週刊少年ジャンプ2019年43号分の感想です。
情報量が……情報量が多い……!

ネタバレを含むので、自分で買ってから読んでください。 


★もくじ
扉絵連載
モルガンズのビッグニュース
アラバスタに関する事件
七武海制度 完全撤廃
海軍本部機密特殊部隊『SWORDソード
その他  



扉絵連載

食糧補給のためにドレスローザを訪れたベッジ一行。
何やら早速、何人かスパッと殺っちゃってますね。海兵らしき服装の人も混じってるけど、王族が出払っている間の護衛役の人かな。
桃ひげに軽くやられちゃったルルシア王国の方もそうだけど、穴埋めの海兵、ほんとアテにできないっすね……。


上陸後に出会ったギター弾きの男は、ローラの事を知っているらしい。

一瞬「ローラはウォーターセブンを出航して、すでにドレスローザまで到達してたのか?」と思ったのだけれど、別にこの男がドレスローザの国民であるとは限らないか。

むしろ護衛の海兵をブチのめす海賊の登場に顔色一つ変えてない辺り、ヨソから来た無法者の可能性の方が高そうな気がする。


現時点ではローラの居場所に関して特に情報がない(スリラーバークも移動しちゃってるし)ので、この男から情報を聞き出せれば話が早いかな。




モルガンズのビッグニュース

ワノ国編第二幕が完結した現在、時系列としては鬼ヶ島への討ち入りの前日であり、世界会議の解散から1週間が経っていると。
ルフィ達がワノ国に到着したのが世界会議の2日目、かつ討ち入りの2週間前だった。世界会議の予定期間は7日間だったので、大きな騒動こそあったものの、概ね予定通りのスケジュールで行われたみたいね。


二幕終了より少し前、モルガンズ率いる世界経済新聞社から、世界会議中に発生した事件について報道がなされたと。

報道の内容は、大きく分けて3つ。

・死亡事件
・議決結果
・殺人未遂事件


これらの中にはサボに関する報道もあり、その内容はサボに縁ある人々を悲しませ、革命軍幹部達をも驚愕させるものだった様で。


うーん、マキノやコアラ達の反応からして、この死亡事件ってのはサボの話なのか?
藤虎や緑牛との激突もあったし、そういう報道がなされてもおかしくはないが……。

まあサボが死ぬならもっと大々的に描かれるだろうし、流石に死んではいないハズ。
ついでに言えば、劇中では一度も「サボが死んだ」とは言われていないので、何だかブラフというかミスリードの雰囲気もかなり強い。

革命軍にはサボのビブルカードを持つ人間もいるだろうし、それを見ればサボの生存状況はすぐに分かるハズだし。

じゃあ「サボじゃなければ誰が死んだんだ?」という話なんだが……後述のアラバスタ関係の事件にも関わって来るのかなぁ。
サボだけでなく、作戦に参加していたリンドバーグ達との連絡も取れていないのも気になる。



また、これら報道の中のどれかには、世界政府からの情報操作命令が下っていた。
わざわざCPの諜報部員を送り込んで来たぐらいなので、世に伝えられるとかなりマズい話だったんだろう。

「革命軍のナンバー2が死んだ」なんて話はむしろ世に伝えるべき事柄だし、七武海制度撤廃に関しても、別に隠す必要性は感じない。
となると、やっぱり最後の「殺人未遂」事件についてなのかな。
それとも、七武海以外の話題について、民衆に知られてはまずい議決結果でも出たんだろうか。気になる。


……それはそれとして、モルガンズさん、強いっすね。
サイファーポールの役人を拳で撃退する、意外な武闘派っぷりを見せてくれた。

アタッチャンに変装して忍び込んでいた役人が何番目のCPなのかは書かれていないが、モルガンズに対して思いっきり銃を突き付けている。

政府に非協力的な市民への「殺し」を許可されるのは、CP9の特権だった。
海賊や犯罪者が相手ならともかく、あくまでも市民の立場である(と思う)モルガンズを脅すぐらいだし、彼もCP9かCP-0のメンバーなのか…?
流石に貧弱すぎる気もするが、まあCP-0にはスパンダムなんかも正規メンバーとして加入してるので、末端の諜報員にはあまり強くないヤツもいるんだろう。


ちなみに、アタッチャンについてはSBSで「海軍をクビになって世経に入った」と書かれていたので、別に最初から役人が潜入していたというワケではないと思う。

CP9も素顔のままガレーラに潜入していたぐらいだから、アタッチャンが最初からCPの人間だったなら、顔隠して潜入しないと思うし。
無事なんだろか、本物。




アラバスタに関する事件

ネプチューンを始めとしたリュウグウ王家の人魚達は、世界会議を終え、護衛のガープと共に魚人島へ帰還。
しかしガープによれば、彼らがマリージョアを出た直後、アラバスタ王国に関する事件が発生したという。


アラバスタ王国のネフェルタリ家と言えば、世界政府を発足させた「20の王族」の1つでありながら、マリージョアへと赴き天竜人となる事を拒否した一族。
五老星にも「裏切り者」と称されたり、イム様が意味深にビビの写真を眺めていたりと、ちょっとよろしくない事になりそうなフラグも立っていたので、とうとうかと言った感じ。


この一件について語る前のガープとネプチューンの会話では、50の王族が集う世界会議は、国同士のにらみ合いが絶えない場であるとの話が出ていた。
この文脈からの「血が流れなければ平和」「今回のはマズイ」という流れだったので、アラバスタに関する事件というのも、「国同士の争い」に該当するものっぽいか。


アラバスタ王国が争いの「被害者」なのか「加害者」なのかは分からないが、まあ彼らが自分の意志で争いを起こす事もないだろう。

五老星とイムの密談の中で出た「歴史より消すべき灯」というのが彼らに決まったのだとすれば、五老星達が争いを利用し、コブラかビビを消そうとしたという事か。

と言っても、この一件をネプチューンに伝えたガープの方も、実際にその現場を目撃したワケではない。
魚人島への航海中、船内で報告を受けただけに過ぎないので、すでに上層部による情報操作が入っていた可能性も低くない。

実際には争いを利用するどころか、割と直接的に手を下したのかもしれないな……。
政府が揉み消しに失敗した一件と言うのがコレについてなのかもしれないが、それでは民衆の政府に対する信頼は一気に地に落ち、七武海撤廃ぐらいで騒いでられる状況ではなくなるだろうから、別の話かな。



またモルガンズのもとには、ワポルからのリーク情報が入っていた。
ワポルはすでに金も地位も手に入れているため、その辺りを目当てに情報を流したとは考えにくい。

またワポルの性格を考えると、「政府に揉み消されそうになった情報を善意で流した」なんてことも到底考えられず、「単なる私怨」である可能性が高いんじゃないかと思う。
ワポルは犬猿の中であるコブラが失脚しかねない様な情報を掴み、私怨からモルガンズにリークしたんじゃないかな。


そう考えるとアラバスタに纏わる事件と言うのは、何らかの原因でネフェルタリ家側が仕掛けた争いである可能性もあるのか……。
コブラやビビの事を知っているとそうは考えにくいが、イムが絡んで来る以上、ありえない事が起きてもおかしくはないしな。

なんにせよこのまま行くと、ネフェルタリ家は王族という立場を失う事になりそう。逆に言うと、そうなれば海賊であるルフィ達とも大手を振るって会える事になるので、ワノ国編後には再会もあり得るかな?




七武海制度 完全撤廃

藤虎およびコブラ、リク王によって提唱されていた『七武海』の撤廃だが、ついに実現に移された。
この事は当の七武海に伝えられる事すらなく、決定とほぼ同時期に軍艦による包囲を固め、七武海達を捕えにいく迅速っぷり。殺意が高い。


分かっている範囲では、バギーには5隻以上の軍艦とステンレス中将、ミホークには軍艦9隻以上、ハンコックには軍艦6隻以上とコビー少将が差し向けられている。
ウィーブルは特定の拠点を持たないため、盾と銃を持った無数の海兵による包囲網が張られた様だ。

けどまあ海軍だけが相手なら、少なくともバギー以外は簡単に切り抜けるでしょう。
バギーも力量はともかく悪運は強いので、まあ何とかすると思われる。

問題はベガパンクの研究成果である、「七武海の代わりとなる発明」の方。
七武海が必要ないと民衆に知らしめるためには、その発明によって七武海を討ち取って見せるのが最もシンプルな手段なので、今回の七武海拿捕にも活用して来るんじゃないかと思われる。
そう考えると、4人のうちの誰か1人ぐらいは捕まってもおかしくないのかな…?


すでに各人の紹介には「元王下七武海」の文言が使われているし、逃げ延びた後は懸賞金額も更新されるかな?
ハンコックなんかは明らかに8000万の額に収まる強さでは無いし、ミホークに至っては未だに元の金額自体が判明していなかったので、明らかになるのが楽しみ。力量的には、10億越えになってもおかしくないよなぁ。


ってか七武海、意外と民衆に嫌われてたんですね。
クロコダイルやドフラミンゴは民衆に慕われてたけど、やっぱああいう事件が明るみに出た事で、七武海そのものに対する心証が悪くなったのか。

撤廃そのものは喜ばしい事なのかもしれないが、その裏では四皇カイドウとリンリンが同盟を組むという最悪の事態が起きているのも面白い。
潰し合いを期待した海軍の目論見の、真逆を行ってしまったワケだ。


四皇の一角である白ひげを討ち取るため、政府は『海軍本部』と『王下七武海』の総力を集結させていた。
今回は単純計算でその2倍の敵が誕生したのに、七武海抜きでどうにかしなきゃならない。
七武海の穴を埋める発明品はあるとはいえ、軍のお偉方も「ちょっと早まったかな……」と頭を抱えることになりそうだ。



ってかどうでもいいけど、軍を差し向けられた時のバギーのセリフ、全体的に正論すぎて笑ってしまった。
なんか英語名が1人だけ「BUGGY THE CLOWN」と異名を混ぜた表記になってるのがややこしい。シーザー・クラウンという名前があるから、それとも被るんだよな。




海軍本部機密特殊部隊『SWORDソード

今週の爆弾。

元海軍本部少将であり、今は百獣海賊団の幹部を務めるドレークさん、実は現役の海兵のままだった。
しかも単なる海兵ではなく、『SWORD』という特殊部隊の隊長を務めていると。


これは正直かなりビックリした。
シャボンディ編の流れとか見てると、軍内で何らかの暗部を知ってしまい、自らの正義を追求するために海賊に転向した……みたいなシナリオを想像するじゃん。
百獣海賊団に入ったのもその一環だと思うやん。まさかの偽装海賊だったのか……。


しかしドレークは、シャボンディ諸島編ではボルサリーノやパシフィスタに割と躊躇なくボコボコにされていた。
あの辺りの流れを見るに、どうもボルサリーノは、ドレークが海軍の特殊部隊に所属している事を知らなかったように思える。

海軍大将と言えば、立場上は元帥に次ぐ海軍のナンバー2。
それが存在を知らない部隊となると、これはもう構成員を除けば、元帥にしか明かされていないトップシークレットみたいですね。
いや、下手をすれば元帥でさえ知らないかもしれない。


『SWORD』という部隊は名目上は海軍に属するものの、その扱いはかなり特殊なものっぽい。
細かくは分からないが、可能性としては

・海軍元帥にのみ存在が明かされ、元帥の指示で動く部隊
・海兵によって構成されるものの、実際には全軍総帥などの指示によって動く独立機関
・実は公の部隊ではなく、ドレークが組織した私設部隊


……なんかが考えられるパターンかな?


まあ最後のは半ば冗談だが、サカズキがSWORDの存在を知っているのかは微妙なところ。

ボルサリーノのワノ国行きを「未知の兵力がある」ことを理由に退けていたが、あれはすでにドレークを動かしていることを説明できないから適当な理由をつけていただけなのか、そもそもSWORDのことを知らなかったのか……。


というか改めて見ると、ドレークは海軍や政府の動きを知らされていなさすぎる。
シャボンディでは「パシフィスタがどこまで完成しているか」を実物を見て初めて知っていたし、エースの処刑決定なんて大事件の情報も新聞から得ていた。

それにパシフィスタとの戦闘になった時には、「貴様にも赤い血が通ってるとは驚いた」なんてセリフも発しており、どう見てもパシフィスタを敵視している。

パシフィスタは海軍の化学部隊である戦桃丸が指揮していたものなので、あくまでも海軍内の兵器のハズ。
あの時はドレークがすでに海軍を辞めていると思っていたので引っかかりもしなかったが、特殊部隊とはいえ今も海軍に籍を置く人間のセリフとしては妙だ。


ならば構成員こそ海軍本部の海兵となっているものの、実際には政府側の指示によって動くサイファーポールなどに近い部隊なのか?と言われれば、これも少し微妙。
ドレークはワノ国とCP-0の取り引きを知らず、またその繋がりに対しあまり良い感情を抱いていないのが伝わる。
政府にさして信頼を置いていないなら、わざわざ政府の指示に従って「表向きには海兵を辞める」なんてリスクの高い行動を取るとも思いにくい。


かと言ってドレークが個人的に結成した部隊なのだとすれば、今のドレークは海兵でもなんでもないのに海軍の部隊長を名乗る痛いヤツって事になってしまうし、そもそもドレークとコビーが知り合う機会がない。
ので、公式の部隊ではないというのも厳しいものがあるし……。


あと可能性があるとすれば、センゴク辺りか……?
海兵による海賊団への潜入とか、合言葉のくだりなんかはロシナンテを彷彿とさせるし、もしかしたらSWORD自体がセンゴクが組織した部隊で、ロシナンテもその構成員だったり?

それにしても元帥にさえその存在を知らせていないのだとすれば、事件を解決したあとにスパイを海軍に戻すのが相当困難になるし、どうなんだろうなぁ。


結局は元帥サカズキの指示で動く部隊、ってのが一番順当だとは思うのだけれど、それならそれで「なぜサカズキじゃなくコビーに伝えるんだろう」ってのも気になるんだよなぁ。



ところで、ドレークはあくまでも海軍の一員として百獣海賊団に潜入している事が判明したワケだが、ドレークはワノ国にて、編笠村を自ら崩壊させている。

アレは良いんだろうか。
もしSWORDという部隊が、「正義を追求するためなら犠牲も厭わない」ような組織なのだとすれば、コビーがそこに加わるのは何か違う気がする。

何か手を打ってるのかな。
村だけ滅ぼしておいて、裏で村人達は匿ってるとか……オロチにバレずに匿える場所があるのかは知らんけど。
でも飛徹の話じゃ、護衛の侍達は間違いなくやられてしまったらしいしなぁ。



……ってかコビー、いつの間に少将まで昇進してるんだ。
世界会議開始前の段階では大佐だったのに、この約2週間のうちにもう昇進してる。なんつースピード出世。

というかSWORDって部隊が海軍元帥直属のものなのだとしたら、2年前に色々とあったコビーを隊員に入れたげてるサカズキさん、懐深いっすね。まあ顔忘れてるだけなのかもしれないけど。




その他

■サボの知名度

ダダン曰く、彼女らがサボの生存を知ったのはついこの間の話らしい。
ルフィがたまたま世界情勢に興味を示してなかっただけでなく、世界的にも、サボが革命軍で頭角を現して来たのは最近の話なのね。

たぶん、頂上戦争後に記憶を取り戻した辺りから、目立った活躍を見せる様になったんだろう。
それまでは記憶も曖昧で、革命軍に入ったのも「親元に帰りたくない」というのが主な理由で、モチベーションもそんなに高くなかっただろうし。

白ひげ海賊団という情報に明るそうな一団に所属しながら、エースがサボの生存を知らなかったのも、2年前時点では名前が周知されるような存在ではなかったからなのかな。


■ドフラミンゴと新聞

新聞、読めてますね彼。

おつるさんに新聞の差し入れを頼んでいた彼だが、SBS曰く、残念ながら囚人にそんな手厚い待遇はしないと。
だが他の何らかのルートを使って新聞は得るだろうとも書かれていたので、その通りになったんだね。


■ティーチ

ハチノスから遂に動くの巻。
「海軍に取られるぐらいならおれが貰う」との事だが、一体何を指しているのかは分からず。

うーん、何だろう。
報道を受けての事だろうから、サボ、七武海、アラバスタあたりに関わる事なんだろうが……。

ティーチはメラメラの実にこだわっていたので、サボが危険だと知り能力を奪いに行ったのか?
しかしマリージョアに直接乗り込むのは相当リスキーだし、そこまでする程の事なのかと言えば微妙かなぁ。

七武海の持つ能力(メロメロ、バラバラ)も、黒ひげ海賊団が得たところであまり有用ではない様な気もするが、ミホーク辺りを直接スカウトに行ったんだとしたらちょっと面白いかも。
クザンとも繋がりがあるらしいし、エースやモリアの事も引き抜こうとしていたし、人材集めにはそこそこご執心っぽいしな。


■コビー、女ヶ島へ

SWORDの件のほうがインパクトが強いが、対ハンコック戦線、コビーも参加してるのね。
マリージョアへの途上ではレベッカとも絡んでいたし、コビーくん何気にルフィマニアとの関わり多いっすね。