フランキーを救出したルフィ達は、ひとまずサニー号の状態を見て貰う事に。
同時に、彼に素材を渡すことで装備品や衣装の作成を行う事ができるようになった。
今回はチュートリアルという事で、パワーリングという体力や攻撃力を上昇させる装備品を製作。
また装備品を作る時、ランダムに「良」「極」という表記のついた装備品が生まれる事があるらしい。能力の補正値が上昇する様なので、より強力な装備を作りたければ何度も装備を作り厳選していく必要があるっぽい。
ただ、製作可能なアイテムを増やすには個々の装備品の設計図や衣装の型紙が必要になる様なので、今はあまり有用なものは作れないかな。
設計図ってのは、宝箱とかから入手する事になるのかな。今のところ、各地に隠された宝箱から手に入れられる物は素材の類がほとんどだが、出来るだけきちんと探索していった方が良さそう。
うーん……しかしこう、単に装備品を作るってだけのシステムなのに、「設計図を見つけないと製作不可能」「より強い装備を作りたければ厳選必須」というのは、ちょっと面倒な部分が目立つな……。
必要素材さえ揃えば製作可能アイテムが増える様にして、「強力な装備品の製作には特定の宝箱やイベントで手に入る素材を必要とする」ぐらいの方が良かった気もする。
■サイドミッション:海軍の指令書
ナミとフランキーはジャンヌの案内を受けサニー号のもとへと向かう事になったが、自由人のルフィさんは1人、島の中を探検する事に。
何としてでも仲間と別行動を取らせたいという、ゲーム側の鉄の意志を感じる。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
この時点で、マップ上に「物語の進行に必須のサブシナリオ」を表すマーカーが4つ、表示されている。残る麦わらの一味は5人なので、4つのサブシナリオを順不同でクリアする事で、最後の1人を迎えるクエストが解放されるんだろう。
という事で、まずはコンゴー広場へ向かうと、噴水の前で待ち構えるジャンヌを発見。
キミ、ナミ達と一緒にサニー号に向かったんじゃ……? と不思議に思うところだが、試しにサニー号のところへ行ってみるとナミ達はすでに到着済みだった。
じゃあこっちの捜索手伝ってくれよ!
100歩譲ってケガ人の治療や船の修復にあたるチョッパーとフランキーは良いとして、ナミはそこにいてもやる事ねぇだろ。
淡泊な仲間達に涙目になりつつ、サブシナリオ開始。
ジャンヌが何か情報を掴んだのかな……と尋ねるも、返って来たのは意外にも「手掛かりなし」という答えだった。
なんてこった、初っ端から手詰まりになってしまった……と悩んでいると、ジャンヌは「仲間達のいそうな場所に心当たりはないか」と聞いて来た。
成程、例えばゾロなら刀や酒、ウソップなら備品、ロビンなら本や遺跡、ブルックなら音楽……と言った具合に、仲間達の性格を考えれば、自ずと彼らがいそうな場所は見えて来るかもしれない。
であれば、サンジがいそうな場所を考えると食材や料理、そして……
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
女。
女。
美女の香りに誘われたサンジ君、お早い登場である。
……というか……
こんなにアッサリ合流できるならさっさと出てこんかい。
初対面でいきなり「あなたの愛の騎士」を名乗る金髪煙草野郎に、ジャンヌさんもドン引きですよ。
ナミ達を探してスイギョク町を回っていたところ、海兵達の足止めを喰らったというサンジ。
だがその際、彼は海兵達が落として行ったという指令書を入手したのだと言う。
しかし、その内容は暗号で書かれているため、内容はサッパリ分からない。
と、そこへジャンヌが「ちょっと見せて」と、暗号の解読に着手し始める。
「読めるのか?」と尋ねるサンジに、彼女は
ジャンヌ「私、“反海軍派”のリーダーなの。“そういう情報”も、それなりに持ってるわ」
と回答。
「反海軍派リーダー」、万能ワードすぎる。
民間人に毛が生えた様な勢力に見せかけて、この人たちの諜報能力、高すぎません?
革命軍は早いとこ、彼らをスカウトしにかかるべきだと思う。
早速暗号の解読に取り掛かったジャンヌだが、サンジが入手したのは3枚に分かれた指令書の1枚でしかなかった。
全ての文面を把握するには、残る2枚の指令書が必要。
そしてその全文には、海軍の動向や麦わらの一味の情報が書かれている可能性は十分にある。
しかしサンジが指令書を見つけたスイギョク町は、今や海軍の宿泊所となっているため、多くの海兵達が滞在している。海賊であるルフィ達があちこちを探し回るのは、何かとリスクが高い。
危険を冒さないため、まずはジャンヌの薦めに従い、スイギョク町の五番街に住むオムスビという人物に話を聞きに行く事に。彼女はいつも町の近くを歩き回っているため、どこかで指令書を見かけているかもしれないという事だった。
うむ……けど待って、1枚目の指令書はたまたま海兵が落とした瞬間に立ち会ったから入手出来たのであって、元は海兵が所持していたワケでしょ。
って事は、残る2枚の指令書は普通に海兵が手元に残している可能性の方が高いと思うんだ。
逆に、残りの指令書もどっかに落としてるんだとしたらここの海兵達は相当な間抜けであると言わざるを得ない。
スイギョク町は5つに分かれた町から構成されるのだが、各町へ入った時にまず目を見張るのが敵海兵の人数に加え、ルフィを目掛け無数の弾丸を撃ち込んで来る自動機銃の存在。
何の気なしに射程に入ると弾丸の一斉掃射を受けて速攻で死に至るため、町の裏側へ回り込んでコソコソと動くのが吉。
ただし、近づく事さえできれば機銃は攻撃で破壊する事もできるため、裏側からゴムゴムのロケットで近づき、ゴムゴムのバズーカで動かなくしてやれば後が楽になる。
オムスビさんの住むという五番街は、スイギョク町の中でも最も右に位置している。
こんな右も左も武装した海兵だらけの物騒な町、よく住んでられるなオムスビさん……。
オムスビの家らしき建物へ向かうと、家の前にはタラコという少年が立っていた。
彼が言うには、スイギョク町が海兵の宿泊所になると決まった時に、皆引っ越してしまったらしい。海兵達にも人気の弁当屋であるオムスビ一家が、今となっては唯一の町民だと言うのだ。
それで町の中、敵以外のモブが全然いなかったのね。まあ普通に考えて、侵入者に自動で銃撃かましてくる様な機械が設置された町、いつ流れ弾喰らって死ぬか分からんもんな。
オムスビから話を聞こうとするルフィだが、生憎オムスビは弁当の材料集めの際中で、家にはいないと言う。
代わりに「湖の間にある細い道」というえらく抽象的で分かりにくい居場所情報を教えて貰った。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
最初は「どこやねんソレは」と思ったものだが、地図を見ると確かに湖の間にある細い道らしき場所を発見したので、そちらに向かう。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
発見。
海軍の指令書を見かけなかったかと問うルフィに対し、「あれかねェ」と何やら心当たりのありそうなオムスビ。
だが、彼女も流石に商売人。情報を貰うのに、タダというわけには行かなかった。
弁当の材料を集める手伝いをすれば、代わりに指令書の情報を渡しても良いと言う話になった。
という事で、コーギョク村の畑で採れるトンガリニンジンなる食材を2つ採取し、オムスビに渡す事に。
ついでにコーギョク村内で受注できるクエスト(ドスコイモという食材を採取するだけで達成できる)をクリアする事で、村のおばあさんから「ドスコイモのパイユのレシピ」というアイテムを貰った。
どうも、サンジが正式に加入するとサニー号で料理を作って貰えるみたいね。
お望みのアイテムを渡すと、オムスビから「湖に突き出た角の様なところにある小さな洞窟」に、海軍の宝箱があったという情報が聞けた。
うん、取り引きまで持ちかけた癖に、情報が曖昧!
宝箱があったからって、中身が指令書とは限らんし!
むしろ「指令書を宝箱で保管する」って意味が分からんし! 別の物の可能性の方が圧倒的に高いし!!
まあゲームだから指令書入ってるんだろうけどさ!
オムスビから聞いた宝箱のある場所には、こじ開けのマイスタという海賊の一味がウロついていた。
洞窟の中にあるという宝箱は、すでに彼らが確保しているらしい。
欲しければ奪ってみろ、というマイスタをお望み通り撃破し、宝箱をゲット。無事に2枚目の指令書を手に入れるルフィであった。
ルフィが指令書を手に入れると同時期に、サンジもまた別の指令書を入手していた。
これで、3枚の指令書が揃った。ジャンヌと合流したルフィ達は、改めて暗号の解読にかかって貰う。
指令書に書かれていた内容は、警備の配置図だったと言う。
仲間の情報や宝の在り処を示す様なものでなかった事にガッカリするルフィだが、この配置図によれば近い内に、“海軍大将”が島にやって来る手筈となっていた。
想像を越える大物の登場。
ルフィ達を捕らえるためなのか、あるいは別の目的があるのか……。
ともかく、強敵の襲来を事前に知る事ができたのは大きな成果だった。
暗号を解き明かしたジャンヌへの礼として、サンジはサニー号で自慢のスイーツを振る舞う事を提案する。
サンジの誘いを喜びながらも、島が大変な時にスイーツなど食べていて良い物かと、リーダーとしての責任感からか迷いを見せるジャンヌ。
だがサンジは、「大変だからこそ食べるんだよ」と笑いかける。
美味な食べ物を食べ、元気を得て明日に立ち向かう。サンジの言葉を聞いたジャンヌは、笑顔を見せ誘いを承諾するのだった。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
これで目がハートでなければ締まるんだがなぁ。
女性へのキメ顔が数秒と持たないのが、サンジのサンジたる所以ですね。