←第892話  アニメ感想一覧  第894話→

アニメ版 ONE PIECE
第893話
「お玉登場 ルフィVSカイドウ軍」
放送日時:2019年 7月 14日


【原作の対応話数】

もくじ
あらすじ
原作からの変更点
感想・妄想
登場した技
声の出演



【あらすじ】
辻斬りとして捕らえられたゾロは、その真犯人である奉行を斬り、役人達を相手にも大立ち回りを演じた。その結果、ゾロの人相書きが都中に出回り、全国指名手配を受けてしまう。

同時期、渦潮に呑まれてしまったルフィは、サニー号と共に浜辺に打ち上げられていた。サンジ達を船から脱出させたものの、自分が飛ぼうとした時にタコの妨害を受け、仲間とはぐれてしまったのだ。

そんなルフィの傍では、狛犬と狒々という奇妙な動物達がケンカを繰り広げていた。更に浜辺に漂着した船の報を受けたカイドウの部下も、ルフィを狙い襲って来る。だがルフィは、海賊達が放つ麻酔銃を容易く回避。圧倒的な力の差を見せつけ、海賊達を打ち払うのだった。

ルフィが破った海賊達は、1人の子供を攫っていた。光月家の帰還を望む言葉を発してしまった少女・お玉は、「法に触れる暴言を吐いた」とされ百獣海賊団に捕まってしまっていたのだ。ルフィに救われる結果となったお玉は、頬からきびだんごを取り出す能力を使い、狒々を手なづけてしまう。

ルフィを「アニキ」と慕う様になったお玉によれば、ここは『九里』と呼ばれる郷にある浜辺。ルフィは紛れもなく、『ワノ国』への上陸を果たしていたのだった。


【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介


・狒々の登場時
ルフィの「またでけェ動物出てきた」というセリフが削除。

・狛ちよと狒々の戦闘シーン加筆
狛ちよに腕を噛まれた狒々は持っていた刀を落としてしまうが、そのまま殴りかかる事で反撃に出ている。

・渦に呑まれた時の回想
原作ではナミとキャロットに対し同時に「おれに捕まれ!!」と言っていたサンジだが、アニメではナミにだけ。その後、キャロットが自らサンジを頼り、それを受け入れる流れになっている。

・サンジに助けを求めたチョッパーが、サンジの足にしがみ付く描写追加。
原作では「重すぎる」と突っぱねたサンジだが、アニメでは「なんてな、しっかり捕まってろよ!」と受け入れる。

・ブルックに関しては、サンジだけでなく彼に抱えられたナミやキャロットごとしがみ付く形になっており、「ゴツゴツする」「骨が気持ち悪い」などと怒られている。

・ブルックが海の上を走って独力で脱出できる事を、サンジに突っ込まれるシーン追加。
しかし「こんな荒れた海、無茶ですよ!」と、結局サンジにしがみ付いたまま船を脱出した。

・ルフィのサニー号脱出時
原作ではサニーの船首の表情が変化していたが、アニメでは通常時のままとなっている。

・ルフィの「あれ!? ここにいつも挟んでるビブルカードがない!!」という原作のセリフの内、「ここにいつも挟んでる」という部分が削除。

・奉行を斬った後のゾロ十郎のシーン追加
奉行が保持していた3本の刀を取り返し、三刀流の剣技にて奉行所内の侍を一掃した。
またこの時に使用した『龍巻き』の威力により、奉行所の建物自体が崩壊してしまっている。

・お玉を捕えたギフターズが『光月家』について語るシーン
イメージ映像にモモの助およびおでん、トキ、日和の姿(顔は見えない)が描かれている。

・ギフターズがルフィに麻酔銃の照準を合わせるシーン
ギフターズの「良い子だからゆっくり眠りな、目覚めたら奴隷として可愛がってやるからよ」というセリフ追加。

・原作ではギフターズが銃を撃つ前にルフィの攻撃を受け倒されていたが、アニメでは放たれた銃弾をルフィが回避するシーンが追加。
その際、見聞色の覇気を使用したと思われる、目が赤く光る演出がされている。

・ギフターズが倒された事で解放されたお玉が、袋から這い出るシーン追加。
その後岩陰に隠れながら、ルフィの様子を窺っている。

・ルフィを殺すよう命じられた狒々が、落としたままだった刀を拾い上げる描写追加。

・ルフィが狒々を怖気づかせるシーン
原作では一睨みしただけだったが、アニメでは睨んだ際に金色のエフェクトが挿入され、『覇王色の覇気』を発動させた様な演出になっている。

・お玉に背後から殴られたギフターズ
原作ではそのまま気絶していたが、アニメではすぐに立ち上がり、逃げるお玉を追いかけている。その後、ルフィのパンチを受けて吹き飛ばされた。

・お玉が頬から取り出したきびだんごが、取り出す際に金色に光る演出追加。

・お玉が狒々にきびだんごを食べさせようとするシーンの後、フラの介のシーンが挿入。
三刀流の辻斬りの人相書きが出回っているという大工の話を聞き、驚愕の表情を見せている。

・三刀流の話題の中で、大工が「三本目はどこに持つんだ?」と疑問を浮かべるシーン追加。
フラの介が「そりゃおめェ、こうよこう」と木片を咥えてゾロの三刀流のマネをしたところ、大工からは「んなことあるかい! 面白ェ奴だな」と笑われてしまった。

「お座敷積むのも経験のうちだよ」と言う師匠と共に、おロビが都を出歩くシーン追加。
その道中で発見した人だかりにて、ゾロの人相書きの立て札が設置されている事を知る。

またこのシーンにて、ゾロの人相書きの文面が確認できる。

人相手配書
  ゾロ十郎

一、都にて幾人もの町人を殺害せし曲者
一、左の目に大きな刀傷あり
一、緑色の髪をした異国人
一、刀を三本持つ三刀流の侍
一、奉行殺しの大罪人
          奉行所


・おロビが通りがかった後、同じ人相書きの立て札にウソ八が立ち寄るシーン追加。
辻斬りとして捕まったこと自体は、892話にて瓦版を見て知っていた為、「今度は大暴れかよ」と頭を抱えている。

・人相書きに反応を示したウソ八を、役人が怪しみ十手を突きつけるシーン追加。
ウソ八は辻斬りに怯えるいち町人を演じ、これを乗り切っている。

・同心達から身を隠すゾロ十郎のシーン追加
たまたま行き会った町人に顔を指され、人相書きが出回っている事を知るシーン追加。

・きびだんごを食べさせようとして狒々に吠えられたお玉が、怯えてルフィの後ろに隠れる描写追加。

・狒々がきびだんごの能力で従えられた後、ルフィが「お前もう仲間だな」と狒々の頭に飛び乗る描写追加。

・お玉がルフィに対し、自分と狛ちよの自己紹介をする描写追加。

・お玉に「アニキ」と呼ばれたルフィが、「いつからお前の兄貴になったんだよ」と突っ込むセリフ追加。
その後「アニキはアニキでやんす」と言われ、「何だよそれ、まあ勝手にしろ」と許可している。



【感想・妄想】

■ルフィ「動物が刀持ってる!!! やっぱワノ国かここが!!」

よく考えると、中々の超理論ですねコレ。
動物が刀持ってると、ワノ国である事になるのか。「侍の国なら動物でも刀使うだろ」ってか。

実際のところ、たまたま狒々が刀を扱う動物であっただけで、他にその様な動物はワノ国でも確認されていない。SMILE能力者なら別だけどね。
ワノ国が特殊というより、狒々が特殊だったと思った方が良いだろう。

刀を使うヒヒと言えば、ミホークが根城としていたシッケアール王国に住んでいたヒューマンドリルが思い出されるが、今のところ、その関係性も分からず。
アレらに比べると相当デカいが、類似種族には当たるのかな。ワノ国には他にも特殊な動物達が住んでいる(狛犬もその一種)と言うので、ワノ国において独特な進化を遂げた結果、あれだけの巨体を得たのかもしれない。



■似てる。

amarec (20190823-135944)
(TVアニメONEPIECE 第893話より)

 こっちが狛ちよと狒々。



  FullSizeRender
  (ONEPIECE 40巻 第379話より)

 こっちがルッチとジャブラ。


動物と同じコトしてる…………。
お二方の頭脳が動物並である説が出て来てしまった。



■奉行所崩壊

やり過ぎですってゾロさん。

錦えもんに「騒ぎを起こさない様に」と言われていたハズなのに、「もうやっちまったモンはしょうがねェか」とばかりに大暴れ。その結果、『龍巻き』を豪快に放って奉行所の建物ごと破壊してしまった。

もうちょっと…こう! 暴れるにしても、大人しく暴れなさいよ! 逃走経路を塞ごうとするヤツだけ倒すとか!


指名手配された辻斬りが『三刀流』の使い手である事が人相書きに書かれてるってコトは、あの龍巻きを喰らった役人達の中に、もう情報を喋れる程度には回復した人がいるんですかね。
それはそれで凄い。全滅しててもおかしくない破壊力だったのに。まあ、単に「刀を3本持っていた」って話が膨らんだだけかもしれんけど。


しかし龍巻きの演出、凄まじくハデですね。黒縄・大龍巻よりデカいんじゃないかってぐらいの竜巻もそうだけど、技を放つ瞬間に龍の幻影を見せるのも中々。
カッコ良いけど、ザコあいてに使う技をここまでハデにする過剰っぷりも凄い。のちに本物のクソデカい龍の登場も控えてるのに。

『FILM GOLD』では『極・虎狩り』の使用時にトラの幻影が出る演出もあったし、ゾロの技にはこのテの演出が使われやすいイメージがある。
この間は、ルフィの『ゴムゴムの王蛇』の時にも似た演出が使われてたか。アレはラストバトルだったし、盛り上がりを演出してくれて良かったけど。



■ギフターズの麻酔銃

原作では撃つ間もなくやられてしまったギフターズの銃が、マトモに発射させて貰えた。
まあ、当たらないんだけど。

ルフィの銃弾回避時には、目が赤く発光する演出が。『FILM Z』やカタクリ戦でも見られた、見聞色発動の演出ですね。
纏った部位が黒く変色する武装色と違い、見聞色はセリフで言われなければ発動を確認しにくいので、この演出は結構好み。


しかしギフターズ、「麻酔で眠らせる」とか言いながら撃った銃はなるほどコレ麻酔銃じゃねぇなどう見ても。
着弾と同時に爆発しちゃってるよ。死ぬよ普通。

原作でも、2人目のギフターズが撃とうとした銃が暴発してドカンといっちゃってるのだけれど、コレは「ルフィがただの漂流者ではないと気づいて、攻撃用の銃に持ち替えた」とも解釈できた。

けれどどうも、この人たちが使ってた麻酔銃、最初から爆破効果のある銃弾らしいっすね。
なんやねんソレはって感じだけれど、所詮は奴隷にする為に眠らせようとしているワケだし、爆発によって弱らせるのは厭わないって事……なのか?
ポケモンの体力削ってから捕まえるみたいな?


……いやそもそも、表向きには「麻酔で眠らせる」と言いつつ、実際には「爆発によって気絶させる」という手段を使ってるのか。
何のためにそんなタテマエを使ってるのか知らないけど。



■お玉登場

ロリコンが量産されそう。


それは置いといて、お玉がギフターズを背後から殴るシーンが、「木の棒で殴るも大して効かず、追い回されていた所をルフィに助けられる」という流れに改変されていた。

いくら奇襲とはいえ、流石に大の海賊が子供のワンパンチで気絶させられてたのはアレだったんで、ここは良い改変かな。
偶然ではなく直接的にルフィに助けられた事で、「恩返し」への流れや「アニキ」と呼ぶ様になるのもスムーズな感じがするし。



■大工「んな事あるかい」

三刀流の持ち方、やっぱりパッと見ヘンなんだな……。
マネしたフランキー、大工さんに笑われちゃったよ。

ゾロの「刀を口に咥える」行為に作中でツッコミが入ったシーンは覚えがないのだけど、他の人がやるとヘンなのね。
やっぱ、ゾロだからこそサマになるんだろか。気迫がある分、間抜けに見えないと言うか。



■ゾロの人相書き

おロビが看板の前を通りがかるシーンにて、人相書きの詳細を確認する事ができる。
その中には「緑色の髪をした異国人」という一文があるのだが……緑色の髪=異国人……なの?

それ言い出したら、冒頭から三味線弾きまくってるキツネ面のあの人は一体……。
あの人の肩書き上、異国人って可能性はゼロだしなぁ。
マンガ的表現としてエメラルドグリーンの髪色になってるだけで、実際には黒髪なのかしら。



【登場した技】 
龍巻き
使用者:ゾロ
※アニメオリジナルシーン

奉行所にて、奉行を斬った事で狙われる身となったゾロが、役人達を返り討ちにする時に使用した。
技を放つ際に巨大な龍の幻影が映し出される演出がされた他、技自体も、回転によって巨大な竜巻を引き起こし、その中から更に斬撃を繰り出すような形にアレンジされている。
この時に起こした竜巻により、奉行所の建物は崩壊してしまっている。



【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
ゾロ・・・・・・・中井和哉
ウソップ・・・・・山口勝平
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ロビン・・・・・・山口由里子
フランキー・・・・矢尾一樹
ブルック・・・・・チョー

お玉・・・・・・・潘めぐみ
キャロット・・・・伊藤かな恵
ホーキンス・・・・宗矢樹頼
狛ちよ・・・・・・荒井聡太
ひひ(狒々)・・・山田真一
みなとも・・・・・菅原淳一

芸者の師匠・・・・上村典子
ギフターズ・・・・橋詰知久
大工・・・・・・・山本圭一郎
侍・・・・・・・・寺崎千波也 田邊幸輔
町人・・・・・・・田口奏弥
ナレーション・・・大場真人