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アニメ版 ONE PIECE
第882話
「頂上戦争 継がれた海賊王の意思」 


【原作の対応話数】
90巻 第905話5P~7P、14P~15P
および頂上戦争編を元にした総集編

もくじ
あらすじ
原作からの変更点
感想・妄想
登場した技
声の出演


【あらすじ】
 マリージョアへと昇るための港、“赤い港レッドポート”には、世界会議に参加する各国の王族達が続々と集まっていた。
 中でも人々の目を集めたのは、リュウグウ王国より訪れたネプチューン達。その中には、地上の人々に恐れを抱きながらも勇気を奮った、しらほしの姿もあった。

 その頃、マリージョアでは2人の男がテーブルを囲んでいた。
 1人は藤虎。彼は政府の科学者ベガパンクに会い、その研究成果を目にした事から、“王下七武海”の完全撤廃を現実的なものと見定めていた。
 そして彼と話をする男は、緑牛。藤虎と共に“世界徴兵”を受けて就任した、新たな海軍大将の姿だった。


【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介


・前話に引き続き、ボルサリーノがサカズキの部屋に同席している。
 またルフィが“五番目の海の皇帝”と呼ばれる新聞記事を読み上げるボルサリーノに、
 サカズキが苛立ちながら「出てけと言うちょるが」というセリフ追加。

・サカズキが「海賊」というものに対する執念を見せるシーン追加。

・センゴクが2年前の頂上戦争を思い出しながら、
 「あの日麦わらが空から降ってきた瞬間から、時代が大きく動き出した。白ひげの時代から、新たな時代へ」と言うシーン追加。

頂上戦争編を元にした回想(総集編)が挿入。
 使用されたシーンは後述。

・ルフィとニューゲートの出会いを回想するセンゴクが、「あの時、われら海軍が決して逃がしてはならない敵となった」とルフィを評するセリフ追加。

・センゴクが「あの戦争を機に、海賊達が再び騒ぎ出してしまった」と語るシーンおよび、
 ルフィが大きく時代を動かす男となった事や、ニューゲートが最期に遺した言葉を思い出すシーン追加。

・サカズキがニューゲートの最期の言葉を「死人のざれ言」と切り捨てるシーン追加。

・白ひげの言葉に踊らされる者や、海軍に盾突く者達にサカズキが怒りを燃やすシーン追加。

・各国王族の登場順が変更され、原作ではビール6世に次ぎ2番目に登場したハン・バーガー王が4番目(最後)になっている。

・世界会議編におけるガープの服装は、原作では黒いスーツだったがアニメでは2年前同様の白い衣装に。

・地上へ降りるのを怖がるしらほしに、ガープやフカボシ達が呼び掛けるシーン追加。

・エピソードの順序変更。
 ステリーの登場シーンやしらほし達がボンドラを登るシーンが次話に回され、
 緑牛の登場シーンが先に描かれている。


■総集編に使用されたシーン

・ルフィ達インペルダウンの脱獄組が、空から降って来るシーン
・ルフィ、クロコダイル、ジンベエ、イワンコフ、バギーがマリンフォードに登場するシーン
・「また貴様の家族だぞ!」とガープを叱責するセンゴクと、頭を抱えるガープ
・ニューゲートに張り合うルフィと、それに対するイワンコフ、バギーの反応
・ゴムゴムのバズーカで海兵達を吹き飛ばすシーン
・エースがルフィの助けを拒むシーンと、「俺は弟だ!!!!」のシーン
・ニューゲートがマルコに、ルフィを死なせない様に言うシーン
・マルコがボルサリーノのレーザーを喰らうシーン(ダイジェスト)
・クザンがジョズの左腕を凍結させるシーン(ダイジェスト)
・サカズキがニューゲートの胸部にマグマの拳を叩き込むシーン
・エースの処刑に対し、ルフィが覇王色の覇気を発動するシーン
・ルフィの処刑台到達および、大仏の姿となったセンゴクの攻撃シーン
・海軍の放った砲弾が処刑台を吹き飛ばすシーン
・エース救出。白ひげのマークを象った炎の中から、エース達が姿を現すシーン
・ニューゲートの「船長命令」
・サカズキがエースを挑発するシーン
・エースとサカズキの拳の激突
・サカズキがルフィを襲うシーンおよび、エースがその盾となるシーン
・「愛してくれてありがとう」
・白ひげ死亡(ダイジェスト)
・ジンベエがルフィを連れて撤退するシーン(ダイジェスト)
・シャンクス登場
・シャンクスがエース・ニューゲートの弔いを名乗り出るシーンおよび、
 センゴクがそれを許可するシーン
・センゴクによる終戦宣言



【感想・妄想】

■オープニング映像

 本日の週替わり差し替え分は以下の通り。

・ネプチューン達が海中から“赤い港レッドポート”に姿を現すシーン
・「あー海底 死ぬかと思ったわい」のガープ
・サカズキとボルサリーノの会話シーン
・自らが確認してきた、ベガパンクの発明を語るイッショウ
・フカボシ、リュウボシ、マンボシ、しらほしのカット



■総集編その2

 前回に引き続き、今回も7割ぐらいが頂上戦争の総集編。
 なので物語的な進展はほとんどナシ!

 ただまあ、今回は各国の王族が出てきたり、緑牛の初登場(顔出しナシ)だったりで見どころはあるので、サカズキの部屋だけで完結していた前回よりは幾分マシかな。


■サカズキの執念

 サカズキに対する一般的なイメージとしては、「正義に対する異常なまでの執着」というものがあるだろうが、最近では元帥としての仕事や上層部(五老星)との不和などに追われ、2年前ほど海賊への執念を見せる事は少なくなっていた。

 アニメではその辺りが補完(というのか?)され、ルフィを始めとする海賊達に対する苛烈な発言がポンポン飛び出す様に。
 やっぱサカさんはこうでなくっちゃあね。
 今の中間管理職的な立ち位置も好きだけど、内輪モメに追われるよりも「海賊死すべし」な方が彼らしいっすよ。


■各国の王族達

 革命軍軍隊長たちほどではないが、この人たちも中々に濃ゆい。
 たぶん闇の世界の帝王達(ギバーソンとか)同様にそこまで出番のある連中ではないため、遊びの要素を多めに入れてるんだろう。

 原作では小さなコマにだけ描かれていて目立たなかったんだが、
 地味にロシュワン王国のシンボルがシュール。
 ビールジョッキ2杯で乾杯してる図式って。

 国王の名もビール6世だが、これはやっぱり国の名産か何かのビールから取られている……んだろうな。
 王様と同じ名前をした飲み物って、国民的には飲みにくくてしゃーなそうだけど、別に問題ないんだろうか。

 国王もビール、シンボルもビールと、余程ビールの販売を産業として押して行きたい意図が見える。
 もしかしたらロシュワン王国、元はあまり裕福な国ではなかったのかもしれないな。
 ワラにもすがる思いで手掛けたビール産業が思いの他にアタり、以降諸国に対するアピールやゲン担ぎなどを込めて、国王となる人物は代々ビールの名を受け継ぐ事になっていったのかもしれん。


■緑牛&藤虎

 ついに現れた最後の海軍大将。
 と言っても、シルエットに覆われて顔は分かりませんけど。

 声を担当するのは藤原啓治さん。
 大ベテランですが、何気にONE PIECEに関わるのは初めてだったんですねぇ。
 大将としての貫禄を保ちつつも、陽気さが見える声色がイイ。

 イッショウが言うには、ベガパンクの発明品があれば「王下七武海はもういらない」と。
 ベガパンクの発明と言えば、ルフィ達が対峙し頂上戦争にも出動されたパシフィスタは「プロトタイプ」と呼ばれていたので、その完成品もいつかは登場するんだろう。

 プロトタイプのパシフィスタは、2年の修行を経たルフィに一撃で破壊されてしまう程度の性能だったので、
 七武海の代わりを務めるにはかなりのレベルアップが必要になりそう。
 パシフィスタ以外にも、対海賊用の兵器が製作されているのかもしれないけど。
 ダイナ岩あたりを兵器として上手く活用できれば、海賊を滅する事も不可能ではなさそうだけどね。


 七武海という制度が撤廃されると、最も割を食うのはハンコックとバギー辺りになるかなぁ。
 ハンコックはその立場を利用してアマゾンリリーを守っているワケだし、
 バギーの方も、今は皆が皆、インペルダウン脱獄囚の様にバギーを慕ってついてきてくれているワケではないだろう。
 たぶん、「バギーの下にいれば安全に海賊を続けられる」という意図で従っている者も多くいる筈。
 王下七武海でなくなった瞬間、部下に寝首を掻かれる可能性は十分にありそうなので、色々とよろしくない状況かも。
 
 ただまあ……今やあんな状況になってしまったくまを未だに七武海として続投させている辺り、
 政府の方もイマイチ七武海を役立てる気が薄い様にも思うんだよなぁ。
 ローとドフラミンゴが同時に抜けた事もあるし、遅かれ早かれ、七武海という制度には無理が出ている気がしないでもない。



【登場した技】 
ゴムゴムのバズーカ
使用者:ルフィ
※アニメオリジナルシーン

 回想シーン内で使用。
 マリンフォードに乗り込んだ直後に使用し、大勢の海兵達を吹き飛ばした。
 使用されたシーンは、TVアニメ第467話のアニメオリジナルシーン。


覇王色の覇気
使用者:ルフィ

 回想シーン内で使用。
 エースの処刑を行おうとする執行人2名(片方は潜入したギャルディーノ)に対し、無意識に発動。処刑の執行を食い止めた。
 この際、無意識化に発動したコントロールの効かないものであった為、海軍や白ひげ海賊団の人間達も一部巻き込んでいる。
 使用されたシーンは、原作第569話(TVアニメ第478話)のもの。



【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓

シャンクス・・・・池田秀一
白ひげ・・・・・・有本欽隆
バギー・・・・・・千葉繁
ハンコック・・・・三石琴乃
エース・・・・・・古川登志夫
ガープ・・・・・・中博史
センゴク・・・・・大川透
サカズキ・・・・・立木文彦
ボルサリーノ・・・置鮎龍太郎
藤虎・・・・・・・沢木郁也
緑牛・・・・・・・藤原啓治
フカボシ・・・・・伊藤健太郎
リュウボシ・・・・沼田祐介
マンボシ・・・・・間宮康弘
モロロン女王・・・木下紗華
タコス王・・・・・斉藤次郎
ハンバーガー王・・・北島淳司
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
マルコ・・・・・・森田成一
イワンコフ・・・・岩田光央
ストロベリー・・・竹本英史

少女・・・・・・・石橋桃
男・・・・・・・・千葉俊哉 五味洸一
         大西弘裕 坂井易直
         内海安希子
ナレーション・・・大場真人