★もくじ
・扉絵連載
・王族達とミョスガルド
・“暴君”と“大喰らい”
・“世界会議”開幕
・五老星の“もっと上”
扉絵連載 |
前回、仕えていた国の艦隊を乗っ取って逃げるという蛮行によって海賊としての旗揚げ(?)を済ませたオオロンブス。
几帳面な彼らしく、今後の海賊行為にまで計画表を立てて行動してるっぽいね。
これまでの扉絵連載で描かれてきた麦わら大船団の代表たちの行動を見ると、バルトロメオ、イデオ、オオロンブス辺りの行動は、基本的には「悪党」のソレであると言ってもいい。
その中でも、ある種「自分の信念に則っての行動」とも言えるバルトロメオや、ケンカっぱやい格闘家ゆえの行いだったイデオらは、結果論としての悪行であったと言えなくもない。
しかしこのオオロンブスに関しては、計画的に海賊行為を働こうとしているのね。この辺、各々の性格の違いがハッキリしている。
それに、彼が「偽りの冒険野郎」なんて言われていた理由も、なんとなく分かるしね。自分の信念に忠実に動く他の面々と違って、「海賊行為の予定を立てる」行動からは、ハナから他者の評を求めて動いている印象がある。
冒険家としての矜持よりも、実益を優先してる感じね。
あとロメオらもそうだけど、「仮にもルフィの傘下に、こんなコトさせて良いの?」という所だが、別に彼らはヒーローじゃないんだから良いんじゃないかな。
あくまで海賊は海賊だしね。いたずらに他人の命を奪うドグサレともなれば話は別ですが。
・・・いや、シャンクスの旗を焼き払ったバルトロメオはやり過ぎたな。アレは一回バシっと痛い目見て欲しい。
王族達とミョスガルド |
天竜人のドレイにつけられたしらほし姫のキズを治してあげるマンシェリー姫。
両者のサイズ比を考えると、小さなキズを治すのにもかなりの力を使いそうなモンだけど、事もなげに治してますね。やっぱ、チユチユの能力は強力だ。
・・・しかしこの2人が並んでると、ちょっと危なっかしいモノがある。
しらほしの正体はご存知の通り、世界を滅ぼしかねない力を持つ古代兵器“ポセイドン”。
すでにその正体はカリブーにバレてしまっているので、いつ誰にその情報が漏れても不思議はない状態。
更にマンシェリーの持つチユチユの能力には、寿命を削るリスクを伴う「復元能力」なる力もあるらしい。
・・・コレを使えば、世界のどこかに眠る古代兵器の成れの果てを、復活させる事も出来ちゃうんじゃないかな・・・?
ウォーターセブンで代々受け継がれて来た「プルトン」の設計図は、いつか古代兵器が復活した時の対抗手段として遺されて来たワケで。プルトンの残骸は、おそらく今もどこかに眠り続けているのよね。
それを考えると、古代兵器本人およびソレを物理的に復活させられる可能性を秘めた両者が、世界政府の本丸に並んでいるというのは凄い絵面だ。この2人の身柄が政府の手に渡ったら、そりゃあもう恐ろしい事態に成りかねん。
というか、今週のラスト近辺の、パンゲア城内でのシーンがなぁ・・・。
コレ、政府の頂点クラスには、しらほしの正体バレてるんちゃいますの?
ミョスガルド聖は確かに改心したかもしれんけど、以前のドグサレ時代に一度ポセイドンの持つ力を目の当たりにしてしまっている。
その後、オトヒメの説得により改心するまでの数日間をマリージョアで過ごしているワケで、本人には大した意図はなくとも「海底でこんな事があった」という事を周囲の天竜人に話してしまっていても不思議はない。
ちょっと歴史をよく知る人物がソレを耳にしたら、しらほしの正体がポセイドンである事など簡単に気づいてしまいそうだ。抹消された100年分の歴史の内容を、政府上層部は知っているみたいだし。
うーん、不穏だ。ついでに言うなら、ミョスガルドが本当は改心などしておらず、ポセイドンを手中に収める機を窺って芝居を打っている可能性もあるけれど・・・ソコはあまり疑いたくはないかな。
奴隷を1人も持たないらしいので、ミョスガルドの改心が芝居なら、他の天竜人をも欺き続けている事になる。そこまでして1人成り上がろうとする程の野心家には、ちょっと見えないし。
というか、10年前の彼を思うとそんな芝居を打てるほど賢くないと思うし、ソレが出来る様になってる時点で、あの頃から変わった事は間違いないワケで。どうせなら、プラスの方面に変わったんだと信じたいじゃないか。
そしてペルが言うには、アラバスタ国王ネフェルタリ・コブラは、海軍大将藤虎から何やら手紙を貰っていたらしい。
会談の内容は明かされなかったが、リク王、コブラ、藤虎と集まって話す事と言えばそりゃあ七武海撤廃についてしか考えられんよね。
両国とも、七武海に王位を奪われた(奪われかけた)国なワケだし。
藤虎は彼らに何を語ったんだろう。政府上層部として、知っている事を伝えたのか、世界会議における七武海撤廃を実現する策を授けたのか。
でも藤虎って、世界徴兵で臨時に海軍に加えられたピンチヒッターだったワケで、政府の闇の部分とかってどの程度まで知らされているんだろう・・・?
まああの人、教えられなくても勝手に探り入れてそうだけど。そも、徴兵前の彼が何をしていた人物なのかもナゾだしなぁ。
あとどうでも良いんだけど、1ページ目のカルーの右側にいる人物ってキュロス・・・?
服装的には彼っぽいんだけど、両足健在になってますね。キュロスで合ってんのかな。
ルフィ達がシャボンディ諸島へ到着するまで、1年間にも渡ってサニー号を守り続けてくれた大恩人、バーソロミュー・くまですが、今回久々の再登場。・・・しかしその姿は見るも無残。
現王下七武海でありながら、天竜人の奴隷とされるとは・・・。前回のしらほし姫といい、彼らにとっちゃ、下界でどんなポジションを持った人物だろうが関係ないんスね。
現在はパシフィスタとして完全に改造されてしまったので、殴っても刺しても無反応。
・・・それ、いたぶって面白いモンなのかな? 悲鳴の1つくらい上げてくれた方が、支配感もあって楽しいモンなんちゃうの?
ただのサンドバッグ感覚なのかな。天竜人も、ストレス溜まってんだな何気に。
ベガパンクの実験に自らの身を捧げ、強力な生体兵器と化した彼がこんな目に遭っているのは・・・やっぱり、この1年間の裏切りに対する罰なのかな。
サニー号を狙う海兵なんかを迎撃してたワケだから、政府にそれがバレてるのは間違いないものな。
でも既に自我もなく、これ以上の裏切りはあり得ないと踏んで、七武海の称号ははく奪せずにいると。コレ以上、無駄に座席に穴を空けるワケにも行かないしな。
・・・もしくは、パシフィスタが完成し、試作品として実験体となっていたくまの身柄が必要なくなったのか。
パシフィスタが七武海撤廃を可能にするほどの兵器なら、完成品のパシフィスタは七武海であるくまよりも強いと言う事になる。
本家を越える兵器が生まれた今、くまの存在は不要。よって天竜人の玩具にまで成り下がってしまったと。なんか嫌な話だ。
サボ曰く優しい人物であったらしいくまさんだが、その二つ名は“暴君”と、穏やかなモノではなかった。
今までその由来が分からずにいたのだが、今回なんと彼がソルベ王国なる国の国王であった事が分かった。
七武海、王様多いな。
ドフラミンゴ、ハンコック、くまと、約半数が一国の主だったのか。
暴君なんて異名をつけられる辺り、国民からの信用を失い、国を追われる形で海へ出たんだろうか。しかし世界政府加盟国、更に言えば世界会議への参加権を持つハズだった人物が、革命軍の幹部となっていたとは。
以前の記事でも「政府内に革命軍関係者がいる」と読んでいたが、まさかくまさんがその人だったとは。今は政府内の人物とは言えないけども。
そして警備の隙をついて、天竜人の居住区に足を踏み入れる老婆の姿が。
彼女はソルベ王国王太后コニー・・・もとい最悪の世代の1人ジュエリー・ボニー。
ここでボニーを持ってくるかー。
今回も「許さねェ」と涙を見せる彼女ですが、これは頂上戦争においても見せていた姿。
戦争においては、白ひげがスクアードによって刺された後の流れでの登場だったのでダマされていたが、なるほどこの涙は戦争の舞台に登場したパシフィスタ達に対するモノだったのね。
終戦後には「何もかもあいつのせい」と新世界へ向かった彼女だが、ティーチの手によって惨敗。当時大将だったサカズキに差し出される事になる。
その際、サカズキに対し「絶対に許さねェ」と叫んでいる事からも、この涙は白ひげに対するもので、その死の原因を作ったティーチおよび世界政府に対し恨みを抱いたものと思っていたが・・・。
現状、くまとティーチの関係性や、七武海加盟前からティーチと政府が協力関係にあった・・・という事実は見えてこないので、ボニーの恨みは世界政府のみに向かうものなのかな。
でも、政府への恨みを晴らすためなら、戦争の終結後に新世界へと向かったのは妙。当時の海軍本部は楽園側に位置していたし、レッドラインの上にあるマリージョアを狙うなら「新世界へ」とは言わんでしょう。
本来ならば、「くまが政府に改造を受ける要因となった誰か」を探すために新世界へ入るも、偶然彼女に目を付けたティーチに敗れ、取引材料として捕えられた・・・ってのが真相なのかな・・・?
天竜門の衛兵が「コニー王太后」と名を読んでいる辺り、このコニーという人物は実在しているハズ。
ボニーの能力は「年齢をあやつる」事しかできないハズなので、彼女は「コニー本人である」もしくは「加齢によって見分けがつかなくなる程によく似た親族である」のどっちかかな。
つまり少なくとも、くまとボニーは血縁関係にあるというのは間違いなさそう。ボニーは王族だったのか。率いていた海賊団の面々は、王族時代の部下達なのかな。
普通に考えたら「くまの娘」とかって言いたい所だけれど、普段の若い姿がボニー本来の年齢とも限らないからな。母親か何かかもしれん。
ともかく、天竜人の居住区へと潜入した彼女だが・・・革命軍との繋がりはあるのかな? 案外、くまは革命軍のために改造を許可した・・・として、革命軍にも敵意を向けていてもおかしくなさそうだが。
政府にとって重要なカードだった彼女が、世界会議の舞台で何をしでかすのかは気になりますね。そも、くまとの関係性が明らかになった今、政府が彼女を重要視する理由が「悪魔の実の能力にある」とも限らなくなって来たしね。
170か国の内の50か国って何を基準に選ばれとるんや、と思ってたけど、世界会議の議長は持ち回り制で行われるらしい。
つまり参加国はアトランダムに選ばれたりするワケではなく、ある程度決まり切った50か国で開催されるのかな。かつ、8年前の世界会議で議長を務めたイルシア王国も、別に特段重要な国家というワケでもないと。
参加している王族を見ると、ネプチューンの身体のデカさがひと際目立つが、特に空席の様なものはない・・・かな。
ジェルマが参加権を失ったので、参加国は1国減って49か国となっているハズ・・・と思って数えてみたら本当に49か国しかいませんでした。
参加権を失った国が現れたからといって、臨時で補充されたりはしないのね。補充されるのは、次回の会議からになるのかな。
華の国の王のセリフを見るに、会議は7日間毎日行われるみたいなので、語られる議題もかなり多くなるだろう。会議の途中で、ワノ国側のお話に移行したりもするかな?
この49か国の中にはソルベ王国の国王も入っていると思うので、その人物にスポットが当たるのも楽しみ。そしてステリーが何をやらかすのかも期待ですね。
前回登場した“虚の玉座”なる、誰も座らない唯一王の座ですが、案の定ここに座る人物は存在しました。数年越しの伏線回収に定評があるワンピースとは思えない回収の早さ。
その名はイム。天竜人の最高位、五老星がかしずくその人物は、まさに世界の頂点に立つ人物であるハズ。パッと見、前々回にでっかい麦わら帽子を眺めてた人と同じっぽいですね。
で、このイム様こそが、ドフラミンゴにモリア抹殺を依頼した取引相手であり、五老星の頭を越えてCP0を動かした人物・・・なのかな。
何やらルフィやティーチの手配書をバラバラに裂いたり、しらほしの写真にナイフを突きたてたり・・・と何か陰湿な危ないヤツみたいな感じだ。全然喋らんし。
これを見ると、こないだルフィの手配書と一緒に持っていたのはティーチの手配書だったっぽい。やっぱ、“D”に関係するんだろうか。
このイム様の役割は、歴史より消すべき灯なるものの決定にある様。で、五老星を仲介してその人物を消しにかかると。
なんか今回の描写を見ていると、消すべき灯として選ばれたのはビビ・・・?
コブラならまだしも、ビビを消す理由はあまり思い浮かばない。確かにマリージョア行きを蹴った一族の末裔だけれど、殺るならまずコブラでは。
あ、でも、コブラは病床の身ゆえ、もう長くないと判断。ビビを消す事で、歴史からネフェルタリの一族を葬ろうとしているのかも。
五老星の「大きく掃除する必要がある」というセリフもふまえると、彼らは近いうち、再び空白の100年を作り出そうとしている様に見える。
マリージョアの国宝の持つ効力によるものなのかな。歴史の消失。これを使われると、歴史の本文を用いる事でしか、歴史を遺す事が不可能になるとか。
で、その国宝を使えるのは現時点では世界にイム1人のみ。
だからこそ、五老星はイムに服従するフリをしながら、その力を利用しようとしているのかなと感じた。
しかしここ最近、イムが五老星を飛ばし、自らの意志で動きを見せてしまったもんで少々慌てていると。
詳細がまだまだ判明していないので、あくまでも印象だけの話だが、
イムは味方側の存在、五老星は敵対する存在
となっていく気がした。
なんかイム様、喋んないわ蝶と戯れてるわで、妙に薄幸な印象を受けたのよな・・・。どうも、世界に潜む巨悪という様なイメージがわきにくいと言うか。
居住区もね、よく分からんのよね。
天竜人達の住まう土地は、「天竜門」によって守られ、各国王族でも入る事はできないワケでしょ。
それに対し、イムが蝶と戯れていた「花の部屋」は、パンゲア城の城内に存在している。
パンゲア城というのは、世界会議のために各国王族・・・天竜人の言葉を借りれば「下々民」に過ぎない人間達でも入れる場所。そんな場所に住まわされてるって、なんか若干軽んじられてない・・・?
五老星が普段集まっている「権力の間」もパンデア城内にあるが、アレはあくまで執務室の様なものであり、あそこを住居としているワケじゃないだろうし。
なので取りあえず、「イムは力を利用される存在、真の敵は五老星」であると予想しておく。
何の根拠もない勘だけど。
というか、10年前の彼を思うとそんな芝居を打てるほど賢くないと思うし、ソレが出来る様になってる時点で、あの頃から変わった事は間違いないワケで。どうせなら、プラスの方面に変わったんだと信じたいじゃないか。
そしてペルが言うには、アラバスタ国王ネフェルタリ・コブラは、海軍大将藤虎から何やら手紙を貰っていたらしい。
会談の内容は明かされなかったが、リク王、コブラ、藤虎と集まって話す事と言えばそりゃあ七武海撤廃についてしか考えられんよね。
両国とも、七武海に王位を奪われた(奪われかけた)国なワケだし。
藤虎は彼らに何を語ったんだろう。政府上層部として、知っている事を伝えたのか、世界会議における七武海撤廃を実現する策を授けたのか。
でも藤虎って、世界徴兵で臨時に海軍に加えられたピンチヒッターだったワケで、政府の闇の部分とかってどの程度まで知らされているんだろう・・・?
まああの人、教えられなくても勝手に探り入れてそうだけど。そも、徴兵前の彼が何をしていた人物なのかもナゾだしなぁ。
あとどうでも良いんだけど、1ページ目のカルーの右側にいる人物ってキュロス・・・?
服装的には彼っぽいんだけど、両足健在になってますね。キュロスで合ってんのかな。
“暴君”と“大喰らい” |
ルフィ達がシャボンディ諸島へ到着するまで、1年間にも渡ってサニー号を守り続けてくれた大恩人、バーソロミュー・くまですが、今回久々の再登場。・・・しかしその姿は見るも無残。
現王下七武海でありながら、天竜人の奴隷とされるとは・・・。前回のしらほし姫といい、彼らにとっちゃ、下界でどんなポジションを持った人物だろうが関係ないんスね。
現在はパシフィスタとして完全に改造されてしまったので、殴っても刺しても無反応。
・・・それ、いたぶって面白いモンなのかな? 悲鳴の1つくらい上げてくれた方が、支配感もあって楽しいモンなんちゃうの?
ただのサンドバッグ感覚なのかな。天竜人も、ストレス溜まってんだな何気に。
ベガパンクの実験に自らの身を捧げ、強力な生体兵器と化した彼がこんな目に遭っているのは・・・やっぱり、この1年間の裏切りに対する罰なのかな。
サニー号を狙う海兵なんかを迎撃してたワケだから、政府にそれがバレてるのは間違いないものな。
でも既に自我もなく、これ以上の裏切りはあり得ないと踏んで、七武海の称号ははく奪せずにいると。コレ以上、無駄に座席に穴を空けるワケにも行かないしな。
・・・もしくは、パシフィスタが完成し、試作品として実験体となっていたくまの身柄が必要なくなったのか。
パシフィスタが七武海撤廃を可能にするほどの兵器なら、完成品のパシフィスタは七武海であるくまよりも強いと言う事になる。
本家を越える兵器が生まれた今、くまの存在は不要。よって天竜人の玩具にまで成り下がってしまったと。なんか嫌な話だ。
サボ曰く優しい人物であったらしいくまさんだが、その二つ名は“暴君”と、穏やかなモノではなかった。
今までその由来が分からずにいたのだが、今回なんと彼がソルベ王国なる国の国王であった事が分かった。
七武海、王様多いな。
ドフラミンゴ、ハンコック、くまと、約半数が一国の主だったのか。
暴君なんて異名をつけられる辺り、国民からの信用を失い、国を追われる形で海へ出たんだろうか。しかし世界政府加盟国、更に言えば世界会議への参加権を持つハズだった人物が、革命軍の幹部となっていたとは。
以前の記事でも「政府内に革命軍関係者がいる」と読んでいたが、まさかくまさんがその人だったとは。今は政府内の人物とは言えないけども。
そして警備の隙をついて、天竜人の居住区に足を踏み入れる老婆の姿が。
彼女はソルベ王国王太后コニー・・・もとい最悪の世代の1人ジュエリー・ボニー。
ここでボニーを持ってくるかー。
今回も「許さねェ」と涙を見せる彼女ですが、これは頂上戦争においても見せていた姿。
(ONE PIECE58巻 第565話、61巻 第595話より引用)
戦争においては、白ひげがスクアードによって刺された後の流れでの登場だったのでダマされていたが、なるほどこの涙は戦争の舞台に登場したパシフィスタ達に対するモノだったのね。
終戦後には「何もかもあいつのせい」と新世界へ向かった彼女だが、ティーチの手によって惨敗。当時大将だったサカズキに差し出される事になる。
その際、サカズキに対し「絶対に許さねェ」と叫んでいる事からも、この涙は白ひげに対するもので、その死の原因を作ったティーチおよび世界政府に対し恨みを抱いたものと思っていたが・・・。
現状、くまとティーチの関係性や、七武海加盟前からティーチと政府が協力関係にあった・・・という事実は見えてこないので、ボニーの恨みは世界政府のみに向かうものなのかな。
でも、政府への恨みを晴らすためなら、戦争の終結後に新世界へと向かったのは妙。当時の海軍本部は楽園側に位置していたし、レッドラインの上にあるマリージョアを狙うなら「新世界へ」とは言わんでしょう。
本来ならば、「くまが政府に改造を受ける要因となった誰か」を探すために新世界へ入るも、偶然彼女に目を付けたティーチに敗れ、取引材料として捕えられた・・・ってのが真相なのかな・・・?
天竜門の衛兵が「コニー王太后」と名を読んでいる辺り、このコニーという人物は実在しているハズ。
ボニーの能力は「年齢をあやつる」事しかできないハズなので、彼女は「コニー本人である」もしくは「加齢によって見分けがつかなくなる程によく似た親族である」のどっちかかな。
つまり少なくとも、くまとボニーは血縁関係にあるというのは間違いなさそう。ボニーは王族だったのか。率いていた海賊団の面々は、王族時代の部下達なのかな。
普通に考えたら「くまの娘」とかって言いたい所だけれど、普段の若い姿がボニー本来の年齢とも限らないからな。母親か何かかもしれん。
ともかく、天竜人の居住区へと潜入した彼女だが・・・革命軍との繋がりはあるのかな? 案外、くまは革命軍のために改造を許可した・・・として、革命軍にも敵意を向けていてもおかしくなさそうだが。
政府にとって重要なカードだった彼女が、世界会議の舞台で何をしでかすのかは気になりますね。そも、くまとの関係性が明らかになった今、政府が彼女を重要視する理由が「悪魔の実の能力にある」とも限らなくなって来たしね。
“世界会議”開幕 |
170か国の内の50か国って何を基準に選ばれとるんや、と思ってたけど、世界会議の議長は持ち回り制で行われるらしい。
つまり参加国はアトランダムに選ばれたりするワケではなく、ある程度決まり切った50か国で開催されるのかな。かつ、8年前の世界会議で議長を務めたイルシア王国も、別に特段重要な国家というワケでもないと。
参加している王族を見ると、ネプチューンの身体のデカさがひと際目立つが、特に空席の様なものはない・・・かな。
ジェルマが参加権を失ったので、参加国は1国減って49か国となっているハズ・・・と思って数えてみたら本当に49か国しかいませんでした。
参加権を失った国が現れたからといって、臨時で補充されたりはしないのね。補充されるのは、次回の会議からになるのかな。
華の国の王のセリフを見るに、会議は7日間毎日行われるみたいなので、語られる議題もかなり多くなるだろう。会議の途中で、ワノ国側のお話に移行したりもするかな?
この49か国の中にはソルベ王国の国王も入っていると思うので、その人物にスポットが当たるのも楽しみ。そしてステリーが何をやらかすのかも期待ですね。
五老星の“もっと上” |
前回登場した“虚の玉座”なる、誰も座らない唯一王の座ですが、案の定ここに座る人物は存在しました。数年越しの伏線回収に定評があるワンピースとは思えない回収の早さ。
その名はイム。天竜人の最高位、五老星がかしずくその人物は、まさに世界の頂点に立つ人物であるハズ。パッと見、前々回にでっかい麦わら帽子を眺めてた人と同じっぽいですね。
で、このイム様こそが、ドフラミンゴにモリア抹殺を依頼した取引相手であり、五老星の頭を越えてCP0を動かした人物・・・なのかな。
何やらルフィやティーチの手配書をバラバラに裂いたり、しらほしの写真にナイフを突きたてたり・・・と何か陰湿な危ないヤツみたいな感じだ。全然喋らんし。
これを見ると、こないだルフィの手配書と一緒に持っていたのはティーチの手配書だったっぽい。やっぱ、“D”に関係するんだろうか。
このイム様の役割は、歴史より消すべき灯なるものの決定にある様。で、五老星を仲介してその人物を消しにかかると。
なんか今回の描写を見ていると、消すべき灯として選ばれたのはビビ・・・?
コブラならまだしも、ビビを消す理由はあまり思い浮かばない。確かにマリージョア行きを蹴った一族の末裔だけれど、殺るならまずコブラでは。
あ、でも、コブラは病床の身ゆえ、もう長くないと判断。ビビを消す事で、歴史からネフェルタリの一族を葬ろうとしているのかも。
五老星の「大きく掃除する必要がある」というセリフもふまえると、彼らは近いうち、再び空白の100年を作り出そうとしている様に見える。
マリージョアの国宝の持つ効力によるものなのかな。歴史の消失。これを使われると、歴史の本文を用いる事でしか、歴史を遺す事が不可能になるとか。
で、その国宝を使えるのは現時点では世界にイム1人のみ。
だからこそ、五老星はイムに服従するフリをしながら、その力を利用しようとしているのかなと感じた。
しかしここ最近、イムが五老星を飛ばし、自らの意志で動きを見せてしまったもんで少々慌てていると。
詳細がまだまだ判明していないので、あくまでも印象だけの話だが、
イムは味方側の存在、五老星は敵対する存在
となっていく気がした。
なんかイム様、喋んないわ蝶と戯れてるわで、妙に薄幸な印象を受けたのよな・・・。どうも、世界に潜む巨悪という様なイメージがわきにくいと言うか。
居住区もね、よく分からんのよね。
天竜人達の住まう土地は、「天竜門」によって守られ、各国王族でも入る事はできないワケでしょ。
それに対し、イムが蝶と戯れていた「花の部屋」は、パンゲア城の城内に存在している。
パンゲア城というのは、世界会議のために各国王族・・・天竜人の言葉を借りれば「下々民」に過ぎない人間達でも入れる場所。そんな場所に住まわされてるって、なんか若干軽んじられてない・・・?
五老星が普段集まっている「権力の間」もパンデア城内にあるが、アレはあくまで執務室の様なものであり、あそこを住居としているワケじゃないだろうし。
なので取りあえず、「イムは力を利用される存在、真の敵は五老星」であると予想しておく。
何の根拠もない勘だけど。