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今週は巻頭カラー。
映画『スタンピード』にちなんだキャラクター達が一緒に飯を食ってます。
ハンバーガーをブチ撒けられたトラ男くんは強く生きてくれ。


週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号分の感想です。
ネタバレを含むので、自分で買ってから読んでください。 





■福ロクジュの報告


お庭番衆のリーダー・福ロクジュからオロチにもたらされた報告は、「トラファルガー・ローの身柄確保」と「それ以外の面々を取り逃がした」事の2つ。


福ロクジュはとしては「ルフィとローの主犯格2人を捕えた」つもりの様で、やはり現時点では、オロチ陣営に兎丼制圧の報告は入っていないらしい。

光月陣営に存在する内通者の可能性はまだ否定されていなかったと思うけれど、少なくとも兎丼制圧組の中に、内通者はいないという事なのかな?
まあ、単に連絡を入れる手段が無かったり、チャンスが無かったりするだけなのかもしれないけど。



「海賊の世界は裏切りが“華”」
「拷問の末いか様にも使えましょう」

と、福ロクジュの目論見ではルフィやローを拷問にかけ、寝返らせる事で残りの敵陣営を総叩きにするつもりの様子。

それ自体はまあ、順当なやり方なんだが、「拷問の末いか様にも使える」という発言は気になる。
これ、やっぱりキラーも似た様な目に遭っていたんじゃなかろうか。
SMILEを食わされたのは間違いないとしても、あのぶっ壊れっぷりはそれ『だけ』には見えなかったものな。


このまま順当に行くと、ローにSMILEを投与された上、精神に異常をきたす拷問を受けるハメになるかもしれん。


24時間ひたすら狂った様に笑っているロー……。





それはそれで、見てみたいかもしれん。


SBSでのイメージ画希望。



■見廻組


日本史のお勉強はサッパリですが、江戸時代に実在した組織の名であり、反幕府活動による治安悪化を防ぐために設立されたものだそうな。
同じく幕末を元にした銀魂にも、同名の組織が出て来ていたなぁ。

ワノ国的には、「オロチ政権に牙を剥こうとする者を討つための組織」ってとこか。
前回でお庭番衆の多くが潰されてしまったので、その代わりに登場した感じかな。


実在勢力を元にした組織という事ですが、風貌だけを見た感じ、「強そう」と「弱そう」の中間みたいな印象。まあ、初登場時はただの笑い転げる酔っ払いだった狂死郎さんが中々の手練れだったので、第一印象だけでは測りかねるのですが。


この見廻組5人ほどの男女で町を闊歩する中に、ネコかライオンみたいな顔の人が混ざってるんだけど、彼は一体。
パッと見ミンク族みたいな外見だけれど、過去にイヌアラシ達が流れ着いた際には異形の存在扱いを受けていたらしいしなぁ。

彼はSMILE能力者なのかしら。
ろくろっ首の様なギフターズの女性が、都で教鞭を執っていたりもしたので、SMILE能力者がオロチの幕臣に加わっているケースもあるのかもしれない。
いやまあ、バギー海賊団のモージよろしく「ああいう顔」ってだけの可能性もあるけど。


見廻組が出てきたぐらいだし、より知名度の高い新選組も出るかな。
狂死郎を除くとあまりパッとしないオロチ陣営の戦力底上げになってくれると嬉しいけれど、水戸黄門モチーフのクニさんとかがあんな感じだったし、元ネタがあまりに有名なキャラは出世させない方針だったりするのかな。



■牢屋敷の同志達


康イエ決死の策によって「オロチの勘違いで捕まった」という事にされた同志達だが、そう簡単に開放しては貰えなかった。
まあ、オロチの性格的に、間違いをすぐに認めるとは思えないし仕方がない。実際勘違いじゃないワケだし。


牢屋敷は相当な広さを誇っており、外から見えない部分を含めれば1000人以上の同志が捕まっていると言う。
湯屋でしのぶが言っていた、「よく集まって500人」という現実に比べれば、相当な人数が集まった事になる。


しかし、この中の同志達を全員解放したところで、当初の理想戦力であった『5000人』には遠く及ばず。
兎丼の囚人達を全員引き連れても、まだ届かないかな…?

仮にルフィの窮地に麦わら大船団の面々が駆けつけてくれれば、それだけで5600人の兵力になるのだけれど。
カイドウに敗れた時や奇病ミイラの影響で、ルフィのビブルカードにも何らかの反応がありそうなんだけどなぁ。


中に捕まっている人物の全容を確認できない、という事で、しのぶ達の見知った顔が捕まっている可能性もありうるかもしれない。
未だ影も形も現れない傳ジローとか……いやまあ、赤鞘の1人がこんな簡単に捕まっててもアレなんだが。


また、都内の牢とは別の場所では、討入りの場である『火祭り』の準備として、『空船』なるものを作っているらしい。
海に浮かぶ小舟に、気球のバルーン部分を装着した様なデザインね。

空船と言われると、エネルが作った空飛ぶ船、『方舟マクシム』が思い出されるが……。
エネルが辿り着いた「月」での諸々、光月家とも関係があるのかなぁ。



■人相書き


福ロクジュやドレーク達から逃げおおせたサンジらだけでなく、ローの代わりに解放されたベポ達のものも配られている。

しかし絵の方はワノ国らしい独特な画風。
絵のクオリティはカン十郎とは雲泥の差だが、本物との類似度で言えば、キャロットの少女マンガ風似顔絵とどっこいどっこい……かな。

実際ロビン達、変顔しただけで通り抜けられちゃってるし。まあこれは、後ろについてる我謝髑髏がコワ過ぎたってのがでかいんだろうけど。


まあしのぶだけは似ても似つかないんで、コレだけでは絶対に捕まえられないだろう。
過去の姿を元にした絵になっちゃってるよ。現在の姿を見ているはん蔵が、ゾロに倒されちゃったからなぁ。
アラバスタ編のサンジやチョッパーみたいに、顔が割れていないからこその立ち回りができたり……するかな。


そしてローに代わって解放されたベポ達の方も、再度手配される形に。
その場は逃がしこそしたものの、無罪放免って事にはならんのね流石に。

3人共ワノ国らしい漢字表記に直されており、

ベポ→白熊
ペンギン→人鳥
シャチ→鯱

という表記に。

鯱だけ浮いてるよ。
カッコ良すぎるよ一人だけ。

ペンギンに関しては、帽子に書かれた「PENGUIN」の文字まで「人鳥」に直されてました。人相書きの書き手、コダワリが深い。


しかしロビンやフランキーも含めて手配されてしまったけど、これ港友さんや三味線の婆さんが見たらどう思うんだろうなぁ。
あの人たち悪い人じゃなかったんで、迷惑がかからん様に祈るばかりです。




■捕らわれたロー


日和を助けに行ったゾロだけでなく、他の面々も無事にあの騒動から逃げ切った様で。
しかしホーキンスによって人質を取られたローだけは、捕まってしまったというのが前回の引き。


捕まったとは言っても、単に手出しができなくなったところをボコボコにされた、という事ではなかった様子。
ホーキンスとの取引の結果だったのね。


しかしローの要求を素直に呑み込むホーキンスも、今しがたまで人質を取っていた男にしては律義すぎる気もする。

捨て身の特攻を恐れるのは道理だが、それにしたって、予めベポ達3人以外のライフも身体に宿しておけば済む話。

ルフィ・ゾロと戦った時のセリフからして、最低でも10人分のライフを宿す事は可能な様子。7回も余分に死ぬ事が可能なら、いくら何でも遅れを取る事はなさそうにも思える。


ただ……これはまあ、ホーキンスにとってベポ達3人の身柄は、大した価値を持たないというだけの事かな。
ローを捕えることができた時点で、ベポ達を人質にとる理由は無くなったワケだし、そこで不義理を働くのはメリットが無さすぎる、というだけかも。

何らかの企みがあるにしても、正直ハートの海賊団が多少動いたところで、ホーキンスに益のある変化が起きるとは思いにくいし……。


……ただ、福ロクジュの「海賊の世界は裏切りが“華”」というセリフは、「カイドウ陣営からの裏切り者が出る」というフラグにも見える。
ホーキンスかドレーク、あるいは未だ姿を見せないアプー。最悪の世代の3人の内だれか1人ぐらいは、カイドウを討つために寝返ってもおかしくはなさそう。


前回捕らわれたローを前にして「様子がおかしかった」のは、ホーキンスではなくドレークの方なんだよなぁ。
まあ仮にドレークが寝返ったとして、1年前に編笠村を崩壊させた張本人という事実があるので、玉のことを思うと中々共闘するのも難しいかもしれんですけど。

皆殺しにしたフリして、どっかに匿ってたりすればまだアレだけど。



■単独行動のハートの海賊団


無事に解放されたベポ達は、康イエからのメッセージをナミに託したのち、ジャンバール達と合流。

この判じ絵は……なんだろう。ハブの腹と尾に線が1本ずつ。
集合場所の変更予告なんだろうが、サッパリ分からない。

元のハブの絵は、討入り決行時の集合場所である『刃武港』を指示していた。
今回アシュラ童子が案内した九里の『南西の廃港』の様に、非正規な港は白舞以外にもいくつかある様子だし、その内のどこかに集合場所を移したのかな…?

まあワノ国の人々ならばすぐに分かるものらしいので、錦えもんが目にすれば回答もくれるだろう。



ベポ達と入れ替わりで捕らわれたローは、自分が捕らわれた事を同盟の仲間達に話すなと。
これはホーキンスまたはドレークを相手に、何か一計を案じようとしている? それとも単に、ローの窮地を知ったルフィが助けに来てしまう事で、計画に支障をきたす事を嫌っての事なのかな。


「計画よりも船長が大事」というベポ達の言は、まあ当然のお話ではある。
元々ハートの海賊団内には、同盟に好意的ではなかった人物もいるぐらいだし。
けれど……うーむ。このハートの独断行動が原因で、またしのぶとの間に亀裂が入らないと良いが。

ハートの海賊団の戦力じゃ、ハッキリ言ってホーキンスやドレークを正攻法で出し抜く事は不可能だと思うが、ここで1つ活躍してローの救出に貢献してくれれば、同盟内での影の薄さも少しは払拭できるかな。



■キングの種族


鬼ヶ島へと連行されたリンリン曰く、キングトットランドにもいない人種なのだという。

あの翼は衣装の一部ではなく、キングの種族に由来するものだったって事か。
身体に纏っている炎もそうなのかな。
ぶっちゃけONEPIECE世界、理屈は分からんけど何か発火するやつが山ほどいるので、てっきりキングもその類かと。


リンリン曰く、トットランドの住民として存在しない種族は3種類


1種は当然、ジャッジにも指摘されていた巨人族
これは、リンリンが幼少期に起こしたエルバフでのアレコレに加え、ローラが王子ロキとの縁談を蹴った事によって絶望的となっていた。


もう1種が、現存するキングの種族
わざわざ嫌っているカイドウの部下を誘うぐらいだし、他に可能性を見込めない程度には希少なんだろう。


最後の1種に関しては、すでに「歴史の彼方に消えちまったかも知れねェ」と。

んー、この場合、オーズやリトルオーズJr.なんかが該当する『古代巨人族』は、巨人族と同一の括りで大丈夫かな。

歴史の彼方に消えた、と言われると『Dの一族』が思い浮かぶが、アレは『種族』と呼ぶには違う気もするしなぁ。


空島や400年前のジャヤの住人達は背中に翼をつけていたが、アレは装飾品なのか身体に付いている物なのか謎。(一部書籍では装飾品として扱われていたが、情報源としては根拠に乏しかった。)
まあ、個人的には装飾品だと思うけど。

仮に「ああいう種族」なのだとすれば、先に攻め入ったウルージに対しても、叩き出すのではなく傘下入りを持ちかけるのが道理だし、「絶滅したかも」などと思うハズはない。
ので、アレはリンリンが望む異種族ではないんだろう。


エネルの扉絵連載にて存在が仄めかされた『月の人』なんかは、既に絶滅した人種と見てもいいかもしれないが……うーん。



■四皇激突


ナポレオン、普通に動けました。
「ママが記憶喪失だから機能停止してる」とかじゃなく、単に人見知りだったから黙っていたらしい。ホント君たち、ソウルの提供者であるリンリンとは似つかない性格してらっしゃるね……。



そしてカイドウとビッグ・マムの大激突。

四皇同士が武器を交える事で、その余波により天さえも割れる……というのは、45巻にてニューゲートとシャンクスがぶつかった時と同じ現象。
これが四皇のレベルって事ですね。やはり『五番目の皇帝』などと持て囃される様になっても、ルフィではまだ遠く及ばない次元。


……しかしクイーン様、めっちゃ表情豊かにリアクションするなぁ。登場の度にビックリしてるよ。
大看板の相方2人がマスクマンなんで、満足に反応を見せてくれるのが彼しかいないんですよね。ある意味おいしい立ち位置かもしれん。



と言ってもまあ、ニューゲートとシャンクスの激突がそうであったように、今回も本格的に相手を潰す為の戦いを繰り広げる事はないだろうと思う。

そも、カイドウはビッグ・マム海賊団のワノ国突入時、「戦わずして退ける」という方法を取ろうとした。

にも関わらず、今回は「相手に海楼石の錠をつけている」という圧倒的優位な状況にも関わらず、あえてその優位をかなぐり捨てて真っ向から激突して見せた。


これは「リンリンを討ち取るため」の交戦ではなく、他の何らかの理由……例えば共通の目的のために手を組むといった目的を持っての事じゃないかな、と思う。
……というか、今ここでカイドウとリンリンが全力でブツかったら、ルフィ達の出る幕なくなっちゃうし……。



 リンリンとカイドウの激突によって、双方が負傷
→ハンデを負った状態のカイドウとルフィが戦い、勝利
→ワノ国編完
→リベンジのためカイドウとリンリンが手を組み、ロックス復活

……みたいな流れも想像したけど、「ハンデを抱えた相手への勝利」でワノ国編が締められても、気持ちよく終われそうにはないしなぁ。


まあ、カイドウとリンリンに同盟を結ばれたら、いよいよもって絶望感が凄まじいですけど。
土壇場でリンリンにカイドウを裏切らせても良いかもしれない。


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