ONE PIECEコミックス 最新88巻が発売されましたので、SBSで明かされた事柄について少し。
88巻SBSと、ジャンプ最新号までのネタバレを含むので要注意
本編中では明かされなかった事がSBSで明らかになる、というのは定例化してきましたが、今回もいろいろと発覚した事が。
〇シャーロット家の年齢と序列 新情報
まず、登場人物欄。
名刀"白魚"の使い手であるシャーロット・アマンドさんが、第3女にあたる事がしれっと明かされております。意外と年長さん!
ONE PIECE第846話より引用
容姿だけを見ると蛇首族っぽい細長めな首を持っているが、マスカルポーネ(34男)とジョスカルポーネ(29女)の双子とはずいぶん歳の開きがある様で。
マムの子供達で、同じ種族の血を持つ子達は大概の場合、同年に同じ父の血から生まれた双子(~10つ子)であるのが基本だけれど、このアマンドさんは蛇首族とは違うんかな。異なる蛇首族の父と二度婚姻を結んだのなら、それはそれでレアケースっぽい。
それにプラスして、SBSの方では、長男ペロスペローが50歳、将星クラッカーが45歳、
長男ペロスペローが50歳、次男カタクリが48歳なので、自動的に長女コンポートが49歳である事も確定。ビッグ・マム本人は68歳なので、18歳にして母となったのね。
スム姐とは十中八九3つ子であろうシトロン&シナモンも、同様に35歳と見ていいでしょう。
シャーロット家年長組のお年を纏めると、
序列 | 年齢 | 名前 |
---|---|---|
長男 | 50歳 | ペロスペロー |
長女 | 49歳 | コンポート |
次男 | 48歳 | カタクリ |
3男 | 48歳 | ダイフク |
4男 | 48歳 | オーブン |
5男 | 46or47歳 | オペラ |
6男 | 46or47歳 | カウンター |
7男 | 46or47歳 | カデンツァ |
8男 | 46or47歳 | カバレッタ |
9男 | 46or47歳 | ガラ |
次女 | 46or47歳 | ??? |
10男 | 45歳 | クラッカー |
辺りまでは確定。
次女が誰か分からんのがアレですが、3女のアマンドさんが食い込めるのはクラッカーより下になるので、43~44歳くらいになるのかな。
この辺の序列と年齢周り、定期的に調べなおさないとワケわからんくなるので、今度自分用に纏めとこうかしら。たぶん、探せば纏めてはる方いっぱいいると思うけど。
〇シャーロット・ポワールとカタクリ
以前より何度か話題に出していた、例のパンダ娘。
ONE PIECE86巻第861話より引用
今回のSBSで、彼女の名がポワールであり、なんとガレットと双子の19女である事が発覚。
あえて可愛らしいカットを切り抜いてみる
ONE PIECE87巻第872話より引用
ガレットさんが18女なので、ポワールさんはその妹っすね。
お顔を見れば分かる通り、ポワールさんはものの見事な口裂けギザッ歯具合なワケでして。SBS内でも、読者からの投稿では「口裂けパンダ娘」と表現されていますが、尾田さんからの訂正が無いので、「ただ口がでかいだけ」とかではないんでしょう。
でも、双子の姉であるガレットにはそんな特徴はまったく現れていない。
そこまで含めて、特徴としてはカタクリ3兄弟とまったく同じという事になる。
まあ厳密には、カタクリの獣の牙の様な歯とは特徴が異なるんですが、似通っているのは事実。
そんなポワールという娘、カタクリの素性と何か関係が・・・? などと思っていたところ、更なる情報が。
なんとカタクリの口裂け、生まれつきのものではないらしい。
彼が人前で食事をする際、食べる瞬間を他人に見せないため、口をマフラーで覆ったまま、目で追えない程の超スピードで物を食すんだとか。
そしてそのスピードこそが、この口裂けの原因となっているらしい。
つまりこの口裂けという特徴、種族的な特徴でもなんでもないのだ。
食事のスピードを高めすぎて、口を開きすぎて裂けたのか?
何にせよ、覇気攻撃でもなんでもない、食い方の問題程度で裂けた傷が修復できていないのなら、モチモチの実を食うより前の出来事なんだろう。実際、作中では幼少期の段階で「フクロウナギ」呼ばわりを受けているシーンも確認できる。
確かに作中で見せた様なあんな食い方をしてたら、いくら裂けてもおかしくはなさそうだが・・・それだと、スピードとは無縁なんだよなぁ。
しかし、カタクリが人前で食事をしないのは裂けた口を他人に見せないためだと思っていたが、そうでもないらしい。裂ける前からこんな面妖な食い方をしていたのだから、それは理由にならない。
じゃあ"完璧"である為には食事する姿すらも恥と思ったのか?
確かに「穴までうましドーナツ」的な食い方を他人に見せてしまっては完璧も何もないだろうが、普通に食事を取るくらいでは流石に幻滅まではされんでしょう。やっぱり好物の前には自制心も効かず、人前でも完璧超人の仮面を被れなくなってしまうんじゃろか。
だが、口裂けが後天的なものであるからと言って、あの牙状の歯までもが後天的かと言えば、そんな事はないハズ。超スピードによって口が裂ける事はあっても、歯が肥大化するなんて事の理由にはならない。
やはり彼はこの牙の様な歯を他人に見せまいとして、この妙な食事方法を編み出したのだろうか。それが原因で、更に人目に晒したくないコンプレックスを生んでしまったと考えると皮肉な話だが・・・。フランペも、裂けた口はともかく牙については言及してなかったし。
ただ、ついでに言うと作者曰く、カタクリの口が裂けた理由は作中で明かすか分からないそうな。
これは逆に言えば、ストーリー上明かさなくても問題はない、という事。要はどんな理由であれ彼の口が裂けているという事実、そしてそれによる迫害を受けた経験があるという点こそが大事なのであって、そこに至った経緯などはそれほど重要ではない、という事なんでしょうね。
しかしポワールさんがやはり普通に口裂けである事が判明したワケだが、彼女は口元を覆うような事はまったくしていない。
どころか、縫い傷を模した被り物まで被って、下手すれば余計に口元が強調されそうな・・・。でも彼女、これまでのシーンを見るに別に蔑まれる様な事もなく、普通に暮らしていそうな感じなのよね。フランペさんはカタクリには偉く攻撃的な態度を取ってたけど、ポワールに対してはどうだったんだろうか。やっぱ、心の中で小バカにしてたのか? あの子の場合、大概の人に対してそんな感じするけど。というか、カタクリ以外の他人なんかハナから眼中になかったんかもしれんけど。
まあやっぱり、フランペがあそこまで錯乱気味に"幻滅"したのも、他者から見たカタクリという人物像があまりにも完璧であった裏返しなんやろね。カタクリ以外の人物の口が裂けて様と、元が完璧な人間じゃないんだから大して騒ぐ事でもないのかもしれない。