頂上戦争の海軍女将校

サウザンドストーム内にて、キャラ勢力獲得イベント「“頂上戦争”の海軍女将校」が開催されていますので、毎度ながら登場技の紹介やら感想なんかを。
あくまでもキャラゲーとしての紹介なので、ゲーム的な性能や攻略なんかを紹介するものではございません。


今回登場したキャラクターは、2年前仕様のたしぎヒナ。双方とも、プレイアブルとしては初登場のキャラクターですな。

 たしぎ
 たしぎ
は以前からボスキャラクターとして登場していましたが、今回よーーーーやくのプレイアブル化。2年後仕様のものであればリリース直後から登場していたので、満を持してどころの騒ぎじゃないお待たせっぷりでした。ていうか、スモやん辺りと一緒に出してあげればよかったのに。
 ちなみに、2年前たしぎと言えば「曹長」のイメージが強いですが、今回のたしぎは「マリンフォード衣装」という事で、きっちり少尉に昇格した後の御姿。なので、「海軍女将校」の看板に偽りはないのである。

 キャラクター的には、自動技として攻撃を当てるたびに技のクールタイムを減らす能力を持っている。
 これ、技をじゃんじゃん連続で使えて気持ちいいのよね。何気に俺がお気に入りな自動技です。技の手数に秀でてるのも、腕力に劣る女剣士ならではって感じでたしぎらしくもあるし。
 同様の能力を持つキャロットのミンク・フットに比べるとクールタイム自体が長いので、あちらほど連打する事はできないんだけど、技自体が出が早く扱いやすいものが多いのが嬉しい。
 やっぱ剣士キャラはいいですね。これでタイプが奇襲じゃなくて戦士だったら言う事なかったのに。ミホークもそうだけど、正々堂々とした剣士キャラに「奇襲」って概念は似合わないなぁ。

 初登場時との衣装の違いは若干分かりにくいが、この戦闘服(?)的な衣装、上着部分に大きな変化はないのだが、中に着ているシャツの柄は登場毎にころころ変わっている。

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これが初登場時、ローグタウン編のもの。シャツの柄は花柄っぽいものになっている。

写真 2018-03-19 9 48 38 (1)
アラバスタ編。シャツの柄はドット柄。

写真 2018-03-19 9 48 38 (2)
マリンフォード編。シャツの柄は雪印的なマーク。

写真 2018-03-19 10 09 47

今回の衣装は「マリンフォード編」という事で、きちんと原作通りのものになっている。差異が細かい部分なので、きちんと再現してくれてるのはgood。


ヒナ
 ヒナは確かボスキャラ含めても初登場だったはず。一度、奇跡的にグラバト3で操作キャラに抜擢された彼女だが、アクションゲームでの登場はかなりご無沙汰な感じに。
 こちらもマリンフォード編の衣装と言う事で、海軍コートにハリウッド女優が如きグラサンを着用しての御登場。
 また着ているスーツの方も、中央にアラバスタの時には無かった黄色っぽいラインが入ったマリンフォード仕様のものになっている。

 オリオリの能力的にも、陸での戦闘時には近接格闘をメインにしたイメージのある彼女だったが、タイプは中衛キャラという事で、一体どんな攻撃を繰り出すのかと思えば・・・

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なんかすげぇの出た。

 これ、最初見た時、オリオリの実の能力で出した「檻」を棒の様に使って突き攻撃を繰り出してるのかと思ったんだけど、よく見たら先端が槍の様に尖ってるんですよね。
 ・・・オリオリの実って、そんなもん出せんの? そんなん出せるなら、禁縛なんてまどろっこしいマネする必要性ないんでは・・・。写真 2018-03-19 10 44 22

 黒い槍を使った攻撃って事で、まあおそらくは黒檻部隊が使用する黒ヤリ(→これ)をモチーフにしてるとは思うんだけど・・・もしかして、黒ヤリの陣ってただ兵器として鉄槍を打ち出してるだけじゃなく、これ全部ヒナが能力で出してたものって解釈?
 だとしたらすげぇ・・・すげぇよヒナ嬢・・・優等生なのに問題児の同期に出世で先越された事ばっかイジっててすまんな・・・。




 さて、そんなヒナのEX必殺技として選抜されたのは"黒ヤリの陣"。
 正確には技と言うよりは「黒檻部隊」が扱う陣形の名称だったが、今回はヒナ単独で仕様できる必殺技としての登場。
 「オリオリの実」の能力によって出現させた黒檻で周囲を取り囲み、その内部で肉弾格闘による連撃を浴びせるという技になっている。
 原作のものとはかなり異なるアレンジがなされているが、実はこの技内容は「グランドバトル3」で登場した黒ヤリの陣とほぼ同じ。

黒ヤリ1 黒ヤリ2 黒ヤリ3

 黒ヤリによる周辺の囲い方まで同じなので、やはり参考にされているんだろう。
 原作の描写から様変わりしてしまっている様にも見えるが、元々黒ヤリの陣は8隻の軍艦による包囲網から黒ヤリをぶち込むだけでなく、そうして弱らせた敵船にヒナ自身が乗り込み決着をつけるものの様なので問題はない。

 ちなみに、演出のスピードが速いためパッと見地面から槍が生えてきてる様にも見えるが、スローで再生してみるときちんと上空から降ってきている事が分かる。
写真 2018-03-19 12 02 55


 ヒナの1つ目の技として登場したのは"袷羽檻"。
 原作でも登場した技で、腕から伸ばした円状の檻で相手を取り囲み、縛りつけるようにして捕える技。
 原作においては、捕らわれた敵は鉄檻によってグルグル巻きにされていたが、サウストではどちらかと言えば2本の鉄檻で挟み込む事で直接的なダメージを与える印象の技に。
 まあ、原作でもルフィに軽く躱されちゃった技だからね。改良の余地があったんだろうね。ただ、プレス式の攻撃だと、どの道ルフィには効かないね。


 ヒナの2つ目の技は"禁縛の鉄錠"。
 彼女の3つの技の中では、唯一のオリジナル技だ。
 内容としては、前方に向けて突進しながら、数度の打撃技を繰り出す様な感じ。うーん、「禁縛」要素ゼロ!
 まあ格闘術自体は彼女も得意とするところだけど、こういう力任せな攻撃はヒナのイメージとは違うなぁ。同じ武闘でも、きちんとした体裁きを用いた武術的な動きのイメージが強いかも。優等生だし、そんな荒々しい技に頼るのはちょっと。


 たしぎのEX必殺技は"斬時雨"。
 新世界編において、覇気を会得したたしぎがモネに対して放った技だ。
 原作ではイマイチ概要の分かりにくい技だったが、サウストにおいては目にも止まらぬ速度で動き、すれ違った敵に無数の斬撃を加える技となっている。
 すれ違い様に、そして真空波の様な斬撃で何度も斬りつける辺り、ミホークの"この剣を越えてみよ!!"に近いものがある。
 ゾロの"大・千・世・界"といい、ローの"もう誰も引き返せねぇ!!!"といい、サウストスタッフはこのタイプの斬撃がお気に入りなんだろうか。
 個人的な好みだけで言えば・・・一撃で済ませる攻撃の方が好きかな。モネ戦を見るに、一太刀で斬り伏せる技っぽいし、斬時雨。
 というか、攻撃後の構えだけでも工夫したら、もうちょい斬時雨っぽくなるのになぁ。

 ちなみに、この技が2年前たしぎのものとして出る辺り、新世界編の彼女と技は共有の様子。
 ぞれ自体は海賊無双3とかでもそうだったし別にいいんですが、個人的には"鎌居太刀"の登場も期待してたかな。グラバト系からの技の輸入はよくあるんですが、輸入されるものとされないものの線引きがイマイチ分からぬ。


 たしぎの技2つ目は"時雨陣風"。
 その場に止まったまま、二度の"飛ぶ斬撃"を放つ技だ。
 "剃"並みの速度で動く斬時雨といい飛ぶ斬撃といい、2年前の時点でこれをやれちゃうサウスト版たしぎは中々にスゴイ。アラバスタ時点でのロビンくらいなら良い勝負できちゃうんじゃないかなコレ。当時のトロさはどこへやら。
 技としてはリーチも長く、軌道も素直なのでなかなか使いやすい。たしぎ本人の自動技のおかげで、敵の群れの中にコレを放つとクールタイムが一気に縮まってくれて楽しい。


 たしぎの2つ目の技は"衣触れず"。
 敵の目前へと瞬間的に動き、3度斬りつけると共に相手を宙へと吹き飛ばす技。
 特に言う事なし。どっちかっちゅうと、上の時雨陣風よりこっちのが「陣風」っぽいね。
 ちなみにエフェクトや喰らった敵の飛び方だけで言えばゾロの"龍巻き"っぽいが、剣の動きは全然似てない。


 また今回のボスキャラは皆操作可能キャラなのだが、何気にマリンフォード仕様のバギーが登場してました。たぶん初登場?
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バギー 今回のミッションで手に入る勢力シーンカードが"力"勢力のアブサロムだったし、次回のイベントはバギーさんなんやろか。

 マリンフォード衣装自体はよく作られてるけど、それよりコレ→で七武海衣装扱いになってるポカを直した方がいいと思う。

 というか、アレだけの面々を揃えた脱獄組の中であえてバギーをボスに据えるとか嫌がらせかよ、と思ったけど、覇気を扱えない2年前のたしぎとヒナでは相性的にどう足掻いてもバギーに勝てないという事に気付いて切ない気持ちになった。斬ろうがロックしようが関係ないやこの人。

 ちなみに、こちらは初登場かは覚えていないが、2年前ルフィにもマリンフォード仕様の衣装が用意されていた。
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 今更2年前一味の新衣装がプレイアブルになるとは思えないが、何気に芸が細かい。


 以下、今回もイベント終了後、当イベントのプロローグ会話とちょっとした感想を載せておく予定です。


(○○=プレイヤー名)

~海軍の船・甲板~
海兵 「ヒナ嬢っ! モビーディック号が海底から現れました!」
ヒナ 「まさか海底から攻めて来るなんて・・・・・・。
 衝撃だわ。ヒナ衝撃。
 いよいよもって白ひげとの全面戦争は避けられないってワケね。
 スモーカー君は大丈夫でしょうけど あなたも覚悟を決めなさい。
 いざという時に足手まといになられると
 ・・・・・・ヒナ迷惑。」
たしぎ「分かっています。ヒナさん。
 相手は海賊です。そして、私は海兵です。
 自分の信じる正義を 今度こそ選びたいんです。」
ヒナ 「しばらく見ないうちに 強くなったわね。たしぎ。
 さぁ、わたくし達も そろそろ配置につきましょう。
 作戦は覚えているわね?」
たしぎ「はい。
 スモーカーさんを援護しつつ 私の「時雨陣風」で先陣を切ります。」
ヒナ 「追い詰めたところに わたくしの「袷羽檻」で禁縛する。
 問題なさそうね。ヒナ安心。
 強いて言えば・・・・・・。」
たしぎ「○○、ですか?
 白ひげ海賊団とも 親交があったと聞いています。」
ヒナ 「そうね。傘下に加わった話は聞かないけれど・・・・・・。
 ○○が出てくる事も 想定の範囲に加えましょう。」
海兵 「ヒナ嬢っ! じょ、上空から船が!!
 あれは・・・・・・。
 インペルダウンの 囚人達ですっ!!!」
たしぎ 「・・・・・・!!」
ヒナ 「戦闘準備!」



>「さぁ、わたくし達も そろそろ配置につきましょう。」
 白ひげ海賊団がもう現れてるってのにのん気すぎやろ
 配置にすらついてなかったんなら、今この会話はどんな状況で行われてるんだ。
 というか甲板? あの戦争、確かに軍艦も出してたけど、君らの立ち位置は陸地の方でしょ。何でまだ船にいるんや。
 女子会か? 海兵女子会なのか?

>「禁縛する。」
 ちらっと調べてみたところ、「禁縛」という単語は辞書には載っていないっぽい(正しくは「緊縛」)。
 これは原作の時点から「禁縛」表記でありサウストに間違いはないのだが、元ネタとかはあるんだろうか?
 ちなみに「禁縛」でグーグル先生に尋ねてみると同名のBL小説がヒットするが、これは原作で同単語が使われた時より遥かに後に出版されている。
 んー・・・結局、尾田さんの造語って感じでいいのかな?

>「○○、ですか? 白ひげ海賊団とも 親交があったと聞いています。」
 うーん、そう聞かされるとこの主人公、えらい大物に聞こえるな。
 しかもあの白ひげ海賊団が総力をもって攻め寄せてくる中で警戒される程。何者なのだ一体。
 あの戦力の中ではルフィですら埋もれていた事を考えると、相当な実力者なのかもしれん。 

>「ヒナ嬢っ! じょ、上空から船が!!」
 うん、一瞬、ラピュタ的なアレを想像させられるよね、このセリフ。
 見た事ないんだけどね、ラピュタ。