登場技の一覧、ジンベエ編です。
魚人空手・柔術が基本戦術。 




・使用箇所の記載は、原則として技名が明記されたシーンのみカウント。
 ただし劇中の描写から、その技である事が明確な場合は例外とする。

・厳密な技名が登場していない技であっても、劇中にて何度も使用されていたり、印象的な使われ方をしている場合、便宜上の技名を割り当てて記載する場合あり。
(例:ブルックの『幽体離脱』、ニューゲートの『海震』)

・技だけではなく、変身形態や拳法名、武器名なども、明確な名称が存在しており劇中で技に近い扱われ方をしているものは記載する場合あり。
(例:ルフィの『ギア2』、サボの『竜爪拳』、ワイパーの『燃焼バズーカ』)






■勢力・地域別■




モンキー・D・ルフィロロノア・ゾロナミウソップサンジトニートニー・チョッパーニコ・ロビンフランキーブルックジンベエサウザンドサニー号フランキー将軍ネフェルタリ・ビビ




【ジンベエ】


魚人空手
ぎょじんからて


【技の概要】
 主に魚人族の中で使用される、打撃技や体内の水を撃ち出す攻撃を得意とする拳法。ただし魚人族でなければ使えないわけではなく、これを会得し使いこなす人間も存在する。
 「辺り一面の“水”の制圧」を真髄とし、大気中の水から敵の体内の水へと拳の衝撃を伝える事で、本来打撃の通用しない相手にもダメージを与える事を可能とする。また、技によっては水中で使用した場合に威力が倍増するという特徴を持つものもある。


【出典】
・10巻 第84話     クロオビ VS サンジ
・10巻 第86話     クロオビ VS サンジ
・55巻 第541話   ジンベエ VS 獄卒(インペルダウン編)
・64巻 第629話   ジンベエ VS ルフィ
・ONE PIECE YELLOW
          ……etc.


魚人柔術
ぎょじんじゅうじゅつ

 【技の概要】
 魚人空手と同じく、魚人達が使用する拳法。
 詳細は多く語られていないが、本来なら形を持たない“水”を掴み投擲する事を目的とした技を持つ。


【出典】
・56巻 第546話  ジンベエ VS 海兵(インペルダウン編)
         ……etc.


唐草瓦正拳
からくさがわらせいけん


【技の概要】
 魚人空手の技の1つ。
 正拳突きの素振りを繰り出し、空気中の水分からその衝撃を伝える事で、周辺の敵全体を触れずして吹き飛ばす技。


【使用箇所】
・55巻   第541話    VS 獄卒(インペルダウン編)
・101巻 第1017話  VS フーズ・フー


五千枚瓦正拳
ごせんまいがわらせいけん


【技の概要】
 魚人空手の技の1つで、五千枚の瓦を一撃で叩き割る威力を持つと思われる正拳突き。
 ミノリノケロスに対して使用した際は、敵を上方向へと跳ね上げる拳打として使用されている。


【使用箇所】
・56巻 第542話  VS ミノリノケロス
・85巻 第851話  VS オペラ
・86巻 第865話  VS カタクリ


水心
みずごころ


【技の概要】
 魚人柔術の技の1つで、実体を持たない水を掴み、自在に形状を操る事を可能とする技。


【使用箇所】
・56巻 第546話  VS 海兵(インペルダウン編)


海流一本背負
かいりゅういっぽんぜお

紅茶
かいりゅう
一本背負い)


【技の概要】
 魚人柔術の技の1つ。
 海中にて『水心』によって掴んだ海水を、水柱の様に投擲する技。水分や海水に弱い相手に対し有効な他、水柱の上に乗せた船や人を遠方へと運ぶためにも使用される。
 WCI編のお茶会にて紅茶を投擲した際は、漢字表記が『紅茶一本背負い』となっていた(読み方は『かいりゅう』のまま)。


【使用箇所】
・56巻   第546話  インペルダウンにて、クロコダイル達を軍艦に運ぶ際
・56巻   第547話  VS 海兵(インペルダウン編)
・89巻   第890話  VS リンリン、プロメテウス
・101巻 第1046話   雷ぞうが出したゾウの水の軌道を変え、鬼ヶ島の火災を消火した

【『紅茶一本背負い』として使用】
・86巻 第863話  VS カタクリ

【技名の宣言がなく、未確定な箇所】
・57巻 第558話  VS ゾンビ兵(頂上戦争編)
・58巻 第565話  頂上戦争にて、ルフィを包囲壁の向こうへと運ぶため


槍波
やりなみ


【技の概要】
 魚人空手の技の1つ。水中へと潜り、棒状の水を射出する事で遠距離の相手を攻撃する。


【使用箇所】
・56巻 第546話  VS 海兵(インペルダウン編)
・97巻 第976話       VS 百獣海賊団(ワノ国編・海上戦)


鮫肌掌底
さめはだしょうてい


【技の概要】
 魚人空手の技の1つで、掌底打ちによる攻撃を叩き込む技。劇中では相手の武器に対して放つ事で攻撃を受け止めるために使用されている。


【使用箇所】
・57巻 第559話  VS モリア


鮫瓦正拳
さめがわらせいけん


【技の概要】
 魚人空手の技の1つである正拳突き。
 モリアとの戦いでは、相手の懐に飛び込みながら正拳突きを放つ技として使用。魚人島でのルフィ戦では、魚人空手の特徴である水の制圧により、距離の離れた敵を攻撃する拳となっていた。


【使用箇所】
・57巻 第559話  VS モリア
・64巻 第629話  VS ルフィ


【コメント】
 モリア戦では直接攻撃、ルフィ戦では遠距離攻撃と、2度の使用機会でまったく別の技として描かれている。ルフィ戦時の解説では「大気中の水分に衝撃を伝えて攻撃する」という方法は魚人空手そのものの特性らしいので、この技の本来の形というよりは応用した使い方なんだろう。その気になれば、魚人空手に分類されるほとんどの打撃技でこの衝撃を用いた利用は可能なんだと思われる。
 ……そうなって来ると、魚人空手に数多ある正拳突き系の技の区別がまったく付かなくなって来るな……というかそもそも何よ、「鮫瓦」って……。


撃水
うちみず


【技の概要】
 魚人空手の技の1つで、手の平から絞り出した水滴を投擲する技。
 生まれながらにして人間の10倍の腕力を持つ魚人族ならではの技であり、投げつけた水滴は散弾銃の弾丸の様な威力を誇る。


【使用箇所】
・64巻   第635話 しらほしに向けて放たれたホーディの『撃水』を弾き返すために使用
・101巻 第1018話  VS フーズ・フー


七千枚瓦回
ななせんまいがわらまわ


【技の概要】
 七千枚の瓦を一撃で割る威力を持つと思われる回し蹴り。明言はされていないが、魚人空手の技の1つであると思われる。


【使用箇所】
・65巻 第639話  VS ワダツミ


魚人空手
ぎょじんからて
奥義
おうぎ
武頼貫
ぶらいかん


【技の概要】
 魚人空手の奥義とされる技。
 手の平から絞り出した水を拳に纏い、敵を殴りつけると同時に纏った水を体内に伝え、敵の背面まで突き抜けさせる技。劇中では、自分よりも遥かに巨大な体格を持つ相手に使用される事が多い。


【使用箇所】
・65巻 第646話  VS ワダツミ
・89巻 第890話  VS リンリン


槍波
やりなみ
群雨
むらさめ


【技の概要】
 魚人空手の技の1つで、水中から多数の『槍波』を同時に放つ技。


【使用箇所】
・87巻 第875話  VS プロメテウス


梅花皮
かいらぎ


【技の概要】
 武装色の覇気を纏った腕を十字に組み、敵の攻撃を受け止める防御技。


【使用箇所】
・89巻 第890話  VS リンリン


渦潮一本背負
うずしおいっぽんぜお


【技の概要】
 魚人柔術の技の1つ。
 敵の片腕を取り、自身の背に敵の身体を乗せるように組み合い、回転させながら投げ飛ばす技。


【使用箇所】
・98巻 第989話    VS リンリン


引潮一本背負
ひきしおいっぽんぜお


【技の概要】
 魚人柔術の技の1つ。
 「武装色の覇気」を纏った腕で相手の攻撃を受け止めながら、その勢いを利用した一本背負いで相手を地面に叩きつける。


【使用箇所】
・101巻 第1018話  VS フーズ・フー


【コメント】
 武装色の覇気には「相手を叩きつける」攻撃に効果を発揮しないという特徴があるが、これは相手の攻撃を受け止める「防御」から技が始まるので意味がある。


粗鮫
ソシャーク


【技の概要】
 魚人空手の技の1つで、掴んだ相手や物体を握りつぶす技。
 鬼ヶ島編で初登場し、フーズ・フーの両手をへし折った。


【使用箇所】
・101巻 第1018話  VS フーズ・フー


【コメント】
 ホーディが使用した際は「魚人空手」と言われていなかったため、その余りに荒々しい性質からしてもホーディ独自の技なのかと思っていたが、正統な魚人空手だったらしい。空手……?
 拳法らしくはない技だが、怪物だらけのONEPIECEの世界ではあまり実感しにくい「人の10倍の腕力がある」という魚人族の特性を最も活かした技だろう。覇気で硬化した腕を容易く握りつぶす破壊力は中々のもの。ジンベエは柔術家でもあるので、相手の懐に入って腕や身体を掴む事には長けている筈。もしかしたら下手に投げるより、掴んだ端から潰していった方が効果的なのかもしれない。


魚人空手
ぎょじんからて
奥義
おうぎ
鬼瓦正拳
おにがわらせいけん


【技の概要】
 魚人空手の奥義とされる技の1つ。
 覇気を纏った拳で相手に寸止めの正拳突きを放ち、強烈な衝撃波を大気中に伝えて攻撃する。


【使用箇所】
・101巻 第1018話  VS フーズ・フー


【コメント】
 武頼貫に続いて出た魚人空手2つ目の奥義。
 魚人空手の真髄は、大気中から体内の水へと衝撃を駆け抜けさせる事にある。寸止めの拳で敵に触れずして破壊するこの技も、その真髄を活かした技なんだろう。またもう1つの奥義である武頼貫は、手から絞り出した水分を相手の体内にある水分に伝え、突き抜けさせる事で威力を生み出している様だった。そう考えると、魚人空手の真髄たる「水の制圧」を極めた技にこそ、「奥義」の称号は与えられるのかもしれない。






■勢力・地域別■




モンキー・D・ルフィロロノア・ゾロナミウソップサンジトニートニー・チョッパーニコ・ロビンフランキーブルックジンベエサウザンドサニー号フランキー将軍ネフェルタリ・ビビ