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 ワールドシーカー、プレイ日記メインシナリオ最終回です。
 監獄島をめぐる物語に終止符が打たれます。




■第17話 “本当の強さ”■



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


アイザックを止める為、ルフィとジャンヌは空中監獄“サンタマリア”への突入を成功させた。
オオロンブスの艦隊(中型サイズ)と名前が被っとる。

ってかそういや、空中監獄、2人だけで行くのね。
てっきり一味全員で乗り込むのかと。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



ほんとに雲の上まで飛んだんだなぁ。

「空島にも行ける」様なことも言ってたけど、ナンデモ砲の性能、本気で凄まじい事になってんね。

この勢いで射出されて、肉体が無事に済んだジャンヌも中々に凄い。
私なら四肢バラバラになってる自信ある。


しかし「空中監獄」って響きは、中々にワクワク感がある。
思えば海底監獄“アクアマリン”の時も、獄内には侵入者を拒む様々な仕掛けが用意されていた。

一体この監獄内に、どんな仕掛けが待ち受けているのか……。





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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


着いちゃったよ!!

いるよ! 監獄長! 思いっきり!!

所要時間、13秒!!




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



アイザック
「……何をしにきた」



ジャンヌ
「……兄さんを止めに来たの」



兄と再び向き合ったジャンヌは、改めてその真意を問う。


ダイナ岩を用いた、アイザックの「復讐」。

それは聖地マリージョアへの襲撃であった。


天竜人の住まう聖地を、ダイナ岩によって消滅させる。
ダイナ岩を積んだ空中監獄を、マリージョアの中枢へと落とす事によって。


海軍元帥、大将、CP-0……。
政府の中心となる軍の主戦力は今、ジェイルアイランドに集まっている。
あの島はアイザックの築いた「檻」。
通信も届かず、簡単には島から出る事もできない。

その隙に、彼はマリージョア襲撃の計画を果たそうと言うのだ。



マリージョアの襲撃
その文字面だけを見れば、のちにサボたち革命軍が、世界会議の場でやろうとした事と同じでもある。
古くを見れば、15年前にフィッシャー・タイガーの起こした大事件なんかもそうだ。


しかしそれらの事件には、彼らがそれぞれに掲げる「大義」があった。
この世界を天竜人の支配から解き放ち、捕らわれた仲間を救い出す為。
あるいは、「人間以下」の烙印を押された奴隷達を開放する為。



だがアイザックの野望にはそれがない。
マリージョアを闇雲に消滅させれば、その被害を被るのが政府の人間だけとは限らない。
少なくとも、奴隷達や赤い港レッドポート の人々は巻き込まれる。被害は近隣の島々にまで及ぶかもしれない。

アイザックはそれさえも躊躇しない。
復讐という怨念に憑りつかれた彼にとって、もはや犠牲の大小など無関係となっているのだ。
同じくダイナ岩によって、「海賊」そのものへの復讐を成そうとした、かつての海軍大将と同じ様に。



アイザックとジャンヌの母は、ダイナ岩を争いに使わせるのを拒み、命を懸けた。
そんな母の想いを踏みにじるが如き計画を、ジャンヌは否定する。

しかし妹の言葉など、今のアイザックには届かない。


アイザック
「自分の命を懸けて、何を成し遂げた?
 母の死によって、何が守られた?」



世界政府は、ダイナ岩の採掘方法を研究する為、この島に基地を建造した。
母が守ったダイナ岩を、当の政府が入手しようとしているのだ
政府がダイナ岩を手に入れれば、母の死は全て無駄になる。


母の死を。その意志を亡きものにされる前に。
自身の手で、それを意味あるものに変える。


世界政府が母の命を奪って得ようとしたダイナ岩により、世界政府を消滅させる。
母が守ろうとしたダイナ岩により、母の想いを遂げる。



それがアイザックの、命を懸けてでも成し得ようとする答えだった。



母が守ったものを、自らの手で守る。
その願いは、ジャンヌにも共通するものだった。

だが彼らの瞳には、似て非なるものが映っていた。

ジャンヌもまた、命を懸ける。
母が守ろうとしたものを……この島と島民達を、守る為に。

兄を、止める。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


覚悟を示したジャンヌのもとに、アイザックは歩み寄る。
うん、嫌なフラグ。


同時に飛来したアーマーパーツが、彼の右腕に装着された。






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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


ああ~、やっぱり。
アイザックの拳が、ジャンヌの身を打つ。

覚悟を持って監獄へと赴いたジャンヌだが、その身体能力は常人の域を出ない。
アーマーによって強化されたアイザックの一撃を受け、立っている事は不可能だった。


実の妹をその手にかける、その非道な行いに、ルフィは激怒。
だが全身にアーマーを纏い、ロボットの姿へと変貌したアイザックに、もはや言葉は通じない。

ならば今、ルフィの成すべきは1つだけ。

あのアーマーを破壊し、ジャンヌにもう一度、“アイザック”と話をさせる。
ロボットの合成音声などではない、人間としてのアイザックと。


ルフィ
「ロボの声で話すなよ!」



これか!CMで散々聞いてたセリフ!!

当時は何の事かと……。
ロボ好きのルフィがロボにキレてる……と思ったモンですが、こういう意図のあるセリフだったのね。




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


遂に始まったアイザックとの最終決戦!!

だが特製のアーマーに身を包んだアイザックには、通常のロボット兵とは異なりただ殴るだけでは攻撃が通用しない。
相手の攻撃を受け流す、バリアの様なものが張られているのだ。


ならばどうすれば良いのかと言えば、このバリア、アイザック自身が攻撃を繰り出す瞬間のみ、一時的に機能を停止させる。
つまりアイザックの攻撃を防ぎ、カウンターで攻撃を仕掛ければ良いのだ。

だがこのバトル、HPゲージこそ最初から出ているものの、まずは段階を踏んでイベントを進めて行く必要がある。


バリアの切れたタイミングで攻撃を当てる毎に、ルフィとアイザックの攻防を描いたイベント演出が発生する。

最初は攻撃を避けられ、反撃を食らってしまうなど形勢不利な演出が流れる。
だが2回目、3回目と攻撃を当てる毎に反撃に移っていき、4回目ほどの攻撃でアイザックをダウンさせる事に成功するという流れだ。


ちなみに、1度攻撃を当てる毎に周囲にロボット兵を呼び寄せてくるが、これらは今まで通りゴムゴムのバズーカで粉砕できるので問題ない。

スキルを獲得する事で武装色のガード耐久力を上げてあれば、ガードを入力しておけば基本的に下手な大ダメージを受ける事はないと思われる。
冷静に雑魚を片付け、後はアイザックの攻撃を見極めながら、ビンゴ回避やビンゴガードで隙を作って反撃に出ればいい。




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


自らの不利を悟ったのか、流石に平静さを欠いて行くアイザック。
ただの海賊に過ぎないルフィが、何故ジャンヌに手を貸すのかと問う。


ジャンヌがお前を助けたがっている。

それが、ルフィの答えだった。
そしてその言葉に、アイザックは笑い声を上げる。


アイザック
「そうか! お前は救えなかったからな!
 兄を! エースを!」



余裕が無くなって来た影響か、突然の煽りキャラを会得したアイザックさん。
頂上戦争で戦死したエースの姿を、自分たち兄妹に重ねでもしたのかと、ルフィを嘲笑う。


「何も出来ない小娘」
「いっそ消えてくれたほうが助けになる!」



と、今度はジャンヌに対してすら罵詈雑言の嵐を浴びせにかかる始末。

アイザックさん、追い詰められてどんどん多弁になってる!
そして喋る内容がほとんど煽り!!
格の低さを自ら露呈していくスタイル!!



でもルフィさんから

「ムカツクなァ お前……!」

と、対蛇姫様時っぽいセリフを吐かれたので、いつかデレるのかもしれな……いや、それは全然見たくないな……。




母という失ったものばかりを見て、今を生きるジャンヌの姿を見ようとしない。

そんなアイザックの姿に、ルフィは「ジャンヌの方がずっと強い」と指摘する。

この辺りは、かつてジンベエに「失ったものばかり数えるな」と叱責された経験とも繋がって来そうね。
エースを失ったルフィには、信頼できる仲間がいた。
本来ならアイザックにも、妹という存在が残っていたはずなのだ。


だがアイザックは、ジャンヌをまともに見ようとしなかった。
いや、見れなかった。
ジャンヌがまともに見れないから、鎧の中に隠れ、見るべきものから逃げていた。


そんなルフィの言葉に、アイザックは激昂する。
お前如きに、何が分かると。



そして変形開始! 第2ラウンドスタート!!


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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


微妙にダサい!!
なんか、丸い!!!

わしロボットモノほぼ見た事ないから分からんけど、イメージだけで言うなら、3枚目の名脇役ポジの人が乗ってそう!!!





見た目はともかくこの第2形態、やって来るアクション自体は凄まじい事になっていた。


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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


マグマを巻き起こすパンチ!



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


敵を凍らせる氷のビーム!



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


光の柱を射出する攻撃!



そうだ、アイザックは今まで、ルフィ達の様な強者の戦闘データを収集していた。
そしてこのアーマーは、いずれ三大将と戦う時の為に作られたものなのだと言う。

これは恐らく、サカズキ、クザン、ボルサリーノの旧三大将の技を、このアーマーに再現したのだろう。
パシフィスタにだって、ボルサリーノのレーザーは搭載されていた。やろうと思えば、このロボットにも近しいシステムを積む事はできるハズだ。


だが哀しいかな、流石にアイザックの科学力では、パシフィスタを作り上げたベガパンクの頭脳には及ばなかったんだろう。


この光の柱、めっちゃスローモーに動いて来る。
避けるのが容易過ぎて、なにも脅威にならない。

「速度は重さ」とはよく言ったものだが、この光は軽かった。


ただマグマパンチは地形自体をダメージ床と化してくる為に若干避けにくいし、
氷の砲撃はヒット数が多くガードが崩されてしまうので、見聞色に切り替えながら注意深く挑んだ方が良いかも。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


体力を削っていくと、エネルギーを無理に使い過ぎた影響か、アーマーが漏電し始める。
だがこの電気を纏う身体による特攻を喰らうと、特殊演出のムービーを挟んで大打撃を負ってしまうので注意。

油断してたら、コレで一回トドメ刺されました。
ただまあ、リトライは第2段階からのスタートだったので安心。


最後は放たれる冷凍ビームの中に突っ込みながら、ゴムゴムの鷲暴風雨を叩き込んで勝利!
肉を切らせて骨を断つ!!





自らの「弱さ」を指摘され、激昂したアイザック。

だがそれは、彼自らが、己の「弱さ」を認めている事の裏返しでもあった。

激戦の中、アイザックは悲痛な叫びと共に、ルフィに問う。


私の間違いはなんなのだ。
お前は。ジャンヌは。そして母は。
なぜ強いのか。




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


だがルフィは、その問いに対し、言葉ではなく拳で答える。

ルフィの拳は頭部アーマーを貫き、アイザックの顔面を捉えた。


決着。
直に攻撃を受けたアイザックは、1つの言葉を残して地に伏せる。

「わたしは、お前が大嫌いだ」と。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



ギャグ漫画のやられ顔。





倒れたアイザックは、夢の中である人物と会っていた。
それは彼が12年前に失い、亡き影を追い続けていた人物。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


ジャンヌ母、この最終盤に来てまさかの顔出し!

しかも麦わらっぽいの被ってる!
歯車っぽいツバの形が、何となく島のイメージに合う!


「迷ったら、あなたの手には何があるか、よく見てみなさい」
「それがあなたを強くしてくれるはずよ」



夢の中で、母はアイザックにそう語りかける。

だが今のアイザックの手に、残っているものなど無かった。
目的の為。彼は今日まで、全てを捨てて駆け抜けて来た。
妹であるジャンヌさえも。


「あら? そんなに簡単に捨てられるのかしら?」


アイザックに、まだ残っているもの。
母が守り、そしてアイザックが守るべきもの。

その存在と今、アイザックは再び向き合う――。




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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



アイザックが目を覚ました頃、空中監獄は徐々に下降を始めていた。
どうやらルフィと戦うためにアーマーへ力を注ぎ過ぎた結果、監獄を浮かせるだけの推力が不足してしまったらしい。

噴風貝200個分の浮力を優に超えると思われるエネルギーを、科学の力だけで生み出してたんかアイザック……。
しかもそれらを、全てアーマーに注ぎ込んで戦闘していたと……。



それにしては、弱かった気もする。

アイザックの科学技術、実は戦争に向いてないんじゃないだろうか。




このまま監獄が落下すれば、ダイナ岩に衝撃が加わり、島も無事では済まない。
その事態に慌てふためくジャンヌに、アイザックは問う。


アイザック「ジャンヌ
      お前は母さんの復讐をしたいとは思わないのか?」




ジャンヌ「……思うわ」


思うんだ!?
意外な事実!


聖女の如き清廉さを持つ彼女にも、一粒の鬼の心はあった。
しかし、それでも。
復讐よりも大事なものを、彼女は知っていた。


母が守ったものを、守りたい。

その為に、兄に力を貸して欲しいと。


その言葉に、アイザックは笑い出す。
まるで、凍っていた心が溶けだした様に。

それに呼応するかの様に、ルフィもまた笑うのだった。

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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)




監獄は、落ちる。
もう時間はない。

アイザックは立ち上がると、このまま空中監獄を爆破する旨を述べる。
政府にダイナ岩を渡す事はできない。
計画が頓挫した今、現存するダイナ岩はすべて消し去ってしまうのが最善。



監獄の下には、仲間達の乗るサニー号が来ていた。
サニー号、修理中じゃなかったっけ。
いつの間にか完了してたのか。

アイザックはサニー号の姿を確認すると、その船上へとルフィを放り捨てる。
やり方が乱暴!! ゴムだから良いけど!!


そしてアイザックは、ジャンヌに一言、「すまなかった」と。

その言葉に、ジャンヌは兄がこれから、何をしようとしているのかを悟るのだった。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



アイザックは自身が纏っていたアーマーを作動させ、そのパーツをジャンヌの身へと移していく。
アーマーは、アイザックの制御によって動く。これから彼が何をしようと、ジャンヌはそれを止める事はできない。
これで、ジャンヌの身に危険が及ぶ事はない。


アイザック
「私も、私のやるべき事をやろう」

亡き母への手向けなのか。
12年間の贖罪なのか。
あるいは妹を想う一心か。



まだ、兄と共にいたい。
12年ぶりに、ようやく通じ合った兄と。
そう願うジャンヌの心とは裏腹に、彼女の纏うアーマーは、彼女の身を強制的に、兄の傍から離れさせていく。

直に爆発も始まる。
ルフィとジャンヌを乗せたサニー号は、クー・ド・バーストにより、前方1kmを飛翔。
爆発の圏内から逃れるのだった。





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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


ちゅどーん。

爆発……普通に海面で起こってない?


って事は空中監獄、普通に落下の衝撃で爆発したって事?


アイザックが1人残って、島に危険が及ばない様に空中で爆破させるとか、そういう流れじゃないの?
アラバスタのペルの時みたいに。
普通に落ちるなら、アイザック要らんくない?
素直に脱出しちゃダメだったの?


アレか?
アイザックがギリギリまで監獄の挙動を操作して、なるべく遠くに落とすって事か?

そういやさっき、「島から距離を取りたいが、推力が足りない」とか何とか言ってた気がするぞ。
けどそれじゃ十分に距離を離せていないワケだし、島への被害も結局はタダじゃ済まないんじゃ……。





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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)


あー。



大爆発の影響は、やはり島にも出てしまっていた。

全てを吹き飛ばさんが如き爆風を、必死で堪える島民達。

だがそこにも、助け合いの精神は生まれていた。

人々は互いを助け合い、この爆風から身を守り……。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



守れてる!!??
それ守れてんの!!!??
この大爆発、人が1人盾になったぐらいで凌げるもんなの!?




その頃オーギョク鉱山では、サボとサカズキの激戦がなおも続いていた。
しかし島に起こった非常事態に、流石のサボも戦いを中断し、脱出を優先する。


サボ
「今は私情を優先してる場合じゃなさそうだな……」



やっぱ私情だったんかい。
エースの敵討ち、したかったのね。



サボが比較的真っ当な判断をする一方で、「正義」に憑りつかれた海軍元帥殿は、政府に仇を成す極悪人・革命軍のナンバー2を相手に、無情の追撃を繰り出していく。

しかしそこに割って入った男がいた。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



イッショウさん!
その構図、赤髪の大頭のモロパクリ!!!
時期的に出れなかった頂上戦争、ちょっと憧れてたんかしら。


島民が危機となった今、優先すべきは人の命と、イッショウはサカズキを止める。
そういやこの世界観だと、ドレスローザの一件でのこの2人の衝突って解決してるんかな。

サボはその場から姿を消した。
イッショウの言葉を受け、サカズキもまた、渋々ながら拳を収める。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



サカズキ
「戦争は終いじゃァ……!!
 島民達を非難させろ!!!」




こうして、アイザックの陰謀は潰えた。
空中監獄の崩壊、ダイナ岩の消失と共に、島民達によって発生した戦争もまた、終わりを迎えたのである。


なんで部外者のサカさんが仕切ってるのかは知らんが、まあ終わりよければ全て良しだ。





戦争の終結から時が経ち、ルフィ達の出航の時が近づいていた。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



街並み、めっちゃ綺麗なままね……。

爆発の物理的な被害、ほとんど皆無だったのかしら。
島民の避難が必要なレベルの災害と化してたのに。



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(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)



ルフィ達の見送りに来たジャンヌは、今回の一件について、ルフィに感謝の言葉を述べる。

アイザックは、監獄の爆破と共に姿を消した。
だがジャンヌは、兄はきっと生きているという予感を感じていた。


ならば、今の彼女にできる事はひとつ。
帰って来た兄を、胸を張って出迎えられる様な、素晴らしい島を作っていく。
島民すべてが協力し、島を変えていく。
それが、今のジャンヌの夢だった。


いつかまた、ルフィ達がこの島の近くを通ったなら。
生まれ変わったこの島を、再び見に訪れる。



そんな約束を交わし、島民達に見送られながら、麦わらの一味は監獄島から旅立っていく。

ルフィ達と培った心の繋がり。
その絆を胸に、ジャンヌは島を変えていく為、一歩を踏み出していくのだった。



~fin~




…………というワケで、完結です。
約2か月ぐらいかけてノロノロと進めて来たプレイ日記、一応の完結です。

なんか釈然としないものが残っている気はしないでもないですが、まあとりあえずはハッピーエンド。
アイザックの生存も匂わせたものという事で、まあ後腐れのない終わり方だったのは良かったかな。


個人的にはジャンヌのキャラクター、割と好きです。
なんだかんだ、シナリオ中ほとんどの時間を共に過ごす事になるってのもあり、愛着がわきやすい。

ぶっちゃけ大して役に立ってくれるワケではないんですが、非力ながらも島の為に東奔西走する姿とか見てると、素直に「何とかしてやりたい」と思える人物だと思ったし。
このワールドシーカーというゲームのシナリオ自体、彼女の為のシナリオであったと言っても過言ではない。彼女を好きになれるか否かで、お話自体への評価も変わって来そうな程に。



……ただまあそこにも難点はあって、
まず彼女の存在が、どうしても麦わらの一味を食ってしまっている所はありましたね。

っつーかこのゲーム、麦わらの一味が全然出て来ないんですよね。
ゲームの都合上、彼らとの共闘を行う事ができないんで、まずシステムとして空気。

それ故にお話にもそこまで関わって来れないんで、シナリオ的にも空気。
まさか最終決戦の場にさえ、ほとんど登場すらしないとは。

マトモに話に関わったの、放送塔ジャックとロボット退治、あとナンデモ砲を放つ瞬間ぐらいじゃないか……?
それらも結局、ゲーム的には完全な別行動だったしなぁ。


他の原作キャラ達も、せっかく多くの勢力から大物達を呼び寄せた割に、そこで巻き起こった事件と言えば「島民達による暴動」という余りに小さすぎる一件。

どうも原作キャラ達の出番はサイドミッションの方に集約してるっぽいんだが、それにしても、尻すぼみ感が強かった。
いっそ各勢力入り混じった大乱闘なんかを見せてくれた方が、素直に盛り上がれたなぁ。


そういう私なんかはオリキャラ大歓迎な人なんで、「原作キャラがほとんど関わらない話もそれはそれで楽しめる」タイプではあるんですが、
「ONEPIECEのゲームをプレイする人」の多くは「ルフィと麦わらの一味による冒険」が見たいのだと思われるので、その辺りはちょっと、人を選びすぎるシナリオになってしまったのかなと。



個人的に嬉しかったのは、やはり「ダイナ岩の産出地」というONEPIECEの世界観を広げてくれる設定が登場した事。
ダイナ岩なんてのは劇場版だけの登場なので、今後原作や別メディアで、そうそう掘り下げられなさそうな設定であった為、そこを拾ってくれたのは素直に嬉しかった。

こういう「資料的な価値の高いオリジナルストーリー」、大好きなんですよね。
欲を言えば、具体的な採掘方法とかも明かされてくれると言う事ナシだったんだけど。



良くも悪くも語り尽くせない所は色々とあるが、ともかく、これにてワールドシーカープレイ日記、メインミッションについては完結。

あとはちょこちょこ、サイドミッションを遊んでいく番外編を不定期に続けて行きます。
実はサイドミッションにしか登場しない原作キャラも存在したりするっぽいので。
もうちっとだけ続くんじゃよ。



……そういえば、何やらサイドミッション等の進行度合いによって、メインミッション内のイベントにも変化が起きるとか何とか……?



※当日記内のシナリオ紹介は管理人の独断と偏見によって書かれたものなので、正確なストーリーとは限りません。
 未プレイの人はヘンに間に受けず、自分の目で確かめた方が無意味な恥をかかずに済むと思います。


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