「ワールドシーカー」プレイ日記、第13回目です。 





■第8話“思い出の島”■

 前回同様、シナリオ進行に必須のサイドミッション紹介の続きです。


■サイドミッション:“なつかしい場所”

 「勝気なドニ」「臆病なエリク」。家出をして来たという2人の少年に、ルフィとジャンヌは遭遇する。
 どうやらドニの親は“海軍派”、エリクの親は“反海軍派”と親同士の意見が割れており、「海軍派の子とは遊んじゃダメ」と、友人関係でいる事を禁じられてしまったのだと言う。その事に腹を立てた2人は、家を飛び出してきてしまったというのだ。
 前回も聞いたぞそんな話。

 海軍派と反海軍派の子が、どうして仲良くしてはいけないのか。そんな彼らの意見には賛同を見せつつも、急に家を出てしまっては親も心配するだろうと、ジャンヌは家に帰るよう説得する。

 しかしすぐに家へ戻っても、親たちが意見を変えるとは思えない。
 ドニは1枚の手紙をジャンヌに預けると、「それを父ちゃんに渡して、読んで貰えれば家に帰ってもいい」と言うのだった。
 なんか、前回のカップルよりもよっぽどマトモな考え方してますねこの子達。


 スチール街の入り口で仕事をしているというドニの父親、「反海軍派のダミアン」に会いに来たルフィとジャンヌ。
 ドニが書いた手紙の内容は、「父ちゃんの思い出の場所で待つ」というものだった。その文面を見たダミアンは、「海軍派の息子にそそのかされたに違いねェ!」と、何やら怒りを露わにする。

 驚きのモンスターペアレントっぷりを発揮し、エリクの親のもとへ文句を言いに行ってしまったダミアン。子供達の様子を心配するジャンヌといったん別れ、ルフィはダミアンの様子を窺いに、エリクの家へと向かう。


 ルフィが到着した頃には、ダミアンはエリクの父である「海軍派のアルベール」と、一触即発の状態となっていた。
 いつ掴み合いのケンカに発展してもおかしくなさそうな様子の2人は、ルフィの仲裁さえも聞く耳を持たない様子だった。だが「今まさに家出をしている子供よりも大事なことなのか」というルフィの言葉にハッとなった2人は、ドニからの手紙に書かれていた「思い出の場所」という文面を思い出す。


 ダミアンの思い出の場所……。
 それは、今は海賊のたまり場となってしまった「砲台の島」の事を指していた。ドニ達がそこに向かったのなら、早く連れ戻さなくては彼らの身が危ない。

 父親達と共に砲台の島へと向かったルフィ。その名の通り多くの大砲や火薬が置かれたその場所で、今まさに「岬のドン・アックス」という海賊に迫られるジャンヌとドニ、エリクの姿を発見する。
 
 アックスを蹴散らし、ドニ達を救い出したかに思えたルフィ。だが敗北を悟ったアックスの部下が、道連れとばかりにドニ達を仕留めようと武器を構える。
 子供達へと迫る、海賊の剣。だがその時、アルベールとダミアンが動いた。自らの子供に手を上げようとする輩を殴り飛ばし、子供達を守ったのだ。

 息の合った動きで、海賊を打ち倒した2人の父親。彼らは元々、子供の頃からの友人同士だったのだ。この砲台の島は、彼らが昔よく遊んだという思い出の場所。ドニ達がこの島に2人を呼びだしたのは、ここに来ればもう一度、昔のように仲良くしてくれるのではないかと考えたからなのだった。


 当初は友人のダミアンを心配し、海軍に逆らうのを止めようとしていたというアルベール。だが一方で、ダミアンは何も海軍に怯えて暮らす事はないと、アルベールを説得しようとしていた。2人の意見はいつしか対立し合い、苛烈なものへと育って行き、次第に険悪な仲となってしまっていたのだ。

 話し合う事すら忘れてしまっていたという2人に、ルフィは「んじゃ今から話せばいいじゃねェか!」と語る。何より、2人の仲の修復は、他でもない我が子の願いでもあった。子供達の熱意に負けたかのように、2人は互いに歩み寄り、話し合っていく事を誓う。親子二代に渡る友情は、無事に守られる事となったのだった。



 話が良い子ちゃんすぎて、ちょっと地味だな……。




■サイドミッション:“宝の地図”

 スイギョク町の付近にて、以前「海軍の指令書」の一件で世話になった「弁当屋のオムスビ」に出会ったルフィ。オムスビはどうやら、海賊達によって野原が踏み荒らされている影響で、弁当の食材が取りにくくなっている事に悩んでいる様だった。
 食い物に関する事とあれば黙ってはいれないルフィは、その海賊達を懲らしめる事に。



 食材を踏み荒らしていた犯人である海賊を倒したルフィは、その詫びとして宝の地図を貰う。海賊、律義やな……。
 だが地図を貰ったものの、肝心の地図を読み解く方法が、イマイチ分からない。困ったルフィは、ハルコンポートの倉庫街にいると言う宝の地図に詳しい海賊に、話を聞きに行く事に。

 ハルコンポートには今、海軍大将が滞在しているという話もある。危険性は否めない……が、宝の地図を前にした海賊が「何もしない」という選択肢を取るはずがなかった。




 

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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


 倉庫街にいるという「宝に詳しい海賊」……。
 その正体はあの道化のバギー……改め、王下七武海の一角である千両道化のバギーだった。

ルフィ「なんだ……バギーか」

 
 バギーの営む海賊派遣会社、「バギーズ デリバリー」の稼ぎ頭であった巨人海賊ハイルディンが、麦わら大船団の傘下となったのは記憶に新しい話。ルフィの引き抜きに腹を立てるルフィだが、安定のスルースキルでバギーのキレ芸を華麗に躱したルフィは、「ここらで宝を見なかったか」と尋ねる。

 ハルコンポートに来た目的、「地図の読み方を聞くこと」じゃなかったっけ?



 何やら目的がすり替わっている気がしないでもないが、ともかく、バギーは宝など見ていないと言う。
 バギーによれば、宝というのはそこらに置いてあるものではなく、埋められているのが相場であると。
 

バギー「周りの景色と地図をよーーーく見比べて
    『ここだ!』と思う場所を調べる!これで完璧よ!」



 と、偉く懇切丁寧にトレジャーハンターの心得を伝授してくれたバギーさんは、「こんな所にいていいのか?」と勝ち誇った笑いを浮かべると、敗けてもいないのに捨て台詞を残すという芸術点の高さを見せつけ、その場を去るのだった。


 バギーが勝ち誇った理由……。
 それはおそらく、「この付近に海軍大将がいる」という事にあるのだろう。今や政府と協力関係を結ぶ七武海となった彼が、海軍に狙われる危険性はないからね。
 



 そしてその男は、バギーの退散から間髪を入れずに登場した。




???「オー…… キミだったのかァ~~~……」






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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)

 
海軍大将 ボルサリーノ


 またの名を“黄猿”。
 
 かつてシャボンディ諸島にて、ルフィ達一味に辛酸を舐めさせた男が、2年の時を経て再度ルフィの前に立ちはだかる。


ボルサリーノ「宝を探す海賊を追えば
       “あれ”に辿り着くと思ってたけどねェ~……」


 と、何やら別の目的を口にするボルサリーノだが、彼の目前にいるのはかつて取り逃がした標的。
 改めて相対した今、捕らえようとしない理由などなかった。


 
 かつては勝負にもならなかった、“光”の力を持つ能力者。
 しかしルフィも今や、“覇気”を手に入れ力をつけた。あの時と同じ轍を踏みはしない。




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)

「光」の能力による高速移動。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


指先から発射されるレーザービーム。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


そして光の速度より放たれる、強力な蹴り。



 海軍大将の名に恥じぬ、強力な戦闘能力を持つ男。


 だがしかし、そんな男を前にしても、ルフィに引く事はできなかった

 彼が目指すは海の王。
 海軍大将だろうが何だろうが、乗り越えて行かねば世界は獲れない。


 どんな相手だろうと関係ない。

 戦い、勝利する。
 ルフィの頭に、「逃げる」などという選択肢はなかった。


 “冥王”の教えにより力を増したルフィが、今一度、海軍大将と激突する……!!










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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


弱すぎました。




 3対1で強烈な連携技を放ってきたジェルマ66の後だからか、えらく簡単に感じる

 ガードは時折崩されることもあるものの、基本的にそこまで致命的なダメージ量ではなかったし、指先から飛んでくるレーザーなどは「発射時にルフィがいる場所」へ向けて飛んでくるのでぴょんぴょんジャンプしてるだけで回避できてしまうという始末。

 ついでに言うと、確かにボルサリーノは移動速度も速く、光速移動による回避を取ることもある。しかし彼は攻撃後に棒立ちのまま無防備になっているシーンが多々あるので、回避さえできてしまえば反撃に移るのもラク。
 ブラスターによる移動で攻撃後の隙を消してくるジェルマが、どれだけキツかった事か。



 センゴクの引退に伴う新元帥の擁立時は、当時の大将の中で唯一誰からも推薦の声が上がらなかったボルサリーノさんだが……

 この力量じゃしょうがねぇな。




 
 本来の実力を今一つ発揮してくれなかったボルサリーノさんは、例によって例の如く「電伝虫からの呼び出し」を受けて撤退していってしまった。

 彼の通信によれば、どうやら船が一隻、座礁してしまったらしい。その後も通信を続けるボルサリーノは、「その命令、正気なのかなァ?」と不本意な反応を見せる。

ボルサリーノ「まァ この島ではキミの指示に従うよう
       言われているからねェ…… “今は”しょうがないねェ~……」



 通信を終えると、ボルサリーノはルフィに対し、「行っていい」と言う。
 かつて天竜人からの指示により、直接“麦わらのルフィ”を捕らえる様に命じられた男が、ルフィを逃がすと言うのだ。これは異常事態だ。


 「逃げる」という行動に拒否反応を示すルフィだが、ボルサリーノは「これ以上は続けられない」と。

 “麦わらのルフィは放っておけ”。

 それがこの島の監獄長……アイザックから出された、ボルサリーノへの指示だったのだ。



 アイザックの指示により、ボルサリーノはルフィの前から姿を消した。
 その際、彼は電伝虫より、海軍本部への連絡を付けようとする。
 ……しかし、通信の障害か、はたまた例によって黒電伝虫と間違えていたのか、彼の電伝虫が本部へと繋がる事はなかったのであった……。





 戦闘が中断されてしまった事で煮え切らないものを残したルフィだが、気持ちを切り替え、宝探しへと意識を向ける。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)

 “宝探し”というのは、このゲームにおけるシステムの1つ。
 宝の地図を手に入れた時に、描かれている図をヒントに宝を探す事ができるのだという。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)

 今回の地図が示すのは、ハルコンポートより更に北西へと向かった場所にある森の中。
 この巨大岩の下を「調べる」ことで、宝箱を発掘する事が可能となるのだ。

 ちなみに、今回の宝箱に入っていたのは装備品の設計図でした。
 それは宝と呼んで良いんだろうか。


 あ、次回はちょっと、スキルポイント稼ぎも兼ねて「サイドミッションを攻略していく回」にしたいと思います。
 番外編という事で、シナリオ進行に必須じゃないミッションを遊んでいく感じで。