っている。
またこの際、レイジュが毒の吐息を鞭の様に操り、敵を拘束する技を披露している。
・オーブンが鏡を経由してサニー号付近の船へと移動した際、以前のカカオ島でのシーンに引き続き、ルフィへの怒りから身体を真っ赤に燃え滾らせるシーン追加。
・ブリュレがレイドスーツを貫ける重金属の合成弾を持ち出し、部下にジェルマへの攻撃を指示するシーン追加。
・スナックが部下を引き連れ、ジェルマの城に攻め入ろうとするシーン追加。その際、ジャッジが侵入者を防ぐため、戦火に包まれた城門の前に立ちはだかっている。
またその後、スナックとジャッジが互いの武器で打ち合うシーンが数カット追加。
・タイヨウの海賊団がオーブンの“熱海温泉 ”の攻撃を受けた際、ジンベエが彼らに海中へと退避する様に指示するセリフ追加。
・タイヨウの海賊団による防備が無くなった事で、ビッグ・マム海賊団の艦隊がサニー号を包囲するシーン追加。これに対し、ルフィは尚も前進を指示している。
・クイーン・ママ・シャンテ号のカカオ島到着をモンドールに伝えていた電伝虫の声が、コンポートによるものだった事が判明。
・終盤のビッグ・マムがケーキを食べながら歌うシーンがミュージカル調の演出に。
・ミュージカル調の演出内にて、羊の家で過ごした友人たちの姿が一瞬だけ映し出される演出が存在するが、この時の彼らの目が真っ黒に塗り潰されている。(その後の誕生日の記憶を夢想するシーンでは、原作通り普通の目になっている)
・ミュージカル調の演出内にて、ビッグ・マムがカルメルや羊の家の子供達と一緒に空へと昇って行く演出の際中、ビッグ・マムがカルメルの手を掴もうと手を伸ばす描写が追加。しかしカルメルの手を掴もうとした瞬間にカルメルの姿は消滅してしまい、伸ばした手は空を切っている。
・イチジ達が対レイドスーツ用の銃弾の乱射を受けるシーンにて、原作ではその場に10つ子の合体形態が描かれていたが、アニメでは前述のシーンにて敗れてしまっているため削除された。
・「ねえマザー♪ おれきっとやれるよね♬」のシーンにて、原作ではスナックと対峙するジャッジのコマだった映像部分が、立てられたカルメルの写真の前に座り込むビッグ・マムの姿に変更。ビッグ・マムの表情や歌い方も寂し気なものとなっており、この言葉に写真の中のカルメルが動き、微笑みながら頷く演出がされている。
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・ケーキを目の前にした事で、ビッグ・マムの頭部の炎が消え、プロメテウスが元の姿へと戻るシーンが追加。
同時に、原作では割愛されていたナポレオンが“
・ビッグ・マムがケーキへと迫る中、危険を顧みずにその様を見届けようとするシフォンを、ベッジが強制的に退散させるシーン追加。
シフォンを抱えたベッジが“キャッスルタンク”により撤退するのは原作通り。
・ビッグ・マムがケーキへと迫る中、ペロスペローやババロア、また電伝虫越しのモンドールやニワトリ伯爵がその顛末を見守る描写追加。
・ケーキを食べたビッグ・マムがその美味さに倒れた際、毒にやられたものと勘違いしたモンドールが怒りを燃やす描写追加。
またババロアが、船の救護班にビッグ・マムを救出する様指示を出すシーン追加。その際、ビッグ・マムの様子がおかしい事に気付いたペロスペローに制止されている。
・ケーキの美味さに喜ぶビッグ・マムを見たシフォンの、「黒足、あんたが見たがってた顔よ!」というセリフ追加。
・ビッグ・マムの「最高だよこの甘さ♪ どこかで知ってる!!何の味!?」というセリフが、ミュージカル調のリズムに乗せたものとなった。
・ビッグ・マムの食いわずらいが止まった際、シフォンが自分の願いを聞き入れてくれたベッジに礼を言うシーン追加。
・プリンの「違う……私じゃない………!!」というモノローグの後、「本当に皆を救ったのは……とても強くて……とてもとても優しい……私の大切な思い出の人……」と続けるセリフ追加。
・原作ではいつの間にか船上へ戻っていたジンベエだが、アニメでは海中でのアラディンとの会話シーンが追加。
「海峡のジンベエの新たな航路は、タイヨウの海賊団が作る!」というアラディンの言葉に、ジンベエが頷いている。
・ワダツミが海上の敵船を叩き飛ばすシーンや、砲撃を受けるシーンが追加。
またアラディン達が、海中から武器で敵船の船底を貫き、沈めるシーン追加。
・麦わらの一味を逃がすまいと向かってくるダイフクの魔人に、アラディンが“海流一本背負い”で攻撃するシーン追加。これによって弾き飛ばされた魔人の薙刀が、ダイフクの乗るスムージーの船の甲板へと突き刺さっている。
・サニー号を狙って放たれる砲弾を、赤色の肌をした魚人が拳や脚で次々に跳ね返しているシーンが追加。
・道を作ってくれたアラディン達に、ルフィが礼を言うシーン追加。
またアラディンも、「ジンベエをよろしく頼むぞ! 麦わら!」と返している。
・スナックがジェルマ66の城へと砲撃を仕掛けるシーンおよび、ニジとレザンが剣で打ち合い、ニジが勝利するシーン追加。
・カカオ島の軍勢を食い止めようとするイチジ達4人に対し、10つ子が“ゴチャゴチャの実”の能力により合体し戦いを挑むシーン追加。
これに対し、ジェルマはニジ、ヨンジ、レイジュのそれぞれの攻撃により動きを封じた上で、イチジの“火花フィガー”を腹部に叩き込む事で打ち破っている。
またこの際、レイジュが毒の吐息を鞭の様に操り、敵を拘束する技を披露している。
・オーブンが鏡を経由してサニー号付近の船へと移動した際、以前のカカオ島でのシーンに引き続き、ルフィへの怒りから身体を真っ赤に燃え滾らせるシーン追加。
・ブリュレがレイドスーツを貫ける重金属の合成弾を持ち出し、部下にジェルマへの攻撃を指示するシーン追加。
・スナックが部下を引き連れ、ジェルマの城に攻め入ろうとするシーン追加。その際、ジャッジが侵入者を防ぐため、戦火に包まれた城門の前に立ちはだかっている。
またその後、スナックとジャッジが互いの武器で打ち合うシーンが数カット追加。
・タイヨウの海賊団がオーブンの“
・タイヨウの海賊団による防備が無くなった事で、ビッグ・マム海賊団の艦隊がサニー号を包囲するシーン追加。これに対し、ルフィは尚も前進を指示している。
・クイーン・ママ・シャンテ号のカカオ島到着をモンドールに伝えていた電伝虫の声が、コンポートによるものだった事が判明。
・終盤のビッグ・マムがケーキを食べながら歌うシーンがミュージカル調の演出に。
・ミュージカル調の演出内にて、羊の家で過ごした友人たちの姿が一瞬だけ映し出される演出が存在するが、この時の彼らの目が真っ黒に塗り潰されている。(その後の誕生日の記憶を夢想するシーンでは、原作通り普通の目になっている)
・ミュージカル調の演出内にて、ビッグ・マムがカルメルや羊の家の子供達と一緒に空へと昇って行く演出の際中、ビッグ・マムがカルメルの手を掴もうと手を伸ばす描写が追加。しかしカルメルの手を掴もうとした瞬間にカルメルの姿は消滅してしまい、伸ばした手は空を切っている。
・イチジ達が対レイドスーツ用の銃弾の乱射を受けるシーンにて、原作ではその場に10つ子の合体形態が描かれていたが、アニメでは前述のシーンにて敗れてしまっているため削除された。
・「ねえマザー♪ おれきっとやれるよね♬」のシーンにて、原作ではスナックと対峙するジャッジのコマだった映像部分が、立てられたカルメルの写真の前に座り込むビッグ・マムの姿に変更。ビッグ・マムの表情や歌い方も寂し気なものとなっており、この言葉に写真の中のカルメルが動き、微笑みながら頷く演出がされている。
【感想・妄想】
■タイヨウの海賊団、到来
冷静に考えると、アニメでは原作の扉絵連載で語られた物語が(基本的に)カットされてるんで、アニメ派の人にとってはワダツミが何故ジンベエ達と一緒にいるのか理解不能なまま、このお話に繋がる事になるんですかね。元々ホーディ達に比べれば「悪い奴」って印象の少ない敵だったとはいえ、若干の違和感はあるかもね。
ジェルマ66やファイアタンク海賊団に比べると、登場シーンの少なさから目立たない立場ではあるが、タイヨウの海賊団のWCI編での貢献度は中々のものだった。今回の護衛としての役回りも勿論だが、ナワバリウミウシの警備網を機能停止させてしまったのが大きい。
これはルフィ達を逃がすために行った作戦だが、ジェルマ66が生存を知られる事無くカカオ島に到着できたのは彼らの働きがあってこその話。ジェルマに救われた際のサンジはかなり切羽詰まった状態だったから、追撃の部隊を寄越されてイチジ達の到着が少しでも遅れていれば、絶体絶命だっただろう。そういう意味でも、彼らの深海における誰にも気づかれない働きは、麦わらの一味にとってかなりの追い風となってくれたと言える。
構成員のほとんどがモブキャラな事もあってか、原作ではタイヨウの海賊団の戦闘シーンがクローズアップされる事はあまり無かったが、アニメでは個々人の奮闘を少なからず見る事ができる。
注目点は、やっぱりアラディンが見せた魚人柔術、海流一本背負いかな。タイガー時代からの幹部格であり、元奴隷という壮絶な過去を背負う割に見せ場の多くない人物であったため、この追加点は嬉しいところ。
奇襲気味の攻撃であったとはいえその威力も中々のもので、サンジをパワーで押し切ったダイフクの魔人を仰け反らせ、手にした薙刀を弾き飛ばすという凄まじい破壊力を見せつけている。これを直接の攻撃ですらなく、投擲した水の圧力で成してしまうのだからすごい。最近では忘れられつつある「人間の10倍」と言われる魚人の腕力を、いかんなく発揮したシーンかもしれない。
地味な所で言うと、単なるモブでしかない赤い肌の魚人が、サニー号を狙った砲弾数発を徒手で跳ね返すという謎の神業をやってのけている。弾くぐらいならまだしも、敵船に向けて的確に跳ね返してるからね。それ、サンジとかがやるレベルのやつだから! モブがやるにはスタイリッシュすぎるから!
おそらく魚人空手の使い手なんだろうが、結構な達人なんじゃないだろうか。ハックぐらいとなら、ちょっとはいい勝負が出来るかもしれない。
■ペロス&モンドール&ニワトリ
なんかこう、君たち実況者としてえらく板について来ましたね。「運命が決まる!」なんてセリフ、ビシッと3人でハモっちゃったりなんかして。
ビッグ・マムがケーキを食う瞬間を、物凄く芝居がかったセリフと共に見守る絵面がかなりシュール。
視聴者としては、そもそも毒なんぞ入っていない事が分かり切っているので更にシュール。離れた場所にいるモンドールやニワトリ伯爵には、マムがケーキを食う姿自体は見えていない事を思い出して倍々ゲームでシュール。スポーツのラジオ中継聞いてる人みたい。
■ケーキ、実食!
というわけで、大仰な解説班3人組を尻目に、ようやくケーキにありつけたビッグ・マム。長かったねぇ。
原作からして、コック冥利に尽きるオーバーリアクションでケーキに噛り付いてくれたビッグ・マムだけれど、アニメではコレもう何か降臨するんじゃないかってぐらいの凄まじい演出が施されていた。というか、何か降り注いでる。あまりの神々しさにマムが天使に見える。御年68歳の大天使。
実際の所、ケーキの味が何らかの効能をもたらしたのか等はよく分からんのですが、とりあえずビッグ・マムが満足できる味であった事は確か。彼女の言う「どこかで知ってる何の味?」というのは、その後の映像からしても勿論羊の家で食べたセムラの味を指すんだろう。
このケーキはカルメル失踪の真相を知るシュトロイゼンのレシピを元にしているため、彼が意図的に、リンリンの思い出のセムラに寄せた味にしていた可能性もなくはない。が、同じクリーム菓子とはいえ根本的に異なるスイーツである(たぶん)ケーキが、本当にセムラと酷似した味になっているとは思いにくい。ので、やはりサンジが作った「シムシムホイップ」に、食した人間の幸福の記憶を呼び覚ます様な効能があるんじゃないかと思う。と言ってもそれは一時的なもので、以降のビッグ・マムの精神に何らかの影響を与えたのか、と言えば、まだよく分からないところでもあるのだけれど。
終盤では恒例のミュージカル演出が差し込まれるワケだが、その中で一瞬だけ表示される羊の家の子供達の表情がめちゃくちゃ怖い。ホラー映画やん。目の部分だけを黒塗りにされたその姿は、どう見ても漫画的に表現された死人のそれ。
アニメ版のスタッフが、劇中描写の真相をどこまで知らされているのかが分からんのでアレですが、仮にカルメル失踪の真実を知らされた上でこの演出を入れているのであれば、やはり子供達はすでに死んでしまっていると思った方が良いのかな、コレは。“死骸演舞場 ”なんてワードを出した直後にコレだもの。
カルメル失踪事件については、明確な答えが語られる日は来るのかなぁ。今の原作の展開だと、割とその答えが明かされそうな方向に進んでるけど、もしよく言われるカニバ的なアレが答えだとしたら、日本一売れてる王道少年マンガじゃ中々描きにくいモノでもあるしね。
■「私じゃない」
まあ、「私じゃない」って事はないんですけどね。ケーキ作りの立役者はサンジだったけれど、プリンのチョコレートやシフォンのスポンジがなければ、ケーキが完成する事はなかったのだし。
つっても、ビッグ・マムを唸らせるケーキを作れたのはサンジのクリームあってのものなんで、まあ納得が行かないのも仕方なくはあるか。
サンジの事を「思い出の人」と呼ぶプリン。別れてからそう時間も経ってないだろうに、思い出も何も……と思われるかもしれないが、この時のプリンはサンジから引き抜いた記憶をメモリとして持っているので、「思い出の人」という表現は言いえて妙というか、そのものズバリというか。なんというか、物悲しいものがある。短めなワンシーンではあるのだけれど、印象的なひとコマでした。
■ジェルマ66 VS シャーロット家10つ子
なんかしれっとニジにやられてるレザンに笑った。
後ろ姿しか見えない構図で鍔迫り合いしてたんで、下手すればほとんどの人が「これがレザンだ」って事すら気づかないままやられて行った事になるんじゃないか……?
ペコムズを貫いた時はカッコ良かったのに、こんな事ならサンジに蹴られた時にやられたフリをしておけば良かった、とレザンも今頃後悔しているかもしれない。
レザンは置いておくとして、今回は原作でもほとんど描写がなく流されていた、10つ子達の真の姿ともいえる合体能力が披露された。
これは10つ子達のうちニューシの能力である「ゴチャゴチャの実」の力であると、「ONEPIECE magazine Vol.5」内で説明がされている。詳細はよく分からないけれど、他の物体や人物を、自身の身体に取り込んでパワーアップできるって事なのかな……? イメージとしては、バクバクの実に若干近いかもしれない。
そしてこれまた厄介な事に、以前から触れている様に「ONEPIECE magazine Vol.5」内の資料とアニメ版では、ニューシとニューサンが入れ替わっている。
そのため、果たしてゴチャゴチャの実の能力者がニューシなのかニューサンなのか、イマイチ分からなかったんだが……結果、アニメでもこの合体能力は「10つ子全員の意思により発動する能力」の様な描き方がされ、中心になる人物が誰なのかが分からなかったため、明らかとなる事はなかった。
……かに見えた。
しかし、「ONEPIECE.com」内のアニメ版各話あらすじにおける、この第875話のあらすじではこんな記述が確認できる。
この記述を参照するなら、この合体の中核となる人物はオールメグ、つまり、ゴチャゴチャの実の能力者であるのはニューシでもニューサンでもなく、オールメグだという事になってしまった。まあ確かに、合体の音頭を取っていたのはニューイチとオールメグだったけれども……。
まさか「オールメグ」という一見ヤケッパチの様な名前も、「春夏秋冬すべてを内包する」という意味で、合体の主役格になる事を示していた……のか……?
何が正しいのかサッパリ分からない。
あの合体形態が着ていた服はどう見てもアキメグのものが元になっていたので、アキメグが中心と言われればまだ納得も出来るんだが……。
それともゴチャゴチャの実自体が、「自分を中心とした合体」だけでなく「他人を中心とし、自分を素材にする」事も可能にする能力なんだろうか。だとすれば、能力者がニューシやニューサンであっても、オールメグを中心とした合体が行われる事に矛盾は生じない。まあ、その場合でも結局、能力者がニューサンなのかニューシなのかという謎は解決しないんだが……。
色々と頭を悩ませてくれる10つ子合体なのだが、せっかく登場した割にその戦果は芳しくないものだった。ニジ、ヨンジ、レイジュに翻弄された挙句、イチジの攻撃を一発喰らってノックアウトというのは少し物足りない。
敗因としては、せっかく勝っていた頭数という力を放り捨ててしまった事が挙げられる。個々の戦闘能力ではどう考えてもジェルマが上だろうし、それならば数の暴力で畳みかけられれば何とかなったのかもしれないが、合体によりそのアドバンテージが無くなってしまった事で完全に劣勢となってしまった感じだった。
悪のヒーローVS合体ロボットという構図を作りたかっただけなんだろうけど、それにしても……。ブリュレが用意した対レイドスーツ用の重金属の合成弾とやらの方が圧倒的に強力であるというのは、少し物悲しいものがあるな。
まあ彼ら、ついこないだペコムズに思いっきりブン殴られたばっかりだものね。疲れもあるだろうし、本調子じゃなかっただけなんだよ。そう考えておこう。可哀想だし。
■タイヨウの海賊団、到来
冷静に考えると、アニメでは原作の扉絵連載で語られた物語が(基本的に)カットされてるんで、アニメ派の人にとってはワダツミが何故ジンベエ達と一緒にいるのか理解不能なまま、このお話に繋がる事になるんですかね。元々ホーディ達に比べれば「悪い奴」って印象の少ない敵だったとはいえ、若干の違和感はあるかもね。
ジェルマ66やファイアタンク海賊団に比べると、登場シーンの少なさから目立たない立場ではあるが、タイヨウの海賊団のWCI編での貢献度は中々のものだった。今回の護衛としての役回りも勿論だが、ナワバリウミウシの警備網を機能停止させてしまったのが大きい。
これはルフィ達を逃がすために行った作戦だが、ジェルマ66が生存を知られる事無くカカオ島に到着できたのは彼らの働きがあってこその話。ジェルマに救われた際のサンジはかなり切羽詰まった状態だったから、追撃の部隊を寄越されてイチジ達の到着が少しでも遅れていれば、絶体絶命だっただろう。そういう意味でも、彼らの深海における誰にも気づかれない働きは、麦わらの一味にとってかなりの追い風となってくれたと言える。
構成員のほとんどがモブキャラな事もあってか、原作ではタイヨウの海賊団の戦闘シーンがクローズアップされる事はあまり無かったが、アニメでは個々人の奮闘を少なからず見る事ができる。
注目点は、やっぱりアラディンが見せた魚人柔術、海流一本背負いかな。タイガー時代からの幹部格であり、元奴隷という壮絶な過去を背負う割に見せ場の多くない人物であったため、この追加点は嬉しいところ。
奇襲気味の攻撃であったとはいえその威力も中々のもので、サンジをパワーで押し切ったダイフクの魔人を仰け反らせ、手にした薙刀を弾き飛ばすという凄まじい破壊力を見せつけている。これを直接の攻撃ですらなく、投擲した水の圧力で成してしまうのだからすごい。最近では忘れられつつある「人間の10倍」と言われる魚人の腕力を、いかんなく発揮したシーンかもしれない。
地味な所で言うと、単なるモブでしかない赤い肌の魚人が、サニー号を狙った砲弾数発を徒手で跳ね返すという謎の神業をやってのけている。弾くぐらいならまだしも、敵船に向けて的確に跳ね返してるからね。それ、サンジとかがやるレベルのやつだから! モブがやるにはスタイリッシュすぎるから!
おそらく魚人空手の使い手なんだろうが、結構な達人なんじゃないだろうか。ハックぐらいとなら、ちょっとはいい勝負が出来るかもしれない。
■ペロス&モンドール&ニワトリ
なんかこう、君たち実況者としてえらく板について来ましたね。「運命が決まる!」なんてセリフ、ビシッと3人でハモっちゃったりなんかして。
ビッグ・マムがケーキを食う瞬間を、物凄く芝居がかったセリフと共に見守る絵面がかなりシュール。
視聴者としては、そもそも毒なんぞ入っていない事が分かり切っているので更にシュール。離れた場所にいるモンドールやニワトリ伯爵には、マムがケーキを食う姿自体は見えていない事を思い出して倍々ゲームでシュール。スポーツのラジオ中継聞いてる人みたい。
■ケーキ、実食!
というわけで、大仰な解説班3人組を尻目に、ようやくケーキにありつけたビッグ・マム。長かったねぇ。
原作からして、コック冥利に尽きるオーバーリアクションでケーキに噛り付いてくれたビッグ・マムだけれど、アニメではコレもう何か降臨するんじゃないかってぐらいの凄まじい演出が施されていた。というか、何か降り注いでる。あまりの神々しさにマムが天使に見える。御年68歳の大天使。
実際の所、ケーキの味が何らかの効能をもたらしたのか等はよく分からんのですが、とりあえずビッグ・マムが満足できる味であった事は確か。彼女の言う「どこかで知ってる何の味?」というのは、その後の映像からしても勿論羊の家で食べたセムラの味を指すんだろう。
このケーキはカルメル失踪の真相を知るシュトロイゼンのレシピを元にしているため、彼が意図的に、リンリンの思い出のセムラに寄せた味にしていた可能性もなくはない。が、同じクリーム菓子とはいえ根本的に異なるスイーツである(たぶん)ケーキが、本当にセムラと酷似した味になっているとは思いにくい。ので、やはりサンジが作った「シムシムホイップ」に、食した人間の幸福の記憶を呼び覚ます様な効能があるんじゃないかと思う。と言ってもそれは一時的なもので、以降のビッグ・マムの精神に何らかの影響を与えたのか、と言えば、まだよく分からないところでもあるのだけれど。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
(アニメ「ONE PIECE」 第875話より)
終盤では恒例のミュージカル演出が差し込まれるワケだが、その中で一瞬だけ表示される羊の家の子供達の表情がめちゃくちゃ怖い。ホラー映画やん。目の部分だけを黒塗りにされたその姿は、どう見ても漫画的に表現された死人のそれ。
アニメ版のスタッフが、劇中描写の真相をどこまで知らされているのかが分からんのでアレですが、仮にカルメル失踪の真実を知らされた上でこの演出を入れているのであれば、やはり子供達はすでに死んでしまっていると思った方が良いのかな、コレは。“
カルメル失踪事件については、明確な答えが語られる日は来るのかなぁ。今の原作の展開だと、割とその答えが明かされそうな方向に進んでるけど、もしよく言われるカニバ的なアレが答えだとしたら、日本一売れてる王道少年マンガじゃ中々描きにくいモノでもあるしね。
■「私じゃない」
まあ、「私じゃない」って事はないんですけどね。ケーキ作りの立役者はサンジだったけれど、プリンのチョコレートやシフォンのスポンジがなければ、ケーキが完成する事はなかったのだし。
つっても、ビッグ・マムを唸らせるケーキを作れたのはサンジのクリームあってのものなんで、まあ納得が行かないのも仕方なくはあるか。
サンジの事を「思い出の人」と呼ぶプリン。別れてからそう時間も経ってないだろうに、思い出も何も……と思われるかもしれないが、この時のプリンはサンジから引き抜いた記憶をメモリとして持っているので、「思い出の人」という表現は言いえて妙というか、そのものズバリというか。なんというか、物悲しいものがある。短めなワンシーンではあるのだけれど、印象的なひとコマでした。
■ジェルマ66 VS シャーロット家10つ子
なんかしれっとニジにやられてるレザンに笑った。
後ろ姿しか見えない構図で鍔迫り合いしてたんで、下手すればほとんどの人が「これがレザンだ」って事すら気づかないままやられて行った事になるんじゃないか……?
ペコムズを貫いた時はカッコ良かったのに、こんな事ならサンジに蹴られた時にやられたフリをしておけば良かった、とレザンも今頃後悔しているかもしれない。
レザンは置いておくとして、今回は原作でもほとんど描写がなく流されていた、10つ子達の真の姿ともいえる合体能力が披露された。
これは10つ子達のうちニューシの能力である「ゴチャゴチャの実」の力であると、「ONEPIECE magazine Vol.5」内で説明がされている。詳細はよく分からないけれど、他の物体や人物を、自身の身体に取り込んでパワーアップできるって事なのかな……? イメージとしては、バクバクの実に若干近いかもしれない。
そしてこれまた厄介な事に、以前から触れている様に「ONEPIECE magazine Vol.5」内の資料とアニメ版では、ニューシとニューサンが入れ替わっている。
そのため、果たしてゴチャゴチャの実の能力者がニューシなのかニューサンなのか、イマイチ分からなかったんだが……結果、アニメでもこの合体能力は「10つ子全員の意思により発動する能力」の様な描き方がされ、中心になる人物が誰なのかが分からなかったため、明らかとなる事はなかった。
……かに見えた。
しかし、「ONEPIECE.com」内のアニメ版各話あらすじにおける、この第875話のあらすじではこんな記述が確認できる。
>さらに、アキメグたちが合体したオールメグを相手に全員で戦うジェルマ66。オールメグの大鎌を避け~(省略)「ONEPIECE.com」第875話あらすじより
この記述を参照するなら、この合体の中核となる人物はオールメグ、つまり、ゴチャゴチャの実の能力者であるのはニューシでもニューサンでもなく、オールメグだという事になってしまった。まあ確かに、合体の音頭を取っていたのはニューイチとオールメグだったけれども……。
まさか「オールメグ」という一見ヤケッパチの様な名前も、「春夏秋冬すべてを内包する」という意味で、合体の主役格になる事を示していた……のか……?
何が正しいのかサッパリ分からない。
あの合体形態が着ていた服はどう見てもアキメグのものが元になっていたので、アキメグが中心と言われればまだ納得も出来るんだが……。
それともゴチャゴチャの実自体が、「自分を中心とした合体」だけでなく「他人を中心とし、自分を素材にする」事も可能にする能力なんだろうか。だとすれば、能力者がニューシやニューサンであっても、オールメグを中心とした合体が行われる事に矛盾は生じない。まあ、その場合でも結局、能力者がニューサンなのかニューシなのかという謎は解決しないんだが……。
色々と頭を悩ませてくれる10つ子合体なのだが、せっかく登場した割にその戦果は芳しくないものだった。ニジ、ヨンジ、レイジュに翻弄された挙句、イチジの攻撃を一発喰らってノックアウトというのは少し物足りない。
敗因としては、せっかく勝っていた頭数という力を放り捨ててしまった事が挙げられる。個々の戦闘能力ではどう考えてもジェルマが上だろうし、それならば数の暴力で畳みかけられれば何とかなったのかもしれないが、合体によりそのアドバンテージが無くなってしまった事で完全に劣勢となってしまった感じだった。
悪のヒーローVS合体ロボットという構図を作りたかっただけなんだろうけど、それにしても……。ブリュレが用意した対レイドスーツ用の重金属の合成弾とやらの方が圧倒的に強力であるというのは、少し物悲しいものがあるな。
まあ彼ら、ついこないだペコムズに思いっきりブン殴られたばっかりだものね。疲れもあるだろうし、本調子じゃなかっただけなんだよ。そう考えておこう。可哀想だし。
【登場した技】
・キャッスルタンク
使用者:ベッジ
※技名は言わずに使用
ベッジが使用する“シロシロの実”の能力の1つで、自身の足をキャタピラへと変形させる事で移動速度を向上させる技。
ふんわり島へと運び込んだケーキにビッグ・マムが近づいて来た際、島に残ろうとするシフォンを抱えて撤退するために使用された。
・海流一本背負い
使用者:アラディン
※アニメオリジナルシーン
麦わらの一味を狙おうとするダイフクの魔人に対し、アラディンが使用。
サニー号を守ると同時に、魔人の持つ薙刀を弾き飛ばした。
・火花 フィガー
使用者:イチジ
※アニメオリジナルシーン
ニューイチ達10つ子の合体形態との戦闘にて登場。
ニジ、ヨンジ、レイジュとの連携により、彼らの攻撃で生じた隙を突き、腹部へと拳を叩き込む事で10つ子を打ち破った。
・熱海温泉
使用者:オーブン
サニー号を守るタイヨウの海賊団への攻撃として使用。水面を熱湯へと変化させ、彼らを海中へと退散させる事で、サニー号の守りを手薄にさせた。
・キャッスルタンク
使用者:ベッジ
※技名は言わずに使用
ベッジが使用する“シロシロの実”の能力の1つで、自身の足をキャタピラへと変形させる事で移動速度を向上させる技。
ふんわり島へと運び込んだケーキにビッグ・マムが近づいて来た際、島に残ろうとするシフォンを抱えて撤退するために使用された。
・海流一本背負い
使用者:アラディン
※アニメオリジナルシーン
麦わらの一味を狙おうとするダイフクの魔人に対し、アラディンが使用。
サニー号を守ると同時に、魔人の持つ薙刀を弾き飛ばした。
・
使用者:イチジ
※アニメオリジナルシーン
ニューイチ達10つ子の合体形態との戦闘にて登場。
ニジ、ヨンジ、レイジュとの連携により、彼らの攻撃で生じた隙を突き、腹部へと拳を叩き込む事で10つ子を打ち破った。
・
使用者:オーブン
サニー号を守るタイヨウの海賊団への攻撃として使用。水面を熱湯へと変化させ、彼らを海中へと退散させる事で、サニー号の守りを手薄にさせた。
【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
ベッジ・・・・・・龍田直樹
プリン・・・・・・沢城みゆき
ジャッジ・・・・・堀秀行
イチジ・・・・・・杉山紀彰
ニジ・・・・・・・宮内敦士
ブリュレ・・・・・三田ゆう子
ペロスペロー・・・内田夕夜
モンドール・・・・伊丸岡篤
ニワトリ伯爵・・・麦人
スムージー・・・・勝生真沙子
ダイフク・・・・・咲野俊介
オーブン・・・・・木村雅史
シフォン・・・・・久川綾
ババロア・・・・・竹内良太
スナック・・・・・斉藤次郎
アラディン・・・・長嶝高士
ワダツミ・・・・・宮田幸季
コンポート・・・・金月真美
ニューイチ・・・・新井良平
オールメグ・・・・金子有希
チョコポリス・・・半田裕典
息子・・・・・・・石橋桃
パパ・・・・・・・ボルケーノ太田
ビッグ・マム部下・・・川原慶久 荒井聡太
宮崎寛務
男・・・・・・・・・・坂井易直 戸松拳也
小野将夢
ナレーション・・・大場真人
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー
ビッグ・マム・・・小山茉美
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
ベッジ・・・・・・龍田直樹
プリン・・・・・・沢城みゆき
ジャッジ・・・・・堀秀行
イチジ・・・・・・杉山紀彰
ニジ・・・・・・・宮内敦士
ブリュレ・・・・・三田ゆう子
ペロスペロー・・・内田夕夜
モンドール・・・・伊丸岡篤
ニワトリ伯爵・・・麦人
スムージー・・・・勝生真沙子
ダイフク・・・・・咲野俊介
オーブン・・・・・木村雅史
シフォン・・・・・久川綾
ババロア・・・・・竹内良太
スナック・・・・・斉藤次郎
アラディン・・・・長嶝高士
ワダツミ・・・・・宮田幸季
コンポート・・・・金月真美
ニューイチ・・・・新井良平
オールメグ・・・・金子有希
チョコポリス・・・半田裕典
息子・・・・・・・石橋桃
パパ・・・・・・・ボルケーノ太田
ビッグ・マム部下・・・川原慶久 荒井聡太
宮崎寛務
男・・・・・・・・・・坂井易直 戸松拳也
小野将夢
ナレーション・・・大場真人