2018.0124

 折角、思ったことを好きな文量で書けるブログという媒体を使ってるのに、本誌感想ばかりに終始してしまうのも勿体ないなと思ったので、少し思った事を。 


フィギュアーツZERO ワンピース シャーロット・プリン バンダイ



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ONE PIECE第87巻874話より引用

 最近、ツイッターなどを見ていると、ホールケーキアイランド編の終了後、あるいは原作中全体において、サンジとプリンの婚姻関係は成立するのか、という話をよく目にする。

 それには「サンジの妻として旅に同行してほしい」「結婚はしても同行はしないでほしい」など多様な意見が含まれている。
 そしてその中には、サンジとの結婚自体を非とする意見もある

 要約すれば、「あれだけサンジを傷つけたプリンが、仮に心を改めたとしてもサンジと夫婦になってよいのか」という件。


 これは、確かにそうだと思う。
 ファンの間でも衝撃的だったシケモク事変において、プリンの言葉がサンジに与えたキズは計り知れない。仲間や恩人のため、逃げ場も味方もない“地獄”の様な場所に帰る覚悟を決めたサンジ。そんな彼にとって、プリンという存在は唯一の“救い”であった。そんなサンジの想いを、彼女は踏みにじったのだ。

 しかしながら、これは別に、プリンがサンジと結婚できない、してはいけないという理由にはならないと考える。

 確かに、プリンの行為は許されざる罪だ。底抜けに優しいサンジ自身はともかく、大事な仲間の気持ちをこの様に弄び、傷つけた彼女の行為は、仲間達にとっても許せない事かもしれない(現状、ルフィ達はシケモク事変のことを知らないとは思うが)。

 だがONE PIECEという物語において、こういう事は多々存在する。
 要するに、当初は許せない奴だった者が、後々に変わっていくパターンだ。


 代表的な者は、ロビンやフランキーだろう。今や麦わらの一味の大事な仲間である彼らだが、元はルフィ達とは敵対する存在であった。

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ONE PIECE第13巻114話より引用

 ロビンは、アラバスタ王国を乗っ取りを企む組織、バロックワークスの副社長として登場した。クロコダイルにとって、彼女は優秀なパートナーだったそうであり、イガラムの爆破(結果的に生きていたが)を挙げずとも、彼女がアラバスタにもたらした 悪影響は計り知れないだろう。
 ビビもまた、紛れもなく麦わらの一味の大切な仲間なのだ。ロビンが彼女に与えた傷もまた、かなりの大きさだと思う。そしてビビ本人は、彼女がルフィの仲間となっている事に、ショックを受けた様子はなかった。どこか、過去の事であると割り切っている様にも見える。



 麦わらの一味にもたらした災いの大きさで言えば、フランキーの与えた損害はかなりのものだろう。
 彼・・・というより、彼の部下であるフランキー一家だが、彼らは2億ベリーの大金を所持するウソップを襲撃し、メリー号の修復資金であった金を奪ってしまった。

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ONE PIECE第35話329話より引用

 その後、ウソップはルフィの“決断”に反発し、決闘を行う事となるが、これはウソップが、アイスバーグ達による査定の場に居合わせる事ができなかったのが遠因であると思う。
 結果的に言えば、仮に2億ベリーを奪われなかったところで、メリーは治せなかった。
 しかし金を奪われた事は間違いなくウソップに負い目を感じさせる理由となり、また査定結果を聞かされたのが後からであった事で、ルフィがメリーの事でどれだけ悩み、決断したかの“過程”を飛ばしてしまった。冷静になれ、という方が無理である。
 あのタイミングでの麦わらの一味分裂は、紛れもなくフランキー一家に大きな非があった。現に、エニエスロビー編でもチョッパーやルフィなどは、フランキーに対する敵意を隠そうとしていなかった。


 そんな彼らが、なぜ今、仲間として笑いながら旅を出来ているか。それは、ルフィ達が過ぎた過去に拘る性格でない事、そして彼らが、過去の行いに対するひとつの“ケジメ”をつけた事にもあると思う。

 ロビンは麦わらの一味を無事出航させるため、自らの身を政府へと引き渡した。フランキーは、そんな彼女を救うためルフィ達と共に戦い、また彼らに“夢の船”たるサニー号を作り上げた。
 
 勿論、彼ら自身は、その行動を“ケジメ”などとは思っていないだろう。彼ら自身の本能の赴くまま、本心からやりたい様に動いた行動である。しかしながら、こういった行動、出来事を経て、元は敵する存在だった彼らは、掛け替えのない仲間となったのだと思う。


 更に分かりやすい例はベラミーかもしれない。
 仲間とは違うが、彼は過去、夢やロマンを笑い、黄金郷を探すクリケットの想いを踏みにじった。それに対し、ルフィは怒り、一撃の下にベラミーを沈めた。奪われた金塊、そしてクリケットの誇りを取り返すための戦いであった。

 後に、彼はドレスローザにて再登場を果たす。その頃には、夢を笑う過去のベラミーの姿はなかった。

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ONE PIECE第71巻710話、第76巻759話より引用

 そんな彼に、ルフィは「変わった」と言う。そして今度は、ベラミーの想いが、ドフラミンゴによって踏みにじられる。その際には、「昔のことはいい」と発言している。

 当時とは変わったベラミーに、ルフィは過去のしがらみなど持ち出すことはしなかった。だからこそ、彼はベラミーと“友達”といえる様にまでなった。


 話が脇道に逸れたが、何が言いたかったかといえば、麦わらの一味、特にルフィは、人と相対した時、常に“現在のその人”を見ているのだ、と思う。
 そしてそれは、サンジもそう変わりはしないだろう。当初、ナミに癒えないキズを与えた要因であったジンベエに怒りを見せていた彼も、ナミが許した後はそれを引っ張る事もなかった。


 これらの事をふまえると、プリンもまた改心、あるいは謝罪を経て、サンジや仲間達への“ケジメ”をつければ、サンジと恋仲になる事となっても問題はないと考える。
 そして現在、ケーキ作りに尽力し、サンジ達をマムの手から救おうとしている行為こそ、彼女のひとつの“ケジメ”となると思う。



 と、長々と書いたが、かといってサンジとプリンが結婚するのかといえばこれは微妙なところだと思っている。
 プリンが今も自身を拒絶していると勘違いしているのか、サンジは普段レディー達に見せる様なメロリンモードを封印しているし。
 ただ、これはフラグとも取れるのだが。あの素直に自分の感情を吐露できない、ある種の二重人格とも取れる様な状態のプリンが、ホールケーキ編クライマックスにて明確な謝罪を果たす事で、そのしがらみを解消するのかも。そうなれば、本来のプリンを見抜いていそうな彼の事、以前の悪行など引きずる事はないだろうし。


 まあ要するに、恋仲になるかはともかく、シケモク事変があったからといって恋仲になっちゃダメなんて事はないんじゃないかなという事が言いたかったので書いてみた。



 ・・・まあ、あの恋多すぎて仕方ない男サンジと恋仲になって、幸せになれるのかは知らんけど。


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