アニメワンピース第834話のお話です。 
あらすじ、原作からの変更点、感想など。






【原作の対応話数】
86巻 第864話

【あらすじ】
 
マザー・カルメルの写真は、ブルックの手によって叩き割られた。マムのカルメルに対する並々ならぬ執着を知るビッグ・マム海賊団の面々は、あの日の再来が起きると焦りの表情を浮かべる。

 一方、サンジの殺害に失敗したプリンは、今一度サンジに対して銃を放つ。しかしそこに現れた3男・ダイフクは、作戦をしくじったプリンを突き飛ばし、サンジと対峙した。自らの身体から魔人を呼び出すホヤホヤの実の能力により、ダイフクはサンジと渡り合う。

 ルフィ達は、カルメルの写真を割った事によるマムの奇声を待った。しかし、一向にその時は訪れない。ケーキの崩壊や麦わらの一味の出現など、様々な事が一度に起きたため、何に怒ればいいのか分からない状態となっていたのだった。
 その間にも、ビッグ・マム海賊団によるジェルマ暗殺計画は進んでいく。ペロスペローによって身体を固められ、身動きを封じられたジャッジ達。完全な包囲を敷かれた中、彼は涙ながらにジェルマ帝国復活の野望を叫ぶ。

 サンジの家族を救い出すべく、ブルックは再度割れた写真を見せつける事で、ビッグ・マムの奇声を呼び起こす事をルフィに提案。青ざめたカタクリの表情から、その作戦が成功すると確信したベッジは、ジンベエ、ペドロと共にこれを援護する事を決める。自らの手で未来を変え、四皇の一角を落とすべく、ベッジは動くのだった。



【主な追加点・変更点】
・ビッグ・マムからの攻撃を受けた際、ルフィとジンベエが互いの背を守る様に陣取り、マムと対峙するシーン追加。

・カルメルの写真が割られた際、一大事として写真を撮るモルガンズと、焦りを浮かべるペロスペローやスムージーのカットが追加。

・「ニセ者の“麦わら”はみんな動物じゃねェのか‼?」というセリフが、詳細不明の老人のセリフからピエクロのセリフに変更。

・ベッジの「「奇声」まで3秒!!!」というセリフが、「あとは叫んで奇声を上げりゃ・・・」というセリフに変更(アニメの秒数上、不自然とならない為かと思われる)。

・ベッジの体内にて、暗殺のタイミングを待つヴィトのセリフ追加。

・ブルックが顔の皮を剥いだと驚くゲスト達に対し、「奇声を上げるのはお前らじゃねェ」というベッジのツッコミ追加。

・ビッグ・マムが奇声を発しない事にブルックが戸惑うシーンと、その理由に気付く瞬間のシーンが追加。またその直後、マスカルポーネに追い立てられるシーンが追加。

・ルフィらの登場をサンジ奪還のためと早とちりしたジャッジが、自らルフィらを潰そうとするシーンが追加。その後ペロスペローに窘められ、席へと戻される。

・サンジがプリンを抱きかかえ、、安全な箇所へ連れようとするシーン追加。それに伴い、プリンの一発目の発砲はサンジに抱えられた状態で行われた。

・プリンが何発もの銃弾を放った際、原作ではサンジはその場で銃弾を回避していたが、アニメでは避けながらゆっくりとプリンに歩み寄る演出に変更。

・「自分の事も騙してきたのか」と問われた際、プリンが第3の目を蔑まれた過去を思い出し涙を浮かべるシーンが追加。

・ダイフクの攻撃時、サンジがプリンを抱えて攻撃を回避した後の、プリンの動きがより分かりやすくなる様に変更。

・ダイフクの「こいつが死ななきゃ何も始まらねェんだ」というセリフが「お前が花婿を殺さなきゃ」に変更。

・ダイフクが能力によって魔人を召喚した際、魔人が自ら「魔人~~」と言いながら飛び出す演出が追加。

・サンジとダイフクの戦闘シーンが加筆。ダイフクの“魔人狩マジカル”というオリジナル技およびサンジの首肉ストライク、腹肉ストライク、画竜点睛ショットを使用するシーンが追加。

・ルフィとジンベエの、ビッグ・マム海賊団との戦闘シーンが加筆。JET銃乱打と鮫肌掌底の使用シーン追加。

・鏡世界を移動するシーザーが、ベッジやナミ達に散々に罵倒された恨み言を述べるセリフ追加。

・オーブンに死の覚悟を問われたペドロが、高熱を帯びた剣を握り直し戦意を見せるシーン追加。

・ブルックの首を弾き飛ばしたのが、マスカルポーネの薙刀によるものと判明。

・ビッグ・マム海賊団に包囲されたジャッジの「助けてくれェ~~!!」というセリフが、「何のまねだ!!」というセリフに変更。

・ベッジがジンベエとペドロに「“麦わら”を全力で援護しろ!!」というセリフが、「“麦わら”を全力で援護するぞ!ついてこい!」に変更。

・シャーロット家の人物の内、マルニエラウリンダクワーズという人物の名前が判明。



【感想】
>冒頭・ルフィ&ジンベエVSビッグ・マム
 この互いに背中合わせになりながら敵に対峙する構図、めっちゃカッコイイですね。
 マリンフォードでの、エースとの共闘を思い出す。ジンベエとはそう付き合いが長いワケでもないが、咄嗟の状況でこういう連携が取れるくらい、互いに信頼し合ってるのだなぁというのが分かる瞬間。

>ええ、ずいぶん昔に、一度だけ
 原作ではあっけらかんと言い放ったセリフだが、チョーさんの好演により妙に渋さを増した言い回しに。
 しかしそのすぐ後には悲鳴を上げながら追い回されるのだから締まらない。けどまあ、この締まらなさも彼の魅力よね。

 更にアニメでは、ビッグ・マムの精神状態をいち早く見抜き、奇声が起こらない原因を理解する様なシーンも描かれた。流石、作中のメイン人物の中でもトップクラスの高齢者なだけある冷静さ。ダテに歳食っちゃいないぜ。

>武器を取りルフィを潰そうとするジャッジ
 この御方はまた、コトの直前まで自らの置かれた状況に気付かんのですなぁ・・・。
 まあ気づいた所で、武器もレイドスーツもない状態じゃペロス兄には敵わんでしょうが。にしたって本来は救世主たるルフィ達をひたすら敵視しているのは、俯瞰視点から見ると間抜けな話だ。

 しかしビッグ・マム側も、ジャッジ達に対して敷くべき包囲が妙に遅い気がする。
 本来ならサンジ殺害の瞬間、相手がワケが分かってない内にサクッと実行しなきゃならない計画だったハズ。様々な事が起こって動揺するのも分かるが、それにしたって悠長な印象は否めないなぁ。
 モンドールとか、包囲担当の1人のハズなのに延々スムージー姐さんの横であたふたしてるし。キミ知能担当やろ。咄嗟の状況で判断力が鈍る様じゃ、軍師役としては不適格だと思わざるを得ない。

>サンジとプリン
 この辺の心情描写は、原作よりもアニメの方が分かりやすく描かれている気がする。
 サンジに抱えられたまま、どこか呆然とした様子のプリン。のちの彼女を想うと、この時点で若干すでに落ち気味だったのかもしれん。

 しかしその後、何かを思い直しサンジに対し発砲。ショックだろ!? 幻滅したろ!? と、まるで自分は優しくされる人間なんかじゃないとサンジを突き放すかの様。

 この辺、プリンの自己肯定力の低さというか、そういうのが如実に表れてるなぁ。そりゃまあ、あんな境遇で育ってきたんじゃ、こうなるのも当たり前か。
 「第3の目」がマムにとって有益だと分かった瞬間に手のひらクルリンされたみたいだし、それじゃ「プリン本人」には用がないと言ってるかの様だし。

 そして彼女の言葉を受け、ゆっくりと歩み寄るサンジ。うん、めっちゃかっこいいねココ。
 結婚式の直前まで、(メロリンはしつつも)彼はプリンを「自分を殺す気の人物」としてのみ認識していたハズ。おそらくこの一瞬、彼女の言葉や表情から、プリンがどう言った気持ちで今までの人生を送って来たか、何となく察してしまったんだろう。

 生まれつきの能力や容姿によって家族からすら差別されたという境遇が近いからこそ、サンジは誰よりも、彼女の心に近づく事が出来たのかもしれない。

写真 2018-04-29 12 18 46 (2)
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
 あとこのキャンディジャケットなる弾丸ですが、思ってた以上にキャンディ感強いっすね。
 名前的に、ビッグ・マムが特注して作らせた兵器・・・なのかな? ペロスペローの能力との関係性はあるんだろうか。彼が出すアメの硬度を考えると、ジェルマの鋼の肉体を打ち抜けても違和感はないかもしれない。

>サンジVSダイフク
 原作ではかなり押され気味だったサンジだが、アニメでは比較的良い勝負に。
 新世界以降、戦闘面ではあまり良いところを見せられなかったサンジだが、四皇の幹部格、それもかなり上位の実力者と渡り合えれば十分な成果でしょう。

 しかしダイフク兄さんのプリンへの突き飛ばし方、思ってた以上にガッツリぶん殴ってますねコレ・・・兄弟思いな面々が多いシャーロット家ですが、彼の場合はそういうワケでもなかったのかな。
 もしかしたら彼も「三つ目」に対し快くは思っていなかったのかも・・・でも彼が容姿について差別を行うのは、カタクリの事を思うとちょっと考えにくいのだよなぁ。

>魔人「ま~じ~~ん」
 まんますぎて笑いました。

>魔人狩
 マジカルと読むダイフクのオリジナル技。
 魔人斬がパワー重視の技とすると、こちらは斬撃を主体にした攻撃なのかな。
 いずれにせよサンジには受け切られたので、やっぱこの人は技よりも力で押した方が強いのかもしれんね。

>ジャッジ「助けてくれェ~~」
 ペロスペローらに包囲された瞬間に漏らしたジャッジの一言ですが、アニメでは無事カット
 ちょっと、あまりにも情けなさすぎたからね。変えて貰えて良かったねジャッジ。

 北の海の国々がジェルマに何をしたのか、未だ分からない部分が多いんですが、これも「ノースの闇」と合わせて今後明らかになったりするのかな・・・?
 彼らが世界会議に参加するならばコレ絡みの話も聞けたかもしれないけど、原作の状況を見るに少々厳しそう。聞けるとしても、何年も先の話になるかな。

>カタクリの気配を察知するルフィ?
 原作では普通に、迫り来るカタクリを視認した感じでしたが、アニメだと何となく気配で彼の動きを察知した様な演出になっている気がする。
 のちの展開を考え、ルフィに見聞色の使用イメージを植え付けておこうとしてるのかも?

>インヴィジブル・シンフォニア・システム
 ただの耳栓に大仰な名前をつけて、ベッジも茶目っ気あるなぁ、なんて最初は思ってたコレですが、「何を言ってるんだ?」となっているダクワーズ達を見るに、もしかしたら作戦を悟られないためのコードネーム的な意味合いもあったのかもしれんね。
 そして多分「せっかくつけるならカッコイイ名前にしたろ!!」というベッジの溢れる厨二心が騒いだ結果でもあるんだろう。

>マルニエ、ラウリン、ダクワーズ
 恒例と化してきた、シャーロット家の新判明キャラ。
写真 2018-04-29 12 18 46写真 2018-04-29 12 18 46 (1)写真 2018-04-29 12 18 46 (3)
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
 1枚目右の紫芋みたいな髪色した人がマルニエ、2枚目右の斧の人がラウリン、3枚目右の悪魔みたいな人がダクワーズというらしいです(TV放送時の字幕より)。

 ダクワーズは特にすんごい目立つ容姿だったので、判明してくれて良かった。飾りにしてはあまりにもデカイ翼つけてるけど・・・趣味なのかな?



【登場した技】 
魔人狩マジカル・・・・・・・・・ダイフク
首肉コリエストライク・・・・・サンジ
腹肉フランシェストライク・・・・・サンジ
魔人斬マジギレン・・・・・・・・・・ダイフク
ゴムゴムのJET銃乱打ガトリング・・・ルフィ
魚人空手 鮫肌掌底・・・・・ジンベエ
ゴムゴムのJETスタンプ・・・ルフィ
画竜点睛フランバージュショット・・・・・サンジ



【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
ナミ・・・・・・・岡村明美
サンジ・・・・・・平田広明
チョッパー・・・・大谷育江
ブルック・・・・・チョー

ビッグ・マム・・・小山茉実
プリン・・・・・・沢城みゆき
ジンベエ・・・・・宝亀克寿
ベッジ・・・・・・龍田直樹
シーザー・・・・・中尾隆聖
キャロット・・・・伊藤かな恵
ペドロ・・・・・・三木眞一郎
ジャッジ・・・・・堀秀行
レイジュ・・・・・根谷美智子
イチジ・・・・・・杉山紀彰
ニジ・・・・・・・宮内敦士
ヨンジ・・・・・・津田健次郎
ペロスペロー・・・内田夕夜
ヴィト・・・・・・岸尾だいすけ
カタクリ・・・・・杉田智和
スムージー・・・・勝生真沙子
モルガンズ・・・・加瀬康之
ルフェルド・・・・松山鷹志
ギバーソン・・・・福原耕平
ピエクロ・・・・・増谷康紀
ウミット・・・・・藤原貴弘
ブリュレ・・・・・三田ゆう子
マスカルポーネ・・沼田祐介
モービル・・・・・川原慶久
ダイフク・・・・・咲野俊介
オーブン・・・・・木村雅史
マルニエ・・・・・鹿野優似

来賓客・・・・・・千葉俊哉 香里有佐
         今井浩平 戸松拳也
ナレーション・・・大場真人