■第10話 “兄の正体”■ |
サボの助言を受けたルフィは、ジャンヌを追い海軍要塞へと向かう。
だがそこに、ジャンヌの姿はなかった。
ジャンヌを探してスチール街を駆けるルフィは、何やら島民達が集まり、ひそひそと話をしている現場に遭遇する。
ジャンヌがさらわれる瞬間を目撃したという島民がいたのだ。
あのジャンヌが、そう簡単にさらわれるとは思えない。
仮に事実なら、相手はそれなりの猛者であると思われた。
だがそこに、ジャンヌの姿はなかった。
ジャンヌを探してスチール街を駆けるルフィは、何やら島民達が集まり、ひそひそと話をしている現場に遭遇する。
ジャンヌがさらわれる瞬間を目撃したという島民がいたのだ。
あのジャンヌが、そう簡単にさらわれるとは思えない。
仮に事実なら、相手はそれなりの猛者であると思われた。
話の内に、ジャンヌを慕う反海軍派の人々の中では、海軍の仕業なのではないかという方向性が固まりつつあった。
今こそ、連中と決着をつけるタイミングなのではないか。
そういきり立つ島民達に、ルフィはジャンヌを攫ったと言う男の行き先を尋ねる。
島民達の話では、男は海軍基地の南に存在するスイショー渓谷へ向かったのではないかという事だった。
ジャンヌは、自分が救い出す。
ルフィはその場にいたジルに、島民達に無茶な行動を起こさせないように頼むと、単身スイショー渓谷へと向かうのだった。
……っていうか誘拐犯、目撃者残しすぎじゃないですかね。
前回のムービーに登場した声からして、多分正体はアイツだろうと思うんだけど、キミちょっと仕事が杜撰すぎるべ。
それとも、目撃者に気を遣う必要のない状況だったのかしら。
今こそ、連中と決着をつけるタイミングなのではないか。
そういきり立つ島民達に、ルフィはジャンヌを攫ったと言う男の行き先を尋ねる。
島民達の話では、男は海軍基地の南に存在するスイショー渓谷へ向かったのではないかという事だった。
ジャンヌは、自分が救い出す。
ルフィはその場にいたジルに、島民達に無茶な行動を起こさせないように頼むと、単身スイショー渓谷へと向かうのだった。
……っていうか誘拐犯、目撃者残しすぎじゃないですかね。
前回のムービーに登場した声からして、多分正体はアイツだろうと思うんだけど、キミちょっと仕事が杜撰すぎるべ。
それとも、目撃者に気を遣う必要のない状況だったのかしら。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
ルフィが向かうスイショー渓谷には、捕らわれたジャンヌと、彼女を誘拐した犯人の姿があった。
目を覚ましたジャンヌは、自身を攫った人物の姿を確認する。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
出た! 変な仮面!
(なおこの後すぐに外します)
「闇の正義」の執行者、ロブ・ルッチ。
現在はCP-0に名を連ねるその男こそが、ジャンヌを攫った者の正体だったのだ。
世界政府の人間が、自分に何の用なのか。
当然の疑問を口にするジャンヌだったが、ルッチからの返答は、「お前に用はない」とのものだった。
ルッチーーもとい、世界政府の目的。
それはジャンヌではなく、その兄であるアイザックにあった。
曰く、アイザックは数年前、この島に存在する“ある物”の調査を条件に、政府の後ろ盾を得る事で監獄長に就任したという。
だが最近、彼から政府への報告は途絶えた。
島の調査を行った結果、アイザックが何らかの“結論”に行き着いた上で意図的に隠しているものと考えた政府は、
その結論を彼から聞き出す為、動き始めたのだ。
だがアイザックは計算高い男。
政府が普通に情報を要求したところで、素直に真実を話すとは思えない。
そのため、政府はアイザックに対する「武器」を得る事を考えた。
それこそがジャンヌ。
ルッチは彼女を、アイザックからの情報を引き出すための手段として利用しようと企んだのだ。
直接会う事すらできずとも、彼らは血縁者。
「それなりには情があると お前も信じているだろう?」と、ルッチは煽る様に言う。
兄妹の仲が決して良好とは言えない状態にある事は、ルッチも承知している様だった。
アイザックの調べていたという、島に存在する“ある物”。
兄は一体、この島で何をしようとしているのかと、ジャンヌは尋ねる。
だがルッチは、「お前も本当は気づいているんだろう」と、冷酷に切り返した。
実の兄である男の裏に隠された、真の姿に。
島で起こっている騒動や、武器の密売。
その裏には、アイザックの意図が関わっている。
ジャンヌが認めようとしなかったその事実さえも、アイザックにとっては金策のひとつに過ぎないと、ルッチは言う。
彼が関わっているのは、この島に存在する“最も危険な物”。
そしてその正体を、ジャンヌはよく知っていた。
ダイナ岩。
扱い次第では古代兵器と同等の破壊力を打ち出すとされるその鉱物こそが、アイザックの目的だったのだ。
ジャンヌがルッチから、兄の正体を知らされたその時、彼らのもとへとルフィが駆けつけた。
“麦わらのルフィ”。
自身にとっても因縁深い男がこの島にいる事に、ルッチは驚く。
ルッチ「これも奴の策か?
こんな計算できない奴を あの男が自らの計画に組み込むとは……」
失礼やなキミ。
2年前のロビンに続き、今度はジャンヌまでをも攫ったルッチに、ルフィは怒りを見せる。
ジャンヌが一体何をしたのかと問うルフィだが、
ルッチは「“何もしていない” しかし それこそが罪だと言える」と返す。
実の妹でありながら、兄の凶行を知りさえもしなかった。
弱者こそが悪だと考えるルッチにとって、何も知らぬままに甘い理想を描いていたジャンヌの思いは、一種の「罪」であったのだ。

(ONE PIECE26巻 第246話より)
あ、ダンゴマンさんはお帰り下さい。
ジャンヌを奪還すべく、ルッチと2年ぶりの戦いを繰り広げるルフィ。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
ルッチとのバトルは、基本的に獣人形態となった状態で行われる。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
使って来る技には“指銃・撥”や“嵐脚・凱鳥”といった遠距離攻撃、“剃刀”による高速移動、近接攻撃では“指銃・斑”と、やはり六式の体術を応用したものが多かった。
(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
しかしこのルッチ……何が悲しいかって、恐ろしく弱いんだよなぁ…………。
難易度ハード+スクショを撮る為にじっと耐えている時間があったにも関わらず、ほとんどダメージを受ける事すらなく倒せてしまったこの切なさ。
この弱さの原因として、ガードを崩してくる様な高火力攻撃がほとんど存在しない事が挙げられる。
“撥”も“凱鳥”も、単純にガードボタンを押しているだけで防げてしまうので、
ガードしながら接近し、弾が止んだところに攻撃を繰り出していけば簡単に体力を削っていけてしまう。
更に“凱鳥”に関して言えば、攻撃のタイミングが物凄く均一的であるため、
タイミングよくガードを行う事で一定時間周りの時間が遅くなったかのように動く事ができる、ビンゴガードというシステムの恰好の餌食なのだ。
ついでに言えば、ボスとして登場するタイミングも悪かった。
このゲームでは基本的に、ミッションをクリアしていく事でスキルポイントが入手できる。
このスキルポイント、当然ルフィの能力を強化する「スキル」の獲得に使用するのだが、
ミッションクリア時に得られる数値が100単位となっているのに対し、雑魚敵を倒したりする事で得られるポイントは、せいぜい2~5程度が関の山。
なのでいわゆる「レベル上げ」の様なものはあまり効果的ではなく、仕組みとして話が進んでいけばいくほど、ルフィは新たなスキルを得て能力を底上げされていく様な仕様となっている。
つまりこの中盤というタイミングに登場したルッチさんは、元々のボスとしての脅威が薄いにも関わらず、
ルフィが既に成長した状態で対峙する事になるため、余計に弱く感じてしまうのだ……。
しかも俺のプレイの場合、早々に「できる事を増やすよりも、ステータスの底上げの方が重要」という方針でスキルを獲得していったため、この第10話に入った段階で装備の数を最大の3つまで増加させていた。
その為、今のルフィは体力・攻撃力・防御力ともにかなりの数値にまで育っており、もはやルッチの実力では付け入る隙などどこにも無かったのだ。
悲しい……。
なんて悲しいボスなんだ……。
けどまあ……。
冷静に実力を考えたら、妥当っちゃ妥当な気もする。
CP9になった時点で死ぬ気の修行を乗り越えた結果だってのに、たった2年でそうそう強くなれませんって。
仕方ない仕方ない。
2年前に比べ、遥かに強さを増したルフィの実力に苦渋をなめるルッチ。
麦わらのルフィの登場さえも、アイザックの策のひとつ。
そう考えたルッチは、ここでルフィと激突するのは得策ではないと、その場を退くのだった。
今までのボスと違い、まったく余裕の表情を見せずに撤退していった姿が哀愁を誘う。
まあ、ねぇ。
冷静に考えて、黄猿・藤虎を退けて来た後にルッチだからねぇ。
そりゃどうしたって、格も落ちますわねぇ。
出す順番、間違えたんちゃうかな、ガンバリオンさん。
ルッチを撃退し、ジャンヌを救い出したルフィ。
しかしジャンヌは、「早くあの人を追いましょう!」と、逃走したルッチを追う事を提案する。
あ、そういう流れになるの?
いつもみたいに「決着はまた今度だ」パターンじゃないんだ。
ただ、第10話はルッチ撃破にて完了となるため、彼を追った先の結末はまた次回。