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う、うるティーー!!

週刊少年ジャンプ2020年30号分のONE PIECE感想です。
ネタバレを含むので、自分で買ってから読んでください。 






■扉絵連載
パウンド氏、26年ぶりに娘達と再会するの巻。



…………蛇足ゥ!!!

報われないが故の良さって、あると思います。



■ ペロスペロー
マルコに蹴落とされたと思ったら、しれっとアメウミウシの上に鎮座してらっしゃる。
…………他の船員は? ってか、船はいずこに。
まあ1人だけのうのうと助かったワケじゃないだろうし、他の仲間を滝下に残して、単独で様子を見に来たのかな。流石長男。

ぺロス兄の意向としては、ビッグ・マム×カイドウ同盟には反対だと。
なるほど、百獣海賊団だけで手一杯だってのにビッグ・マム海賊団まで相手しなきゃならんとかどないせぇっちゅーねんって感じだったけど、同盟自体が内部決裂する流れですか。

と言っても、あのリンリンが息子の意見を素直に聞き入れるとは思えない。
増してや「麦わらの一味を討ち取る」という目的自体はビッグ・マム海賊団共通の意向なのだから、敵である事に変りもない。
現状としては、三つ巴の構造を作って敵戦力を分散させられる可能性が見えた、という程度ですかね。

ぶっちゃけ今ワノ国に来ているビッグ・マム海賊団の戦力、ぺロス兄を除けば2軍感がハンパではないので、最重要課題はどっちにしても「リンリンをどう抑え込むか」にはなるのよね。
いや、実際敵に回したら相当厄介なんだろうけどね。どうしても、カタクリクラッカーっていう大戦力を欠いて、同行してる最高戦力がジュース業者のお姐さんだからね。格落ち感がね。



■ブラキオタンク
なんか知らない変身機構登場した!!
初お披露目……よね? ロボに関心が無さ過ぎて、全然記憶に自信がないのだけれど。
っつかリンリンに1発貰って目立った損傷ないとか、耐久力すごいね。

こうなってしまうと、もはや「ブラキオ」でも「タンク」でも何でもない。
なんかアレ、ドラクエに出てくる「からくりエッグ」に似てないかな、雰囲気が。11で乗り物にできたやつ。
足とか屈めて、ぴょーんって跳ねれません?



(追記:コメントより)
>ブラキオタンクってフランキー将軍の足の部分ですよね?

あ、あーそうか。あの状態のブラキオタンクにクロサイの腕とかくっ付けたら、フランキー将軍になるのか。
ぜんっぜん気付いてなかった。単独でも結構動けるんだなこれ。

しかしフランキー将軍の攻撃ってクロサイの腕を使うものが基本だし、タンクの砲口は上向いちゃってるしで敵への対抗手段が全然ないですね、今のブラキオタンク。
大丈夫かウソッチョ組。



■遊郭内
場所が場所なせいでサンジがクソの役にも立たない!
肝心のブラックマリアが出払ってるので、探したとて遊女に出会うのは難しそうなんだよな……モブぐらいなら残ってるのかしら。
遊女を求めて彷徨ってる内に敵幹部とエンカウントする流れだと思うけど、女苦手なドレークさんが湧いて来たら楽しいな。羅刹町でちょっとだけやり合った因縁もあるし。
まあ彼の正体的に遊んでるヒマ無いだろうし、完全に敵対する事もないだろうけど。

一方でナミ達を追うリンリンは、館の中にある傘やらゲタやらにソウルを吹き込み、ホーミーズとして使役し始めてる。
WCI編ではお菓子やら動物やらファンシーな世界観を演出していたけれど、鬼ヶ島では一転して妖怪の集団に。
これ、土地土地によってまったく毛色の違うホーミーズを登場させられるから見てて飽きないですね。やろうと思えば狒々みたいなワノ国特有の動物もホーミーズ化できそうだし、色々応用を効かせられて楽しい。

ところでこれ、傘やゲタに投入したのはリンリン自身のソウルって事で良いんだろうか。周りに人間もいないから、抽出元が無いし。
その場合こいつらの魂のランクはプロメテウスやナポレオンと同等って事になっちゃうんだけど、大丈夫かこれ。実は鬼強バケモノ軍団生まれちゃったりしてない?



■ギフターズ

>「私達も昔は目指してた『海賊王』!!」

元海賊王志願者がカマキリと一体化してるの見てらんねぇよ。

えぐいよ。没落具合が凄まじいよ。
元船長組でも、関係なくSMILE食わされるんだな……カマキリの能力は比較的アタリの部類(日常面においてはクソほど不便そうだけど)だと思うけど、ハズレ引いてプレジャーズ化した日には死にたくなりそうだ。

場合によっちゃホーキンスもSMILE食わされてたんだろうな……と思うと中々キツいものがあるな。元が能力者で本当に良かった。キラーは……合唱。

ところで、この昆虫ギフターズ軍団のうちクワガタの能力者の人、被ってる帽子の形やツノの位置がササキさんのものに似てるんだけど、元部下だったりするのかしら。
刺青も魚のホネを模したものになってて、魚人っぽいササキさんのイメージにも見合うし。
と言うか、虫の能力の恩恵で四刀流を実現できたのは良いけど、そのクワガタのハサミ使い道ある? 自分の身体がジャマで挟めなくない?



■ルフィ VS うるティ

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(ONE PIECE 80巻 第805話より)

戦い方の知能レベルはほぼロディと一緒なのよ。
鬼強モォー頭(ガラヴァ)なのよ。


というワケで、「ティラノサウルスじゃない?」という大方の予想に反してパキケファロサウルスの能力者でしたうるティさん。
確かに、色んな意味で猪突猛進ガールなうるティのキャラには見合ってる。デザイン的にも、変に巨大化してモンスター然とするよりもスタイリッシュで良い感じ。

地味に意外だったのだけれど、暴言吐きまくりの割りにカイドウへの忠誠心は高めなのねうるティさん。
船長組で括られていたのはササキさんとフーズ・フー(と忘れ去られていたドレークさん)だけだったので、うるティ・ページワン姉弟は望んで百獣海賊団に入ったっぽい。
そう考えると、カイドウが海賊王になると信じてるのも妥当な話か。単に好き放題暴れるために在籍してるだけってワケでも無いのかもしれんね。


戦闘面に関してだけれど、確かに強い。
能力さえ使わず、頭部武装色だけの『ウル頭銃』であの威力を叩き出し、ルフィにも一方的にダメージを与えているのは評価できる実力だと思う。
頭突きの衝撃で爆発を引き起こしてるし、イデオの『破壊砲』の頭バージョンって感じ……アレ、そう書くとなんか大した事なさそうだな。まあいいか。
脳筋系かと見せかけて、1発の攻防と覇気の強さだけで敵の力を推し量れる勘の良さも、格の高さを思わせていい感じ。

獣型になってしまえば頭突き以外の力も凄まじく、ただ腕で掴まれただけなのにギア4でないと振り解けないというパワーファイターっぷりは、特化型とはいえかなりのもの。
速度の面で劣りすぎているのでタイマンではお話にならないだろうけど、ペー君とのタッグであのまま戦っていたら、かなりの疲弊が残る勝負になっていたんじゃないだろうか。

ギア4を使われてしまえばパワーの差も埋められ、ハッキリ言ってうるティ・ページワン組の勝ち目は皆無だったと思う。
それでも、ルフィが元々カイドウ戦を最終目標にしている以上、前座に過ぎないこの戦いは出来るだけ消耗を抑えて通り抜けるべき。にも関わらず、10分間も覇気を使えなくなるギア4を使わざるを得ない展開は、ルフィにとってかなり厳しい。
無数に存在するギフターズだって決してザコではない様だし、覇気無しでそれらを相手取るとなればそこでも体力を浪費させられる。
場合によっては、ここでの戦いが最終的なルフィの敗因に繋がる可能性まであったんじゃないかと、個人的には思う。まあルフィなんで、例によって宴席から肉でもパクッてくればすぐ回復するかもしれんけど。


……ま、それも乱入者の存在によって不意になったワケですが。
ちょっと致命傷クラスのダメージ負ってる様にも見えるんですけど、復活するんですかね、うるティさん。ここで脱落?

逆にペー君は残念ながら良いトコ無し。
ルフィの速度に翻弄されて、技を喰らってしまうだけに終わってしまった。おそばマスク戦でも似たような事があったけど、やっぱ恐竜の能力ってスピード攻撃に弱いんですかね…?
まあ、ルフィの意識が彼に向いていた事でうるティが捕獲に成功できたのだから、囮としては仕事をしたとも言える。

ただ彼、おそばマスクの一撃をドテっ腹に喰らってもピンピンしてたんで、流石に象銃1発喰らってノックアウトって事はないでしょう。
挽回の機会はまだ残されてる……いやどうだろう……良いキャラしてるのは事実なんだけど、戦闘面においては既に出涸らし感が漂っている様な……うーん。


ところで、今回のルフィとうるティの頭突き合戦、覇王色の衝突の時にも使われる黒い稲妻のようなエフェクトが使用されてますね。
なんとなくコレ、ルフィとカタクリが技をぶつけ合うシーンだったり、おでんやカイドウ、ロジャーみたいな覇王色持ちや恐らくそうであろう実力者の決め技だったり、とにかく「覇王色の持ち主の攻撃に使われるエフェクト」ってイメージだったのよね。

まさかうるティが覇王色持ちとは思えないし、ルフィが覇気で攻撃を受けた事によるエフェクトなのかな。
それとも、別に覇王色とか関係なく、一定以上の強烈な攻撃である事を表す効果だったのかしら。探せば覇王色持ってなさそうなキャラも使ってたりするかな。手間なんで今は探しませんけど。



■ヤマト
失踪中だった「カイドウの息子」が思ったよりも早く登場。
キッドが戦ってる傍でなんやらわちゃわちゃしてたんで、次の話辺りになるかと思いながら読んでた。
まあ登場って言っても、顔分かんないんですけど。
菊の丞さん、せっかくのアイデンティティなのにあんまり面を被ってる姿描かれないなぁと思ってたら、後続に般若面キャラ奪われちゃったよ。


カイドウの息子という肩書から「どういうキャラなんだろう」と気になっていた彼だけれど、すげーインパクトの登場を果たして行きなさった。
『雷鳴八卦』と言えば、父親であるカイドウと同じ技。
それもルフィに放った時とほとんど同じ構え・武器・構図で描かれてるので、セルフオマージュ感もある。


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(ONE PIECE 82巻 第923話より)

父親のものとの相違点として、まず構えが両手持ちになっている点。
ヤマト自身の体格がカイドウに比べて控えめ(それでもルフィの倍ぐらいあるけど)なので、パワー不足を補うための構えなのかな。
武器である金棒はカイドウに比べ細身になり、先端に付いている突起もトゲっぽい形ではなく、平たく丸っこいものに。なんか、マッサージ器具みたい。

何にしても、不意打ちとはいえ飛び六胞を一撃で沈めるぐらいなので、相当な強さではありそう。
普通に実子なのかな?



更に気になるのが彼の衣装で、カイドウの息子であるにも関わらず、背中の縄みたいなやつ(正式名称分からん)が光月おでんそっくり
何故? 光月寄りの立場なの?

カイドウとの折り合いが良くなさそうだし、ルフィ達に協力するかも?なんて漠然と思ってたけど、味方に付くにしてもそんなに簡単な話ではなさそうね。
単に「カイドウに敵対する人物」を探していたワケではなく、「麦わらのルフィ」を名指しして来た上に「ずっと待ってた」と。

死にゆくおでんがトキに遺した手紙には、約20年後(現代)に『巨大な戦』の主役達が新世界に押し寄せ、カイドウを倒すという予言じみた内容が書かれていた。
ヤマトもそれを知っていたなら、「(カイドウを倒す者を)待ってた」という意味で分かるのだけれど、ルフィを名指し出来る理由はなんなんだろう。
前話のササキさんのセリフによれば「(ヤマトは)島は出られねェ筈」との事だったし、ワノ国で得られるルフィの情報なんて断片的なものにしかならなさそうだけれども。

目的から何からさっぱりよく分からないけど、割と歴史の謎を紐解くにあたって重要なキャラクターになっていくんだろうか。
そういや、ヤマトに関わるカイドウの「重大発表」とやらも謎のままだった。カイドウは最終的に世界を相手に戦争を仕掛けようとしていたし、それ関係でヤマトが役に立つ事になるのかしら。




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